NHK朝ドラ【まれ】　第127回・128回・129回　感想

『月』希（土屋太鳳）の店の開店から1カ月半。店の収支はギリギリで、もうけの出ない状態が続く。希の体調も優れず、圭太（山崎賢人）は心配する。

『火』妊娠が発覚し、希は安定期になるまで仕事の量を抑えることにする。産休前の営業最終日、店に観光客らしき妊婦（本上まなみ）が現れる。

『水』希と徹（大泉洋）の誕生日と同日に男女の双子が誕生。弥太郎（中村敦夫）をはじめ文（田中裕子）や元治（田中泯）らが集まり命名式が行われる。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「まれ」第22週「出産クッサンベイビー」　第127・128・129話

　　　

 

※このドラマを楽しくご覧になっている方はこの記事をスルーする事をお薦めします！

↑もはやテンプレっす。　

 

3話分まとめてホントーに簡単感想で。　

先週書いた通り、マルジョレーヌにはそれなりに口コミファンがついている模様…
当然、こんな口コミ人口でやっていけるはずはないのだが、やっていけるのである。
なぜなら朝ドラだからさ。

一体どういう経営状態なのかハッキリ分らぬまま、まれ世界では2008年の正月。

2日から店を開けると言うヒロインに圭太は困惑。

お前、もうちょっこり休めま。ろくに寝とらんがに。
最近飯もあんまし食うとらんやろ。

売れ残ったケーキ食べとるわいね。

ケーキって、お前…。

という事で、ケーキは相変わらず売れ残っているらしい。
そんな状態で店を開ける事がイイかどうかよく解らん。
開けたら開けたで材料費や光熱費がかかるやんね。

もっとも…

ケーキの状態よりも、ここはフラフラしているヒロインの心配をするべき所らしい。
ついに年始の挨拶をしに行った実家で希は具合が悪くなってしまうのだった。

気持が悪いって人に魚やジャガイモを次々と差し出す悪魔のような地域……と思ってはいけない。ここではジャガイモは悪阻期の妊婦が欲しがる食べものらしいんで。　

って事で、大方の視聴者の予測通り、ヒロインに子どもが出来たのだった。
出産予定は8月。しかも双子ですって奥様……。

予告で双子が出来る事は解っていたが、みのりの方かと思ってた。
だって子どもいっぱい作る予定で早く結婚したんじゃん。

ヒロインに双子が出来る…その意図は一体……
まさか『ふたりっ子』オマージュ？

で、朝ドラ的にはここで問題になるのは当然主人公のお仕事である。

半年以上休んだら借金返されんさけ、産む前に３か月、産んでから３か月は休んで
ほのあとは…。

と、半年は休めるらしい経済状態を披露。

うーーん……
ここでヒロインが絶対的に凄いパティシエに成長していて店も大繁盛で、パティシエ界になくてはならない存在…って設定にまで成長していない意味は何なのだろう。

だって……今の状況ならば開けない方が赤字にならないかも知れないってくらいじゃん…。　
絶対に仕事しなきゃならない状況とはかなり違う気がする。

 

そして、この大変な妊娠期と子どもを産むことについてもっと悩むのかと思ったら、アッサリと出産まで行っちゃう火曜日。　

希も一徹も私らちの孫じゃないげさけ。

と、今さら文さんに言わせたり、一子と圭太が今さらまだ過去に拘っているようだったりの今さらネタ…。

そして、娘が大変な(という設定の)時に全く娘を支える様子が描かれないブレない毒親っぷりの藍子…。

結局…
これは主人公の物語ではなく、毒親が最終回までに自身の毒に気付くのかを生温かく見守るサスペンスなのかも知れないと最近気づき始めたのです……ぇ…違います？

 

産休前の最後の営業日。
妊娠中の希の店に、明らかにマスコミと繋がりのありそうな観光客の妊婦(本上まなみ)がやってくる。

ま…これで、出産後には口コミで店が有名になり、仕事が軌道に乗る図が見えましたね。

 

重なりがちだもんね。
女は仕事が乗ってくる時期と子どもと。

私はまだ決めきれないんだよね。仕事をどうするか。

と言うお客。
希のケーキのおかげで仕事を続ける決心がつくわけですね……。

まぁ…
希の場合は血の繋がりなんか無くても地域みんなで子育てをしようって方向に持っていくんだろうから、何の心配も要らないのである。老人介護も地域で。子育ても地域で。女性もキラキラ働き続けましょ～。ﾎﾞｰｰｰｰ……

