【ビブリア古書堂の事件手帖】 第11話 最終回 と統括感想

鹿山さんが父親から引き継いだ『押絵と旅する男』の第1稿は断片だった可能性がある。
おそらく、彼はその足りない部分を補う形で小説を書き上げたんだわ。

本物と偽物の物語の融合。
それこそが来城さんが望んでいた最高のプレゼントだったのよ。

ビブリア古書堂の事件手帖 第11話

  ビブリア古書堂

感想のみで。すいません。

先週に引き続いて江戸川乱歩マニアの鹿山家の金庫に関するストーリー。

この中に何が入っているのかというと…。

中に何が入っているか知ってる?

あなたは知っているんですか?

知らないわ。でも大体の予想はついてる。

未発表の草稿か何か。

いい読みだわ。
でもただの草稿だったら鹿山さんが執拗に隠し続ける理由がないと思わない?
様々な情報を考え合わせると答えは 一つしかない。

『押絵と旅する男』の第一稿よ。

  

驚く栞子。大輔には何が凄いのか解説なしでは解らない。(私にも解らない)

『押絵と旅する男』の第1稿は関西への旅行中に書かれたんですが、乱歩はその原稿を
持って名古屋で作家組合の会合に参加します。

ところが自信のなさから原稿を渡すことができず、夜中にホテルのトイレで
破り捨ててしまいました。
現在読むことのできる『押絵と旅する男』とは内容がかなり違うものだったようです。

つまり、この世にないはずの物…という事らしい。

しかし、智恵子は言うのだ。

トイレに破り捨てたというのはあくまでも本人の証言よ。
もし本当に捨てていたとしても、トイレ以外の第三者が回収できる場所だった
可能性もあるわ。

それは仮説ではなく、想像です。
第一、一度でも古書市場に出ていれば話題にならないわけがありません。

市場に出ていなかったら どう?
買ったのではなく鹿山家に元々あったものだとしたら?

なんでも鹿山の実父の家は名古屋の大須にあったのだそうで、大須ホテルで
働いていたのだとか。

そして、乱歩が宿泊していたのも大須ホテルだ。と智恵子は言うのだった。

ねえ? 金庫の中にあるものがホントに幻の第1稿だったら、どんなことをしてでも
読んでみたいと思わない?

楽しそうに笑う智恵子……。

何なら協力してあげてもいいわよ。
一緒に暗号を解くなら乱歩コレクションを山分けしてもいいわ。
ただし 金庫の中身は譲らないけど。

こうして、母と娘は先週に引き続いて、金庫の中身を……
まぁ、栞子に関しては愛人に渡してあげたいから頑張っているわけだけど、
智恵子に関しては完全に

私の物よ。

とか、言っちゃうのである。

ストーリーとしては面白かったんだけど、この辺にツッコミ続けて見ていたので
集中できなかった…。

だってさ…

どうも智恵子は鹿山家の長男に託されているという話らしかったけど
(それも先週言えよ。言わずに鍵取ったりしたらただの泥棒じゃないか)

いや、託されてるとしても、金庫の中身は鹿山家の物であって、
あんたのもんじゃないから。

店に帰ってきた栞子に「おかえりなさい」
じゃなくて、まずあんたが「ただいま」だろ~~!!

結果的には金庫の中身は鹿山が来城慶子のためだけに書いた小説だった。
(えっと、その前に慶子は松田みゆきの方だったのね。入れ替わってたのね。ややこしや)

あの人は人生最後のプレゼントとして私のためだけにこの小説を書いてくれたんだわ。

読者はあなた一人だけ。他の誰にも読ませたくない。
あっ。だから、あそこまで厳重にしまいこんでいたんですね。

でももう一つ理由があるの。

自分も乱歩の世界に入りこんでみたい。
あの色とりどりの幻想の世界に入りこんでみたい。
そんな思いがここ最近ずっと頭から離れなくて。

それを聞いていたからこそ、鹿山さんはあなたに暗号解読をさせようとしたんでしょう。

そこに行き着くまでのプロセスこそが、私にとっては掛け替えのない贈り物だったの。

ここも、しんみりしながらも…
じゃあ人に頼まないで自分で解かなきゃダメじゃん…。
とか、ツッコんでた。

そして、最終的にはこの推理さえも覆される。

智恵子が言うには、

あなた、彼女の話を本気で信じてるの?
あの金庫は鹿山さんが死を意識するずっとずっと昔からあの家に存在していたのよ。
そんな昔から恋人に残すための小説が入れてあったとは思えないけど。
だとすると、あの中には何か別の貴重なものが入っていたはずよ。

来城さんは全部の原稿をあなたに見せた?
せいぜいほんの数枚だったんじゃない?

