NHK朝ドラ【あまちゃん】第53回 感想

いよいよ北鉄開業25周年イベントのお座敷列車が走りだした。
アキ（能年玲奈）とユイ（橋本愛）のユニット「潮騒のメモリーズ」は、押し寄せた
家族連れから大声援を浴びる。
ウニ丼やミサンガは爆発的に売れ、喫茶リアスも大盛況。夏（宮本信子）や春子（小泉今日子）
たちは、大忙しだ。
イベントは大成功のうちに終了。
町の人々のために、お座敷列車を走らせる。
そして、アキたちが歌を披露するが…。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「あまちゃん」第53話「おらの大失恋」

　　　　　

 

北三陸鉄道リアス線開通25周年記念イベント・お座敷列車もよう。

雪景色の中を走っていくお座敷列車。
中ではみんなユイとアキのガイドで楽しそう。

鉄ちゃんやアイドルオタクだけではなく、列車の中は小さい子どもさん含む家族連れや
お年寄り、中年から若い女性の1日旅行など客層は幅広い。

みんなニコニコして、幸せを乗せた列車という感じ…。

 

あっ！左手をご覧下さい！
冬の三陸海岸が見えてきました！

ここは北三陸随一の絶景スポットですので、写真撮影をされる方はどうぞ！

 

キラキラ光る海を窓から見つめるアキ。

これが好きでここに住むことを決めたんだもんね。
アキにとっては、まさに北三陸を象徴する至福の風景…。

 

列車は約1時間で折り返し地点の畑野駅に到着。
ここで記念撮影とトイレを済ませ、30分後北三陸駅に向かって出発します。

 

ここでアキとユイはお着替え。
あのヒラヒラした海女絣ドレスに変身～。

ユイはあでやかな青。
アキは華やかな赤。

いいのかなこれ。全然客観的に見れないんだけど。

大丈夫だ。ユイちゃんは似合ってる。
問題はおらだ…。

2人とも、可愛い…似合ってるぅ……
けど…「北の海女」のスパンコールが入った髪飾りのリボンは一体……。

これアイドルか？

う～ん…。

考え込まねえでよ！

 

うーん……見ようによっては、お笑いコンビに見えなくも…ない。

それではユイちゃんとアキちゃんの登場で～す！

 

吉田のアナウンスで現れたお色直し済みの2人に沸くお客さんたち。

ゲームやカラオケ大会。

 

そして、お披露目…
最初で最後の2人の『潮騒のメモリー』。

ハンディビデオっぽい映像がお座敷列車の人たちを映しだし、リアルに楽しさが伝わる。

 

こうして北三陸鉄道リアス線開通25周年記念イベントは大成功の内に幕を閉じたのだった。

お疲れさま。
ユイちゃん、アキちゃん…。

 

…じゃなくてぇ～……。

 

実は2人以上にヘトヘトな人たちが北三陸で待っていた。

夏ばっぱら海女クラブのいつものメンバーは、朝からウニ丼300個作って真っ白に
燃え尽きていたところを大吉つぁんからミサンガ50本の制作要請。

 

…何！？ミサンガ50本！？

じぇじぇじぇ( ‘ ｊｊ ’ )／

頼む！いつもの倍払うから！

1本400円！50本で2万円だぞ！

どうする？

しゃあねえ、やるか！

 

「リアス」でも客が大量すぎて春子はクタクタ…。

裏方もみんな頑張った！

 

大吉！おらたちも乗せろ！

貸し切りだ！貸し切りにして宴会やらせろ～！

んだんだ！海女クラブを接待しろ！

 

ちょ…ちょっと待って！何そんなに怒ってんの？

当ったりめえだ！
おらたち朝4時半に集まってウニ丼300こせえて、そのあと50本ミサンガ編んだんだぞ！

だからふだんの倍払うって…！

ばばあをこき使った代償は重いぞ！乗せろ乗せろ！

 

乗り遅れて乗り損ねたという鈴木のばっぱも現れ…。

大吉っつぁん！
おらからも頼む！
せっかくだからもう一回、最後は地元の人のために走ってけろ！

 

アキに言われて決心する大吉っつぁん。

そこまで言うなら仕方ねえ！もう一往復すっぺ！

 

もうひと往復が決定～！

今度はいつものメンバーを乗せたお気楽列車…のはずだった。

 

リアスでトシちゃん(のニセモノ～)の芸を大笑いしながら撮っていたミズタクは、
周りに誰もいない事に気づく。

そうだよ。
あんたそんなモン撮ってる場合じゃないっしょ。

慌ててお座敷列車に駆けつけるミズタクぅ。
(トシちゃんが残されたままだけど～「リアス」の戸締りは～？)

ユイに軽ぅく緊張が走る。

 

アキの方は、ホームに佇む種市先輩を見つける。

呼ばない方がよかった？

ユイが呼んでくれたのだ。

 

早く乗って先輩！早く！

おう！

う…良かった～…先輩後輩が嫌な空気のままで別れないで済んで…。

 

いつも応援してくれている地元のみんなの笑顔が今日は特にまぶしい。

みんなはしゃいでる。
みんな楽しんでくれている。

ビデオ録るヒロシ、種市先輩と映る栗原ちゃん。

疲れて寝てる夏ばっぱ。
幸せそうな春子。

そんな中、2人はペアで最後の『潮騒のメモリー』を歌う。

ビデオを構えるミズタク。

 

大丈夫？

うん…。
最後だもんね。一緒に歌うの。

うん。

き～てよ　そぉの火を　飛び越えてぇ～

振りつきで歌い出す2人。
最高の笑顔。

可愛いよ。2人とも。

 

やがて、折り返し地点の畑野駅。

俺…ここでバイバイするわ。

種市先輩はアキに向かってそう言った。

このまま宮古方面さ乗って、仙台から新幹線さ乗る。

じぇじぇじぇ…

お盆には帰ってくっからよ。
…そのころは天野、潜ってんな。

うん。潜ってる。

 

思えば、種市先輩に惹かれて資格まで取ったアキ。
ずいぶん妄想に突っ走った恋愛になっちゃったけど、先輩に教えてもらって、励まされて、
ずっとやって来たんだよね。

いい先輩だったし、先輩にとってはカワイイ後輩だったアキ。

 

白い鷗か　波しぶき
　～♪若い血潮が　踊るのさ

ホームで2人で歌う『南部ダイバー』。

最後にいい先輩後輩に戻れて本当に良かった。
まさか『南部ダイバー』に泣かされる日が来るとは思わなかった～。

 

種市先輩、本当にイケメンだよなぁ。
自分が惚れているユイとも今日でお別れなのに、アキの気持ちを大事にしてくれた。

本当にいい男だ！

 

先輩への恋にさよならしたアキ。
北三陸から去って社会人になる先輩。

 

そして…

よかったよ。歌。

…え？

アイドルとしての第一歩を踏み出すユイ。

 

畑野駅は、それぞれの青春の一区切りと未来を示す駅になった。

 

先輩、またね！

列車の窓から先輩に手を振り続けるアキ。

2009年3月。

北三陸の春はまだ遠い。

 

【関連記事】
・【あまちゃん】第42回 「潮騒のメモリー」解明
・【中学生円山】妄想も現実を超えれば真実になる

 

北鉄HP↓のユイとアキの動画。
　　　

 

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