悠太郎(東出昌大)は、正蔵(近藤正臣)とともに家に駆け戻る。
着いた瞬間、赤ん坊の産声が響く。
め以子(杏)はイク(財前直見)に見守られ、初めて我が子を抱いて感動する。
静(宮崎美子)に誘われ、正蔵は一緒に年越しそばをゆでる。
その後、大五(原田泰造)やイクを囲んで、一同は、め以子の名前の由来の話になる。
2階では悠太郎とめ以子と赤ん坊がそろって眠っていた。
翌日、め以子の心づくしのおせち料理が披露される。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「ごちそうさん」第78話「ふくが来た!」
※(注)楽しくご覧になった方は読まない方がええですよ。
基本的には、ほぼ簡単感想で。
感動したって方は、ほんま読まんで下さい。
今日は〆るので、より辛辣な事が書いてあります~。
えっと…大晦日の昼間?に陣痛が始まり…
夜にはもう産まれて…
元日の朝には普通にみんなと座ってご飯食べてるとか。
スペシャル安産…。
いや…そういうおいらもスペシャル安産だったので他人の事は言えないんですけどね。
だが、たぶん促進剤を点滴されていたと思うので…。
…って事で、め以子と悠太郎の第一子が生まれたのだった。
昨日は、正蔵がどっか行っちゃったと思っていたのだが、居た。
荷物いっぱい背負って、たぶん出て行こうとしていたところ。
初日の出、拝もうと思てな。
言うてたけど。
孫の顔くらい見に来たら?
じいちゃん、やってみたらええやんか。
俺は親になるから、あんたはちゃんと祖父ちゃんになったらええやんか。
俺はあんたの息子やからあんたが世間に作った借りは返さなあかん。
誰よりも頑丈なもん造る。
あんたが壊して回った分、みんなを守る建物を造る。
造って回るから…。
せやから逃げんと、隣で見とけ思う!
抱き合う父と子。
そうかそうか…。
鉱毒事件の件は、直接何かしようとするわけではなく、息子が安全な町づくりをすると…
そういう事で…間接的に世の中にお返しする結末なのだね…。
震災に遭った東京の事はほんの何話かで終了し、おれらが頑張って生き残ろうぜで解決。
鉱毒事件は息子が丈夫な町を作って解決。
まぁ…それでも、そしらぬ顔で生きている人たちよりは良いのかもね。
それに、やがてはイヤでも直接、空襲の焼け野原に関わるわけだし。
生まれた子どもは女の子。
主人公は大して疲れた様子もなく、蕎麦を食べたりしているのでした…。
翌朝。
明けまして元日。
もう普通に席について心づくしのお節を披露する主人公であった。
え~…お節には願いが込められてるって聞いて。
このお重には私なりに願いを込めてみました。
のりを使った鶏だんごは希子ちゃんの人生がこのまま波に乗っていきますように。
これは、お母さん。
お静さんがいつまでもお母さん。
おふくろさんでいてくれますようにって。
これ実は中身が2種類あって一つは関西風のまったりとした白みそ仕立ての豆腐あんで。
…で、もう一つは関東風の甘辛いクワイが入ったしんじょ入り。
これお母ちゃん。
…でこれが お父ちゃん。鯛の子。鯛子の寒天寄せです。
いつまでも、そのままでって事。
…で、テル。これ一見分からないけど鯛が使ってあるの。
早くお父ちゃんを追い越しますようにって。
…で、これがお父さん。
梅酢蓮です。
離れてても見守ってて下さいねって意味でこう…レンコンなんですけど。
このイワシはお姉さんと、あと私にでもあります。
もっともっと美味しいってイワシていきたいっていう。
…で、最後の悠太郎さん。
これは卵をフグで包みました。
じぇじぇ…フグ来た~~……。平気かよ…と、思ったけれども、誰かが危なくないように
調理してくれたものの切り身を貰って来たんだよね?ね?
フ…フグって大阪ではご禁制やんなあ。
尼崎のお料理屋さんでもらいました。
何でフグ?
フグをこうして安全に食べられるようになるには、たっくさんの食いしん坊たちが
命を落としてきたんだって。
…で、その人たちのおかげで今こうして頂けるんだって聞いて。
悠太郎さんは料理は人を傷つけないって言ったけど、そんな事ないんですよ。
フグとかキノコとか。
安全な水だって誰かが命を懸けて食べられるよって教えてくれたものなんです。
きっと今私たちが手にしてるものって、みんなそうなんじゃないのかなって。
でも今の私たちだって未来へのこう…下ごしらえだと思うんです。
それでいいんじゃないのかなって。
悠太郎さんは知っているはずじゃん…料理は他人を傷つけるって。
祭りの時、おむすびで食中毒が出たじゃん…。
またまた豪勢なお料理が並ぶ西門家の食卓……。
5000円じゃきかない借金は一体……。
そして、子どもの名前は「ふ久」に決まったのだった。
正蔵さんも西門家にズルズルと居る事になったみたいだし~。
まるで最終回のようにオープニング最後に流しちゃって…大団円。
西門家はみんな幸せです。主人公のお、か、げ。おしまい。
はい。今日で半分終りました。
主人公の周りだけは、いつも幸せで良かったですね。
まぁ…何度も書いたけれども、ストーリー上、そのせいで大変な目に遭わされている
通りすがりの人々がいっぱいいるわけなんですが。
これが温かい話なの?
