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大河ドラマ【鎌倉殿の13人】第19回「果たせぬ凱旋」感想

「運」だね。人生はある程度は「運」だと思うけれど、戦を生業としていたら運が生きる全てのような部分はあったかもしれない。

平三はいつも賽子を振っている。

オーラを失くした者が梶原の敵なのだろう……。九郎はすでに彼の神ではなかった。

鎌倉入りを許されず京で悲嘆にくれる義経(菅田将暉)。義時(小栗旬)は大江広元(栗原英雄)の知恵を借り、源頼朝(大泉洋)と義経との関係修復を模索するが、後白河法皇(西田敏行)はそれを許さない。愚痴をこぼす頼朝に対し苦言を呈す八重(新垣結衣)。この状況を政子(小池栄子)が憂う中、京では義経をめぐって里(三浦透子)と静(石橋静河)が対立。さらに源行家(杉本哲太)が義経に近づいて頼朝への疑心をあおり……

(『鎌倉殿の13人』上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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大河ドラマ 鎌倉殿の13人 第19回「果たせぬ凱旋」

大河ドラマ【鎌倉殿の13人】2022年 感想

感想

人間が落ちぶれるとはどういうことなのか。九郎のあの輝きと現状が全てを表している。

「神」は九郎の前から姿を消した。

残されたのはただの頼りなく世間知らずな小さい男。

告知させていただいたように Twitter実況を貼り付けて、後日追記するシステムでやっていこうと思っております。どうぞよろしくお願いします。

Twitter実況感想

鎌倉殿の13人 19話追記感想

令和の現代でも、疑心暗鬼はあらゆる信頼関係を壊す。

スマホがあっても「お前、おれを裏切ってない?」とは、なかなか本人に聞けない。噂話や讒言を真に受けて大事な身内を切ってしまう……。

人間は「信じたいことのみを信じる」。

太古からそういう風に出来ている。

疑心暗鬼を仕込む人たち

  • 目的は分からないが「八幡大菩薩」を並ばせたくない平三
  • とにかく頼朝の上に立ちたい行家
  • 武士なんて自分らの目下なので使っておけばいいと思っている法皇

どうして、そういう風に話を持って行くの?と前回(あ、すいません、まだUPできていません)殴りたくなるほど悔しかった梶原の策略の数々。

鎌倉殿、この戦、この梶原に総大将をお任せくださりませ。必ずや九郎殿の軍勢を破ってご覧に入れまする。

九郎が鎌倉に入れなくなったのは、全部お前のせいだーー!と思っていたところに、今度は討伐の総大将を名乗り出てしまった。

これが、出世欲なのか、神への挑戦なのか……あるいは「運の尽きた者は消さねばならぬ」習性なのか。よく分からない。

わからないけれど……何かにとりつかれていることは確か。

行家に関しては、もう、分かってるじゃないか。

源行家。
彼を味方につけた者は必ず負けるという、死に神のような男。


鎌倉方に捕まり首をはねられるのはこれより少しあとのこと。

頼朝は、この叔父こそ早く消しておくべきだった。

そしてゴッシーね……。

ただ思い通りに駒を動かしたいだけなんだよね。

昔からさ(平清盛の頃からさ)。

運の尽き

もしも範頼兄上が壇ノ浦で沈んだ宝剣なんて探していなければ……。鎌倉に居れば。鎌倉殿に対して他に九郎を庇える人材がいれば。

同腹の兄でありながら全く関わっていなかった全成が、もっと九郎と心通じていれば。

(それを言ったら、同腹の次兄を殺した九郎自身のせいでもあるけれど)

頼朝が自分を襲ったと疑いを抱くような正妻の襲来のタイミング。

何もかもがタイミング悪く、誤解を招きやすい。これって、すでにもう「不運」でしかない。

梶原は運が尽きた者が鎌倉に居ること許せないんだよね。上総の時もそう。賽の目が悪い人間は自分の上に立ってはならない。だから、消す……。

九郎の運は尽きていた。

人間の輝きと衰退をここまでの何回かでハッキリと見せられた私たち。

自業自得

因果応報とも言おうか。

今、本当に九郎は可哀想で、切なくて、寂しい身の上だが……

  • 九郎義経は同腹の兄を陥れて殺した
  • 自分についてきた「命」は余さず利用するパワハラ気質
  • 鎌倉殿の弟であることを利用して傍若無人なモラハラ気質
  • 戦のためなら民間人も殺す
  • 妻を大事にせず貶めた

罰……ってやつが当たっているのだよ。神という者が本当におられるならば。

そして、静御前の上に立ったつもりの妻・里御前も。

得意そうな顔。それは道づれの始まりなのに。

みんなが自分がやったことの罰を受けている。

この大河では出てこないのかなぁ……。里御前と義経の間には姫がいるのに……。

たくさんの子供が犠牲になる。

戦に良いことなんてない。

愛されていた九郎義経

御台所に伝えてくれ。
九郎は御台所の膝の温かさを生涯忘れないと。

政子は常に九郎を気遣っていたし、小四郎も仕方なくとはいえ、やんちゃな弟のように世話してきた。

九郎殿は強すぎる。2~3度戦に負けて痛い思いをすればもう一つ大きくなれるんだがな。

と、後輩を見守るように温かく評していた父上。

北条は九郎にとても優しい。

「鎌倉殿を立てる」

そんな縛りが無ければ、坂東武者たちは九郎を逃したかも知れない。

縛るから競争が生まれ、そして「陥れられる者」が現れ、滅んでいくのよ。

キャスト(相関図式)とスタッフ

キャスト (相関図式)

