『月』め以子(杏)は泰介(菅田将暉)の甲子園行きを食で応援しようとする。
料理修業中の活男(西畑大吾)と共に弁当を豪華にするが、あきれられる。
『火』悠太郎(東出昌大)は資材不足のため、地下鉄の駅の設計をめぐって竹元(ムロツヨシ)
と議論する。西門家は甲子園への熱意に盛り上がる。
『水』め以子は、病気で除隊になった源太(和田正人)と市場で会い、やつれた様子を
心配する。高校野球大会は5年間、開催されないことが決まる。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「ごちそうさん」第103・104・105話「乳の教え」
※(注)楽しくご覧になった方は読まない方がええですよ。
基本的には、ほぼ簡単感想で。
第18週前半。
「月曜日」
日中戦争が長引き米ばかりでなく、木炭などの燃料酒なども配給制に。
肉や魚、野菜などはまだ自由販売を許されておりましたが品薄、かつ商品も
偏ってきておりました。
というトラさんのナレから始まる。第18週。
しかし、相変わらず近所の子どもたちは西門家におやつを食べに集まっている。
※この家は四次元ポケットで食料を調達しているので食材に困らないのです。
毎日毎日こんなに贅沢してて大丈夫なんですか?
と、視聴者代表質問の希子ちゃん。
実はこれ、キャベツの芯を細かく切って小麦粉を水で溶いたもんの中に入れて両面焼いてん。
とも工夫のほどを説明する活男くん。
さて、泰介は最近、天満南中学校の5年生の先輩・諸岡くんを連れて帰ってくる。
諸岡くんはピッチャー、泰介はキャッチャー。
2人はバッテリーなのだった。
西門家のみんなと一緒に食卓を囲む諸岡くん。
…で、どうなんや?諸岡君。肩の具合は。
ここの御飯のおかげでムチャクチャええです。
またまた…。
今年は甲子園まっしぐららしいやん。
川久保とのこの会話で自分の息子が通っている天満南中の野球部が代表になるかも
知れないと初めて知る母であった。
行かせてみせますから。私の御飯で。
あんたら、何が何でも甲子園行くねんで!
俄然、実験くんが始まる主人公。
翌日から泰介の弁当はもの凄い大きさになる。
持って行くの大変そう。
タツノオトシゴをカレーに仕込んでみるとか…なんか、すごい…。
食べなきゃ夢はかなわないよ!
って話らしい。
さて、泰介と諸岡くんを影から隠れ見るふ久の様子が変…。
最初は、球を受ける泰介の手が真っ赤な事を姉として心配しているのかと
思っていたんだけどぉ~。
ふ久の妄想↓
「嫌なんです。先輩の球をほかの誰かが受けるなんて」
「最後の甲子園やないですか。先輩の剛速球を最後までこの手で感じていたいんです」
「西門…」
腐女子!?腐女子なの?
盛り上がる西門家とは裏腹に川久保は暗い表情のラスト。
今年で最後かもな…。甲子園。
「火曜日」
泰介の手が赤くなるのはミットが悪いから。
けれども、それだけは四次元ポケットでは用意できない。
悠太郎が修繕してあげたり、川久保が貰って来てくれたり、みんな泰介を
応援してくれている様子が伝わる。
そして、ふ久も……
違った視点から応援しているのだった…。
主人公は「甲子園に行ける魔法の料理」について考案中。
そして、悠太郎はというと…。
工事の資材が思うように集まらず。
竹元教授に設計の変更を願い出て罵倒されていた。
食え。
この靴墨、全部食ったら設計変更してやる。
いや、死にますよ。そんなもん食うたら!
私が!
どれだけお前らのクソを食わされてきたと思っているんだ。
僕らがいつそんな事しましたか!?
私の辞書では「言い訳」と書いて「クソ」と読むんだ。
戦時統制。
俺の起こした戦争じゃねえ!
靴を投げたり靴で殴ろうとしたり、暴君っぷりが酷い~~~…。
ムロツヨシさん、迫力あるわ。こういう役も珍しいもんね。
でも、軍の人に聞かれてなくて良かったね…。
まぁ…彼の気持ちも解らなくはない。
思い通りの物が造れない苛立ちはあるだろうさ。
でも、それ、この人たちのせいじゃないからな。
そんなこんなでクサクサしてしまう中、泰介の甲子園への希望は悠太郎の心にも
明るさをもたらせていたのだった。
モチベーションを上げさせるために、「段階式カツ制度」を思いつく主人公。
1回戦に勝てば野菜とイワシのカツ。
2回戦に勝てばイカ。
3回戦に勝てば白身魚。
というように、勝ち上がっていくごとに中身が豪華になっていき…
準決勝に勝てば…。
牛カツになります。
え、食材は…?