なんか、すごいなぁ
朝ドラの主人公は、かつては品行方正で優しくて可愛くて全国の視聴者の娘にしたい候補No.1
のお嬢さんたちで構成されていた。
子供のころから家族とそれを見てきた私は、「朝ドラってなんつーつまらんドラマなんだ」
「こんな娘いるわけないやろーー」と、ずっと思って来たわけ。
そんな私が初めて「おっ」と思ったのが1996年の「ふたりっ子」だった。
主人公は何か強いし、父親は蒸発するし、愛人みたいなのはいるし、離婚するし…。
NHKも変わったな~と思った。
大石静という脚本家がインプットされたのも、あれが初めだった気がする。
思えば、朝ドラから歌手が出たのもあのドラマの方が「あまちゃん」よりも先だな~。
ストーリーは完全に覚えているワケでは無いけれども、強烈な印象は残っている。
…という話は無関係ですか…そうですか。
いや、現在、BSで「ちりとてちん」と「ちゅらさん」の再放送を見ていて、両方とも
大好きだったはずなのに結構忘れているわけ。
で、思うのは、結末が解っているから笑って見ているけれどもビーコもえりぃも結構ウザい。
けれども、それを笑って見ていられるのは「ちりとて」の場合は、「あーっ、そんな事言って…」
と見ている方が思った所で主人公・喜代美の現在であるナレーションの上沼恵美子がツッコんで
くれるんだよね。
「この時の私は、まだ解っていなかったのです」みたいに。
セリフで登場人物同士がツッコんだりしているし。
そのタイミングが絶妙だから見ていて気持ちがいい。
「ちゅらさん」の場合も登場人物が天真爛漫…というよりももはやKYだとしか思えない
えりぃに、その都度的確なツッコミを入れていく。
登場人物みんなが、えりぃを生温かい目で見守っているのが解るから面白く見ていられるのさ。
しかし、現行のこのドラマは…。
主人公のボケにはツッコミが入らずボンヤリとそのまんまそれが当然のように流される…。
それでいいんかいっっ!!と叫ぶのは、テレビのこっちの自分だけ。
で、それでいいんですね…そうですか…と言うしかないオチへと突入する。
笑いどころらしい所も、全然笑えないし。
笑わせる質が基本不謹慎だし。
世間的にはあまり知られていなかったけれども、私は、2004年の「世界の中心で、愛をさけぶ」
から森下佳子という脚本家さんに注目していた。
「白夜行」「JIN」と、TBS系で次々と名作を出し、原作ありきながら原作とは違う切り口で
心の闇やトラウマの中で生きる人々を詩のように情緒的に描くのが得意な人なのだと思っていた。
でも、今は確信している。
あれはみんな、石丸プロデューサーの色だったんだなぁ…と。
だって…軽いよ。「ごちそうさん」。
どうして長々とこんなにグチグチ書いたのかというと、来年からはもうこれの感想は週一に
しようと思って。で、簡単感想で。
半分見て…もう先に期待できない気がしてきた。
次週の予告だか後半の予告だか知らないけれども「母親のくせに」「父親面しないで」
って……あ~…だから…いつの時代なんだって……。
この半分で、たくさんの人々を傷つけごちそうさんしてきたこのドラマ。
主人公たちはいつまでも幸せだといいですね。
このドラマの感想だけ読みに来て下さっている方には、最後までこんな記事で申し訳ない。
気を取り直して、良いお年をお迎えくださいませ~。
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公式にレシピページ出来たよ。
※キャスト
卯野 め以子 … 杏(幼少期:豊嶋花)
卯野大五 … 原田泰造
卯野イク … 財前直見
卯野トラ … 吉行和子(ナレーション)
卯野照生 … 井之脇海
西門 悠太郎 … 東出昌大
西門正蔵/酉井捨蔵 … 近藤正臣
西門 静 … 宮崎美子
西門和枝 … キムラ緑子
西門希子 … 高畑充希
村井亜貴子 … 加藤あい
泉 源太 … 和田正人
大村宋介 … 徳井優
藤井耕作 … 木本武宏
堀之端桜子 … 前田亜季
野川民子 … 宮嶋麻衣
近藤 学 … 石田卓也
室井幸斎 … 山中崇
安西真之介 … 古舘寛治
高木馬介 … 中村靖日
宮本先生 … 奥貫薫
竹元勇蔵 … ムロツヨシ
※スタッフ
脚本 … 森下佳子
演出 … 木村隆文、小林大児
プロデューサー … 内田ゆき
制作統括 … 岡本幸江
フードコーディネーター … 飯島奈美
音楽 … 菅野よう子
主題歌 … ゆず「雨のち晴レルヤ」
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【ごちそうさん】
