古来、天候を制する者が世界を制すると言われてきた。
この物語は、人々の命と安全を守るため気象予報に人生をかけた
一人の天才お天気お姉さんの物語である。
お天気お姉さん 第5話
簡単なあらすじこみ感想で~。
豪太は、その日、中学生時代の同級生たちと恩師である駒田吉雄先生の退職祝いをしていた。
君たちも最終電車では帰るように。
明日の仕事に差し支えないようにね。
先生も体に気をつけてください。
そう言って万歳三唱して別れたのに。
駒田先生は車に轢かれて亡くなってしまった。
俺らのせいだ…。
二次会、三次会ってひっぱり回して飲ませたから…。
豪太のショックは大きい。
事故を起こしたのは榎本正行・55歳。
すぐに近くの交番に出頭している。
(で、お巡りさんが山本裕典くんね。え、出番はここだけ?)
検死をした三雲さんは、豪太に変わった結果を告げる。
先生は車にひかれて死んだのではない。
え?
車がひいたのは先生の死体だ。
え!?
遺体には、はっきりと車のタイヤ痕があった。
生きていたなら当然皮下出血があるはずだが遺体にはなかった。
明らかにひかれる前に死んでいたという事だ。
じゃあ、酔って道路に倒れて頭打ったとか…。
頭部にそんな傷はない。
えっ、じゃあ…なんで…?
力を落とす豪太の肩を叩いて励まし、死因解明に向かう三雲さんがカッコいい。
夜、いつものように「蜜の味」で蜜代に励まされる豪太。
俺らが悪かったんです。
後悔したって時間は戻せないのよ。楽しかった事を思い出しなさいよ。
それが先生の供養ってもんじゃない?
楽しかったこと…。
駒田先生とメイド喫茶に行った話をする豪太。
蜜代ねえさんも、昔、上野のメード喫茶で働いていたんだそうな。
色んな事やったから…。
他の事はコンプライアンス上言えないけど。うふっ。
コンプライアンス上言えない事してたんですか。
胸張って語れるような人生つまんないじゃない。
そうですかね?
ペーさんだって晴ちゃんだって語れない過去ばっかりよ。
え!?あ、いや…。
豪君はまっとうだから、みんなに語れる楽しい思い出ばっかりでしょ?
中学の時、豪太が見てた番組は『トリック』だって。
あれ、スタッフどなたか被ってましたっけ…。
晴子が中学生の頃見ていた番組はもちろん
「天気予報です。」
そこへ三雲さんが遅れて入ってくる。
凍死だったよ。
え?
駒田吉雄先生の死因は凍死だ。
三雲さんの説明。
心臓に疾患があったんじゃないかと疑って心臓を調べた。
そしたら右心房と左心房の血液の色が全く違っていた。
これは凍死した遺体の特徴なんだ。
血液は酸素を消費すると黒い色になる。
だから生きている時、静脈を通ってきた右心房の血液は黒く左心房の血液は赤い。
だが死亡すると酸素不足になるのでどちらも黒くなる。
ところが、凍死の場合はどうか?
低温により細胞内の生化学反応がゆるやかに停止するため、急激な酸素不足が起こりにくい。
したがって左心房の血液は赤いまま残る。
昨日は7月並みの気温だった。
凍死などあり得るだろうか…という豪太の疑問に答える晴子。
夏でも人は凍死します。
気温20度の夏山で凍死した事例があります。
1994年6月、2名の教師が中学生10人を引率して三鷹山にハイキングに行きました。
日中の最高気温は20度。
その日は穏やかに晴れていましたが、下山途中に寒冷低気圧によって天候が急変。
雨や風が強まり、気温は10分間で8度も下がりました。
雨はすぐに止みましたが、濡れた生徒の中で体力がなかった女生徒1人が気化熱によって
体温を奪われ凍死しました。
駒田先生は酔って帰る途中で道路で寝てしまい、雨に打たれ気化熱で体温を奪われ凍死した。
そして、その後2、3時間後に車にひかれた。
そういう事になる。
しかし、晴子は言う。
死亡推定時刻である今朝3時から4時の間に世田谷区で雨は降ってません。
なんでわかるんですか?
その日の天気図は頭に入ってます。
じゃあ先生はどこで凍死したんだろう?
