「亀の前事件」は北条政子を「烈女」と定義し「悪妻」というレッテルを張らせるエピソードとして有名な事件である。
永井路子先生は、もう少し柔らかく、北条政子を「やりすぎてしまう女性」として語っておられた。
私もずっと「亀の前が少し気の毒」と思い続けていたのだけれど……(笑)
北条義時(小栗旬)から父・伊東祐親(浅野和之)と兄・祐清(竹歳輝之助)の死を告げられ、憤る八重(新垣結衣)。義時は八重をいさめ、源頼朝(大泉洋)から与えられた江間の地へと八重を送る。政子(小池栄子)が懐妊し頼朝の嫡男誕生への期待が高まる中、比企能員(佐藤二朗)が比企尼(草笛光子)を伴い鎌倉に出仕。さらに三善康信(小林隆)から推挙された官僚・大江広元(栗原英雄)らが都から下向し、新たな関係が動き出す…
(『鎌倉殿の13人』上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
大河ドラマ 鎌倉殿の13人 第12回「亀の前事件」
感想
この亀の前は、打ち壊されてもいいかな(笑)……
だって、平気そうだし。
前回、告知させていただいたように Twitter実況を貼り付けて、後日追記するシステムでやっていこうと思っております。どうぞよろしくお願いします。
Twitter実況感想
「父はなぜ死ななければならなかったのですか」3人で暮らす日を待ちわびていると言っていたのに……因果とはいえ、切ない #鎌倉殿の13人
— くう@ドラマ実況アカ (@kukucooo) March 27, 2022
\#鎌倉殿の13人 ギャラリー/
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) March 27, 2022
【第12回】本日放送!
[総合]夜8時
[BSP・BS4K]午後6時#三谷幸喜 が贈る予測不能エンターテインメント!#新垣結衣 #八重
▼公式HPではフォトギャラリーを公開中!https://t.co/Cw6IxDqZSr pic.twitter.com/vnkZAYihTv
それに対する小四郎の「これ以上の詮索はやめにしましょう」という軽さ。軽くするしか答えようがないけれど… #鎌倉殿の13人
— くう@ドラマ実況アカ (@kukucooo) March 27, 2022
阿波局、阿野全成と婚儀整う。あーー…… #鎌倉殿の13人
— くう@ドラマ実況アカ (@kukucooo) March 27, 2022
妹が率直に何か言うたびに物議が……。北条の跡取りはどう考えても小四郎でしょ……。こういうところから争いが起きるんだよね #鎌倉殿の13人
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大江広元……真田の叔父上ーーー!! #鎌倉殿の13人
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方々
— 栗原英雄(ほぼ本人)役の者 (@polon0702) March 27, 2022
大江広元
以後お見知りおきをm(_ _)m#大江広元#おおえのひろもと#鎌倉殿の13人
おの人#栗原英雄 https://t.co/mumkirZd0i
この時代、乳母と乳父の権力は絶大なので #鎌倉殿の13人
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安産祈願の馬引きが不服な九郎。「私はそんなことのためにここにいるのではありません」畠山は御家人だから勝手にやれ。「私はーー!!!」自分は別格だというプライドから抜け出せない九郎 #鎌倉殿の13人
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今の「いい子が生まれますように」は九郎の本心かな…… #鎌倉殿の13人
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/#吾妻鏡
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寿永元年(1182)8月12日条
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政子の出産にあたり、貴人の出産や病気の際に邪気をはらうために蟇目(ひきめ)を射る引目役は、上総広常が務めました。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/yfRinfElUR
政子、男子を出産す。頼家。比企。源氏の跡取り。回り始めてしまったね。 #鎌倉殿の13人
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亀の前の家を隠れ家にする頼朝。癒しの場所に居るのがこんな強い女でいいの?^^; #鎌倉殿の13人
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そもそも小四郎はどうしてここに八重を連れて来たの。妻にしたいの。八重にとっては父と住むはずだった館だよ。楽しくないに決まってるでしょ… #鎌倉殿の13人
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小四郎も恋に走ると案外愚かなのか。「父上を殺したのは頼朝」とわざわざ言ってやるのは本心なのか執着なのか。 #鎌倉殿の13人
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亀の前のことを言いまくっちゃう みいさま。そしてメッチャ大事に。「政子には言うなよ」で、みんな言っちゃう。 #鎌倉殿の13人
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「噂よ」「これはあくまでも」そしてみんな言ってしまう。鎌倉殿のスキャンダルはみんな大好物だからな。 #鎌倉殿の13人
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しかし、ほんっっっと、この亀の前、全然同情できないからなぁ……^^; #鎌倉殿の13人
