【平清盛】第28回「友の子、友の妻」感想


源氏の義朝(玉木宏)は敗れた。京で平氏の清盛(松山ケンイチ)は、尾張の地で義朝が
果てたことを知るが、嫡男・頼朝(中川大志)を何としても捜し出せと命ずる。
その頃、鬼若(青木崇高)にかくまわれていた常磐御前(武井咲)が、義経を出産する。
源氏はついに頼朝・義経の時代へ…来るべき源平合戦に向かって平氏と源氏、ふたつの武家の
運命が大きく動き出す!

(あらすじは公式サイトより引用)

   

第二十八回「友の子、友の妻」

 
平治元年12月。義朝父子は東国に向かって落ちのびておりました。

頼朝くんがふと気づくと、父・義朝くんは「髭切」を持っておらぬ様子。
父が何処かに落としたのでは、と焦る頼朝くんは来た道を引き返し、そのまま
一行とはぐれてしまいます。

その頃、白饅頭@藤原信頼は、仁和寺へかつて愛し合った後白河法皇の元へと逃げ込みます。

すっかり泥饅頭になった信頼をゴッシーは温かく迎え入れ、膳を出してくれました。

さて、ひとつ今様でも披露して進ぜよう。

と、謡いだしたゴッシー。

漁陽の鼙鼓地を~動して来たり~♪

相変わらず優美なゴッシーのお声に信頼どのもにこやかに顏をほころばせ伺います。

これは聴いた事のない新しき歌にござりますな。

白楽天の「長恨歌」じゃ。
寵愛した家臣に国を滅ぼされる皇帝の物語でな……。

と、突然、目をくわっっっと剥いてしっかりしたニヤケ顔をお作りになり
鬼のように宣告するゴッシー。

朕は、そうは、なりとうない!

哀れ、泥饅頭は平氏にその場で捕えられ、連れて行かれてしまうのでした。

上皇様! 上皇様! 上皇様~~~!

断罪するのは当然、清盛くん。

成親どのは息子の嫁の兄という事でこの場は許されました(甘いな~)が、
泥饅頭には厳しい沙汰が下されます。

あなた様は信西殿の座に取って代わるため謀反を起こされた。
さような愚か者を生かしておいては、志半ばで無念の死を遂げた信西殿が浮かばれますまい。

……面白うないのう。

志なき者の一生が面白うないは道理!

六条河原にて斬首とする!!

こうして、今までは考えられなかった、武士が公卿に斬首の沙汰を下すという仕儀が
初めて実行されたのでございました。

一方、落ち延びる中で徐々に疲労していった源氏一行は、動けなくなった次男・朝長を
義朝くんが自らの手で送り、長男・悪源太・義平は父と離れて北国へ堕ちる道を選び、
正清と2人きりになった義朝くんは正清の舅、長田忠致を頼って尾張へ入ったのでした。
(悪源太もこの後、捕えられて斬首の刑に処せられまする)

そこで忠致の裏切りを悟った義朝くんは、もはやこれまでと覚悟を決めます。

俺に木登りを教えてくれたはお前だ。正清。

足の掛け方、次につかむ枝の探し方。
それを間違えなければ落ちる事なく、誰よりも早くてっぺんに登れる。

俺は間違うたのだ。

殿…。

正清。

もう、木登りは終いじゃ。

2人で庭に走り出た義朝くんと正清はお互いの身体を刀で貫きます。

時は年明けてすぐ、冷たい雪が2人の身体に舞い、赤い血を消していくかのよう。

義朝くんは薄れる意識の中で、あの若き頃、自分が明らかに清盛くんよりも
上にいた競い馬の日を思い出します。

次は負けぬ…次は負けぬから……。

平氏は義朝が遺児、頼朝を必死に探しだし、ついに館に捕縛します。

俺の覚悟は叔父上を斬った時から決まっておる。

新しき国づくりを邪魔立てする者は許さぬ。
たとえ、それが友の子であっても。

しかし、思わぬ所からこの決断に横やりが入るのでした。

わが孫と同じ14の歳の頼朝くんを目の前にし、話を聞いた池禅尼・宗子さまです。

「いついかなる時も源氏の誇りを持て」。
亡き母は私にそう教え諭しました。
どんなお沙汰も潔く受け入れる事が、母の思いに応える事と心得ます。

この後、成長してからも次々と女を夢中にさせ、正妻・政子の嫉妬心を煽らせ続けた
イケメンっぷりが、たぶんこの時すでに発揮されていたのでしょう。

池禅尼が、頼朝を助けよ。助けなかったらご飯食べないよ、と断食を始めてしまったので
一族はみな困り果てる始末。

信西入道のお付きであった西光からも、源氏を断絶するようにくれぐれも念を押され、
禅尼の断食くらいじゃ決心揺らがない…はずだった清盛くんに揺らぐ事が起こりました。

常盤御前が自分が産んだ3人の息子を連れて、子供たちの命乞いにやってきたのです。

私の事など気にせずに、美しい常盤を側室にすればいいじゃん、と怒り気味に言う
時子さまを清盛くんは諭すのでした。

常盤は義朝が心の支えとしていた女子ぞ。
それを我がものにしようなどとどうして考えられる!?

