離農寸前の天陽(荒井雄斗)たち一家を助けてほしいと泰樹(草刈正雄)に願い出たなつ(粟野咲莉)。なつの思いを感じた泰樹は天陽の畑を見に行くと言う。
なつととにも畑を訪れた泰樹は、いくら耕しても作物は育たない土地だと言うが…。
それから9年。かつての荒地は一面の美しい畑に生まれ変わっていた。その畑に馬に乗って駆けて来るのは、18歳になったなつ(広瀬すず)であった。…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「なつぞら」第2週「なつよ、夢の扉を開け」 第12話
今日、その、土。見に行く。
なつに、天陽くんを助けてくれないなんてバカぁぁと泣かれて、弱ったおんじは山田家へ出かけて行く。
しかし、土地は荒れ、やはり容易く農地には出来ないと判断。
どうすればいいの?
このくらいの土、わしはなんぼでも開墾してきた。
当然、天陽くんだけではなくて、親のやる気が必要だということで、柴田家は総出で山田家へ出かけていくのだった。
あの~~…奥さんこれ、ちょこっとだけど、ニシンの干物とジャガイモと自家製のバターです。ほんのちょこっとでごめんなさいね。
これ、まさにまさに「北海道自然の恵みセット」なんだよね。
開拓に成功し、自然の恵みセットを分け与えることができる豊かな家と。
開拓に失敗して自然から逃げて行こうとしている家と。
なんという対比。
けれども、「金持ちの嫌味」とか「貧乏人の僻み」とか、そういう話では無くて、これは現実なのよね。
現実を見て。ここに自分たちも到達したいと奮起しなくてはならないわけで。
どうです?牛飼いは考えませんか?
とアドバイスする剛男。
酪農です。
今、こっちでは農業と酪農の両方やってる人が増えてるんです。
牛の糞尿がいい肥料になりますし、どっちかがダメな年でもどっちかで補えるようにしてるんです。
そういえば、この人のバックボーンは全く不明なままだなぁ。
剛男の実家はどういう家でどこから来たのか。実家は北海道なのか。
それは分かりますが……でも、どうやって牛を手に入れればいいんですか?
うちの息子がお宅のお嬢さんに何を言ったか……。ここに……ここにいたいと言ったかもしれませんが、それは子ども同士の話ですよ。我々が真剣に話すことではないでしょう。
と、ミスター残念っぽい事を言うシゲである……。
(どうしても、「しげ」頑張れよ「しげ」と思ってしまうワシ.。oO) #なつぞら
— くう (@kukucoo) 2019年4月13日
ここで一括するおんじ。
なぜ真剣に話してはならん?
わしは、ここにいる なつに言われてここに来た。
この子に言われなければ動きはせんかった。
事情なんかくそ食らえだ!
大人の事情でこの子らはどうなった?
この子らに何をやったんだ、大人は!
今は、せめてこの子らが何をやりたいのか、子どもの話だと思わず、そのことを今こそきちんと大人が聞いてやるべきだろう。
戦争のせいで多くの大人たちの犠牲になった子どもたち。
子どもたちに自由がある時代ではなかった。
そのせいで大きな犠牲を強いられた。
なつは両親も家も失くして兄妹とも離れ離れ。天陽くんも親の意志でここに来て、今、また親の意志でここから去ろうとしている。
子どもの意志を大事にしてやれ、と言ってくれるおんじ。
それが未来を作るということだと、おんじは知っているのよね。
泰樹じいの声掛けで山田の土地のために集まってくれた開拓者たち。
もちろん、たぶん、お金も使ってはいると思うけれども、これも人望。
まさに子どもたちの希望で叶えられる開拓になった。
なつよ。良かったな、なつ。
馬で失敗した山田の家のために、馬を一頭用意してくれるおんじ。
これがお前の馬だ。
畑が出来上がる頃にはよく働くようになるべさ。
お金は?
