【お天気お姉さん】第8話 感想

古来、天候を制する者が世界を制すると言われてきた。

この物語は、人々の命と安全を守るため気象予報に人生をかけた
一人の天才お天気お姉さんの物語である。

 

お天気お姉さん　第8話

　

 

あらすじこみ感想で～。

え！？

え！？

Ｕ．Ｆ．Ｏ．？

太陽が3つある。

 

みんなが空に3つ並ぶ太陽を見た日…。

週刊誌についに安倍晴子が掲載される日がやって来た。

晴子はランランから

「全ての取材は染谷を通す事。」
「どこで呼びかけられても絶対に取材に応じない事。」

を約束させられる。

風や気温を感度なければ予報が出来ないと自転車通勤を止めない晴子のために、
局から自転車がある場所まではウサギや地蔵の着ぐるみを着せられて移動…。

目、見えてないの？それ。　

 

一方…

安倍晴子が捜査に協力している事を記事に書かれた亀岡さんはカンカン。

 

警察のメンツ丸潰れだよ！

お前、何がいけないかわかってるか？

はあ…。

捜査に関する機密を一般人にばらすなんて事はあってはならない！

お天気お姉さんの力借りないと事件解決出来ないなんて、俺らがまるで
無能みたいじゃないかよ！

無能…事実だから仕方ないよね～。　
それに、別に解決してるんだからいいじゃないか。

他局の刑事は物理学准教授に大したことない事例でも捜査協力依頼しに行ってるで。　

しかし、豪太は亀さんから

 

二度とあのお天気お姉さんに会うな。
二度と連絡もするな。いいな？
それが守れないなら刑事やめろ。

会うなってねぇ……。
それはプライベートな問題じゃないか。

 

三雲さんが今日も『モーニングＺ』のお天気コーナーが始まる前に出勤すると、
いつもの椅子に見慣れない男が座っている。

蜜代ちゃん、元気？

天川…！

シャツの趣味だけは昔と変わらないね。

何してる…？
あっ、それ…！

ん…？ あっごめん！
なんで君のを着ちゃってたんだろう。
ごめんごめん。

しかし…狭い部屋だねえ。

着ていた三雲さんの白衣を脱ぐ天川という男。
口調は偉そうで馴れ馴れしい。
見た感じはちょっと三雲さんと被る。

何よりも、安倍晴子のお天気コーナーが始まると、三雲さんと同じくらい
熱心に見始めた。

 

「お天気コーナーの安倍さ～ん！」

無言無表情…。

「いや～…最近、安倍さんの表情が芸術的に見えてきました」
「孤高の天才気象予報士ですから～」
「孤高…それはちょっと言い過ぎな気もしますが」

言い過ぎなものか。

いつものようにテレビの中の安倍晴子につぶやく三雲さん。

さすが医学部主席の三雲君だ。
僕と同じ事を考えてる。

テレビの晴子を見つめながらそういう天川。

何しに来た？

三雲さんは天川をかなり嫌っているようだ。

しかし…慶陵大学医学部法医学教室で将来の教授と目されていた三雲君とは思えない
地味な仕事場だね。寂しいな…。

用事はなんだ？

やっぱり三雲君がこうなったのは…蜜代ちゃんのせいなの？

蜜代とは会っていない。

しかし、次のシーンでは2人は「蜜の味」にいるのだった。　

こうやってウチの店まで連れてきちゃうところがペーさんのお人柄なんです。
ところで、あなたは…どなた？

と、蜜代さん。

覚えてないの？僕の事。

ごめんなさい。全然覚えてないわ。

えっ…ハハ…あんな修羅場を共有したのに？

数え切れないくらいの修羅場があったので、いちいち覚えていないんです。

…で、改めて、と名刺を渡される。

「慶陵大学理工学部地球環境学科主任教授理学博士、天川」…？

天川です。
三雲とは大学の同期なんですよ。

ペーさん、お友達いたんだ。

天川によると、三雲さんは、

「30歳で講師になって順風満帆だったところ「妙な女」に引っかかり、結婚した途端に
運勢は急転直下。「その女」が人妻なのに三雲さん一人じゃ物足りないという異常体質で
天川も誘惑された。三雲さんは、傷つき疲れ果て学会の表舞台からも天川の前からも
妻の前からも姿を消した…」

という過去を持つらしい。つまり「女」は蜜代さんだよね。そういう過去だったのか。

そこへ、いつものように駆け込んでくる豪太。

お客さんだ！初めて見た…！

お客さん初めてなのかい！？　

こちらペーさんのお友達。

えっ友達？初めて見ました～。

豪太、初めて見るものばかり。　

 

