みんなそんな顔すんのやめようよ。
ほら。 泣いちゃ駄目だって。ねっ?
つうか、森りんもすげえ泣き虫だったよね。
いっつもすぐ泣いちゃってさ。
いい大人なのに、わんわんわんわん。
でもさ…。
何でだろうね?
あんなに泣いてたのにさ。
笑顔しか思い出せないんだ。
信長協奏曲(コンツェルト) 第8話
「さらば、友よ。戦国に散る命…父の想いは時を越えて…」
簡単感想で~。
いやー。撃たれたって聞いたんですけど。大丈夫でしたか?
内臓とか出ませんでしたか?平気なんですか?
はあ。 まあ一応。
よかった。
信長さんが撃たれたって聞いて心配で、僕、夜しか眠れなかったんです。
基本、人って夜しか寝ないっすけどね。
という松永久秀のご機嫌伺いから始まる今回…。
ご機嫌伺いでは無く、同盟を結びにやってきたらしい。
一国のあるじってのは、現代でいうと総理大臣みたいなもんなんだぞ?
分かってんのか? お前。
分かってますよ。
だって、俺みんなが 笑って暮らせる国つくりたいですもん。
でも、考えてるんですけど。
実際どうすりゃいいのか分かんないんですよね。
民の声を聞く事だ。
とアドバイスされたサブロー、ちょうどいいやとばかりに年貢の高さを
訴えに来た領民たちの前で演説を始めるのだった。
織田、織田信長です。
皆さんの話、聞かせてください。
国民のため暮らしやすい世の中を つくります。
それが私のマニフェ…マ… マニ…あれ?マニマニフェ何だっけ?
えっ? ちょっ。ま…。 まに まに まに。
間にさされる!
マニファクチャー!
とにかく いい国つくろう織田信長!
私が変える!
元気ですかーーーーー!!
選挙演説かよ……。
この前に、森可成が城門でペコペコ領民に頭下げてるわけだね…。
うん…戦国武士…弱いぞ。
それを苦々しく見つめる長男の勝蔵であった。
ここで松永久秀が可成の息子から「日本史B」を取り上げて読み……
あれ…ここで、もしかしたら自分の運命を知っちゃう?
とも、思ったんだけど、松永久秀、高校の教科書に載っておりません。
俺のこと、どこにも書いてねえじゃねえか!
と、放り出すのだった…。
書いてあったら、とりあえずこの場で信長殺っとくだろ…。
それにしても、この教科書…サブローが読む日はこないんだろうか?
読んどくべきじゃね…。
さて、今日は教科書にも載っている「楽市・楽座」のお時間です。
面倒いので、Wikipediaから引用しましょう。
既存の独占販売権、非課税権、不入権などの特権を持つ商工業者(市座、問屋など)を排除して自由取引市場をつくり、座を解散させるものである。中世の経済的利益は座・問丸・株仲間によって独占され既得権化していたが、戦国大名はこれを排除して絶対的な領主権の確立を目指すとともに、税の減免を通して新興商工業者を育成し経済の活性化を図ったのである。
ドラマ中では、
この町の人、自由に売りたいもの売れないんだってさ。
どうして自由に商売できないんだろ?
座があるからにでございます。
座とは商いを独占するために商人たちがつくった組合のこと。
つまり商いをするには座に入らなければならぬのです。
じゃあ、みんなそれに入ればいいじゃん。
いいえ。
座を牛耳る商人頭たちは儲けを独占するため新参者を入れたがらないのです。
入るにしても多くの銭を納めねばなりませぬ。
貧しい商人にはとても 払えませぬ。
それっておかしくない?
みんな自分の売りたいものを自由に売った方がいいじゃん。
そんなおかしな規則、なくしちゃおうよ。
という軽~~い発案によって実現する。
まぁ…解決としては史実通りになったわけで、説明もツネちゃんによって
物すごく解りやすく行われたので、学生の皆さん、ここテストに出ますよ~。
商人を説き伏せたという事で、褒美がほしいと言い出す藤吉郎。
名を改めたく存じます。
名前?どんなんにすんの?
織田家が誇る二大武将。
丹羽長秀さまの 「羽」と「秀」そして柴田さまの「柴」を頂戴し、藤吉郎の
「吉」と合わせ「羽柴秀吉」と名乗りとう存じまする。
秀吉!?
おっ……さすがに反応するサブロー。
いかがなさいましたか?
