離れていても家族が繋がっていることを確認したコロナ禍の第23週。それを再確認する第24週ということなのかも知れない。
米田家、新たな転換期。
ちょっと泣けた第119回。
愛子(麻生久美子)は、一人暮らししている佳代(宮崎美子)を訪ねに福岡・糸島へやって来る。愛子は一緒に畑仕事をしながら、佳代が糸島に住み続けたい本当の理由を聞こうとする。一方聖人(北村有起哉)は、客がいない理容店でひとり、神戸にこだわってきた自分の過去を振り返りながら移住について考える(119話)
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「おむすび」第24週「家族って何なん?」第116・117・118・119話感想

感想
仕事が溜まっていて、結局、第24週まとめのようになってしまった。読みに来てくださっている方には申し訳ありません。
でも、簡単感想で(笑)
(第23週のラストも上げていないことに今、気づいたので(今……)これは後ほど上げます)
花が ひなた に……
病院を辞めて食品会社に行くのかな……と思っていた先週から3年経ち、そのまま病院の栄養士を続けている結。もう9年目のベテラン。
花ちゃんは何と中学生。
そして前時間の『カムカム』再放送で出番を終えた新津ちせちゃんが、花としてこっちに移動してきた(笑)
中学生になってもサッカーは続けているらしい花。
翔也は理容師の資格を取得、店は何とか回っているみたい。
聖人父さんは商店街のためにますます尽くし、愛子さんはちょっと複雑な表情を見せている。
佳代さんは糸島で一人で暮らしている。聖人さんは月に2回帰っているというから、なかなかの頻度では。
佳代さん、やっぱりこっち来る気ないの?
あ~糸島行くたんびに一緒に神戸で暮らそう言うとんやけどな、何やいっつもスルスル~ッとかわされて。まあ結局、年やから動くんがしんどいだけやろ思て。
この言い分が、うちのダンナ氏と全く同じでビックリしちゃったよね。
「年だからもう乗り物に乗れない。動くのがしんどいらしいから連れてこられない。」
おとうさん、全然分かってないね。
と、愛子さんは言うのだった。ほんと、それ。
結の病院に身元不明の少女が栄養失調で運ばれてくる。
何で助けたの?
ほっといてくれればよかったのに。
別に死んでもいいし。
と言う田原 詩さん。15歳。
震災で亡くなった真紀ちゃんにそっくり。
この患者さんも、とりあえずは口から摂るより点滴だよね……。
たぶん、この詩ちゃん絡みで、「死にたくないのに死んでいった子もいるんだよ。あなたにそっくりな女の子の分まで生きて」という展開になる気しかしない月曜日。
移住計画
愛子さんは聖人さんと一緒に糸島へ移住したいのだと娘たちに相談する。
理由は佳代さんが心配だから。
しかし、神戸でもう一度やり直したい気持ちで戻ってきた聖人さんの思いは分かっているので、言い出すのに苦労している……という話。
でも、それは相談されてもね……「いやいや、言うしかないでしょ」としか答えられないでしょ(笑)
おふくろは俺がきちんと説得する言うたやろ。
何で今更糸島なんや。
言い出してみたところ、こういう返事。
だって、私、糸島好きだし。
残りの人生、好き嫌いで決められるか。
聖人さんはお母さんが1人でも心配じゃないのかな……って、つい思っちゃうよね。
何でそこまで糸島にこだわるんやろ
花はサッカーで足を痛めて結の病院で診察を受ける。
そして、待合室で翔也パパがちょっと目を離した隙に消えてしまう……というのが前回のラストで。
花は、病院から抜け出そうとする詩を見かけて追っていたのだった。
2人で備品室に隠れて話をする。何が好きなのかと花が聞くと、歌が好きだと答える詩。
じゃあ将来は歌手やねえ。
無理だよ、そんなの。
今まで何やってもうまくいかなかったし、私には何もないから。
住む場所も家族もお金も…何にも。
何なら生きてる意味もない。
そう言った後、突然倒れてしまう詩。当然、再び病室送りである。
少しも食べ物を口にしない詩に、ファッションの話で心を開こうとする結だった。
とりあえず、「YouTubeもやっているアユ」のことは知っている詩だった。
有名人だな……。
これで、歩も詩に会いに来るんだろうな……そして、真紀ちゃんの分も生きてって話になるんだろうな……(その流れは嫌だな……)。
佳代さんの事で悩む愛子さんに、自分の父親も最期まで故郷から動かなかったと話す美佐江さん。
うちの父親は生まれ育った場所が居心地いいから言うとったけど、佳代さんもおんなじなんかな?
何でそこまで糸島にこだわるんやろ?
それは……この商店街にこだわり続けるここの人たちと同じなんじゃないの。
土地や仕事や人が大事だから動かないんでしょうね。
私の母親
愛子さんは一人、糸島に行って佳代さんと話をする。
佳代さんの本当の気持ちを確かめたくて。
どうして糸島にずっといたいの?
神戸で私たちと一緒に暮らす気持ちはない?
と尋ねると、佳代さんは、
作物ば育てよったらね、毎日新しい発見があってやればやるほどやりたいことが出てくるっちゃんねえ。
と言う。
やりたいこと?
育てたことのない作物ば育ててみとうなったり、作ったことのない料理ば作ってみとうなったり、もう やりたいことがどんどん。
やけん…。
糸島におりたいんよ。
これは、良い話だと思う。
神戸に来て、あそこでみんなと住んでも、毎日テレビの前に座ってつまらなく残りの人生を生きるだけだと思う。
やりたいことがあるなら、そこに居ればいいのよ。
やっぱりすごいよ。佳代さんは。
お世辞でもうれしか。
私、お世辞なんか言わないよ。
心から本当にそう思う。
まあ。娘の言うことやけん信じようかね。
娘?
