描かないつもりなのかと思っていた会津戦争が出てきた。
出てはきたけれど……史観が令和すぎる。
直美(上坂樹里)のうそが捨松(多部未華子)に見抜かれるが、捨松からは炊き出しの手伝いを頼まれる。そこには知られざる捨松の思いがあった。一方、美津(水野美紀)の力で、ご近所のマツ(丸山礼)たちに家の片づけを手伝ってもらうなど、りん(見上愛)の暮らしも軌道に乗り始めていた。そんなある日、直美は小日向(藤原季節)にある思いを伝える……
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「風、薫る」第3週「春一番のきざし」第15話 感想

感想
簡単感想で。
会津戦争の生き残り
お父上はご病気で亡くなっていらっしゃるのよね?
ご生前に私の実家とご縁があったとか。
皆に同じ話をしておかないと、後々つじつまが合いませんよ。
と、捨松さんから叱られてしまう直美である。
ちゃんとバレていた。
しかし、
炊き出し、お手伝いしてくださる?
と ニッコリ笑う。
黙っててあげるけど手伝いなさい。
直美の使い方は心得ている。
アメリカにいた時、our society という会があって。
夫人による慈善会ね。そこに加わってバザーや炊き出しをしたの。
おなかをすかせた子にパンを手渡すとthank you と嬉しそうにほほ笑んで。
重なったの。あのころの私だと。
ここで会津戦争の回想が入る。
あのころの…?
私が9つの頃、会津の戦でひと月お城に籠城して…。
大山のいる薩摩軍に何千発も大砲を撃ち込まれて…。
亡くなっていく人たちを何人も見たわ…。
戦に負けて開城した時は、ただただひもじくて…。
冷え切ったはずの握り飯がそれは温かかった。
私は炊き出しを受ける側でしたのよ。
先日、多部さんの「あさイチプレミアムトーク」を見たとき、大山捨松について簡単な説明があったのだけれど会津戦争に一切触れなかったので「あ、やらないんだ、へぇ」と思っていたのである。
やってくれたのは嬉しかったよ。
でもね、会津の女子供が何のためにお城に立て籠もったのか、何のために戦っていたのか。
それが分からないと、こんな風に「ひもじくて、ご飯もらって嬉しかった」みたいな話になってしまうんだろうな……。
(スタッフは『八重の桜』を見直してみようね)。
このドラマの制作陣は、鶴ヶ城に籠城していた女や子供が戦争犠牲者だとでも思っているのかしら。
あの人たちは意志を持って政府軍と戦っていたし、攻撃もしていたんだよ。
子供たちも、それこそ兵士のために「炊き出し」をやっていたし、政府軍にとっては女子供も全員「敵」。
戦争終了後は「よく戦った」と賛辞を受けた敵だった。
幕末の武士ムスを令和の何もできない子供と同じ風に描くくらいなら描いてくれなくてもいい。
NHKは戦国の話もどんどん令和史観で作っているけれど、幕末・明治なんて明確な史料も残っているのだからもう少し考えて描いていただきたいです。
ドラマはフィクションでも良いけれど、戦争の話はフィクションにしてほしくないな。NHKなのですから。
とにかく……
大山捨松は「どこかで誰かから炊き出しを受けた」らしい。
その話は、奥様はずっと贅沢に暮らしてきたのだろうと思い込んでいただろう直美に感銘を与えた。
賊軍の娘が敵の男と結婚しただけで偉そうにってどこぞの貴婦人がおっしゃっていたけれど、そのとおりよ。
偉くなりたかったんだもの。
私にとっての結婚はゴールではなくその先のマイライフ。
私の人生を生きるための手段。
年の離れた陸軍大臣の夫はこれ以上ないほど私の人生のサポートになってるわ。フフッ。
あら、のろけてしまったわね。
直美さんは?決まった方はいらっしゃるの?
思い浮かぶ顔はあるのだが、一応
いいえ。
と答える直美。
そう。
幸運を祈るわ。
あなたの人生にとっての。
しかし、捨松さまは直美の出自不詳をご存じなわけだからね……。
そこまで言うからには、身元保証人として間に入ってくださるのかしら。
米子の家は教師になった兄が継いで、まあ…継ぐと言っても僅かばかりの土地ですが、それで次男の私は海軍に。海軍中尉の給料なんて大したものではありませんがそれでも…。
小日向さんはすでに、その気。
小日向さん。
どうして急にそのような…?
こういう話は大事なことでしょう?
その…共に長く暮らしてゆくなら。
そして直美は小日向さんの「お付き合い」申し出を受けてしまうのだった。
どうするつもりなんだろ……。
吉江先生なんて聖職者だし、嘘つくのは嫌いなのでは~~。
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風、薫る キャストとスタッフ
キャスト
一ノ瀬りん – 見上愛
大家直美 – 上坂樹里
一ノ瀬美津 – 水野美紀
一ノ瀬信右衛門 – 北村一輝
一ノ瀬安 – 早坂美海
中村義正 – 小林隆
竹内虎太郎 – 小林虎之介
竹内之宣 – つぶやきシロー
竹内栄 – 岩瀬顕子
奥田亀吉 – 三浦貴大
奥田貞 – 根岸季衣
うなぎ屋の女将 – 大島美幸
和菓子屋の女将 – 義達祐未
柴田屋・松永屋 – たくや・かずや(ザ・たっち)
吉江善作 – 原田泰造
島田健次郎 – 佐野晶哉
小日向栄介 – 藤原季節
槇村太一 – 林裕太
清水卯三郎 – 坂東彌十郎
柳川文 – 内田慈
松原喜介 – 小倉史也
勝海舟 – 片岡鶴太郎
大家トヨ – 松金よね子
大家キク- 広岡由里子
大家嘉平 – 春海四方
大山捨松 ‐ 多部未華子
大山巌 ‐ 高嶋政宏
松山ふさ ‐ 二田絢乃
河合志摩 ‐ 中田青渚
木村佐保 ‐ 井上向日葵
中山マツ ‐ 丸山礼
真風 ‐ 研ナオコ
玉田多江- 生田絵梨花
泉喜代 – 菊池亜希子
東雲ゆき – 中井友望
柳田しのぶ – 木越明
工藤トメ – 原嶋凛
松井エイ – 玄理
梶原敏子 – 伊勢志摩
今井益男 – 古川雄大
藤田邦夫 – 坂口涼太郎
黒川勝治 – 平埜生成
渡辺行成 – 森田甘路
永田フユ – 猫背椿
永田康介 – じろう
柴田万作 – 飯尾和樹
丸山忠蔵 – 若林時英
夕凪 – 村上穂乃佳
三浦ツヤ – 東野絢香
園部弥一郎 – 野添義弘
多田重太郎 – 筒井道隆
和泉千佳子 – 仲間由紀恵
風、薫る スタッフ
◆放送期間 : 2026年3月30日 ~ 2026年3月 日(全130回)
◆制作 : NHK(AK)
◆初回視聴率 : %
◆平均視聴率 : %
◆制作統括 : 松園武大,宮本えり子
◆プロデューサー : 葛西勇也,松田恭典
◆演出 : 佐々木善春,橋本万葉,新田真三,松本仁志
◆原案 : 田中ひかる『明治のナイチンゲール 大関和物語』
◆脚本 : 吉澤智子
◆音楽 : 野見祐二
◆主題歌 : Mrs. GREEN APPLE「風と町」
『風、薫る』各回リンク
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