美佐江さんとナベさんが震災を切っ掛けに関係が崩れ、この炊き出し実習で修復すると。
そういう週なのかしら。
結(橋本環奈)は、防災訓練の炊き出しの献立を考える参考に、阪神・淡路大震災のことを佐久間美佐江(キムラ緑子)に聞きながら、避難所でおむすびをもらったのを思い出す。横で聞いていた愛子(麻生久美子)もそのことを思い出し、お腹が減ってたのでとても美味しかったと語る。また美佐江は、当時聖人(北村有起哉)が仕分け隊長として活躍したと言う…(47話)
あらすじ は 公式サイトより引用
結(橋本環奈)は、専門学校の仲間とともに阪神・淡路大震災の当時、何が炊き出しで出されていたのかを聞き取り調査すると、具材が意外にもあったことに驚く。森川(小手伸也)が豆腐があることが意外だと言うと、聖人(北村有起哉)は苦い顔をして永吉(松平健)が関わっていたことを思い出す。当時、避難所にやってきた永吉は、食材集めに奔走したのだった…(48話)
連続テレビ小説「おむすび」第10週「人それぞれでよか」第47・48話感想
感想
2話分簡単感想で(定期)
トン汁
最初の炊き出しはわかめごはんのおむすびと大豆と野菜のみそ汁やったな。
うんうん。
久しぶりにあったかいもん食えてうれしかったなあ。
でしょうねぇ……。
結が差し入れのおむすびを「冷たい」と言ったこと、非難の声も多かったようだけれど、子どもの素直な感想だよね。
(また、そんなことが口から無邪気に出ちゃうほど、結は守られていたんだよね)
あれは1月。時間をかけて運ばれたおむすびは冷たくてカチカチだったはず。そして、あの場ではそれを温める術はなかった。
炊き出しが始まって、やっとみんな「温かいもの」を口にした。
上手い役者さんが揃っているので、この「あったかいもん食えてうれしかったなあ」のシーンには物凄く実感が込められているように思えた。
現地の人たちも、きっとそうだったように。
お母さん、今も忘れてへんわ。
あん時ナベさんが食料くれへんかったら、あんたどないなっとったか。
いっぱい持ってきてくれていたもんな。
ねえ、お母さん。さっきの話やと、美佐江さん、真紀ちゃんのお父さんにすごい感謝しとう感じやったよね。
でも、ふだんめっちゃ嫌ってない?
何でなん?
いろいろあるんだと思う。
愛子母さんは「いろいろ」の内容も大よそ察しているみたい。
栄養学校の炊き出し班は商店街のみなさんにインタビュー。
やっぱり豚汁が多かったんやね。
豚汁は豚汁でもトン抜きやったけど。
トン抜き?
震災のあとしばらく肉が手に入らんくてな。
そやから肉なしでもこれは豚汁や!って思い込んで食べとった。
当時が偲ばれるな。
そう……肉あるなしはともかく、炊き出しだの合宿だのキャンプだのといえば、やはり「トン汁」「カレー」は王道。
避難所では、それの味が濃かったり薄かったりしたらしい。それは健康状態とも関係あるのかしら。
けど、災害時やのにメニューのバリエーションは豊富やったんですね。
確かに。お豆腐なんて一番手に入りにくそうな気がするんですが。
うん。それは…。な~あ?
と、聖人父さんの顔を見る皆さん。
苦々しい顔で答える父さん。
あんクソオヤジたい。
じいちゃん
あの時、駆けつけてきた永吉さんは、避難所の食糧状態を見て
食材ば集めてくる。
と出かけて行った。
持って帰ってきたのは豆腐。
オヤジ。まさか…。
親を盗人扱いすんな!バカちん!
ちゃ~んと豆腐屋で分けてもろうてきたばい。
どこの豆腐屋ですか?
ん?三田。
そんな遠いとこまで?
土地勘が無いのでよく分からないけれど、遠いらしい。
関東住みの身としては、当時は道路が寸断されてグシャグシャだったテレビ報道の印象しかないので、「行けたんだ?」という感想。
そこのご主人が言いよった。
自分も何か手助けしたいばってん行ったら迷惑なんやないかって。
被災していない遠い場所ならそうかも知れない。
当時は、ただテレビ報道を見る者として、どうしたらいいのか分からなかった。
何か送れるものがあったら送った方が良いのか。
少しでも助けになるのは、やはり募金だろうと思い、スーパーなどの募金箱にお金を入れたり……そんなことをしていたのを思い出す。
もしかしたらそういう人、もっとおるかもしれんな。
現地の人も、どうしてもらいたいか分からなかったかも知れない。
永吉じいちゃんのような人が被災地とボランティアを繋いでいったのかもね。
それにしても……
被災地は、結のじいちゃんにずいぶんお世話になったんじゃん……(あまりそういう話、出てなかったよね。こっちに戻って来た時も誰もおじいちゃんの近況も聞かなかった……)
炊き出しの話で、美佐江さんの店に行く結。
お店のパンを出しながら美佐江さんは当時の話をする。
うちの人な、この店やるまでパンなんて焼いたことなかったんよ。
えっ、そうだったんですか?