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コメント
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昭和世代です。1月9日放送の「地下鉄御堂筋線に降りるアーチの階段」に心奪われました。中学卒業と同時に就職し、毎日西宮から淀屋橋まで3年間通勤しました。辛いこともありましたが、階段を下りるとき、いつも背中が大きな暖さに見守られていました。それはアーチの階段の向こうにあるかすかな光りでした。今日のシーンでそこには多くの人々の安全・安心への交通手段の思いが切実に詰まっていたのだと今、知りました。「ごちそう」もいいですが、何気ないシーンの狭間にある人々の営みにこれからも注意して観ていきたいドラマです。
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>性格破綻した(脚本家によってさせられた)和枝は出て行き、正蔵は呼び戻し(夫婦仲が悪いわけでないなら、姑舅がペアでいてくれたほうが楽)、希子は扱いに困るほどの極端な内気から普通の大人しい子に。
全部(脚本によって)め以子の思い通りですね^^;すごいわ。
>借金も、悠太郎が、学費を月10円返してはいるが、その他はなかったことに(好意で貸して頂いてたのなら返済義務はない、自分の学費だけは返す悠太郎は律儀なんでしょう)
いやぁ~…そもそも倉田さんが何者なのか解りませんが、借りたら返そうよ…
と思いますよね。1000万やで・・・。
>恩師のおとむらいでおでんパーティー、お静も希子もその人とは縁もゆかりもないのだが黙認。卯野家に台所進出されても何も言わないお静と希子。
そうなんですよね。台所が完全に卯野家の物でした^^;
和枝さんが居なくなったら主人公の思い通りですわ、ほんとうに…。
シーズン2も心配ですわw
ごちそうさん 第78回
内容
め以子(杏)と希子(高畑充希)が、
大五(原田泰造)イク(財前直見)の作ったおせちを
正蔵(近藤正臣)に届けた帰り道、め以子は産気づいてしまう。
何とか無事に西門家へとたどり着いため以子は、
正蔵に託された手紙を悠太郎(東出昌大)に手渡し。。。。
正…
SECRET: 0
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嫁いで9カ月、子供を生んでワンステップアップ格上になんて可愛いものではなく、西門家はめ以子の手中に。
性格破綻した(脚本家によってさせられた)和枝は出て行き、正蔵は呼び戻し(夫婦仲が悪いわけでないなら、姑舅がペアでいてくれたほうが楽)、希子は扱いに困るほどの極端な内気から普通の大人しい子に。
借金も、悠太郎が、学費を月10円返してはいるが、その他はなかったことに(好意で貸して頂いてたのなら返済義務はない、自分の学費だけは返す悠太郎は律儀なんでしょう)。
恩師のおとむらいでおでんパーティー、お静も希子もその人とは縁もゆかりもないのだが黙認。卯野家に台所進出されても何も言わないお静と希子。
後半3カ月は、シーズン2ですね。
ふ久>『ごちそうさん』第78話
BK朝ドラは正月休みが入るものだけれど今回みたいに綺麗に土曜日で終了し月曜日に始まるという形は珍しいかも?…と思って過去記事を調べてみたら『だんだん』と『ウェルかめ』もそ…
ふ久>『ごちそうさん』第78話
BK朝ドラは正月休みが入るものだけれど
今回みたいに綺麗に土曜日で終了し月曜日に始まる
という形は珍しいかも?
…と思って過去記事を調べてみたら
『だんだん』と『ウェルかめ』もそうだったみたい
『だん×2』は最初の方はまあまあで
だんだん(シャレではない)ダメになっていき
『かめ』は最初から最後までダメだったっけなあ
『ごち』はどうなるか?
…ひじゅにですが…
ごちそうさん (第78回・12/28) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『ごちそうさん』(公式)
第13週『ふくが来た!』【第78回】の感想。
悠太郎(東出昌大)は、正蔵(近藤正臣)とともに家に駆け戻る。着いた瞬間、赤ん坊の産声が響く。め以子(杏)はイク(財前直見)に見守られ、初めて我が子を抱いて感動する。静(宮崎美子)に誘われ、正蔵は一緒に年越しそばをゆでる。その後、大五(原田泰造)やイクを囲んで、一同は、め以子の…