生徒にもいろいろな事情を抱えた家庭の子がいるだろうから。
良子のような仕事はやはり辛いだろうな。
貧しい子には必要以上に肩入れしてしまうだろうし。裕福な子は可愛く思えないかも。
修行のような仕事よね。
暢子(黒島結菜)は兄・賢秀(竜星涼)の喧嘩(けんか)騒動のあおりで、自らの就職についてもやもやした思いを抱えていた。気晴らしに訪れたハンバーガー店では、意外な相手と出くわしてしまう。姉の良子(川口春奈)は大学時代の仲間と付き合うために、母・優子(仲間由紀恵)にも黙って新しい服を買ってしまい、フォークダンスの集まりに参加することに。妹・歌子(上白石萌歌)は音楽の授業でとある教師に目をつけられてしまい…
(『ちむどんどん』上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「ちむどんどん」第3週「悩めるサーターアンダギー」第14話
感想
割と落ち着いて見ることが出来る回であった。
話の流れが自然……(社長の息子の登場以外では(笑)どうしても意地悪を入れたいらしい)
貧しさを恥じた良子
うち、ウソついた。
今日、本当はフォークダンスの会に行った。
そのためにこれを……。
だからお母ちゃんにはいつものお金、渡せない。
可愛いワンピースを見た母は、
かわいいね。楽しかった?
良子が楽しかったら、それが一番。
と、笑って答えるのだった。
そらね……責めたりなんかできないよね。
優子さんの共同売店ってどんだけお金を貰っているのかサッパリ分からないけれど、もしかしたら現在この家の大黒柱的に稼いでいるのは良子かも知れないよね。
「入れている」というよりも、家計はほぼ良子の給料で賄っているのでは。
そんな中で年頃の娘が年頃の娘らしく生きたいと望むことを親は否定できないよね。
この家にとっては短大進学はあり得ないほどの贅沢であったはずだ。だから、学歴を生かして家に返さなくてはならないという自覚はあるだろう。
この時代、学校を卒業したら、もうほぼ花嫁修業(就職していても)に入る女の人が多かっただろうし。
優子さん的には、良子が青春を楽しむことも反対できないよね。
貧しさを恥じた自分が恥ずかしい。
貧しくても心豊かに暮らせば幸せに生きられる。
お母ちゃんを見ていつもそう思ってたのに。
えっ……体操着のこととかぁ……と思った視聴者もいるだろうけれど~~……ま、まぁ……あれは子どものころのこ…………。
ハンバーガー食べに行く
本土では、ハンバーガーどころかハンバーグに出会ったことがない人も多いかもよ。
そんなこの時代。
「東京に行けば世界中の美味しいものが食べられる」と暢子は言っていたけれど、アメリカの珍しいものは、むしろ沖縄の方が手に入ったのでは?
このハンバーガー屋に行く流れが「友達の付き合いで奢り」というのは良かったわ。(自分でお金出して楽しく食べに行ったらどうしようかと思った)
しかし、これまた沖縄の島袋枠に邪魔されるとは……。
しかも、こっちの暴力って。
うちが甘かったわけよ。
もっと早くから準備してこなかったうちが悪い。
働くってどういうことなのか考えたこともなかった。
適当に面接受けて入れてもらえるところに入れれば何とかなると思ってた。
高校卒業したらちゃんと就職するのが親孝行さぁねぇ。
まぁねぇ……。
現代以上に何も考えず流れで就職していただろうからな。
疑問を持つことから未来が開けるのよね。
ちむどんどん キャストとスタッフ
キャスト
比嘉暢子 – 黒島結菜(子役期:稲垣来泉)
比嘉優子 – 仲間由紀恵
比嘉賢三 – 大森南朋
比嘉賢秀 – 竜星涼
比嘉良子 – 川口春奈
比嘉歌子 – 上白石萌歌
青柳和彦 – 宮沢氷魚(子役期:田中奏生)
石川博夫 – 山田裕貴
砂川智 – 前田公輝
前田善一 – 山路和弘
前田早苗 – 高田夏帆
下地響子 – 片桐はいり
比嘉賢吉 – 石丸謙二郎
喜納金吾 – 渡辺大知
新垣のおばぁ – きゃんひとみ
安室のおばぁ – あめくみちこ
マスター – 川田広樹
青柳史彦 – 戸次重幸
矢作知洋 – 井之脇海
大野愛 – 飯豊まりえ
猪野清恵 – 佐津川愛美
田良島甚内 – 山中崇
猪野寛大 – 中原丈雄
大城房子 – 原田美枝子
二ツ橋光二 – 高嶋政伸
平良三郎 – 片岡鶴太郎
平良多江 – 長野里美
金城順次 – 藤木勇人
語り – ジョン・カビラ
ちむどんどん スタッフ
◆制作統括 : 小林大児、藤並英樹
◆プロデューサー : 高橋優香子、松田恭典、川口俊介
◆演出 : 木村隆文、松園武大、中野亮平
◆フードコーディネート : 吉岡秀治
◆脚本 : 羽原大介
◆音楽 : 岡部啓一、高田龍一、帆足圭吾
◆主題歌 : 三浦大知「燦燦」
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