NHK朝ドラ【あさが来た】　第81回　感想

あさ（波瑠）は、五代友厚（ディーン・フジオカ）から大阪商法会議所の設立には、新次郎（玉木宏）の活躍があったという話を聞いてびっくりぽん。難色を示す大阪の商人たちを新次郎は、さりげなく説得して回ったのだ。人望ある新次郎を改めて見直すあさ。加野屋では、ふゆ（清原果耶）の父が用意した縁談の話が進んでいた。心配する亀助（三宅弘城）、ドキドキしながら見守るあさは…。
(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「あさが来た」第14週「新春、恋心のゆくえ」　第81話

　　　

 

「まさか、あんなに興味無さそうにしてた新次郎はんじゃないだろうな」

…と、昨日の記事に書いたばかりだが「立役者」は本当に新次郎はんだった。　

 

最初は会議所の話に全く耳を貸さなかった人たちが次第に「ちょっと話聞かしてくれ」言うようになってきて、それで何でと思てよう訳を聞いてみたら、皆が皆、新次郎さんに話を聞いたと言うんです。

 

茶屋でレストラントで、新次郎はんは、「自分とこだけ儲けてたらええのに何でわざわざ大阪中の商売敵と手ぇ組まなあかんのや」と個人の損得だけ考える商人たちに

「大阪は、この先、金輪際東京には勝たれへんて」

と、上手い具合に競争心煽って焚きつけていたのだった。

個人対個人と考えたら余所と手を組むなんて…と思いがちだが「東 対 西」みたいな事になったらやる気がムクムク起きるという…

何となく解るで。
そうじゃなくても西にとっては、「天子さまはいつの間にか関東へ行ってしまわれた」「いつの間にかあっちが都とか言われてる」「ついこの前まで関東なんて鬼が住む僻地だと言われてたのに！」で、いけ好かないTOKIOである。

 

いつも、さりげなく情報収集やサポートをしている草の者・新次郎はん。
…で、その根底は「別に興味はない」のだから、まぁ……人気はあっても当然でしょう。

イケメンでマメ。
人当たりが良く。
何をやっていてもさり気なくて。
やる気がないクセに出来る。

モテて当たり前でおま。

そんな新次郎さんがライバルでも勝ち目はないと亀助はんはガックリし、おうめさんは言う。
　　　　

 

うちは何でそんなに新次郎様がええのか、よう分からしまへんのだす。
ええお方やいうのは分かってます。
そやけど、旦那様にするにはあまりにもチャランポランすぎて…。

普通のおなごはやっぱりよう働く男が好きやさかい。

 

それは、雁助はんのことですよね❤
　　

 

ふゆの嫁入り支度は進み、礼を言うふゆに、また、

ちょっとだけあんたの事をな、新次郎のお妾さんにどやろて思た事ありましたんやで。

と、余計な事を言う よのさんである。

 

そして、

ふゆの気持ちの方は大丈夫なんやろかて。

今、思うお人は？
ひょっとしたら、今、思うお人がいてんのやあらしまへんのか？

と、余計な事を言う　おあささまである。

知らないから仕方ないけどな。
それ、もしも、ふゆが「新次郎さまだす」と言い出したら、あんた譲ってあげるのか。　

史実では浅子さんに付いてきたお女中がお妾になり、浅子さんはお妾もそのお子さまたちも大切にしていたわけだが…。

朝ドラでそこまでやる気がないんだったら、もうホントに ふゆが可哀想だから止めてあげて。

 

うち、女子として憧れてるお方が2人いてますのや。

それは、おはつ様と…。

うめさんだす。

 

