貴島中尉って……だれ?
昔、嵩にちょっかい出してた虐めっこたちの名前をおもわず振り返っちゃったよ。
昭和10年、高等女学校の5年生になったのぶ(今田美桜)は、ある日、貴島中尉(市川知宏)と再会し、祭りのパン食い競走で使うあんぱん200個の注文を受ける。朝田パン開店以来の大仕事に朝田家が活気づく一方で、親しげなのぶと貴島の様子に動揺を隠せない嵩(北村匠海)。そんな嵩は、将来何をしたいのかわからずにいた。悩む嵩に、寛(竹野内豊)はこれやというものが見つかるまで必死に考えるよう助言する……
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「あんぱん」第3週「なんのために生まれて」第11話感想

感想
先週の終わりに、ん?大人時代に入ったら途端にちょっとおかしくなってないか?と書いたけれど、今日もおかしいことが起きたやん……。
やはり脚本の人が変わったのかな?(ということではなさそう(笑)
8年後の朝田家
朝田石材店にパン屋が併設されて8年がたち細々とした商いが続いています。
ということで、8年も経ったのに、まだ朝田家でパンを焼いてくれているヤムおんちゃんである。
急にふらりと旅に出たりはしているらしいから、フーテン心はそれで満足できているのかしら。
さて、のぶは高等女学校の5年生。現行制度だと高校2年生「くらい」ですね。
妹の蘭子はすでに勤めに出ていて、地元の郵便局員。
メイコは高等小学校の1年生。(現行制度の中学1年「くらい」)。
大好きな河合優実さんと原菜乃華ちゃんが出てきて、私はそれを見ているだけでウキウキするよ。
女学校が出て来る時代朝ドラではあるあるな光景がここでも描かれる。
のぶちゃん、うちもうかうかしちょれんわ。
早うお相手を見つけてもらわんと。
のぶちゃんは、来年の卒業までにお相手が見つかりそうなが?
うちは小さい時から探しゆう夢が見つからんが。
はあ?夢?
相手が見つからんかったらどうするがでえ。
のぶちゃんの家はそれで大丈夫なが?
みたいなやつですね。
この時代、女学校は卒業しないのがステイタス。お相手を見つけてみんなより先に去っていく……そんな中。
のぶは夢を探しているのだった。朝ドラヒロインらしくて良い(笑)
貴島中尉……かっちゃん……
「お相手が欲しい」「見染められたい」そんな女子の前に、突然「貴島中尉」という人が現れる。
久しぶりやねや。
あのころは真っ黒に日焼けして男子と区別がつかんかったき。
あ…カッちゃん?ガキ大将の?
懐かしいねや。
カッちゃんや。うちも懐かしい。
はい?ガキ大将のカッちゃん?
あの嵩から弁当を取り上げていた男子の一人?
しかし、のぶとおない年で、こんなに大人で中尉ってことは無さそうだ。
えっ……先週までの子供時代、結構ウルウルしながら毎日見ていたはずだけれど、何か見逃した?
結局、カッちゃん、どうも今日が初登場らしい。
どうして……
どうして子供時代から知っている人ならば子供時代に出しておかないんだ……。
『カーネーション』の泰蔵兄ちゃんとかさ。子供時代からヒロインと親しくしてくれていたからこそ憧れの存在だったし、あんなに悲しくなったんじゃんね……。
子役時代が無かったならまだ分かるけれど、子供時代をガッツリ描いておきながら、キャラが繋がらないのは良くないね。
もっとも、このカッちゃん、のぶがパン食い競争に出たいと言っても
そんなことよりあんぱんの準備を抜かりのう頼む。
と言うあたり、あまり重要な登場人物ではないのかも。
少なくとも時代の常識を破るような大きな人格ではなさそう。
(でも子供時代から知ってる設定なら、子役時代に出しとこう)
何のために生まれて何をしながら生きるがか
朝ドラヒロインは時代に逆らって「夢」を探しているけれど、嵩の方も「将来」を決めあぐねていた。
食事中にフォークを落とし、
嵩、何か考え事しよったがか?
と伯父さんに尋ねられ、
また漫画のことやろ。
と千尋にからかわれる。
千尋さんは医者んなるために頑張って勉強しゆうのに、嵩さんはまだ漫画らあ描きゆうがですか。もう中学5年やろ?来年受験でしょう。
小学校の頃は首席であんなに成績がよかったのに…。
とボヤく伯母さん。
これは別に養子虐めでも何でもなく、実の親でも言うようなことよね。
たぶん、女学校を全部出ずに一早く柳井家の奥様に収まった美しい伯母さん。
この家に女の子がいたら、花嫁修業仕込みまくってただろうな。
嵩は将来何になりたいがで。
ん…まだ…まだ分かりません。
千尋は?
千尋さんは決まっちゅうやないですか。
この医院を継いでもらわんと。
そんなことはどうじゃちえい。
伯父さんにとって柳井の医者家業は継いでもらわなくても良いことらしい。
フォークと違うて人生には替えがきかんがや。
2人とも今からしっかり考えちょけ。
何のために生まれて何をしながら生きるがか。
何がおまんらの幸せで何をして喜ぶがか。
これや!というもんが見つかるまで何べんでも何べんでも必死に考え。
子供時代にも言っていたよね。アンパンマンのテーマ……。
優しいのか甘いのか……。
嵩にとっては、とても有難い伯父さんである。
でも何だか、いい人すぎるとフラグが立ってるように感じちゃうから怖い。
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あんぱん キャストとスタッフ
キャスト
朝田のぶ – 今田美桜(子役期 : 永瀬ゆずな)
柳井嵩 – 北村匠海(子役期 : 木村優来)
朝田結太郎 – 加瀬亮
朝田羽多子 – 江口のりこ
朝田蘭子- 河合優実
朝田メイコ – 原菜乃華
朝田釜次 – 吉田鋼太郎
朝田くら – 浅田美代子
原豪- 細田佳央太
柳井登美子 – 松嶋菜々子
柳井清 – 二宮和也
柳井千尋 – 中沢元紀
宇戸しん – 瞳水ひまり
柳井千代子 – 戸田菜穂
柳井寛 – 竹野内豊
辛島健太郎 – 高橋文哉
小川うさ子 – 志田彩良
山下実美 – ソニン
黒井雪子 – 瀧内公美
座間晴斗 – 山寺宏一
貴島勝夫 – 市川知宏
屋村草吉 – 阿部サダヲ
八木信之介 – 妻夫木聡
いせたくや – 大森元貴
語り – 林田理沙
あんぱん スタッフ
◆放送期間 : 2025年3月31日 ~ 2025年9月 日(予定)(全130回)
◆制作 : NHK(AK)
◆平均視聴率 : %
- 脚本 – 中園ミホ
- 音楽 – 井筒昭雄
- 主題歌 – RADWIMPS「賜物」
- 制作統括 – 倉崎憲
- プロデューサー – 中村周祐、舩田遼介、川口俊介
- 演出 – 柳川強、橋爪紳一朗、野口雄大、佐原裕貴、尾崎達哉
『あんぱん』各回リンク