雑誌のせいでヒドイ目に遭い、もう安倍晴子に会うなと言われたと嘆く豪太。

ここに来たら会うに決まってるだろうが。

はい。そうなんですけど…。気がついたら来てました。

この青年とは喋るんだねえ三雲君は。

信用出来る人とは喋るんですよ～。

 

今日は恐ろしい事が起きそうな気がしてたんです。
朝から太陽が3つも見えて…。

それは自分も見たと言う三雲さんと蜜代さん。

それは「げんじつ」です。

会っちゃった…。

 

安倍晴子の登場に感動する天川。

「げんじつ(幻日)」とは「幻の日」と書きます。
太陽が複数見える現象は高層に薄雲がかかり、太陽の高度が低い時氷の結晶によって
光が屈折して起こるものです。
上空では気温が低いため雲の粒は水滴ではなく氷の結晶となっています。
正六角形で板状の氷の結晶に側面から光が入ると結晶の内部で光が屈折してプリズムのように
分けられ、本物の太陽と同じ高さに光が現れ別の太陽のように見えるのです。

 

これは…なんという事だ…！

彼女には近づかないでくれ。

安倍晴子さんは君のものなのか？

彼女は神だ。近づくと罰があたる。

私は神ではありません。気象予報士です。

 

天川は、自分の教え子がいなくなった事件を晴子に解決してほしいと言い出す。

実は私の教室に岩下陽子という院生がいるんですが、1か月前から行方が知れないのです。
親兄弟がいないので大学が失踪届を出すべきかどうか考えてるんですよ。

でも、今こうして安倍さんと出会えたのはまさに…神の啓示だ。
あなたの類まれなる事件解決能力で彼女を見つけだして頂きたい。

私は超能力者ではありません。気象予報士です。

私も科学者です。
しかし、あなたには人智を超えた何かがある。

 

天川が刑事である豪太に何も言わず晴子にわざわざ事件の解明を依頼するのが変。
そもそも、まだただの行方不明だと言うのに…。

出来ません。
私は気象予報士ですから。

 

数日後、六本木の高層マンションでミイラ化された遺体が発見される。
マンションの借主は、もちろん天川の所の学生、岩下陽子。

 

自分の番組でもこの事件を取り上げると浮き浮きするランラン。

安倍晴子。
人がミイラになるにはどういう条件が必要なの？

わかりません。

あんた気象予報士でしょ？

ミイラの事はわかりません。

冷たく帰っていく晴子に怒り、染谷Dに番組の演出をやらせてあげるから
謎を解かせろと命令するランランなのだった。

染谷Ｄが完全にマネージャーみたいになってる～。

その時点で解った事は、遺体は女性で20代から40代。
死亡推定時期は1か月から2か月前。
死因は扼死。首を絞められたらしい。

 

ミイラになるとわからない事が多いんですね。

空気中の腐敗菌で内臓はほとんど消失していたからな。

しかしミイラ化しても薬物反応は筋肉に残る。
殴られたり骨が折れたりしていたらそれもわかる。
この遺体にはわずかながら母指頭大の変色が認められたので首を締められたと考えられる。

とは三雲さんの解説。

 

あっ…あの、実は遺体発見現場のマンションの借主、岩下陽子っていうんです。

あっそう。

失踪した教え子の事、昨日先生の友達言ってたじゃないですか。

友達じゃない。

いや、だから…。
昨夜聞いた名前と一緒なんです。

なんだって？

推定年齢は２０代から４０代の女性だそうですけど、あのミイラすごい派手な
服だったんですよ。
だから年齢的にも合ってると思います。

考え込む三雲さん。

一課が天川ゼミの学生に聞きこみに行くと、岩下陽子は1ヶ月ほど前から
教室に来なくなったのだと言う。

控えめな学生で、着ている物も地味な方。
遺体が着ていたような赤いワンピースは見た事もないらしい。

以前は東村山のアパートに住んでおり、六本木のマンションに引っ越した事も
ゼミの学生たちは知らなかった。

天川はうつむいて嘆いている。
岩下陽子には特に目をかけていたと学生たちは言う。

君の方からも安倍晴子にお願いしてもらえませんか？
人智を超えた能力でこの事件を解決してほしい。

天川にそう言われて困惑する豪太。

亀さんたちからは絶対に安倍晴子に会うなと言われているから。

八木にまで、

お前の失態は亀さんや遠藤さんや俺の失態になるんだよ。
俺、秋に結婚するんだよ。
やっと…やっと結婚出来るんだよ。
だから結婚式の時に警視庁捜査一課の刑事でいたいんだよ。

