め以子(杏)と悠太郎(東出昌大)が大阪に着いた夜。
悠太郎の継母の静(宮崎美子)、姉の和枝(キムラ緑子)、妹の希子(高畑充希)が出迎える。
悠太郎に聞いたのとは違う温かな対応に安心するめ以子。
台所を任されて感激する。が、悠太郎の、姉たちへの不信感は消えない。
翌朝、ごはんを炊くが、ガスコンロに慣れていため以子はまきのかまどに手間取り
失敗してしまう。
そして、ようやくついた朝食の席で和枝の一言にがく然とする
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「ごちそうさん」第31話「こんぶねーしょん」
※(注)このドラマを好意的に見ている方は読まない方がよろしいです。
…と言っても、今回はちょっとは好意的かも。
大阪編初回。簡単感想で。
嫌いな主人公が虐められるから好意的に書けるのだ……
ということではなく。
物語の運びが東京編より格段にスピーディ。
セリフにも映像にも緊張感がある。
新登場のキャラクターに個性があって生きている。
…ま、今のところは意地悪な個性ですが。
とりあえず、今日出て来たばかりだというのに、西門家の女3人はすでに頭の中に
しっかりインプットされています。
実の弟でさえ忘れそうな東京編とは大違い。
東京編から引き継いできた物語の始めとしては、
えっ…「以心伝心」とやらで結婚したクセに、そこまで相手の家の事を知らなかったのかよ…
という、もの凄い違和感はありました。
何度も聞いたって。
一番上のお姉さんは出戻りで、お母さんは後妻さんで、実の子どもはいなくて、末の妹さんは
女学生で引っ込み思案で、お姉さんとお母さんが折り合いが悪いんでしょ?
せやけど、ホンマに分かってる?
大丈夫だって。
お母ちゃんだって言ってたじゃない。
「そのくらいよくある事だ」って。
お父ちゃんだって、「同じ釜の飯食ってりゃ何とかなる」って…。
じぇっ…お母ちゃんはともかく、あの娘可愛さでいっぱいのお父ちゃんが、
そんな軽い感じで大阪にめ以子を送り出す?
悠太郎さん、本当に本当の説明をちゃんと細かくしたんだろうねぇ…。
時間はいっぱいあったはずだよ。
…とは思いました。
ここで、今まで「時代設定なんて細かいことどうでもいいじゃないか」と言って見ていた
人たちが「この時代だから相手の家の事なんてよく解らず嫁に行くのは当たり前…」とか
言っている姿が……いや…(略)何でもありません。
ともあれ…視聴者が初めて聞かされる西門家のマヂかよな事情に目を丸くしているというのに
ノンキな主人公は大阪の町の熱気にウキウキし、嫁入り前の緊張感もまるでなく、カレーを
食べに明星亭に寄ろうとか、まだA…いや、子どもっぽさ全開なのでした。
あんた、ええ加減にせーよ…こっちは予告でこの先の事知ってるんだからね~!
そして、予告通りの嫁いびりが開始されるのでした…。
まぁね。
着いた早々、なんや軽~~い挨拶。
お義姉さまをお義母さまと間違える。
お義姉さまの前でお義母さまを若く見えるとか言っちゃう。
何よりもあれが一番酷いでしょ…。
すいません。
薪で炊くのに慣れてなくて。
ガスくらいあると思うわなあ。
はい。
それはえらい申し訳ないけど、これどういう事かいなあ?
何で朝から「おぬく」なん?
あったかい御飯の事。
ここは夜に1回だけ炊くんや。
ああ。でもあったかい方がおいしくないですか?
それはその家のしきたりってもんですから…。
入って早々の他人が「でも」はダメなのでは。
あったこうてもなあ。
確かに今朝は失敗しましたけど、昼からは…。
三度三度炊くつもりでっか?
薪かてタダやあらしまへんねんで。
じゃあ薪代は、私、出しますから。
みんなであったかい御飯食べましょうよ。
ふっ………
私が出すらしいその薪代。
働いて一銭も稼いだことがないはずの貴女がどこから出すんでしょうか…。
嫁いで早々、地雷踏みまくりの嫁め以子。
台所の事、何も教えてもらえなかった事などを意地悪と考えるか、自分から聞かなかったから
良くなかったんじゃないの?と考えるかはさて置いて。
とりあえず、初回では主人公が勝手にアタフタしているだけで、何も意地悪な事は
されていないのでした。
……ラストのワンシーンまでは。
さて…大阪編に入って面白くなった、というのはこの朝のドタバタ支度です。
今までは何やおまけのようにしか描かれていなかった主人公の「料理」シーンが、
ドタバタとはいえ、シッカリと生き生きと描かれるのでした。
突然よく薪でご飯を炊く事が出来たよね…とは思うけれども、釜で米をとぎ、
薪で火を起こしてご飯を炊く。
今まで使っていたのとは違う味噌に驚く。
出汁のためにかつお節を削る。
(…これがまた…関西の人には気に食わないフラグなんだけど )
炊きあがったご飯がね、おこげが出来ていて酷いんだけど、なぜか、東京編より
美味しそうに見えるのよ。温かさを感じるの。
料理したな、っていうのがハッキリ見えているから。
東京編からこういう映像があれば、関東と関西の料理シーンの違いがハッキリ見えて、
それこそ「食にこだわったドラマ」と言えたと思うのですが…。
東京編は一体何だったのだろう。手ぇ抜いてた?