そう。
色々と弁解はしていたけれども、ふゆは「新次郎と家庭を放りっばなしにしているあさ」を尊敬していない。以前、明らかにそうボヤいていたしな。

そんな事言ったって、あささんはお家のために一生懸命働いているじゃないの！

と、あさ上げ目線ではそうなるわけだが、当時の女の目から見たら「守り方」が違うのだから仕方ない。

で、ドラマ的にはあさ不在時の新次郎も寂しそうに描いているしね。

これが疑問なの。
寂しそうにさせなくてもいいんじゃない？

あさは家のために外で働く「キャリアウーマン」の走りである。
新次郎は家に居ても妻の仕事を支える「スーパー主夫」の走りである。

そういう風に描きたいなら、ヤキモチ焼かせたり寂しそうにさせたりしなくてもいいんじゃない。

新次郎というキャラは何考えているのかサッパリ解らない不思議な人、で最強だ。
(だから、あんなアホらしいトラウマなn……あ、またボヤいちゃった　)

あさに対する「寂しさ」などを語らせるなら、それこそ臨終ででも初めて語らせるようにすれば……あ、そこまでやるかどうかは知らないけど。　

 

脱線した。

とにかく…
はつが大好きで、はつのための「うめポジション」に本当はなりたかったと語る ふゆ。

でも、はつからあさに託されて、それを拒否する事は出来なかった。
うめならば、それでも あさの元に居たのだろうね。

そんな自分を出来損ないだと ふゆは自分を責めているのだ。
だから、そんな自分を貰ってくれるなら…という発想になっちゃうのね。可哀想に。

だからさ～～…
亀助はんは、もっと押せばいいんだ。頑張れ。
このネタで一週間も、もう辛いし！

 

　

　　
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※キャスト

白岡あさ(旧・今井) … 波瑠（子役期：鈴木梨央）

眉山はつ(旧・今井) … 宮﨑あおい（子役期：守殿愛生）

白岡新次郎 … 玉木宏
白岡正吉 … 近藤正臣
白岡よの … 風吹ジュン
白岡榮三郎 … 桐山照史（子役期：吉田八起→河崎脩吾）

眉山惣兵衛 … 柄本佑
眉山栄達 … 辰巳琢郎
眉山菊 … 萬田久子
眉山藍之助 … 森下大地（子役期：→南岐佐）
眉山養之助 … 西畑大吾

雁助 … 山内圭哉
亀助 … 三宅弘城
ふゆ … 清原果耶
うめ … 友近
かの … 楠見薫
クマ … 郷原慧
ツタ … 畦田ひとみ
弥七 … 竹下健人
山屋与平 … 南条好輝
美和 … 野々すみ花

白岡千代 … 小芝風花（子役期：鈴木梨央）
白岡正太郎 … 木内義一
田村宜 … 吉岡里帆

治郎作 … 山崎銀之丞
カズ … 富田靖子
サトシ … 長塚圭史
宮部源吉 … 梶原善
伊作 … 中山義紘
福太郎 … 北原雅樹
八五郎 … JEFFI
三坂 … 中川浩三
日野彦三郎 … 上杉祥三
山本平蔵 … 山本浩司

今井忠興 … 升毅
今井梨江 … 寺島しのぶ
今井忠政 … 林与一
今井久太郎 … 興津正太郎（子役期：二宮輝生）

五代才助(友厚) … ディーン・フジオカ

大久保一蔵 … 柏原収史
土方歳三 … 山本耕史
櫛田そえ … 木村佳乃
成澤泉 … 瀬戸康史
山崎平十郎 … 辻本茂雄

福沢諭吉 … 武田鉄矢
渋沢栄一 … 三宅裕司
玉利友信 … 笑福亭鶴瓶

ナレーション(語り) … 杉浦圭子

※スタッフ

脚本 … 大森美香
演出 … 西谷真一、新田真三、佐々木善春
プロデューサー … 福岡利武、熊野律時
制作統括 … 佐野元彦
音楽 … 林ゆうき

原作(原案) … 古川智映子『小説 土佐堀川』

主題歌 … 「365日の紙飛行機」AKB48

公式サイト　http://www.nhk.or.jp/asagakita/

 

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