NHK朝ドラ【ごちそうさん】第56回 感想　「ハモニカ」とは…

め以子（杏）は、室井（山中崇）から、静（宮崎美子）の「ハモニカ」は楽器のことでは
ないと聞かされる。
翌朝、和枝（キムラ緑子）は妙に機嫌がよく、みんなを気味悪がらせる。
め以子は静に、「ハモニカ」とは何か問いただすがはぐらかされる。
肉と魚にそれぞれハモニカと呼ばれるものがあると知って料理して出すが、静は不機嫌に。
悠太郎（東出昌大）は、偶然会った和枝から安西（古舘寛治）を紹介され、親しげな様子に驚く。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「ごちそうさん」第56話「祭りのハーモニー」
　　　　　

※(注)楽しくご覧になった方は読まない方がええですよ。

基本的には、ほぼ簡単感想で。

 

昨日の記事に「今週のサブタイは鱧(はも)か～」と、書いたけれどもちがったのかな～？

 

「祭りのハーモニー」は「ハモニカ」の事らしい。

で…「ハモニカ」とは……。っていうのが今週のミステリーらしい。　
つまり、これが何なのか解ければ、たぶんお静さんの心も溶けると…。

…その答えはまた後で。

 

ぐでんぐでんに酔っぱらったお静さんを連れ帰った悠太郎。

どうやら、室井が酒場でお静さんと偶然出会い(あんた、駆け落ちしてきて金は…)、
家の事をインタビューしたくて一緒に飲んだらしい。

 

前から話聞いてみたかったし、飲みながらお話聞いてたんだよ。
そしたらついつい飲み過ぎちゃって。

どんな話してたの？

う～ん…
ほとんどはお父さんの話かな。
いい加減で女ったらしで、責任感の「せ」の字もない最低の男だって。

 

あまりにもぐでんぐでんになってきたので、そろそろ勘定しようという時に、
お静さんは「ハモニカ」をくれと言い始めたらしい。

おっちゃんが、たまたま流しの人が置いて行ったハーモニカを渡すと、

これと、ちゃう。
こんなんとちゃう！

と、暴れ出したそうで……。

そこにたまたま職場の人たちと入ってきた悠太郎が連れ帰ってきたというわけ。

室井に丁寧に頭を下げて詫びる悠太郎。

 

ああ、いいのいいの、大した事ないし。
それよりさ、大阪には別に「ハモニカ」っていわれるものがあるの？

さあ？

何なんだろうね？ハモニカって。

何なんでしょうねえ？

ハモニカ…。

 

翌日。早速市場で「ハモニカ」について聞きまわる主人公。

 

肉のアバラんとこハモニカいう人もおるって聞いた事あるけど。

と、源ちゃん。

けど、魚でもあるんちゃうかな？
メカジキいう魚のな背びれんとこをそう呼ぶって聞いた事が。

魚もな、食べてる格好がハモニカ吹いてるように見えるって。

まぁ…肉の脂にしろ魚の背びれにしろプルンプルンしている感じ。

 

「ハモニカ食べたら天神祭の話もしやすくなるかもね」

↑おばあちゃんさ～これ、主人公の心の声なの？
それとも、おばあちゃん自身の声なの？

おばあちゃん自身の声なんだとしたら、おばあちゃんも相当………いや…なんでも…。

 

で「ハモニカ」いわれた物を買ってきて家で調理するめ以子。

お静さん、喜ぶだろうな。

これ！これですわ。
自己満足押し付け体質。
あれだけの事があってもまだ治らない。　

けれども、わざとそう描いてるんだよね。脚本。

 

その後のシーンで、こんな物出しやがってとばかりにプンプンするお静さん。

 

こういうの…やめてくれるかいな。

え、でも、お静さん食べたいかなって思って。

酔うた時の事なんて蒸し返されとうないん分からんか！？

 

人の心の傷跡をえぐるのが大得意な主人公であった。
お節介といえば聞こえはいいが、それを通り越したものがある自己満足の押し付け。

まぁ…最終的には、それでも「おかげ」で上手く行くんだけどね。ドラマだから。

それをここまでしつこく描き続けるってところが…後々生きてくればいいんですが。

 