…やはり、それが真のお心にござりましたか。

義朝様は敵である前に掛けがえなき友。
その上でご裁断なさればよろしいのではござりませぬか?

常盤殿と3人のお子の事も。

頼朝殿の事も。

禅尼も時子さまも清盛くんが本当は友の子を誅することなど望んでいない事を
よくよく解っておいでなのでした。

そして、いよいよ沙汰を下す日。

義朝くんが、清盛くんとの一騎打ちの時に「髭切」を置いて行った事を知った頼朝くんは、
早く自分の首をはねてくれ、と清盛くんに頼みます。

その途端、

清盛くんは張り手を飛ばしていました。

清盛くんにとって、そこにいるのは、もはや頼朝くんではなくて義朝くんだったのです。

お前はそれで気が済むだろう。
ただ一心に太刀を振り回し武士として生き武士として死んだ。
そう思うておるのだろう?

だが、俺はどうだ?
俺はこの先も生きてゆかねばならぬ。
お前がおらぬこの世で、武士が頂に立つ世を切り開いてゆかねばならぬのだ。

それがいかに苦しい事か分かるか?
いかにむなしい事か分かるか?

だが俺は乗り越える。
乗り越えてこその武士じゃ!

醜き事にまみれようと必ずこの世の頂に立つ!

途中で降りた愚かなお前が見る事のなかった景色をこの目で見てやる!
その時こそ思い知れ!源氏は平氏に負けたのだと!

あのつまらぬ乱を起こした事を悔やめ!
己の愚かさを罵れ!

俺は、お前を断じて許さぬ!

張り倒されて、茫然とこの大きな男を見上げる頼朝くん…。

誰が殺してなどやるものか。
まことの武士はいかなるものか見せてやる。

源頼朝を流罪に処す。

遠く伊豆より、平氏の繁栄を指をくわえて眺めておれ!

  。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

義朝くんと正清の最期に泣いた~~~(泣)
ずっと寄り添って来た主従のお互いを貫いての自害…

これは、もう…
愛情の果ての心中と似た部分もあるのではと…(すいません。どうしてもその方向に )

自分の息子もその手で刺して、頼朝は行方不明になり、もうボロッボロな源氏。

ここまでボロボロな義朝くん、最期の時まで正清くんが居てくれて、本当に良かった。

(実際には、捕えられて首を取られてるわけなんですが…ま、いいのさ。ドラマなのだから)

しかし、義朝くんの心に最期の時までいたのは清盛くん。

そして、清盛くんの心にもずっと義朝くんが…というこのBL展開(違っ )

俺はこの先も生きてゆかねばならぬ。
お前がおらぬこの世で…お前がおらぬこの世で…
お前がおらぬこの世で…

このリフレインの嵐……
リフレインしてるのは私の耳の中だけっすか?…ああ、そうですか…

捕えられた頼朝くんを助けるのが池禅尼というのはお約束ですが、ここでは、清盛くんも
元より処分する気はなかったように感じられます。

ヒジョーに甘い平清盛です。

もっとも、義朝くん自身に対しても甘いもんね。先週止めを刺してないし。

しかし、史実、平氏は甘かったわけです。
義朝を討ち、朝廷は意のままになり、残った源氏は子どもばかりで気が緩んだのでしょうか。

しかし、子どもなんて実はすぐに大きくなる。

そして、この大河では物すごくお互いを尊重し敬愛しているようになっているけれども、
実際には源氏の子供たちはドロドロと恨みを抱いて成長していったわけで…

この時逃した子ども達が後に頼朝の元に集い、阿野全成、義円、義経となって
平氏を滅ぼしにやって来るのだから…

もうこの時点で平氏の武士としてのカンはかなり弛んでいたように思えてなりませぬ。

何にせよ面白き回でござりました。

出番少なきゴッシーですが、白饅頭→泥饅頭@信頼に優しく膳を出してやってから、
長恨歌・白楽天を謡い、

おめーなんか庇うかよ!!

と、死刑宣告するとか…こわーー

このぞっくぞくする迫力。この人に関しては、もっとずっと先の先まで清盛くんと
双六遊びし続けるからね。
先が楽しみです。

さて~…

ずっと没落していく悲しさと、それを表に出すことを押し殺し、時に爆発させる
感情豊かな表情で源義朝を魅せてくれていた玉木宏さんがついに退場……。

寂しすぎる。(泣)

若くしっかりした跡継ぎ頼朝を演じた中川大志くんもお見事。

源氏の方々が去ってしまわれたら、火の消えたような寂しさのこの大河……。

でも、朗報!

なんと、牛若→義経に我らが(どの辺のわれら?笑.gif)
神木隆之介くんが決定しましたーーー!!