そういえば何でお総菜屋さんからパン屋さんにお店替えたんですか?
う~ん…何でもよかったんよ、あん時は。
あん時はみんな、もううつむいて暗あてな。
でも下向いとってもなんも変わらへん。
ため息ついとっても一銭も入ってこうへん。
そやからうちの人にハッパかけたんよ。
もうお総菜屋なくなってんからパン屋でもやろか~言うて。
パンの匂い嗅ぐと何か幸せな気持ちにならへん?
美佐江さんはこうして一生懸命、復興に向けて前を向いてきた人。
だから、ナベさんのことが引っかかるらしい。
あの人だけやないんよ、家族失うたん。
うちの兄貴も兄貴の奥さんも地震で死んだ。
悲しんどって戻ってくるんやったらなんぼでも泣くわ。
せやけど死んだ人はもう戻ってこうへん。
うちらは生きなあかんねん。
そやからな、もう、あの人見とうとイライラすんねん!
頑張って前へ前へ、途切れることなく進んだ人にもトラウマはある。
立ち止まったら壊れてしまうから立ち止まらないだけ。分かる気はするけれど……。
「あんたの悲しみは私の悲しみ」ではないからなあ。若い子どもの死はやはり別格だよな。まあ美佐江さんもそれも分かってて引っ込みつかない何かがあるんだろうけど #朝ドラおむすび
— くう🎞️ (@kukucoo) December 4, 2024
高校生の子どもが死んだら、私も立ち直れないだろうな。
美佐江さん的には、ナベさんと一緒に前に行きたいんだよね。引きずられたら自分も後退してしまう。だからイライラする。
分かるけれど、ナベさんにとっては残酷よ。
おむすび見てくれてますかー!
— 佐野勇斗 (@sanohayatodazo) December 4, 2024
一旦今日のヨンです。
佐野勇斗 四ツ木翔也
角度 50°
首 痛い pic.twitter.com/7ByAg3WUzB
ところで「みるはち」では、あなたのベスト朝ドラ投票所 をリニューアル。よろしければぜひ。
このドラマのレビューを投稿してください
広告おむすび キャストとスタッフ
キャスト
米田結 – 橋本環奈
米田歩 – 仲里依紗
米田聖人 – 北村有起哉
米田愛子 – 麻生久美子
米田佳代 – 宮崎美子
米田永吉 – 松平健
四ツ木翔也 – 佐野勇斗
古賀陽太 – 菅生新樹
風見亮介 – 松本怜生
宮崎恵美 – 中村守里
真島瑠梨 / ルーリー – みりちゃむ
佐藤珠子/ タマッチ – 谷藤海咲
田中鈴音 / スズリン – 岡本夏美
柚木理沙/ リサポン – 田村芽実
大河内明日香 – 寺本莉緒
渡辺孝雄 – 緒形直人
佐久間美佐江 – キムラ緑子
若林建夫 – 新納慎也
高橋要蔵 – 内場勝則
渡辺真紀 – 大島美優
大崎彰 – 内海崇
福田康彦 – 岡嶋秀昭
相原三花/ チャンミカ – 松井玲奈
佐久間菜摘 – 田畑志真
ひみこ – 池畑慎之介
佐々木佑馬 – 一ノ瀬ワタル
松原保 – 長谷川忍
五十嵐郁美 – 若月佑美
川合紗香 – 兒玉遥
草野誠也 – 原口あきまさ
古賀武志 – ゴリけん
大村伸介 – 斉藤優
井出康平 – 須田邦裕
飯塚恭介 – BUTCH
イベント司会者 – 田中健二
四ツ木幸子 – 酒井若菜
矢吹沙智 – 山本舞香
湯上佳純 – 平祐奈
森川学 – 小手伸也
桜庭真知子 – 相武紗季
石渡常次 – 水間ロン
野崎幸太郎 – 大原由暉
中村重治 – 嶋尾康史
澤田龍志 – 関口メンディー
立川周作 – 三宅弘城
原口尚弥 – 萩原利久
大久保育代 – なるみ
田中茜 – 前野えま
松本 – 川西賢志郎
語り – リリー・フランキー
おむすび スタッフ
◆放送期間 : 2024年9月30日 ~ 2025年3月 日(予定)(全130回)
◆制作 : NHK(BK)
◆平均視聴率 : %
◆制作統括 : 宇佐川隆史、真鍋斎
◆プロデューサー : 管原浩
◆演出 : 野田雄介、小野見知、松木健祐、他
◆脚本 : 根本ノンジ
◆音楽 : 堤博明
◆主題歌 : B’z「イルミネーション」
『おむすび』各回リンク
1 2 3 4・5
6 7 8 9 10
11 12 13 14 15
16 17・18 19・20
21 22 23 24 25
26 27 28 29・30
31 32 33 34・35
36・37 38 39 40
41・42 43 44 45
46 47・48
コメント