あっ。…有名なのは豊臣さんか。
猿くん。豊臣さんに負けないようにこれからも頑張ってね。
ぉぃぉぃぉぃ………。
あ、ちなみに、この名づけは史実です。
ここはたぶんテストには出ませんよ~~。
さて…森家の勝蔵くんはお年頃。
領民にペコペコ頭下げた父に反抗期まっしぐらな攻撃。
父上は情けのうございます!
落ち込んでツネちゃんに愚痴る可成。
せがれが恥じる気持ちも分かるのです。
わしはこんな見てくれですし、剣術も得意とはいえませぬ。
何ともみっともない父親です。
わしは時々思うのです。
もし、勝家殿のように男らしかったら。
丹羽殿のように博識であれば。
秀吉殿のように雄弁であれば。
せがれたちは少しはわしを誇れるのかなぁと。
ううっ………。
うーーーーん………。
このドラマはどうして森可成をこんな人にしちゃったんだろ~~…。
史実の人のために言っておくと、森可成は「攻めの三左」の異名を取った
槍の名手で武功上げまくりな人である。
史実の人はこんなんである。
まぁ…原作ありきだから仕方ないよね……と思ったんだけど、不思議な事に
原作&アニメ版でもこんな人なのだった。
な…なんでなんでドラマだけこんな弱々しくて武功が立てられないとか家臣団にまで
馬鹿にされるようなキャラに?
そこ、ちょっと意味が解りません。
こんな弱々しい人が最期に織田家のためにど根性見せたっていう
お涙ちょうだい的設定にしか思えない…。
いや…猛将である「攻めの三左」が織田家のために討ち死にしたって話でも
充分に涙は取れるだろ…『信長のシェフ』はそうしたぞ。
ちなみに『軍師官兵衛』ではスルーである。
ま…とりあえず…。
このドラマでは楽市・楽座を宇佐山に造ろうという案により、立候補した森りんが
行くという事になっている……。
武士のくせに町づくりなんかを仰せつかって喜ぶ父にますます反抗心を抱く勝蔵。
…で、その間に野田・福島城の戦いin摂津の松永久秀からヘルプかかりーの、
主力軍が出て行っている間に浅井・朝倉が三万で攻めてきーの、延暦寺が
挙兵しーので、大わらわ…。
別に戦のつもりなく宇佐山にいた森りんは、逃亡を勧める家臣たちを押しとどめ、
皆の衆。わしが敵の盾になる。
お主らは 何としてもこの城を守りぬくのじゃ。
わしはこの命を織田のために捧げる。
わしを支えてくれた皆のために。
わしを許し側に置いてくれた殿のために。
そして!
せがれたちの誇りであるために。
わしは武士として戦う!
と、敵の中に飛びこんじゃうのだった……。
泣いちゃった方には申し訳ないが、何となくキャラ設定から違和感いっぱい
だったので泣くに至りませんで…ごめんねごめんね……。
だ…だって、この戦い、本当は信長の弟・信治も討ち死にしているのである。
可成には信長のために楯になって死のうなんて余裕は無かったと思うよ…
弟君をお守りせねばならなかったからな……。
ま、まぁ……そこは、ドラマドラマ……と思いつつ………
戻ってきた森りんのご遺体に首が付いていたからまたビックリs……
いえいえ…月9月9…。
森りんはいつも笑っていたから、みんなで笑って送り出そうと言う信長であった。
森家の三男・蘭丸が、
頑張ってって言ってあげればよかった。
そうすれば父上は死ななかったかもしれないのに。
と泣くのを
言ってあげればよい。
これから毎日お父上に心の中で話し掛けてあげればよい。
きっと。きっと届くはずじゃ。
と、なぐさめる帰蝶のシーンは良かったな。
蘭丸と同じように父と喧嘩別れしたまま行かせてしまった勝蔵は、
それがしは強い武士になりとう存じます。
父のような立派な武士になりとうございます。
ですから、どうか殿にお仕えさせてください。
と、サブローに頭を下げる。
そして、父と信長から一文字ずつ 賜り、森長可が誕生したのだった。
この時、勝蔵長可13歳。
サブローは、本当は子どもを戦に出すのは嫌だって前に言っていたよね。
これからきっと森りんが守ってくれるから。
だから、お父さんのように強く立派に生きてほしい。
よろしく頼むね。森長可君。
と父の鎧兜を渡しつつ、複雑な胸中は見て取れた。