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後妻打ちを提案するのは牧の方か… #鎌倉殿の13人
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小四郎、人選間違えたな……。九郎を見張りに立たせれば事件は起きないと踏んだが、「政子のため」と言われて本気で打ち壊してしまった… #鎌倉殿の13人
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子どもの隠れ家をぶち壊すようなマネに頼朝がどんなに怒るか… #鎌倉殿の13人
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「お義母さまはわざと私に耳打ちなさった。なんて意地の悪い。少し叱られればいいのよ」少しでは済まないのよ政子…… #鎌倉殿の13人
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そして「叱られる」牧宗親と九郎。 #鎌倉殿の13人
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「政子のためにやったのであれば、これを許せば他の御家人に示しがつかぬ」他の御家人、と一緒にされた九郎 #鎌倉殿の13人
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九郎は謹慎になり、牧宗親は髻を切られる。目の前で髻を切られる宗親を見て九郎もさすがに頼朝という人間の恐ろしさを知ったよう #鎌倉殿の13人
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/#吾妻鏡
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) March 27, 2022
寿永元年(1182)11月12日条
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源頼朝は亀の暮らしていた屋敷を破壊した牧宗親を呼び出して詰問。「政子を重んじるのは良いが、命令に従うとしても、なぜ内々に報告してこなかったのか」と逆ギレし、宗親の髻(もとどり)を切り落としてしまいました。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/KVN1DJwhtl
「わしは下りた。伊豆へ帰る」この時政はとにかく鎌倉殿と相性悪いんだよな…… #鎌倉殿の13人
— くう@ドラマ実況アカ (@kukucooo) March 27, 2022
/#吾妻鏡
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) March 27, 2022
寿永元年(1182)11月14日条
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愛妻・牧の方(りく)の兄である宗親を源頼朝が処罰したことを不満に思った北条時政は、鎌倉を去り、所領である伊豆へと帰っていきました。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/ZEdi9WLjbo
「何もかも嫌になりました。私も父上のように何もかも放り出して伊豆へ帰りたい」坂東武者だけでここらを争っていた時はもっと何もかも単純だっただろうに、頭脳戦や駆け引きが必要になって本当につらいんだろうな… #鎌倉殿の13人
— くう@ドラマ実況アカ (@kukucooo) March 27, 2022
真田の叔父上はここでも鎌倉の間者でありご意見番。その広元から太鼓判を貰う小四郎。 #鎌倉殿の13人
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とりあえず、亀の前がめげない女で良かったよね……(無傷だし) #鎌倉殿の13人
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ある意味、家を壊されたはずの亀の前が一番無傷なんだよな。元々失って困る自分の物は何もなく、巻き込まれて権威が落ちる後ろ盾もいない。関係者すら居ない。強いし(笑) #鎌倉殿の13人
— くう@ドラマ実況アカ (@kukucooo) March 27, 2022
鎌倉殿の13人 12話追記感想
阿波局(実衣の方)と阿野全成の婚儀、万寿(源頼家)の誕生、比企一族の乳母夫着任……と、歴史は着々と源氏の始まりの終わりに向かって進んでいる。
でも、今はこんなに幸せそうなのだもの。
幸せでいいんだよね……。
阿波局(実衣の方)と阿野全成
実衣さまと阿野全成。
恋愛結婚のように描かれていて、実際はどうだったか知らない。
鎌倉殿の弟であり、落ち着いた側近。御台所の妹であり、おしゃべりで気の置けない存在。
頼朝夫妻にとって、どちらも傍に居て欲しい存在であり、喜ばしいカップルだっただろう。
幸せそう。
阿波局のお喋りな性質がやがて大事を引き起こすことは『吾妻鏡』にも書かれている。亀の前事件でのこの「火付け役」は、まさにこの夫婦の今後の行く末を示唆している。
馬引きを断る九郎義経
実兄・義円を陥れて殺害した九郎は、今もまだ戦の手柄を逸っている。
政子の安産祈願の馬引き役を断り、頼朝の機嫌を損ねる。義円のことは全く反省していない。
今回、政子に対して掛けた言葉だけが真実のように聞こえた。
御台所は男子か女子どちらがいいのです?
丈夫ならどちらでもいいわ。
触ってもいいですか。
いい子が生まれますように。
この大河に出てきて、初めて義経が少し可愛く見えた。
サイコパスではなく、愛に飢えてひねくれているだけなのだろうか。政子のことは好きらしい。
髻を切られる宗親を見て……
亀の前事件を経て。
首謀者が御台所だと分かっても、政子を罰することは出来ない。
九郎。政子のためにやったのであろうが、これを許せばほかの御家人に示しがつかん。謹慎を命じる。
謹慎させられたのは計画通りだったのか、計画には無かったのか。
しかし……
お前のせいでわしはかわいい弟を罰するはめになった。なぜ九郎を巻き込んだ。なぜ火を放つのを止めなかった!
断じて許さん!
