「マキちゃんのこと」がついに語られる。
四ツ木翔也の反応は、あの時テレビで震災の行く末を見ていた関東民のそれよね。
泣いたからといって何もできない。
今は、たぶん現実を知って寄り添う事しか…
１９９５年１月１７日、阪神・淡路大震災に遭遇して学校の避難所で過ごしていた６歳の結（磯村アメリ）は、聖人（北村有起哉）と愛子（麻生久美子）が外の被災状況を見に行った隙に、姉・歩（高松咲希）とともに自宅を見に行く。到着すると、そこには呆然と立ち尽くす両親がいて、結は現実とはとても思えない倒壊してしまった家を目の当たりにする…
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「おむすび」第5週「あの日のこと」第22話感想
感想
簡単感想で(定期)
家は倒壊 家具は……
これ、何？。
それが我が家を見た結の第一声。
家は人が住んでいた形態をしていなかった。
これが…。
俺たちが暮らしとった家や。お父さんとお母さんが仕事しとった店や。
精一杯声を出すお父さん。
米田家は倒壊していなかったのだと思っていた。
一階は店で、家族は二階で寝ていたから助かったんだね。
避難したときはまだ家は無事で、余震で完全に崩れてしまったのかもしれない。
あの地震では一階部分が潰れる家が多かった。
そして、家が崩れて屋根に潰されるという他に、死傷者を増やしたもの。それが家具類だった。
タンスは倒れ、テレビや冷蔵庫などの重たい家電が(当時の大型テレビは重かった)飛んできたという。
家が倒壊しなくても倒れた家具によって多くの方が亡くなった。
令和の今、「家具の固定」が当然になったのは、震災の教訓なのである。
寒い路上で一人カップ酒を飲んでいたナベさんに、歩は声をかけた。
おじさん、真紀ちゃんは？
ナベさん。
ねえ、真紀ちゃんはどこ？
ナベさんの答えはショックなものだった。
死んだ…。
ナベさんの店、崩れてへんかったやろ。
タンスが全部倒れて…下敷きになって…。
何で真紀なんや…。何で俺やなかったんや。まだ中学生やぞ。何であいつが死ななあかんのや。
何で俺だけが生きて…。
震災が起きてから、歩は初めて泣いた。
四ツ木翔也の涙
ふと気づくと、結の横で四ツ木翔也が泣いている。
何であんたが泣くん？
だって…。
それは、物語に対する感想の涙だよ。
私たちも悲しい物語を見たり聞いたりしたら泣くでしょう。
翔也くんは関東の子。
阪神大震災の時、関東はどれくらい揺れただろう。
少なくとも、当時 横浜に住んでいた私はこの地震には気づかなかった。
当時幼かった翔也くんは、他の関東の子どもたちと同じように、この地震について毎年テレビ放送で見たり聞いたりして育ってきた程度の知識だろうと思う。
体験者の話を実際に聞くのはきっと初めてだったろう。
それに対して涙するほどの感受性は彼にはあるみたい。
元々、見知らぬ女子を助けるために海に飛び込むほど良い人だものね。
このキャラとは長くお付き合いしていただきたい……。
ところで「みるはち」では、あなたのベスト朝ドラ投票所 をリニューアル。よろしければぜひ。
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おむすび キャストとスタッフ
キャスト
米田結 – 橋本環奈
米田歩 – 仲里依紗
米田聖人 – 北村有起哉
米田愛子 – 麻生久美子
米田佳代 – 宮崎美子
米田永吉 – 松平健
四ツ木翔也 – 佐野勇斗
古賀陽太 – 菅生新樹
風見亮介 – 松本怜生
宮崎恵美 – 中村守里
真島瑠梨 / ルーリー – みりちゃむ
佐藤珠子/ タマッチ – 谷藤海咲
田中鈴音 / スズリン – 岡本夏美
柚木理沙/ リサポン – 田村芽実
大河内明日香 – 寺本莉緒
渡辺孝雄 – 緒形直人
佐久間美佐江 – キムラ緑子
若林建夫 – 新納慎也
高橋要蔵 – 内場勝則
大崎彰 – 内海崇
福田康彦 – 岡嶋秀昭
相原三花/ チャンミカ – 松井玲奈
佐久間菜摘 – 田畑志真
ひみこ – 池畑慎之介
佐々木佑馬 – 一ノ瀬ワタル
松原保 – 長谷川忍
五十嵐郁美 – 若月佑美
川合紗香 – 兒玉遥
草野誠也 – 原口あきまさ
古賀武志 – ゴリけん
大村伸介 – 斉藤優
井出康平 – 須田邦裕
飯塚恭介 – BUTCH
イベント司会者 – 田中健二
矢吹沙智 – 山本舞香
湯上佳純 – 平祐奈
森川学 – 小手伸也
桜庭真知子 – 相武紗季
石渡常次 – 水間ロン
語り – リリー・フランキー
おむすび スタッフ
◆放送期間 : 2024年9月30日 ～ 2025年3月 日（予定）（全130回）
◆制作 : NHK(BK)
◆平均視聴率 : %
◆制作統括 : 宇佐川隆史、真鍋斎
◆プロデューサー : 管原浩
◆演出 : 野田雄介、小野見知、松木健祐、他
◆脚本 : 根本ノンジ
◆音楽 : 堤博明
◆主題歌 : B’z「イルミネーション」
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