この森勝蔵長可くん、この後、織田家屈指の猛将「鬼武蔵」として名を
馳せることになりまする…。
そして大人になっても反抗的で問題児です。
デビューの長島一向一揆でも大殺戮…ぃゃ、大活躍するんだけどね…
この信長じゃ…一揆が起きたら演説で説得とか…
森りんの弔い合戦とか、とてもする雰囲気じゃない。
別にドラマなんだから史実はどうでもいいって話だけれども、サブローは
当然としても戦国の皆さんの平成頭にはやっぱり違和感だわ。
最初からそうならそれなりにあきらめもつくが、最初は結構頑張って戦国頭を
見せていたからな……。
今や黒い光秀頭巾と黒い秀吉だけが何となく戦国の人なのだった…。
【関連記事】
https://www.cinemarev.net/entry/nobunaga.html
サブロー(小栗旬)は、浅井、朝倉らと戦いを繰り広げた。
そして、姉川の戦いで横山城を落とし、ひとまず浅井らを退ける。
その勝利で松永弾正久秀(古田新太)も織田勢に加わるとサブローと約束。
また、松永はサブローに一国の主としての政治をするよう進言し、領民の声を聞く
ことから始めるよう促した。
ちょうどその時、領民が年貢を下げるよう城門に押し寄せてくる。森可成(森下能幸)が領民を押しとどめていると、サブローが現れて自ら話を聞き
その場を治める。サブローは、そのまま帰蝶(柴咲コウ)を連れて城下町へ。
そこで、サブローは町には座と言う制度があって、自由にものの売り買いが出来ない
ことを知る。
座は商いを独占するための商人組合で、新たに加わるためには多額の金が必要だった。サブローは木下藤吉郎(山田孝之)と商人頭に直談判。
藤吉郎の機転で、自由な売買を認めさせることに成功。
この楽市楽座、関所の撤廃をもって織田領内の経済は活性化。
藤吉郎は、この功で名を羽柴秀吉に改めた。
さらにサブローは織田領までの街道沿いにある宇佐山城下に、もうひとつ楽市楽座の
町を作ることにして、名乗り出た森を責任者に任命する。織田家の繁栄を見過ごせないのが浅井長政(高橋一生)たち敵対勢力。
摂津、三好と交戦中の松永不利を匂わせ、サブロー率いる織田の主力を援軍に向かわせる。
しかし、浅井の真の狙いは町作りを進める宇佐山城にあった。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
よろしければ→【2014年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
サブロー / 織田信長 … 小栗旬
明智光秀 … 小栗旬(二役)
帰蝶 … 柴咲コウ
池田恒興 … 向井理
田原伝二郎 … 山田孝之
竹中半兵衛 … 藤木直人
前田犬千代 … 藤ヶ谷太輔
ゆき … 夏帆
市 … 水原希子
徳川家康 … 濱田岳
柴田勝家 … 高嶋政宏
織田信行 … 柳楽優弥
森可成 … 森下能幸
丹羽長秀 … 阪田マサノブ
佐々成政 … 阿部進之介
重平 … 澤部佑
沢彦 … でんでん
織田信秀 … 団時朗
織田信清 … 麿赤兒
斎藤義龍 … 新井浩文
斎藤道三 … 西田敏行
斉藤竜興 … 間宮祥太朗
段蔵 … 早乙女太一
今川義元 … 生瀬勝久
集落の村長 … 前田吟
浅井長政 … 高橋一生
浅井久政 … 村井國夫
松永久秀 … 古田新太
蜂須賀小六 … 勝矢
足利義昭 … 堀部圭亮
※スタッフ
脚本 … 西田征史
演出 … 松山博昭
プロデューサー … 村瀬健、羽鳥健一
音楽 … Taku Takahashi
原作 … 「信長協奏曲」石井あゆみ
主題歌 … Mr.Children「足音 ~Be Strong」
【 信長協奏曲 】第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
第8話 第9話 第10話 第11話(最終回)
コメント
SECRET: 0
PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
>きっとこれで秀吉の頭の中に“豊臣”という言葉が焼き付いたのでしょう。
違うかな?
あっ!それ!そうかも知れません!
