め以子(杏)は、揺れに気がつく。
それは関東大震災だったが、大阪に情報がもたらされたのは翌日だった。
め以子は、東京の家族を思い、動揺する。
市役所では救援物資を届けることになり、悠太郎(東出昌大)は救援隊に加わりたいと申し出る。
室井(山中崇)は、桜子(前田亜季)を残して東京へと飛び出す。
悠太郎の東京行きは竹元(ムロツヨシ)の口添えで許される。
妊娠中のめ以子は、家族の無事を祈りながら悠太郎を送り出す。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「ごちそうさん」第67話「ごちそうさんまでの日々」
※(注)楽しくご覧になった方は読まない方がええですよ。
基本的には、ほぼ簡単感想で。
大正12年(1923年)9月1日。土曜日。11時58分。
関東に巨大地震が起きる。
震源は神奈川県相模湾北西沖80km。
規模はマグニチュード7.9。
この時、関西の方にもかなりの揺れが来たらしい。
当時、関西におられた方のお話を聞いたことがあるので、ドラマは今そういう状況を
描いているのであった。
結構、揺れたなぁ。
と、お静さん。
頭の上から包丁みたいなのが落ちてきた、主人公の方が心配なんすけど。
そういう物を上に乗せるの止めれ…。
その日の夜には、震源がもう解っている西門家…。
沼津?
う~ん…何かそっちの方が震源みたいですよ。
ああ…新聞出とったな。
ええ。
これは…ちょっと速い気がするけどな…。
何せ、この時代唯一の報道機関である新聞社が停止してしまったために、情報網が
なくなっちゃった状態の当日である。
震源地が知らされるのなんか、もっと後のような気がする…。
少なくとも夕刊に間に合うような段階では何も分からなかったのではないかと。
しかし、その辺は当然歴史考証してあるだろうから~…デマでも流れたのかなぁ。
翌日。
震災当日は土曜日だったので、翌日の日曜は悠太郎は仕事が休み。
持ち帰った仕事を家で忙しそうに見ている所を藤井が血相変えてやって来る。
西門君!おるか?
すぐ役所の方に来てくれって。
えっ…どうしたんですか?
東京が…東京が全滅やって。
えっ!?
当然、意味が解らない西門家であった。
…あの…東京が全滅って…あの…全部ですか?
め以子にとっては悪夢のニュースである。
詳しい事はまだ分からんのですわ。
何せ電話も電報も全然つながれへんみたいで。
とにかく行こう!西門君。
はい。
行って状況聞いてきます。
悠太郎が役場に着いてみると、上は会議、下はワケ解らずで混乱した状態。
救援の船を出す事になった。
わしらは手分けして救援物資の手配をするようにて。
と、大村さん。
悠太郎は居てもたってもいられず会議に乗り込んで、自分が救援物資を届けに行く、
と立候補する。
西門君といったね。
はい。
君は向こうに身内がいるんですか?
そうです。
さっきからそういう職員が何人も来ていてね。
察してもらえないでしょうか。
そら…そうなるよね…。
東京に知り合いがいる人間は山ほどいるだろう。
みんな、我が我がと行きたがるに違いない。
しかし、ここは主人公サイド。
そして、悠太郎がこの仕事に入った「夢」の実現にも近づくための
「安全な町造り」のための実地見学…。
って事で。
竹元教授の口添えで救援隊として東京に行くことになったのである。
「大阪の都市計画のためにも迅速かつ的確な調査が必要です。」
「そのためにはコンクリート造や木造の建築、また、東京の地理にも詳しい動き回れる
体力のある若者の派遣をお願いあがりました。」
さて。
め以子の方は、情報もなく状況も解らず、茫然と過ごすばかり。
お静さんや希子ちゃんが、うんと気を使ってくれる。
ここに今、和枝姉さんがいたら……
きっとツンデレっぷりを発揮して、優しさを見せてくれそうな気がするんだけどな~。
ちい姉ちゃん。
そのぬか床、どのくらい前のなん?
う~ん…50年か60年かくらい?
運がええんやね。
そのぬか床。
だって、そんだけ長い間生き延びてきたいう事でしょ?
…そうだけど…。
本当は100年超えているらしいけど…。
だから、大丈夫、という希子ちゃんのさり気ない慰めに、ちょっと希望を持つ
め以子であった。
それにしても、桜子…。
急いで東京に行こうとする室井に、
私が見に行かなくていいって言ってんの!
駆け落ちしてきたんだから!