【北条家】

北条義時:小栗旬 13人 – 主人公

北条時政:坂東彌十郎 13人 – 義時の実父
りく:宮沢りえ – 義時の継母 – 時政の妻

北条宗時:片岡愛之助 – 義時の兄
実衣(阿波局):宮澤エマ – 義時の妹
北条泰時:坂口健太郎 – 義時の息子
北条時房 : 瀬戸康史 – 義時の弟

比奈 : 堀田真由 – 義時の妻

牧宗親:山崎一 – 牧の方(りく)の兄

北条政子:小池栄子 – 義時の姉 – 源頼朝の妻

  │

【源頼朝 一家】

源頼朝:大泉洋 鎌倉殿 – 義時の義兄 – 北条政子の夫

源頼家:金子大地 – 頼朝の長男
大姫:南沙良(難波ありさ←落井実結子) – 頼朝の長女
三幡 – 頼朝の次女
源実朝:柿澤勇人 – 頼朝の三男
貞暁  – 頼朝の次男(異腹)

亀:江口のりこ – 頼朝の妾

【源頼朝 兄弟・親族・関係者】

阿野全成:新納慎也 – 頼朝の異母弟 – 常盤御前の長男
義円:成河 – 頼朝の異母弟 – 常盤御前の次男
源義経:菅田将暉 – 頼朝の異母弟 – 常盤御前の三男

里(郷御前) : 三浦透子 – 義経の正室
静御前 : 石橋静河 – 義経の妾

源範頼:迫田孝也 – 頼朝の異母弟 – 三兄弟とは異腹

源行家:杉本哲太 – 頼朝兄弟の叔父
安達盛長:野添義弘 13人 – 頼朝の側近
武蔵坊弁慶:佳久創 – 義経の郎党

木曽義仲:青木崇高 – 頼朝兄弟の従兄弟
巴御前:秋元才加 – 木曽義仲の妾
木曽義高:市川染五郎 – 木曽義仲の息子
今井兼平:町田悠宇 – 木曽義仲の乳母子

武田信義:八嶋智人 – 甲斐源氏4代目

伊東祐親:浅野和之 – 北条兄妹の母方の祖父
河津祐泰:山口祥行 – 伊東祐親の長男 – 北条兄妹の叔父
伊東祐清:竹財輝之助 – 伊東祐親の次男 – 北条兄妹の叔父

八重:新垣結衣 – 源頼朝の妻- 義時の側室 – 伊東祐親の娘
千鶴丸:太田恵晴 – 八重の子(夭折)

善児:梶原善 – 伊東家の下人
江間次郎:芹澤興人 – 伊東家の家人

工藤祐経:坪倉由幸 – 伊東祐親の元娘婿
工藤茂光:米本学仁
仁田忠常:高岸宏行
堤信遠:吉見一豊

比企能員:佐藤二朗 13人 – 源頼家の乳母父 -比企尼の甥
道:堀内敬子 – 源頼家の乳母
若狭局 : – 比企能員の娘
一幡 : – 若狭局の長子
比企尼:草笛光子 – 源頼朝の乳母

善哉(公暁) :寛一郎 – 頼家の男子


畠山重忠:中川大志
足立遠元:大野泰広 13人
梶原景時:中村獅童 13人
和田義盛:横田栄司 13人
三浦義澄:佐藤B作 13人 – 伊東祐親の娘婿 – 北条兄弟の叔父
三浦義村:山本耕史 – 伊東祐親の孫 – 義時の従兄弟
岡崎義実:たかお鷹
土肥実平:阿南健治
山内首藤経俊:山口馬木也
大庭景親:國村隼
上総広常:佐藤浩市
千葉常胤:岡本信人
三善康信:小林隆 13人
大江広元:栗原英雄 13人

中原親能 : 13人
二階堂行政 : 13人
八田知家 :市川隼人 13人

【朝廷・公家・平家】

後白河法皇:西田敏行
以仁王:木村昴
後鳥羽上皇 : 尾上松也
丹後局:鈴木京香
平知康:矢柴俊博
源頼政:品川徹
平清盛:松平健
平宗盛:小泉孝太郎
平維盛:濱正悟
藤原秀衡:田中泯

文覚:市川猿之助

スタッフ

◆制作統括 : 清水拓哉、尾崎裕和
◆プロデューサー : 長谷知記、大越大士、吉岡和彦、川口俊介、結城崇史
◆演出 : 吉田照幸、末永創 、保坂慶太、安藤大佑
◆脚本 : 三谷幸喜
◆音楽 : エバン・コール
◆語り:長澤まさみ

『鎌倉殿の13人』各回リンク

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