さて、この間、実は和枝姉さんは大変機嫌がいい。

ご飯の最中に微笑んで家族の箸を止まらせたり、二日酔いのお静さんに気を配ったりしている。

そして、ついに悠太郎がの原因を知るのだった。

 

ボーっとして職場から帰宅する悠太郎。

 

姉さん…あいびきしとったんです。

へえ～。

び、びっくりしないんですか？

だって「あいびき」って株やってるって事でしょ？

ホンマのあいびきです。

 

思わず「えーーーーー！」と叫ぶ希子ちゃんとめ以子。

 

仕事帰りに偶然、殿方と楽しそうに笑いながら歩いてくる和枝姉さんと出くわした悠太郎。

 

先生。弟の悠太郎です。

安西真之介といいます。初めまして。

安西先生は、京都帝大で経済いうの教えてはって、株の事いろいろ教えてもうてんのや。

東京から来たばかりなんで、私は代わりに関西の事を教えてもらってるんです。

 

どうやって知り合いはったんですか？

悠太郎と一緒にいた藤井さんと大村さんもビックリ～…。

 

北浜の店でな、わてが御不浄から出てきたら、ハンケチ無くした先生が往生してはって。

ハンケチを貸して頂きました。

えらい臭い仲でんな。

こらこらこら…と言いたい所だけど～…臭いよねぇ…。

もう、詐欺フラグがビンビン立ってるよね～……。

古舘寛治さん…LOVE&PEACEの弁護士なのに、結婚詐欺しちゃあかんで～…。←他のドラマや。　

アゴに手を当てて考えるポーズを3人でする夫婦と義妹。

 

とりあえず、お静さんには黙っとこうと決めたのに、翌朝。

 

あんた、男でけたやろ。

1分でバレるのであった。

 

ここの下りは面白かった。
宮崎さんのイケズ演技が素晴らしい。

 

しかし…
個人的には、和枝姉さんには幸せになっていただきたく、詐欺に遭って泣いて
主人公が慰めるとかそういう展開は絶対にイヤだ！！

でも…そうなりそうな悪寒がしておりまする……。

 

和枝姉さん騙される→主人公が精神的支えになってやる。
で、この後、何年後か何か月後かは解らないが別の相手が現れて幸せになる。

どうせ幸せになるんだから、ここは「主人公のおかげ」に使ってもいいでしょ…。

って声が聞こえてくる気がする～～！！！

あ、妄想ですか？
そうですか…。

 

…で「ハモニカ とは」の答えですが………。

ミステリーにしたいらしいから、書いたらネタバレになるし。
この記事の一番下にヒッソリ書きますので、見たい方だけ見て。

 

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※キャスト

卯野 め以子 … 杏（幼少期：豊嶋花）

卯野 大五 … 原田泰造
卯野 イク … 財前直見
卯野 トラ … 吉行和子(ナレーション)
卯野 照生 … 井之脇海

西門 悠太郎 … 東出昌大

酉井 捨蔵 … 近藤正臣
西門 静 … 宮崎美子
西門 和枝 … キムラ緑子
西門 希子 … 高畑充希

村井 亜貴子 … 加藤あい
泉 源太 … 和田正人
大村 宋介 … 徳井優
藤井 耕作 … 木本武宏

堀之端 桜子 … 前田亜季
野川 民子 … 宮嶋麻衣
近藤 学 … 石田卓也
室井 幸斎 … 山中崇

高木馬介 … 中村靖日
宮本先生 … 奥貫薫
竹元 勇蔵 … ムロツヨシ

※スタッフ

脚本 … 森下佳子
演出 … 木村隆文、小林大児
プロデューサー … 内田ゆき
制作統括 … 岡本幸江
フードコーディネーター … 飯島奈美
音楽 … 菅野よう子
主題歌 … ゆず「雨のち晴レルヤ」

 

 

 

 

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※「ハモニカ」っていうのは～現存しない寒天菓子らしい。鱧の形らしいですぜ…。