【 信長協奏曲 】第5話「指輪に託す思い・・・戦国の定めと叶わぬ愛」 感想

俺、何にも分かってなかったよ。

どんな形であれ結婚は始まりなんだね。
大事なのはこれからなんだよね。

 

信長協奏曲(コンツェルト) 第5話
「信長の妹、お市の嫁入り・・・今夜は「戦国ラブストーリー」」 

      ドラマ『信長協奏曲』信長協奏曲感想

 

今回はホトトギスをお題に句会の織田家中。

「ホトトギス 朝 鳴き過ぎて 喉痛め」(森)

今ひとつじゃな。

では続いて勝家殿。ホトトギスで一句お願いいたしまする。

「ホトトギス。ホト……」

 

句会……なのか大喜利大会

そこで、藤吉郎の一句。

「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」

教科書とかによく出て来るけれども、これ別に本人が詠んだ句じゃないから。

それに…この秀吉だと「殺してしまえ ホトトギス」の方が合ってる気が…。

で、それを詠んだのが信長であった。

「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」

うん…これも別に信長が詠んだ句じゃないから……。

…という事は置いといて~~。

やけにキチッとした身なり。
そう。この信長はサブローではなくて信長だったのだ。

先週のラストにバッタリ本物と会った後、思い切り文句を言うサブロー。

しかし、信長は、

わしは今、明智光秀という名で第二の人生を 歩んでおる。
これからは明智光秀として織田信長を支えさせてくれぬか?

と言うのだった。

「明智光秀」と聞いても全くピンときていないらしいサブロー……。
ほんとーーーに知らないんだな。それはもう歴史「音痴」とかいう域と違う。
あんた…その男に殺られるで……。

その時、利家たちがサブローを探しに来て、間違えて(←いや、それが正しいんだけど)
本物の方を連れて帰っちゃったのである。

 

久々に自分の城に帰った信長はやけにキチッとしていてみんなは違和感…。
やけに上げ上げな家臣たちと楽しそうな帰蝶に信長も違和感~。

 

ああもう!
髪形も服も全然違うのに何で間違えんだよ!バカ!

利家に陰で怒るサブローだが……

そんな風にぼんくらな家臣たちだから変わった素材の服や持ち物やルービックキューブ
の存在を大して不審がらずに受け入れてくれてるんだと思うで。

本物が滞在している間に近江の浅井をどうするかという軍議が行われ、
半兵衛の発案でお市を嫁がせて同盟を結ぶという案が決定されてしまう。

城に戻って怒るサブロー。

 

駄目だって!
政略結婚とかやめようよ。

 

殿。その「政略結婚」というのは?

 

同盟するために無理やり嫁がせちゃったりするようなこと!

 

それが当たり前の時代の人たちには「政略結婚」という言葉すら解らない。

激昂するサブローに比べて、

市は構いませぬよ。

と、冷静なお市。

 

敵の国に一人で行くんだよ?危ないって。
それに、そもそも 結婚って好きな人とするもんでしょ?ねえ?

 

きょとんとする家臣たち。

 

わしは祝言まで女房の顔は知りませんでしたが。

しかし祝言とはそういうものでは?

ありません。
結婚ってのは好きな女の子に指輪渡して「結婚してください」って言って
するものです。

「指輪」?何ですか?それは…。

指輪ってのはね……。

 

と、現代結婚事情を説明するサブロー…今、自分がどこで何喋ってるか解ってる

 

みんなも恋愛して結婚した方がいいよ?
政略結婚なんかよりもよっぽど幸せだし。

 

なぜそこまで見合い結婚(じゃないけど)を否定する。
朝ドラヒロインか、あんたは。

しかし、道は同盟か戦。二つに一つ。

そう言われると、浅井家へ乗り込んで行って頭を下げ、婚姻なしで同盟してくれと
頼みこむ信長……当然、却下である。

 

兄上も相変わらず無茶なことを おっしゃりますね。
そんなことしなくても市はちゃんと嫁ぐというのに。

 

と微笑むお市に、

お市。強がらなくてもよいのだぞ?

と言う帰蝶。

朝ドラや大河の人たちに見せたいくらい、この時代の結婚観がちゃんと
描かれていると思うんだけれども、帰蝶はちょっと平成頭っぽいんだよね~。

 

まぁ…帰蝶の中では、恒興のお市への想いが引っかかっているのだった。

 

市もできるものならしてみたかったな。
兄上の言う「恋愛」というものを。

 

サブローのせいで、みんなちょっと結婚観が変わっちゃったね。
歴史が変わっちゃう。

何故そんなにも市を嫁がせたくない?

と、サブローに訊ねる帰蝶。

 

何故って…かわいそうじゃん。

「かわいそう」か。
そうとも 限らぬではないか。

はあ?
何でそんな冷たいこと言うんだよ?