平三、この者の髻を切れ。
牧宗親への怒りを爆発させる頼朝に驚いたのか、髻を切るという暴挙(烏帽子を取られ髻を切るというのは、全裸にされて大事な物を晒されるほどの恥だった)に出たことに驚いたのか、「わしのかわいい弟」発言に驚いたのか……。
素で驚いた様子の九郎。
この一件、九郎が反省することは恐らくないだろうし……。
「かわいい弟」だから何をやっても許される。という方向に意識が向かなければいいんだけれど(いや、そうなるよね……)
そして亀の前
亀の前という人は控えめで美しく、頼朝からは長く寵愛を受けていた……と言う話だったと記憶している。えっ、どこが控えめ?(笑)
打ちこわしに遭っても、預かり先の上総広常にまですり寄ろうとする姿が逞しすぎるよね。
『吾妻鏡』ではこの先は行方が知れない。この大河ではずっと出てきそう(笑)
この事件が決定的にしたことは、北条時政と頼朝の決裂である。
そして、牧の方が愚かな策氏であるということ。
まぁ……伊豆でおとなしくしている女ではないよね。宮澤りえさまのハマりっぷりが凄い。
キャスト(相関図式)とスタッフ
キャスト (相関図式)
【北条家】
北条義時:小栗旬 13人 – 主人公
北条時政:坂東彌十郎 13人 – 義時の実父
りく:宮沢りえ – 義時の継母 – 時政の妻
北条宗時:片岡愛之助 – 義時の兄
実衣(阿波局):宮澤エマ – 義時の妹
北条泰時:坂口健太郎 – 義時の息子
北条時房 : 瀬戸康史 – 義時の弟
比奈 : 堀田真由 – 義時の妻
牧宗親:山崎一 – 牧の方(りく)の兄
北条政子:小池栄子 – 義時の姉 – 源頼朝の妻
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【源頼朝 一家】
源頼朝:大泉洋 鎌倉殿 – 義時の義兄 – 北条政子の夫
源頼家:金子大地 – 頼朝の長男
大姫:南沙良(難波ありさ←落井実結子) – 頼朝の長女
三幡 : – 頼朝の次女
源実朝:柿澤勇人 – 頼朝の三男
貞暁 : – 頼朝の次男(異腹)
亀:江口のりこ – 頼朝の妾
【源頼朝 兄弟・親族・関係者】
阿野全成:新納慎也 – 頼朝の異母弟 – 常盤御前の長男
義円:成河 – 頼朝の異母弟 – 常盤御前の次男
源義経:菅田将暉 – 頼朝の異母弟 – 常盤御前の三男
里(郷御前) : 三浦透子 – 義経の正室
静御前 : 石橋静河 – 義経の妾
源範頼:迫田孝也 – 頼朝の異母弟 – 三兄弟とは異腹
源行家:杉本哲太 – 頼朝兄弟の叔父
安達盛長:野添義弘 13人 – 頼朝の側近
武蔵坊弁慶:佳久創 – 義経の郎党
木曽義仲:青木崇高 – 頼朝兄弟の従兄弟
巴御前:秋元才加 – 木曽義仲の妾
木曽義高:市川染五郎 – 木曽義仲の息子
今井兼平:町田悠宇 – 木曽義仲の乳母子
武田信義:八嶋智人 – 甲斐源氏4代目
伊東祐親:浅野和之 – 北条兄妹の母方の祖父
河津祐泰:山口祥行 – 伊東祐親の長男 – 北条兄妹の叔父
伊東祐清:竹財輝之助 – 伊東祐親の次男 – 北条兄妹の叔父
八重:新垣結衣 – 源頼朝の妻- 義時の側室 – 伊東祐親の娘
千鶴丸:太田恵晴 – 八重の子(夭折)
善児:梶原善 – 伊東家の下人
江間次郎:芹澤興人 – 伊東家の家人
工藤祐経:坪倉由幸 – 伊東祐親の元娘婿
工藤茂光:米本学仁
仁田忠常:高岸宏行
堤信遠:吉見一豊
比企能員:佐藤二朗 13人 – 源頼家の乳母父 -比企尼の甥
道:堀内敬子 – 源頼家の乳母
若狭局 : – 比企能員の娘
一幡 : – 若狭局の長子
比企尼:草笛光子 – 源頼朝の乳母
善哉(公暁) :寛一郎 – 頼家の男子 –
畠山重忠:中川大志
足立遠元:大野泰広 13人
梶原景時:中村獅童 13人
和田義盛:横田栄司 13人
三浦義澄:佐藤B作 13人 – 伊東祐親の娘婿 – 北条兄弟の叔父
三浦義村:山本耕史 – 伊東祐親の孫 – 義時の従兄弟
岡崎義実:たかお鷹
土肥実平:阿南健治
山内首藤経俊:山口馬木也
大庭景親:國村隼
上総広常:佐藤浩市
千葉常胤:岡本信人
三善康信:小林隆 13人
大江広元:栗原英雄 13人
中原親能 : 13人
二階堂行政 : 13人
八田知家 :市川隼人 13人
【朝廷・公家・平家】
後白河法皇:西田敏行
以仁王:木村昴
後鳥羽上皇 : 尾上松也
丹後局:鈴木京香
平知康:矢柴俊博
源頼政:品川徹
平清盛:松平健
平宗盛:小泉孝太郎
平維盛:濱正悟
藤原秀衡:田中泯
文覚:市川猿之助
スタッフ
◆制作統括 : 清水拓哉、尾崎裕和
◆プロデューサー : 長谷知記、大越大士、吉岡和彦、川口俊介、結城崇史
◆演出 : 吉田照幸、末永創 、保坂慶太、安藤大佑
◆脚本 : 三谷幸喜
◆音楽 : エバン・コール
◆語り:長澤まさみ
『鎌倉殿の13人』各回リンク