口調がキツクて目が鋭く、見るからに何かしそうな義姉・和枝。
…でも、ぬかみそはちゃんと手入れしてくれていた。
心底意地悪な人だったら、たぶんダメにするとか捨てちゃうとか…そんな感じになるでしょう。
たぶん、元は優しい人なんじゃないかと。
そんな予感がする行動。
ニコヤカそうな表情で、おっとり喋る姑・静。
西門さんの継母に当たる人ですね。
何考えているか分からない。
ある意味、一番不気味。
小さい声でぶつぶつ喋る義妹・希子。
高畑充希さん、小学生の様に可愛いっす。
この大人しい妹は…案外早く攻略できないかな。
いい雰囲気では全くないけれども、ちゃんとキャラが立っている大阪編の人たち。
ちゃんと登場人物が作ったように見える料理。
ちゃんとしたキャラクター作り。
ちゃんとした街並み…。
…ということで、ストーリーの内容はともかく、ドラマとして良い方向に
動き出しそうな初回ではありました。
だから、ストーリーがね…納得いく方向に動けばいいんだけど。
意地悪するなら意地悪するなりの理由がほしいし。
「いただきます」は、お静さんが?それともお姉さんが?
何であんさん、一緒に食べはんの?
えっ?
あんさん、女中やろう?
しょーげきのひと言で明日に続く……わけだけど~~…。
弟が女中を連れ帰ったわけじゃない事は知っているはずだし。
なぜこんな事を言うのか。
この衝撃的なセリフを回収する手腕はあるのか…。
(ただの意地悪だったら、それはもう昼ドラ )
後々、どうせ仲良くなるに決まってるのに(←予言)今、こんな事言わせて大丈夫~?
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公式にレシピページ出来たよ。
※キャスト
卯野 め以子 … 杏(幼少期:豊嶋花)
卯野 大五 … 原田泰造
卯野 イク … 財前直見
卯野 トラ … 吉行和子(ナレーション)
卯野 照生 … 井之脇海
西門 悠太郎 … 東出昌大
酉井 捨蔵 … 近藤正臣
西門 静 … 宮崎美子
西門 和枝 … キムラ緑子
西門 希子 … 高畑充希
村井 亜貴子 … 加藤あい
泉 源太 … 和田正人
堀之端 桜子 … 前田亜季
野川 民子 … 宮嶋麻衣
近藤 学 … 石田卓也
室井 幸斎 … 山中崇
宮本先生 … 奥貫薫
竹元 勇蔵 … ムロツヨシ
大村 宋介 … 徳井優
藤井 耕作 … 木本武宏
※スタッフ
脚本 … 森下佳子
演出 … 木村隆文、小林大児
プロデューサー … 内田ゆき
制作統括 … 岡本幸江
フードコーディネーター … 飯島奈美
音楽 … 菅野よう子
主題歌 … ゆず「雨のち晴レルヤ」
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コメント
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>私も今日初めて、明日が楽しみだと思いました^^;。
わかります!
どうなるのか想像できない引きでしたもんね。
今までは「どうせこうなるんでしょ」って先が読める展開だったので…。
>お母ちゃん、もう少し普通に躾とこうよ(笑)。お父ちゃん、もう少しましなアドバイスしようよ(爆)。
学校の先生もね~。大阪に嫁ぐことは知っていたんだから、出汁の取り方違うって
教えてあげといて~^^;
>西門家の人間関係がしばらく楽しませてくれるといいですね。
ユーモラスに描かれればいいなぁ…。
悲惨なイジメものは苦手です~(>_<)
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>大阪編がメインだから、東京編は薄めにしてたんでしょうか?
キャラとしてちゃんと個性があるって大事なんだな、と改めて感じました。
東京編もシッカリ作ってくれないと、懐かしい~帰りたい~って気持ちになれないのにね~^^;
ほんと、キャラづくりって大切。
これがあるだけでドラマって面白いんですものね。
>め以子は色々やらかしてましね^^;でも女中はびっくり〜
ほんと、単なる理不尽ないじめだと昼ドラになっちゃうから、
そうでないこと願います。
「女中」はヒドイですよね~^^;
あれは意地悪でもようしません…。
でも、元々ゆうさんの手紙に返信もしていなかったようだし、今日のめ以子の態度が
機嫌を損ねたってだけではなさそうですね。
>私が出すって、どうやって??(笑)
お金の稼ぎ方知らないにしても、勝手に湧き出てくるものじゃないことはわかってるんじゃ‥
単純に考えれば実家に頼るってことなのでしょうが、それもそれで婚家としては
ハラが立つ発言でしょうね。
>そうそう、綺麗なおにぎりよりおごげごはんのほうが美味しそうでした^^
今まで出てきた料理は温度を感じない綺麗なサンプルみたいでしたもんね。
今日は作った感じがしっかり出てました^^
>面白くなって、くうさんの毎日更新が復活したら嬉しいなぁ。
どうだろう?^^;
そこまでになってくれると私も嬉しいっす!