(※だから~四次元………)
今日の名言。by 悠太郎。
あなたはいつまで経ってもすがすがしいほど浅はかですね。
「水曜日」
白身魚のためにめ以子が市場に行くと、何と源ちゃんが戻って来ていたのだった。
あれれ……普通に立っているし、冗談も言っているし、そう悪い所は無さそうだ。
勘助状態で戻ってきたわけではなかったのか…。
本人談では戦地で病気になり、任務不適格の傷病除隊なのだとか。
体、大丈夫なん?えらい痩せたみたいやけど。
源ちゃん?
ああ…ろくなもん食えんかったからな。
まあ美味いもん食うてたらそのうち戻るやろ。
たんぽぽコーヒーさえ飲まずに「うま介」を出る源ちゃんだった。
さて。
泰介はその日、試合に勝って帰ってきた。
けれども、とても暗い表情。
試合は勝った。けど…全国大会はなしやって。
え?
今後5年間、全国大会は中止。
甲子園はないんやて。
御飯、食べていき。
と言うめ以子に、もう甲子園もないのに、ご馳走になれないと断る諸岡くん。
まだ、予選はあるし、用意してしまったからと笑顔で諸岡くんを誘う家族。
鶏を飼っている家から1個だけ譲ってもらった卵でタルタルソースを作ってかけた
エイのカツ。
美味しい美味しいとガツガツ食べていた諸岡くんの手が、ふと止まる。
タルタルソースは諸岡くんと泰介のカツにしか掛かっていなかったのだ。
僕たちのために…。
大変やと思うやろ?
ところがや、鶏飼うてはるおじさんにおばちゃんがニコ~って笑たらな、
ふって卵が出てきてんよ~。
はよ食べや。
はい。
おばちゃんの魅力で一発やっていう話やん。
それはちゃうんとちゃいます?
何で?
笑顔で食事する西門家のみんなを見ていて、涙ぐむ諸岡くん。
すいません。
こんなに応援して頂いたのに甲子園行かれへんで。
…ホンマ、すいません。
諸岡くんのせいじゃないやん…。・泣
1941年から1945年までの5年間。
「全国中等学校優勝野球大会」は中止になった。
言うまでもなく、戦争のためだ。
最後の大会になるはずだった諸岡くんには最後もなくなった。
今回は、この朝ドラ始まって以来初めて…か?2回目か?
解んないけど泣けたわ。
この子たちが健気で可哀想で、西門家の心配りが温かくて泣けた。
実は翌年1回だけ幻の甲子園があるので泰介は出られるかも知れないんだけど…
たぶん、そこまで描かないだろうなぁ。
野球の話はこれできっと終わりでしょ。今までの例から行けば…。
あの、諸岡くん。
これからも遠慮せんと来てな。
え…?
2人の青春は、うちの青春やから。
ラストのふ久の言葉かけも良かったわ。
(えっと…どういう青春かはともかくとして )
終始顔色の冴えなかった川久保は、この事を知っていたんだよね。
今年はあるて思うてましたよ。
今年は、って…。
口外はしないでほしいんですけど、僕は今、あちこちに放送の拠点局を増設する
仕事してるんです。
このご時世に増設ですか?