お前がこの馬を育てて稼いだら返せばいい。
人望と財力の使い方を見せてくれた。
この朝ドラを見て涙しているこの国のトップの方々は、そういうところを見てほしいよね。
おじいちゃん、大好き!!
「おじいさん」から、「おじいちゃん」になった泰樹じいである。
おんじになる日も近い。
これって、もの凄く壮大なじじ馬鹿計画で。
出せる年寄りは孫にこうやって出してやるんだよ!という話でもあるよね。
そして、時は9年流れ……。
辛いけど可愛くて優しくて豊かだった子ども時代が終わってしまった。
もう少し、子ども時代を見ていたかったなぁ……。
という甘やかな願望を打ち砕く衝撃の美人登場。
ウチのダンナが私が入れ込んでいる理由を知る朝である。
ダンナよ、これが吉沢亮だ。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
※キャスト
奥原なつ – 広瀬すず(子役期:粟野咲莉)
奥原 咲太郎 – 岡田将生(子役期:渡邉蒼)
奥原千遥 – 田中乃愛
柴田泰樹 – 草刈正雄
柴田 富士子 – 松嶋菜々子
柴田剛男 – 藤木直人
柴田照男 – 清原翔(子役期:岡島遼太郎)
柴田 夕見子 – 福地桃子(子役期:荒川梨杏)
柴田明美 – 平尾菜々花(子役期:吉田萌果)
戸村悠吉 – 小林隆
戸村菊介 – 音尾琢真
小畑 雪之助 – 安田顕
小畑とよ – 高畑淳子
小畑妙子 – 仙道敦子
小畑 雪次郎 – 山田裕貴
山田正治 – 戸次重幸
山田タミ – 小林綾子
山田天陽 – 吉沢亮(子役期:荒井雄斗)
山田陽平 – 犬飼貴丈(子役期:市村涼風)
阿川 弥市郎 – 中原丈雄
阿川砂良 – 北乃きい
居村良子 – 富田望生
倉田隆一 – 柄本佑
岸川 亜矢美 – 山口智子
前島光子 – 比嘉愛未
野上健也 – 近藤芳正
茂木一貞 – リリー・フランキー
煙 カスミ – 戸田恵子
亀山蘭子 – 鈴木杏樹
三橋 佐知子 – 水谷果穂
佐々岡 信哉 – 工藤阿須加(子役期:三谷麟太郎)
仲 努 – 井浦新
大沢麻子 – 貫地谷しほり
坂場一久 – 中川大志
神地航也 – 染谷将太
三村 茜 – 渡辺麻友
森田桃代 – 伊原六花
下山克己 – 川島明
井戸原 昇 – 小手伸也
露木重彦 – 木下ほうか
大杉 満 – 角野卓造
語り… 内村光良
※スタッフ
脚本 – 大森寿美男
制作統括 – 磯智明、福岡利武
プロデューサー – 村山峻平
演出 – 木村隆文、田中正、渡辺哲也、田中健二
音楽 – 橋本由香利
アニメーション時代考証 – 小田部羊一
アニメーション監修 – 舘野仁美
アニメーション制作 – ササユリ、東映アニメーション
コメント
なつぞら (第12回・2019/4/13) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』(公式サイト) 第2週『なつよ、夢の扉を開け』の 『第12回』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 離農寸前の天陽(荒井雄斗)たち一家を助けてほしいと泰樹(草刈正雄)に願い出たなつ(粟…
連続テレビ小説『なつぞら』第12回
内容天陽(荒井雄斗)を助けたいなつ(粟野咲莉)は、泰樹(草刈正雄)に訴える。でも、無理だと言われてしまう。が、なつの思いに、泰樹は。。。。。9年後。。。。敬称略感動的。。。それは、間違いない。ただ、草刈正雄さんが、熱すぎて。それが、ちょっとコミカルな印象になってしまっていますね(笑)真剣に見ていると、なぜか、笑いがこみ上げるという。。。。最後には、いつものようにウッチャンの。。。「なつよ!」…
大好き>『なつぞら』第12話
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