>次回は武田信玄との戦い…
外のロケも多そうなので、迫力ある映像に期待したいです♪
合戦シーンは結構良いんですよね。
そこだけは現行大河以上かもw
信長協奏曲八話&きょうは会社休みます。八話感想
■信長協奏曲八話
森可成(森下能幸)のお話。のっけから死亡フラグ立ちまくりだったが、やはり討ち死にしてしまったと(泣)
わかっていたけど、結構泣けたなあ、特に息子が、「がんばってと言ってあげればよかった。そうすれば死ななかったかもしれないのに・・」という台詞にやられたよ。
そろそろ話数がなくなってきたけど、どこで終わらせるんだろう。原作読んでないけど、やはり朝倉と浅井との決着で終わらせ…
元亀ですかーっ。元亀元亀元亀の包囲網(小栗旬)
下剋上とは・・・下のものが上のものに打ち勝つことである。 つまり・・・実力主義である。 これに応ずるのが年功序列主義なのか血統主義なのか・・・適当な言葉がないような気がする。 それは・・・現代が殺人を否定的に考える時代であることが原因だろう。 戦国時代の下剋上は殺し合いが前提なのである。 殺して殺し
ドラマ「信長協奏曲」第8話あらすじ感想「命…
目指す国作り----------!!最近ちょっと腕の調子が悪いのと、オフが忙しくて感想サボリ気味です。すみません。今回は分かっていた展開でしたが、やっぱり泣けました~~(><)森り…
信長協奏曲 第8話
第8話「命に代えても守るもの…信長様と見た夢」12.1 ONAIR サブロー(小栗旬)は、浅井、朝倉らと激しい戦いを繰り広げた。そして、姉川の戦いで横山城を落とし、ひとまず浅井らを退ける。その勝利で松永弾生久秀(古田新太)も織田勢に加わるとサブローと約束。また、…
信長協奏曲 第8話
「命に代えても守るもの…信長様と見た夢」
内容
ある日、松永(古田新太)がサブロー(小栗旬)を訪ねてやってくる。
先日の浅井との戦いの勝利もあり、同盟を結びたいと言うことだった。
とはいえ、
どういう風に国を治めて良いか分からなくなっているというサブロー…
信長協奏曲 第8話
サブロー(小栗旬)が姉川の戦いに勝利したことで、松永弾正(古田新太)は織田勢に加わると約束します。
しかし・・・松永って調子だけ良い男なので、信用出来ないですよねw
松永から領民の声を聞くように促されたサブローは、帰蝶(柴咲コウ)を連れて城下町へ向かいます。
帰蝶はデート気分で、可愛い風車に夢中ですがw
そこでサブローは、町に「座」という商人の組合制度があり、自由に物…
信長協奏曲 #08
『命に代えても守るもの…信長様と見た夢』
信長協奏曲(コンツェルト)第8話★森りん(森下能幸)の最期
信長協奏曲(コンツェルト)第8話
森可成「わしはこの命を織田のために捧げる。わしを支えてくれた皆のために。わしを許しそばに置いてくれた殿のために。そして!せがれたちの誇りであるために。」
敵兵に「織田信長が家臣森三左衛門可成!これより先一歩も通さん!」
そして、壮絶な討ち死に・・・。
息子・勝蔵にダメ親父だと思われた森りんが武士としての生き様を見せた。
−◆−
…
信長協奏曲 第8話
第8話
JUGEMテーマ:エンターテイメント
信長協奏曲「命に代えても守るもの…信長様と見た夢」
松永(古田新太)がサブロー(小栗旬)を訪ねてきて、ちょっとブラックな撃たれた、お見舞い。同盟を結びたいとのことでしたが、いきなり、キャラが変わってて、可笑しかったですね。また、彼のアドバイスで「民の声を聞く」ことにより、時節柄。選挙演説のパロディ? 「自由に商売を」とのことから、楽市楽座の誕生と、関所の撤廃が、「…なかなか…」でした。この改革は大成功。この功労によって、藤吉郎(山田孝之)は、…
信長協奏曲 (第8話・12/1) 感想
フジテレビ系『信長協奏曲』(公式)
第8話『命に代えても守るもの…信長様と見た夢』の感想。
なお、原作:石井あゆみ『信長協奏曲 (小学館)』とアニメは未読。
同盟を申し入れに来た松永(古田新太)から民の声を聞くよう言われたサブロー(小栗旬)は、帰蝶(柴咲コウ)を連れて城下町に行き、自由な商売を禁じる「座」の存在を知る。藤吉郎(山田孝之)の活躍により、サブローは「座」の撤…
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
>あっ。…有名なのは豊臣さんか。
サブローの無知っぷりにはビックリでした。
きっとこれで秀吉の頭の中に“豊臣”という言葉が焼き付いたのでしょう。
違うかな?
>いえいえ…月9月9…。
言われてみれば、たしかに。
やはり月9だからしょうがないのでしょうね。
次回は武田信玄との戦い…
外のロケも多そうなので、迫力ある映像に期待したいです♪
「信長協奏曲」第8話
もりりん、死す…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201412020000/
【楽天ブックスならいつでも送料無料】信長協奏曲ドラマ放送記念スペシャル版 [ 石井あゆみ ]価格:500円(税込、送料込)