娘たい。愛子さんは。
私の大事な大事な娘。
このやり取りを聞いて、「ひゃぁ……」と思う人もいると思うのよね。
私も以前はそうだった。
しかし、昨年義母が亡くなって、今は愛子さんを羨ましいと思う。
そういう関係を築けた家族が羨ましい。それはきっといずれ自分自身に返ってくることだから。
神戸へ戻り、聖人さんと話をする愛子さん。
もちろん、おとうさんが神戸のこと大切に思ってるのは分かってる。ただ…聞いて。
私は18歳で家出して、家族との縁を切られた時、本当に孤独だった。
でも、おとうさんが…その時は聖人さんだったけど、すごく優しくて。何も聞かないで私のこと受け入れてくれた。
家族の温かみを知らない私にみんなが家族の大切さを教えてくれてた。
だから本当に感謝してる。
不満なんて一回も思ったことない。
ただ、おとうさん…。
今回は私のわがままを聞いてほしい。
聖人さん。
私と一緒に糸島に住んでください。
私は佳代さんと聖人さんと私の3人であの場所で暮らしたいの。
糸島は私の故郷。
糸島には私の母親がいる。
そんな大切な場所で大切なあなたと…。
一緒に暮らしたい。
「糸島には私の母親がいる。」
このセリフの時の麻生さんの瞳の力が強くて。
「愛子」という、このドラマの中であまり好きじゃなかった存在が、ものすごく好きになった。
今まで家族の自由を尊重して、あまり何も言わないようにしていた人。
意思が無かったり気持ちが無かったりするわけではなく、そうやって自由で平和な家族を保ってきたんだなとよく分った。
そして、聖人さんのことをとても大事にしているということも。
年月が経てば家族の形は変わっていく。結婚して増え、子供が生まれて増え、独立して減り、老いて減る……誰かが困れば共に住み、誰かが困れば移住する。
そういうことを、きちんと描いてくれているのは、すごく良いと思うのだった。
ちょっと泣けてしまった。
ところで「みるはち」では、あなたのベスト朝ドラ投票所 をリニューアル。よろしければぜひ。
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おむすび キャストとスタッフ
キャスト
米田結 – 橋本環奈
米田(四ツ木)翔也 – 佐野勇斗
米田 花 – 新津ちせ ← 宮崎莉里沙(乳児期:りりや)
米田歩 – 仲里依紗
米田聖人 – 北村有起哉
米田愛子 – 麻生久美子
米田佳代 – 宮崎美子
米田永吉 – 松平健
塚本文香 – 濱田マリ
桑原美和 – 妃海風
杉沢聡 – 犬飼貴丈
松崎瑛人 – 永野宗典
篠宮朱里 – 辻凪子
柿沼莉子 – しまずい香奈
石田拓 – 吉田剛明
森下直久 – 馬場徹
蒲田令奈 – 中村アン
中野学 – 川畑泰史
古賀陽太 – 菅生新樹
風見亮介 – 松本怜生
宮崎恵美 – 中村守里
真島瑠梨 / ルーリー – みりちゃむ
佐藤珠子/ タマッチ – 谷藤海咲
田中鈴音 / スズリン – 岡本夏美
柚木理沙/ リサポン – 田村芽実
大河内明日香 – 寺本莉緒
渡辺孝雄 – 緒形直人
佐久間美佐江 – キムラ緑子
佐久間義之 – 宇仁菅真
若林建夫 – 新納慎也
高橋要蔵 – 内場勝則
明石太一 – 堀内正美
明石真由美 – パピヨンズちよこ
渡辺真紀 – 大島美優
大崎彰 – 内海崇
福田康彦 – 岡嶋秀昭
相原三花/ チャンミカ – 松井玲奈
佐久間菜摘 – 田畑志真
高沢克己 – 加藤虎ノ介
ひみこ – 池畑慎之介
佐々木佑馬 – 一ノ瀬ワタル
松原保 – 長谷川忍
五十嵐郁美 – 若月佑美
川合紗香 – 兒玉遥
草野誠也 – 原口あきまさ
古賀武志 – ゴリけん
大村伸介 – 斉藤優
井出康平 – 須田邦裕
飯塚恭介 – BUTCH
イベント司会者 – 田中健二
四ツ木幸子 – 酒井若菜
四ツ木隆則 – 山内圭哉
矢吹沙智 – 山本舞香
湯上佳純 – 平祐奈
森川学 – 小手伸也
桜庭真知子 – 相武紗季
石渡常次 – 水間ロン
野崎幸太郎 – 大原由暉
中村重治 – 嶋尾康史
澤田龍志 – 関口メンディー
立川周作 – 三宅弘城
原口尚弥 – 萩原利久
大久保育代 – なるみ
田中茜 – 前野えま
松本 – 川西賢志郎
語り – リリー・フランキー
おむすび スタッフ
◆放送期間 : 2024年9月30日 ~ 2025年3月 日(予定)(全130回)
◆制作 : NHK(BK)
◆平均視聴率 : %
◆制作統括 : 宇佐川隆史、真鍋斎
◆プロデューサー : 管原浩
◆演出 : 野田雄介、小野見知、松木健祐、他
◆脚本 : 根本ノンジ
◆音楽 : 堤博明
◆主題歌 : B’z「イルミネーション」
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