現場に足を運んでも先生がどこで雨に濡れたのかさっぱり分からない。
晴子は、その日のその時間に都内で雨が降ったのは八王子だけだと言う。
八王子から世田谷、車に轢かれる時間までに移動するのは不可能。
雨に濡れて凍死したって思ってたけど、もしかしたら冷蔵庫に閉じ込められてたって事も
ありえるって事ですか…。
わかりません。
いや、ありえないっすよ!
あんないい先生が誰かに殺されるなんて…。
人に恨まれるような人じゃない絶対に!
先生に一体何があったんだろう。
わかりません。
そんな冷たい事言わないで、いつもみたいに頭回してくださいよ。
天才予報士でしょ!
天才予報士ではありません。気象予報士です。
そんなのどっちでもいいじゃないっすか!
よくありません。
俺、今回の事件解決しないと刑事になった意味ないかもって思うんです。
安倍さん、お願いします。助けてください。
本当に世話になった先生なんです。
私は気象の事しかわかりません。
帰ります。
たぶん、悲しいのもあって焦りもあって…イラついていたんだろう。
豪太は言ってしまうのだった。
安倍さんは、本当に大切な人を失った事がないんだ!
だから、そんな事言えるんだ!
安倍晴子は無表情に豪太を見た。
でも、たぶん、晴子の方が大切な身近な人を失っている気がする。
自転車で去りかけて、豪太を振り返る晴子。
この時の表情が何故か柔らかい。
何かあきらめたような柔らかさ。
青木さん。
…はい。
もうすぐ雨が降ります。
豪太は先生の遺体を轢いてしまった榎本の家に行き、最後の様子を教えてほしいと頼む。
しかし、道は暗くて何も見えなかったと答える榎本。
中学生くらいの少女と一緒に写る榎本の写真が飾られていた。
その後、先生の家に線香をあげに行き、豪太はアルバムを見るのだ。
そして、全て知るのである。
アルバムの中に、榎本の家で見た写真の少女。
「1994年6月、2名の教師が中学生10人を引率して三鷹山にハイキングに行きました。」
晴子の話を思い出す。
真夏のハイキングで凍死した少女は榎本の娘だった。
予測不能な天候の変化で責任は問われませんでしたが、うちの人は教師を辞めようとしました。
でも引率の先生がもう1人いらしたので簡単には辞められなくて…。
20年…。うちの人はずっと自分を責めてました。
先生の奥さんはそう語った。
八王子は榎本の娘さんのお墓がある場所だったんだね。
そして、豪太はその能力で、あの日、飲み屋からずっと榎本が先生をつけていた事を
思いだすのだ。
雨の降る墓地で先生は凍死した。
榎本という人は、娘さんのお墓があるあの地区に雨が降るという天気予報を知って
殺人を計画したという事ですか?
多分 そうです。
許せません。
私は、その人を許しません。
翌日、2人は榎本の家に行き遺書を発見。
娘の墓の前で自殺しようとしている榎本を止めるのだった。
娘は駒田先生に負ぶわれて下山する途中で死んだ。
背中で冷たくなっていくのを先生は気づかなかった。
同じように寒い思いをして死なせてやったと笑う榎本。
20年前の気象予報士はなんで あの山の雨を予測出来なかったんだ!
バカ野郎!
雨に濡れただけでは凍死しない気温。
榎本は長い時間、駒田先生を車のエアコンの冷風に当てた。
それを見破った晴子。
なんでわかるんだ。
私は気象予報士です。
そして、つけていた顔を一瞬見ただけで覚えていた豪太。
なんで知ってるんだ。
青木さんの能力はすごいんです。一度見た顔は忘れません。
何を威張ってるんだ、お前ら!
この下りはちょっと面白かったんだけど…今回は凄く真面目に切ない流れだったので、
ツッコんだら不謹慎な気がしてツッコめなかった。
大倉の泣き演技が切なくて、ちょっとウルッとさえした。
そして、天気を殺人に利用されたことに対する晴子の怒りは重い。
人は天候を操る事は出来ません。
天候によって大切な人を失ったあなたが天候を利用して人の命を奪うなんて…。
そのような思い上がった人間を天は許しません!