もう分かったでしょ?
鹿山さんが父親から引き継いだ『押絵と旅する男』の第1稿は断片だった可能性がある。
おそらく彼はその足りない部分を補う形で小説を書き上げたんだわ。

本物と偽物の物語の融合。
それこそが来城さんが望んでいた最高のプレゼントだったのよ。

…つまり、鹿山のオリジナル小説ではなく、乱歩の原稿だったのだという
大どんでん返し。

しかも、こうなる事を知っていて智恵子は慶子を泳がせたのだった。

そして、智恵子は慶子を追って去っていく……。

えっ…鹿山家の遺産の話や長男の話はどこへ……

聞かないの?
私が10年間どこで何をしてたか。

本を探してたの。ずっと。

どうしても欲しい古書があるの。
それは、もしかしたら一生を懸けても見つけられないかもしれない。
人生の全てを懸ける覚悟がなければ絶対手に入れることができない、本当に貴重な1冊なの。

本のために子供たちを置いて旅に出るなんて、ひどい母親だと思う?

私は後悔してないわ。
あなたたちは大丈夫。だって私の子供だもの。

で、何だか悪印象しか残さずサッサと去って行ってしまった母・智恵子。

結局、もやもやしたまま母のエピソードは終わったのだった。

ひと言、言ってもいいですか

あやまれや!!!!!

栞子に近づきたくて一生懸命本を読もうとする大輔に、『押絵と旅する男』を
笑顔で語って聞かせる栞子…というラストはちょっと清々しい余韻。

だけど、全体的にはモヤモヤ。

殺人も起こらないのに古書からヒントを追っていくミステリーという面では、
とっても面白く見てきた1クール。

私は原作も知らないのでイメージもないし、剛力彩芽ちゃんも可愛いと思うし、
AKIRAさんの落ち着いた演技も好感持てて、いいドラマだと思った。

まぁ…毎回多少のツッコミ所はあり、最終回の前後編ではそれが爆発した感じ。

どうせ原作ファンからブーブー言われてるなら、この際、原作にあろうとも母親の話は
省いて思い切りオリジナルにしちゃっても良かったのでは~。
とか、思っちゃう。

まぁ、いいか。
スペシャルは歓迎します。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


母・智恵子(安田成美)に金庫の鍵を奪われたと確信する篠川栞子(剛力彩芽)は、
智恵子よりも早く暗号を解いて暗証文字を入手することを目指す。

その後、栞子と五浦大輔(AKIRA)がビブリア古書堂に戻ると、智恵子がカウンターに座り
本を読んでいた。智恵子は栞子に、金庫の中身は何だと思うかと聞く。
栞子が、江戸川乱歩の未発表の草稿か何かだろうと答えると、智恵子は「押絵と旅する男」
の第一稿だと言った。
それは乱歩の代表作のひとつだが、第一稿は乱歩自身の手で破棄されたと言われている。
信じられない話だが、智恵子は鹿山明(須永慶)の父親と乱歩の接点を明かした。
その意外な事実に志田肇(高橋克実)も驚きを隠せない。

何としても第一稿を読みたい智恵子は、栞子に協力を持ちかける。
一緒に暗号を解くなら、第一稿以外の乱歩コレクションは山分けにしてもいいと。
栞子は、自分は鹿山が来城慶子(高樹澪)に残したものを本人に届けたいだけだと、智恵子の
提案を断る。

栞子らが、鹿山と慶子の関係を精査するうち、鹿山が乱歩の「少年探偵団」シリーズを、
別宅から娘の直美(横山めぐみ)が暮らす本宅に移した時期に、3年の空白が生じる。
その間、「少年探偵団」シリーズはどこに置かれていたのか。
大輔や志田らが考えを巡らす中、栞子の携帯が鳴る。
それは鹿山の本宅にいた直美からで、智恵子が現れたと伝える電話だった。

(あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

よろしければ→【2013年4月期・春クールドラマ何見ます?】ラインナップ一覧とキャスト表

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ PINGOO!カテゴリテレビ・ドラマ 
にほんブログ村 

【キャスト】

篠川栞子 … 剛力彩芽
五浦大輔 … AKIRA

笠井菊哉 … 田中圭
藤波明生 … 鈴木浩介
横田奈津美 … 北川弘美
篠川文也 … ジェシー
小菅奈緒 … 水野絵梨奈
佐々木亜弥 … トリンドル玲奈
橋本さやか … 内藤理沙

篠川千恵子 … 安田成美
五浦恵理 … 松坂慶子
志田肇 … 高橋克実

【スタッフ】

プロデュース … 小原一隆、藤野良太
演出 … 松山博昭、宮木正悟
脚本 … 相沢友子

原作 … 三上延

 
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
※FC2にトラックバックが飛ばないブログ&サイトさま記事リンク(お申し出下さい)

【 ビブリア古書堂の事件手帖 】第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 第11話(最終回)