はい。
…とうとう米英とやるって事ですか。
僕らもただ作れて言われてるだけなんです。
けど、明らかに敵の空襲があっても放送が機能不全に陥らへんための予防策としか
思えませんよね。
…という事で、ちょっとは戦争の影が忍び寄ってきたこのドラマ。
源ちゃんは…体調不良ってほどには見えなかったから、何だか謎だ。
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公式にレシピページあるよ。
※キャスト
卯野 め以子 … 杏(幼少期:豊嶋花)
西門 悠太郎 … 東出昌大
西門 静 … 宮崎美子
西門 ふ久 … 松浦雅(少女期:原見朋花/乳児期:森山咲瑠)
西門 泰介 … 菅田将暉(少年期:三澤瑠斗)
西門 活男 … 西畑大吾(少年期:二宮輝生)
川久保希子(旧姓・西門) … 高畑充希
川久保啓司 … 茂山逸平
西門和枝 … キムラ緑子
西門正蔵/酉井捨蔵 … 近藤正臣
卯野大五 … 原田泰造
卯野イク … 財前直見
卯野トラ … 吉行和子(ナレーション)
卯野照生 … 井之脇海
泉 源太 … 和田正人
大村宋介 … 徳井優
藤井耕作 … 木本武宏
村井亜貴子 … 加藤あい
室井桜子(旧姓・堀之端) … 前田亜季
室井幸斎 … 山中崇
高木馬介 … 中村靖日
室井 文女 … 杉本瑛
竹元勇蔵 … ムロツヨシ
野川民子 … 宮嶋麻衣
近藤 学 … 石田卓也
安西真之介 … 古舘寛治
宮本先生 … 奥貫薫
※スタッフ
脚本 … 森下佳子
演出 … 木村隆文、小林大児
プロデューサー … 内田ゆき
制作統括 … 岡本幸江
フードコーディネーター … 飯島奈美
音楽 … 菅野よう子
主題歌 … ゆず「雨のち晴レルヤ」
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【ごちそうさん】
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コメント
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>昭和16年当時は、まだまだ余裕だったようです。
そうですね。
世の中が思っているほどは、この辺はまだ民衆は戦争に対して暗い思いばかりしているわけではないですね。
しかし、もう米も配給になっている中、近所の子どもたちにまで食べさせている「ごちそうさん」。
私は借金がどうなっているのかもヒジョーに気になってます^^;
ごちそうさん 第105回
内容
泰介(菅田将暉)の甲子園行きを、料理で応援するめ以子(杏)
今日の食材を選んでいたところ、源太(和田正人)と遭遇する。
敬称略
何かを描いて欲しい。何かを描くな。とは言わない。
もちろん、俳優の演技が。。なんてことも言うつもりは無い。
あ、よ…
SECRET: 0
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が、「本当に苦労した」と恨みがましく語る時代って、
昭和20年3月に空襲で自宅が全焼した後のことです。
昭和16年当時は、まだまだ余裕だったようです。
というより、グチグチの対象ではないだけですが。
ただし、戦前の平時でも、西門家の様な食卓ではなかった、
め以子が嫁いで来る前の西門家のような感じだっただろうことは、
容易に想像がつきます。
疎開も学童疎開ではなく縁故疎開、
6年生の2学期から郊外の学校に転校したそうですが、
まだ、白米のご飯は食べられていたそうです。
掲示板では番組の時代考証が指摘されてますが、
先週のステーキ騒動以外は、
そんなに荒唐無稽ではないかもしれません。
青春>『ごちそうさん』第105話
エイというと
韓国のフォンオフェが有名だよね
小泉武夫と東海林さだおの対談で読んだだけで
食べたことはないのだけど
何でも物凄い匂いで
口に入れて深呼吸すると失神する
死ぬ人もいる
…という話で
ムン・ヒジュンと結婚した暁には
どうやってこれを回避しようかと今から悩み中>ぇ
…ひじゅにですが何か?
「な~んでしょ?」by藤井
…
青春>『ごちそうさん』第105話
エイというと韓国のフォンオフェが有名だよね小泉武夫と東海林さだおの対談で読んだだけで食べたことはないのだけど何でも物凄い匂いで口に入れて深呼吸すると失神する死ぬ人もいる…
ごちそうさん 第105回★ふ久(松浦雅)「2人の青春は、うちの青春やから。」
連続テレビ小説「ごちそうさん」第105回(2月5日)
試合が終わって帰って来た泰介(菅田将暉)と諸岡(中山義紘)
浮かぬ顔の二人にお静さんが「お帰り。あかんかったんか? 試合。」
泰介、制帽を脱いで「ううん。勝った。」
泰介の微妙な表情に気づかないめ以子が拍手しながら「すごいな。やっぱり。」
しかし妙な雰囲気で上り框に座った泰介。
お静さん「何かあったんか…
ごちそうさん (第105回・2/5) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『ごちそうさん』(公式)
第18週『乳の教え』【第105回】の感想。
め以子(杏)は、カツの材料を求めて出かけた市場で、源太(和田正人)に会って驚く。病気のために除隊になったというが、やつれた様子を心配する。鉄筋の不足に悩む悠太郎(東出昌大)は、藤井(木本武宏)から竹筋コンクリートなるものについて聞く。甲子園は今後5年間、開催されないことが決まる…