この時期にお前のせいで飛ばされるのは困るんだ。

と、言われる豪太。

むしろ、協力してもらって早く解決した方がいいじゃんね…。

 

晴子からの携帯着信に折り返す豪太。

 

ミイラが発見された六本木の部屋を見たいです。

えっ、今からですか？

ダメですか？

ダメではないんですけど…。
ちょっと、今、俺上司に禁じられてるんです。安倍さんに会うの。

なぜですか？

なぜって…なんていうか…そのあの…。なんて言えばいいんですかね？
あの、誰も悪くないんですけど…。
なんて言っていいか、ちょっと…。

…で、次のシーンでは結局、晴子をマンションに入れている豪太なのだった。

やっぱり、おかしいです。

何がですか？

この部屋は北向きで日当たりも悪く、低温で多湿。さらに密閉度が高いです。

確かに。

人がミイラ化するには高い温度と低い湿度で、それに風通しがよい事が条件です。
でもこの部屋はその条件と正反対です。

…って事は、ここでない場所で殺されてここでない場所でミイラ化したって事ですか？

それはわかりません。

っていうか、安倍さんこの部屋怖くないんですか？

死んだ人は怖くありません。

三雲先生と一緒だ。

そうですか。

 

この後、大学に岩下陽子の「幽霊」が現れるんだね。
遺体と同じ赤い服を着た岩下。

これも、安倍晴子が解説してくれた。

これは幽霊ではありません。ミストスクリーンです。
細かい粒子状の霧はプロジェクターなどで動画や写真を映写すると、その映像を
反射する事が出来るのです。
つまり、ミストスクリーンとは霧をスクリーンにして映像を投影したものなのです。

一昨日の夜も今夜もこの辺りでは霧がしっかりと出ていて、霧がスクリーンに
なりやすい条件でした。

 

これ、何週か前に他局のドラマで同じようなネタを先にやられちゃっていて残念だったね。　

 

しかし、まぁ…こっちの方が色んな意味で面白いのだった。

 

本に
「いかなる気象も科学によって作り出すことができる」
「従って、気象予報というものは近い将来消滅するだろう」

と、書いている天川。

岩下くんの冥福を祈ろう。

とか言いながら笑いをこらえている天川。

安倍晴子に対する異常な興味。

 

仕掛けたのは岩下さんを殺した犯人です。
岩下さんはいつもこんな感じの地味な服装の人だったんですよね？
この写真の岩下さんと同じです。

でも、一昨日見た岩下さんの幽霊は殺害された時と同じ派手な赤いワンピースを着ていた。
殺害された時の服装を知っているのは彼女を殺した犯人だけなんです。

でも、なぜ犯人がミストスクリーンなんていう手の込んだ事をしたのかそれが自分には
よくわからないんですけど。

それは挑戦だよ。

挑戦？

安倍晴子への挑戦だ。

 

犯人はもう天川に決まっているわけだけど、犯人が解っているからこそ
ここから進展する天川の心の闇を見せてほしい。

来週に期待。

 

そして、一課は安倍晴子に関わるなとか言ってる場合じゃなく、安倍晴子の警護を
してあげた方がいいと思うぞ。

北村有起哉さんの不気味な演技が素晴らしいだけに、何するか解らなくて恐いよ。

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

晴子(武井咲)の活躍が取り沙汰され、豪太(大倉忠義)は上司から晴子に会うことを禁止されてしまう!
そんな中、三平(佐々木蔵之介)の同期生・天川聡（北村有起哉）が現れ、晴子に行方不明の
教え子を探してほしいと依頼を…。
すると数日後に、あるマンションの一室からミイラ化した遺体が発見される!

(あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

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【キャスト】

安倍晴子 … 武井咲
青木豪太 … 大倉忠義

三雲三平 … 佐々木蔵之介

橋本 茜 … 佐々木希
原口 蘭 … 笛木優子
遠藤 … 丸山智己
八木 … 川島潤哉

亀岡 巧 … 高知東生
蜜代 … 壇蜜

古谷黄子 … 内藤理沙
土屋みどり … 野村麻純
加原 陽一郎 … 近江谷太朗
染谷 … 野間口徹
中島 … 鈴木伸之
澄乃 … 梅舟惟永
岩本 … 河野直樹
黒沢 … 西田奈津美

 

【スタッフ】

プロデュース … 中川慎子、山本喜彦
演出 … 片山修、植田尚、田村直己
脚本 … 大石静

公式サイト http://www.tv-asahi.co.jp/otenki/

 

 
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