神木くんといえば、2005年のタッキー主演「義経」でも牛若をやっているんだね。
つまり、義経2度目ってことです。

登場は9月からという事で、まだまだ先ですが……。

楽しみすぎるーーー

【関連記事】
【平清盛】番外感想記事 源義朝・玉木宏さんスタジオパークゲスト回まとめ

にほんブログ村 テレビブログ 大河ドラマ・時代劇へ
↑他のブロガーさんの大河感想はこちらから・にほんブログ村

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ PINGOO!カテゴリテレビ・ドラマ
にほんブログ村

※キャスト

平清盛(平太) … 松山ケンイチ(幼少期:前田旺志郎)

平重盛 … 窪田正孝(少年期:平岡拓真 / 幼少期:亀元太→丸山歩夢)
平基盛 … 渡部豪太(少年期:末岡拓人 / 幼少期:池田優斗)
平宗盛 … 石黒英雄(少年期:草川拓弥 / 幼少期:黒澤宏貴→馬渕誉→村山謙太)
平知盛 … 小柳友(幼少期:須田琉雅 / 2歳:中澤虎太郎)
平頼盛 … 西島隆弘
平時忠 … 森田剛
平経盛 … 駿河太郎
平教盛 … 鈴之助

平盛国(鱸丸) … 上川隆也(幼少期:小林廉)
平家貞 … 中村梅雀
平忠度 … ムロツヨシ
兎丸 … 加藤浩次(幼少期:前田航基)

清三郎演 … 草川拓弥(幼少期:黒澤宏貴→馬渕誉→村山謙太)
清四郎演 … 須田琉雅(中澤虎太郎)

宗子(池禅尼) … 和久井映見
時子 … 深田恭子
滋子(建春門院) … 成海璃子
経子 … 高橋愛
秀子 … 海老瀬はな
須磨 … 駒塚由衣
明子 … 加藤あい

平忠盛 … 中井貴一
平正盛 … 中村敦夫
平忠正 … 豊原功補
平家盛 … 大東駿介(幼少期:藤本哉汰)
平盛康 … 佐戸井けん太
平維綱 … 尾美としのり
伊藤忠清 … 藤本隆宏

源義朝 … 玉木宏
源為義 … 小日向文世
源義平…波岡一喜
源為朝 … 橋本さとし
源頼政 … 宇梶剛士
由良御前 … 田中麗奈
常盤御前 … 武井咲

源頼朝(語り) … 岡田将生(少年期:中川大志 / 幼少期:君野夢真→横山幸汰)
政子 … 杏

源義経 … 神木隆之介

鳥羽上皇 … 三上博史
後白河天皇(雅仁親王) … 松田翔太
崇徳天皇 … 井浦新(幼少期:桑代貴明)
近衛天皇 … 北村匠海
二条天皇 … 冨浦智嗣
重仁親王 … 雄大
統子内親王 … 愛原実花
得子( 美福門院) … 松雪泰子

璋子(待賢門院) … 檀れい
堀河局 … りょう
御影 … 横山めぐみ

白河法皇 … 伊東四朗
舞子 … 吹石一恵
祇園女御 / 乙前 … 松田聖子

藤原長実 … 国広富之
藤原忠実 … 國村隼
藤原忠通 … 堀部圭亮
藤原頼長 … 山本耕史

伊東祐親 … 峰竜太
八重姫 … 福田沙紀
伊三郎 … やべきょうすけ
北条時政 … 遠藤憲一
安達盛長/藤九郎 … 塚本高史

信西(高階通憲) … 阿部サダヲ
高階通憲妻・朝子 … 浅香唯

藤原家保 … 渡辺哲
藤原家成 … 佐藤二朗
藤原成親 … 吉沢悠
藤原師光 … 加藤虎ノ介
高階基章 … 平田満
藤原季範 … 山口良一
藤原信頼 … 塚地武雅
藤原惟方 … 野間口徹
藤原基房 … 細川茂樹

鎌田通清 … 金田明夫
鎌田正清 … 趙和

鬼若 … 青木崇高

西行(佐藤義清) … 藤木直人
朧月 … 隆大介
滝次 … 河原崎建三
国松 … 白倉裕二
時松 … 内野謙太
蝉松 … 原勇弥
荒丹波 … 八田浩司
麒麟太夫 … 須加尾由二
資遠 … 真島公平

↓おすすめ!

【送料無料】平家物語の女性たち新装版

【送料無料】平家物語の女性たち新装版
価格:580円(税込、送料別)

【送料無料】平清盛のすべてがわかる本

【送料無料】平清盛のすべてがわかる本
価格:1,260円(税込、送料別)

【送料無料】平清盛をあやつった女たち

【送料無料】平清盛をあやつった女たち
価格:693円(税込、送料別)

【送料無料】平清盛と平家の女たち

【送料無料】平清盛と平家の女たち
価格:1,000円(税込、送料別)