愚痴は毎日書きたくないので~。
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東京編では、主人公もあまり…エジソン的というほどの事はやっているように
見えなくて~^^;
とにかく、キャラもエピも何もかも薄かったですね~。
>困ったちゃんな反面、悪意がないひとのよさというのも確かにあります。
悠太郎みたいな男が惹かれたことに初めて納得しました。
確かにあんな女性たちに取り巻かれて育ったなら、め以子は新鮮に見えたかも。
>大阪編は初登場人物たちのキャラが立っててそれぞれの性格に基づいた発言をしています。
なにより悪戦苦闘した末に作ったおこげごはんは手作りのぬくもりがありおいしそうでした。
ですよね~。これが東京編にもあったらね。愚痴ばかり書かずに済んだのに^^;
虐めシーンが酷くなければ、楽しく見れるかも知れない気はしました。
大阪>『ごちそうさん』第31話
め以子が言ってた
「ご飯にカレーがまぶしてある」明星亭のカレーって
自由軒のカレーのことだよね?
『夫婦善哉』思い出すなあ…
同じNHKドラマってことで
背後の通行人にオノマチ&未來が!
なんて遊びがあったら面白いのになあ
フルーツ・チャン監督の『リトル・チュン』に
『メイド・イン・ホンコン』のサムが出てたみたいにさ
…ま、ないだろうなあ(^^;)
…
大阪>『ごちそうさん』第31話
め以子が言ってた「ご飯にカレーがまぶしてある」明星亭のカレーって自由軒のカレーのことだよね?『夫婦善哉』思い出すなあ…同じNHKドラマってことで背後の通行人にオノマチ&…
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私も今日初めて、明日が楽しみだと思いました^^;。
め以子嬢、確かに地雷踏みまくりで、あんなんじゃ別に意地悪な小姑とかじゃなくても一言ちくり言いたくなるかも。お母ちゃん、もう少し普通に躾とこうよ(笑)。お父ちゃん、もう少しましなアドバイスしようよ(爆)。
西門家の人間関係がしばらく楽しませてくれるといいですね。
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大阪編がメインだから、東京編は薄めにしてたんでしょうか?
キャラとしてちゃんと個性があるって大事なんだな、と改めて感じました。
め以子は色々やらかしてましね^^;でも女中はびっくり〜
ほんと、単なる理不尽ないじめだと昼ドラになっちゃうから、
そうでないこと願います。
私が出すって、どうやって??(笑)
お金の稼ぎ方知らないにしても、勝手に湧き出てくるものじゃないことはわかってるんじゃ‥
そうそう、綺麗なおにぎりよりおごげごはんのほうが美味しそうでした^^
ただ台所の使い方とか献立の決めごとなんかがないかは
め以子から訊いたほうがいいよ〜とは思った。
若いし、め以子は特に幼いからしょうがないんだけど^^;
面白くなって、くうさんの毎日更新が復活したら嬉しいなぁ。
ごちそうさん (第31回・11/4) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『ごちそうさん』(公式)
第6週『こんぶねーしょん』【第31回】の感想。
め以子(杏)と悠太郎(東出昌大)が大阪に着いた夜。悠太郎の継母の静(宮崎美子)、姉の和枝(キムラ緑子)、妹の希子(高畑充希)が出迎える。悠太郎に聞いたのとは違う温かな対応に安心するめ以子。台所を任されて感激する。が、悠太郎の、姉たちへの不信感は消えない。翌朝、ごはんを炊くが…
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東京編まではめ以子をのだめとかエジソンとかいった
自分が興味があることに関しては熱心に取り組み、天才的なひらめきがある半面、
常識的な行動とか空気を読むとかがちょっと苦手なひとかと思っていました。
でも、今日の回を観て天才肌じゃなくてもああいうひとはいる。身近に実際にいると実感。
育ってきた家庭でものすごく甘やかされ、ほとんど叱られたことがなく、
なんでもいいよ、いいよ、で許されてきたから世の中に悪意があると知らずに生きていて
つるっと天然発言してしまう。自分のせいで周囲の顔色が変わったことにも気付かない。
困ったちゃんな反面、悪意がないひとのよさというのも確かにあります。
悠太郎みたいな男が惹かれたことに初めて納得しました。
大阪編は初登場人物たちのキャラが立っててそれぞれの性格に基づいた発言をしています。
なにより悪戦苦闘した末に作ったおこげごはんは手作りのぬくもりがありおいしそうでした。
ごちそうさん 第31回
『こんぶねーしょん』
内容
悠太郎(東出昌大)と大阪へ向かっため以子(杏)
出戻りの姉、後妻の母、引っ込み思案の妹がいるらしいが、
それでも“なんとかなる”と思うめ以子だったが。。。。。
西門家に到着すると
姉・和枝(キムラ緑子)継母・静(宮崎美子)妹・希…