家を捨てるってそういう事なんだから…。
う~ん…強がりなのは解るんだけど。
演出からも演技からもあまり強がりであるところが見えなかったのだった…。
思えば…お嬢さんなのに駆け落ちした後、探しにも来なかったな、実家。
実家も両親も失くして、それでも生きてゆく……になるのか…
これを切っ掛けに室井さんが見直されて結婚が許されるのか…
それは、まだ解りまへん。
私は後者を予想~。
ちなみに、め以子の実家がある本郷辺りは揺れはそれほどでもなく、大きな火災も
なかったらしいので…たぶん、無事なんだろうけど…。
関東大震災が東京で「大震災」になった所以のほとんどは大火災であった。
揺れ自体は震源に近い神奈川方面の方が凄かったらしい。
土曜日なので学校は半ドン。
多くの家では始業式から帰ってきた子供のために昼食を用意していた。
ガスではなく薪での料理ではすぐに火を消すことは出来ず。
結果、46時間にも渡って消火出来ない大火災が起きる事になる。
情報不足で不安な大阪よりも…実際に東京に行ってからの映像や描き方が不安かな。
どう描くのか、ここはお手並み拝見ってことで…。
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公式にレシピページ出来たよ。
※キャスト
卯野 め以子 … 杏(幼少期:豊嶋花)
卯野大五 … 原田泰造
卯野イク … 財前直見
卯野トラ … 吉行和子(ナレーション)
卯野照生 … 井之脇海
西門 悠太郎 … 東出昌大
西門正蔵/酉井捨蔵 … 近藤正臣
西門 静 … 宮崎美子
西門和枝 … キムラ緑子
西門希子 … 高畑充希
村井亜貴子 … 加藤あい
泉 源太 … 和田正人
大村宋介 … 徳井優
藤井耕作 … 木本武宏
堀之端桜子 … 前田亜季
野川民子 … 宮嶋麻衣
近藤 学 … 石田卓也
室井幸斎 … 山中崇
安西真之介 … 古舘寛治
高木馬介 … 中村靖日
宮本先生 … 奥貫薫
竹元勇蔵 … ムロツヨシ
※スタッフ
脚本 … 森下佳子
演出 … 木村隆文、小林大児
プロデューサー … 内田ゆき
制作統括 … 岡本幸江
フードコーディネーター … 飯島奈美
音楽 … 菅野よう子
主題歌 … ゆず「雨のち晴レルヤ」
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コメント
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>火曜の回を見た後なので、ちょっと先走った感想になりますが、和枝さん、結婚がだめだったのなら手に職つけるのがよかった、看護師なんて天職だったと思います。
和枝さんも37歳…今から看護婦は辛いかも^^;
人の下にいるよりも采配奮っている方が合っている気がするので、もっと若いうちから
看護婦で、今は婦長になっている…くらいの方がいいですよね。
そうしたら違うドラマになりそうですが^^;
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>ここに今、和枝姉さんがいたら……
>きっとツンデレっぷりを発揮して、優しさを見せてくれそうな気がするんだけどな~。
同感です。
火曜の回を見た後なので、ちょっと先走った感想になりますが、和枝さん、結婚がだめだったのなら手に職つけるのがよかった、看護師なんて天職だったと思います。
いわゆるハイカラではないですが、西門家の人間が就く仕事としては恥ずかしくないですから。
東京大震災>『ごちそうさん』第67話
このところ
咳き込んで眠れない夜が続いてたんだけど
昨夜はまあまあ休むことができた
そしたら何故か
前田敦子の夢を見てしまった
…ひじゅにですが何か?
「こんな時にお腹空くなんて…」byめ以子
↑今日の食べ物ネタ
と同時に
今週のネタ振り?
思いつくままに―
*東京へと向かう悠太郎
俵型のおむすびを悠太郎に持たせる、…
東京大震災>『ごちそうさん』第67話
このところ咳き込んで眠れない夜が続いてたんだけど昨夜はまあまあ休むことができたそしたら何故か前田敦子の夢を見てしまった…ひじゅにですが何か?「こんな時にお腹空くなん…
ごちそうさん 第67回
『ごちそうさんまでの日々』
内容
突然の揺れを感じるめ以子(杏)たち。
翌日、藤井(木本武宏)から東京で起きた地震だと知らされる。
動揺するめ以子。。。悠太郎(東出昌大)も役所で。。。。
そして室井(山中崇)は、桜子(前田亜希)が引き止めるのも聞かず
東京…
ごちそうさん (第67回・12/16) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『ごちそうさん』(公式)
第12週『ごちそうさんまでの日々』【第67回】の感想。
め以子(杏)は、揺れに気がつく。それは関東大震災だったが、大阪に情報がもたらされたのは翌日だった。め以子は、東京の家族を思い、動揺する。市役所では救援物資を届けることになり、悠太郎(東出昌大)は救援隊に加わりたいと申し出る。室井(山中崇)は、桜子(前田亜季)を残して…