それは素晴らしい理想です。
それがもっと深く描かれていればね…社会問題に一石投じるドラマになっていたかも知れないんだけど～。

 

って事で、8月10日。
徹と希の誕生日に双子が生まれます。

ニアとメロが出てくる気がしてならない……。
　　

が、普通の新生児だった…←当たり前だ！

待合でグルグルグルグル回る圭太がなかなか可愛いです…
(双子って1人出てきた時点で会わせてもらえないのか？)

 

希がお母さんになったって思たら、何か…。

と、目を潤ませる藍子。

希もこれからこの子らちに幸せいっぱいもらえるよ。
びっくりするほどたくさんやよ。

お母さんとお父さんに思いっきり愛してもらおうね。

 

と、娘と孫に語りかける藍子だが……。
そらぁ、…あんたはいいわいね…。希と一徹のおかげでまんで幸せだろうさ。
好きな男に好きな事させて子どもらは巻き添えにして働いてもらって側に居てもらって…。

…と、あまり感動を覚えられないのはキャラの性格のせいです。

双子の名前は「歩実」と「匠」。
女の子には希が、男の子には圭太が漆っぽい名前をつけたという。

それはいいが…
圭太の両親がいないほぼ他人の中で名前のお披露目かよ…
と思っていたら後から来た。
待ってやってくれよ……義父と義母が来るのを待ってやってくれよ。・泣
ほんっっっと、一部の登場人物に冷たいドラマだわ。

板尾が孫にメロメロになる姿も見たかったな…
たぶんない気がする。そういうシーン。

だって……
来週にはもう…………らしいからね……。

双子を育てる苦労も、店を再開する悩みも、大して描かれずにたぶん時間はどんどん進む…。

 

　　　　　　　

 

　　
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よろしければ→【2015年7月期・夏クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

 

　　
※キャスト

紺谷(津村)希（まれ) … 土屋太鳳（子役期・松本来夢）

紺谷圭太(5代目紺谷弥太郎) … 山崎賢人(子役期・山崎祐馬)
紺谷匠 … 小山春朋
紺谷歩実 … 横山芽生

津村一徹 … 葉山奨之(子役期・木村聖哉)
津村(寺岡)みのり … 門脇麦(子役期・水野あやめ)
津村徹志 …髙橋來

蔵本一子 … 清水富美加(子役期・愛川あおい)
二木高志 … 渡辺大知(子役期・土屋楓)
角洋一郎 … 高畑裕太(子役期・大嶋康太)

津村徹 … 大泉洋
津村藍子 … 常盤貴子
桶作元治 … 田中泯
桶作文 … 田中裕子

蔵本浩一 … 篠井英介
寺岡真人 … 塚地武雅
角慎一郎 … ガッツ石松
蔵本はる … 鈴木砂羽
寺岡久美 … ふせえり
小原マキ … 中川翔子

紺谷かおる(4代目紺谷弥太郎) … 中村敦夫
紺谷博之 … 板尾創路
紺谷直美 … 藤吉久美子
若林キミ子 … 根岸季衣
輪島市長 … 酒向芳
新谷浩介 … 山本圭祐
マスター … 諏訪太朗
岡野亜美 … 梶原ひかり
井田和彦 … 塩山誠司

池畑大悟 … 小日向文世
池畑輪子 … りょう
池畑大輔 … 柳楽優弥
池畑美南 … 中村ゆりか
浅井和也 … 鈴木拓
矢野陶子 … 柊子
植田弥生 … 福田彩乃
珍文棋 … 孫成順
西園寺一真 … 黄川田将也

桶作哲也 … 池内博之
桶作しおり … 中村優子
桶作友美 … 恒松祐里
桶作麻美 … 浜辺美波

ローベル幸枝 … 草笛光子

ナレーション … 戸田恵子

 

※スタッフ

脚本 … 篠﨑絵里子
演出 … 渡辺一貴、一木正恵、西村武五郎、他
プロデューサー … 長谷知記
制作統括 … 高橋練
音楽 … 澤野弘之

製菓指導 … 辻口博啓

主題歌 … 「希空～まれぞら～」/作詞:土屋太鳳　作曲:澤野弘之

 

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