あなたは許されません。
榎本が連行された後、崖の上に立って青い空をずっっーーっと遠くまで見つめて
両腕を広げ、飛んでいきそうな晴子。
こんな暗い重い切ない流れから、どうやって明るいED曲「へそ曲がり」に持って行くんだ…。
今日はEDは無しなんだな…。
…と思ったら…。
晴子の後ろから抱きつく豪太。
ゆっくり振りかえられて慌てて離れる。
無表情な晴子。
…これは、なんですか?
あっ、いや…なんでもないです!
ここに「へそ曲がり」を入れてきて爽やかに終わるんだから恐れ入るわ。
この演出力。
今回は、映画『ハリケーン・バスターズ』のリチャード・ジャクソン監督へのインタビューとか、
三雲さんの掲示板書き込みとか、面白いネタもいっぱいあったけど、書ききれなかったなぁ。
「禿同」
「禿同」
「禿同」
…はげ…?
には笑った。
掲示板で初めて「禿同(はげしく同意)」貰ったのに意味解らないとか三雲さん可哀想。
そして、佐々木希ストーカーエピは今週も不気味に持越し。
そしてそして…山本くんの出番はホントにあれだけ~?
あ、もしかしたら明日の「味いちもんめ」の宣伝のため!?
どっかにネタ落ちてた!?
…なんだかゴチャゴチャいいつつ…
とりあえず、ネタは多少ツッコミ所あっても私はこのドラマ好きだ。
と、何度でも申し上げておこう。
カワイイ愛しいキャラが立ってるドラマはいいドラマ。
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豪太(大倉忠義)の恩師が交通事故死する!だが三平(佐々木蔵之介)の検死によると死因は
凍死だった…。
晴子(武井咲)の話から雨に濡れての凍死を疑う豪太だが、事件当夜、現場付近では雨は
降っていなかった!(あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
よろしければ→【2013年4月期・春クールドラマ何見ます?】ラインナップ一覧とキャスト表
【キャスト】
安倍晴子 … 武井咲
青木豪太 … 大倉忠義
三雲三平 … 佐々木蔵之介
橋本 茜 … 佐々木希
原口 蘭 … 笛木優子
遠藤 … 丸山智己
八木 … 川島潤哉
亀岡 巧 … 高知東生
蜜代 … 壇蜜
古谷黄子 … 内藤理沙
土屋みどり … 野村麻純
加原 陽一郎 … 近江谷太朗
染谷 … 野間口徹
中島 … 鈴木伸之
澄乃 … 梅舟惟永
岩本 … 河野直樹
黒沢 … 西田奈津美
【スタッフ】
プロデュース … 中川慎子、山本喜彦
演出 … 片山修、植田尚、田村直己
脚本 … 大石静
公式サイト http://www.tv-asahi.co.jp/otenki/
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コメント
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違うんだよぉぉ^^;三雲さんったら初めて同意を貰ったのよ~。
「禿同」。元は2ちゃん用語だと思う。
むしろ、今ではあまり使われてないくらいかも~。
お天気お姉さん 第5話
2013年5月10日放送 第5話「真夏に凍死する男」 豪太(大倉忠義)の中学時代の恩師・駒田(鈴木正幸)が交通事故で死亡した。その前日に友人とともに駒田の退職祝いをしていた豪
お天気お姉さん 第5話
豪太(大倉忠義)の中学時代の恩師・駒田(鈴木正幸)が交通事故で死亡します。
その前日、友人と一緒に駒田の退職祝いをしていた豪太には、その事実は受け止められませんでした
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げっ!知らんかった。親父ってからかわれてるんだと思ってた。禿動(揺)^^;;;
お天気お姉さん (第5話・5/10) 感想
テレビ朝日系ドラマ『お天気お姉さん』(公式)の第5話『真夏に凍死する男』の感想。
方向修正なのか、単なる粗雑なのかビミューな仕上がり?
今回も加速度的に、お天気お姉
お天気お姉さん EPISODE5
『真夏に凍死する男
内容
巡査(山本裕典)のいる交番に、榎本正行(岩松)という男がやってくる。
「人をひきました」
現場へと向かうと、、、ひとりの男(鈴木正幸)が倒れ、すで
お天気お姉さん 第5話
教え子との飲み会の後に事故死した恩師、送って行かなかった事を悔やむ青木
公式HPよりあらすじ
豪太(大倉忠義)の中学時代の恩師・駒田(鈴木正幸)が交通事故で死亡した。その