お主は何も分かっておらぬな。

 

帰蝶は自分の事を言ってるんだよね。
解ってないな~サブロー。

 

この後、サブローはお市を嫁がせなくても戦を仕掛けるつもりなどないという
気持ちを見せるために織田の砦をぶっ壊したりする。

 

ありえねーだろ…甘いなサブロー…。

と、思った通りに結局、攻め込まれそうになり、お市は同盟のために
嫁ぐことになるのだった。

その決意をさせたのは、お市を慕っていたつねちゃんのひと言。

 

お市さま。
嫁いでください。

…浅井長政殿に。

 

ちょっと「恋愛」に傾いていた2人が気の毒。
これもサブローのせい。

 

兄上。
天下を 取ってください。
戦のない世をつくってください。

市もそんな世を見とうございます。

だから市は…浅井に嫁ぎます。

これは市の出陣にございます。

 

きちっとそう挨拶するお市が、戦国女性に戻った感あってホッとした。

こうして、サブロー@信長は、「この時代の結婚」の意味を知る。
自由に恋愛結婚できる世…それも戦が無くならなければダメなのだと。

 

まぁ…結果的には、浅井長政、高橋一生だからね。
お市、良かったねって話。

史実の浅井長政とお市の方も美男美女の仲睦まじい夫婦だったといわれる。

2人の間に出来た3人の娘、

お茶々は後に太閤秀吉の側室に。(あっ、よく考えたら山田くんじゃ…)
次女のお初は京極家に嫁ぎ、お江は徳川二代将軍・秀忠の御台所に……

あっ……つまり、お江は向井理の妻で濱田くんが舅……。

 

決して幸せな生涯では無かったかも知れないが、いわゆる「政略結婚」としては
良い相手だったと思うよ。

指輪も貰ったしね。

 

お市に失恋しちゃったつねちゃんは気の毒………
のように見えるかも知れないけど~…

池田恒興って、この時はもうとっくに結婚していて息子もいるはずだからね。
いいんだよ、別にお市と恋愛しなくても……。

もっとも…
サブローがタイムスリップしてきたせいで歴史が変わって、未婚なのかも
しれないが……それだったら本当に気の毒。
全部サブローのせいだ…。

 

俺、何にも分かってなかったよ。
どんな形であれ、結婚は始まりなんだね。
大事なのはこれからなんだよね。

 

平成の高校生だからな…政略結婚なんてとんでもないって思っちゃうのは解る。

そして、帰蝶もお市と同じ立場であったことにやっと気づくのだった。

 

有りえん…と思いつつも、お馬デートはちょっとホッコリ&キュンとした。

 

で、「日本史B」の教科書を「兵法書」だとか言って誰かに渡していたゆきちゃん。

それ…兵法書じゃねぇし……。
それに、たぶん、この時代の人には読めないと思われ…。

 

そして、サブローと帰蝶のお馬デートを睨みつける本物信長@光秀も気になる。

それ嫉妬なの
本能寺は嫉妬の炎で焼かれるの
…んな馬鹿な……。

 

【関連記事】
https://www.cinemarev.net/entry/nobunaga.html

    

 


サブロー(小栗旬)は帰蝶(柴咲コウ)と斎藤道三(西田敏行)の墓参り。
その帰り、ひとりきりになったサブローの前に、本物の織田信長(小栗旬・二役)
が現れた。
恨み言をぶつけるサブローに、信長は明智光秀と名乗っていることを告げる。
そして、罪滅ぼしとして、今後はサブローの天下取りに利用して欲しいと言う。
と、そこに前田利家(藤ヶ谷太輔)が信長を捜しに来た。
サブローと信長は身を隠す。
しかし、利家は見つけた…それは本物の信長。
利家は、そのまま信長を城に連れ帰ってしまう。  

本物の信長は、家臣たちと句会や軍議。
軍議での目下の問題は上洛最後の難所、近江の浅井領をどう抜けるか。
竹中半兵衛(藤木直人)は、市(水原希子)を浅井家に嫁がせ、同盟を結ぶことを提案。
信長は承諾してしまう。軍議を終えた信長は、帰蝶と会う。帰蝶の変化に驚く信長。
そこに信長の従者、沢彦(でんでん)が迎えに来た。
信長は、そのまま城を抜け出す。 

一方、利家は信長がいつもと違うことに気づいた様子。
だが、柴田勝家(高嶋政宏)たちは意に介さず、輿入れの話を市に告げる役を池田恒興
(向井理)に託す。
恒興が伝えると、市は明るく承知した。  

その夜、サブローがこっそり帰城。
利家から市の輿入れ話を聞いたサブローは猛反対。
すると勝家は、浅井家と同盟を結ばない以上、戦をするしかないと言いだす。
サブローは、浅井に赴き無条件での同盟を頼むことにするが…。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

よろしければ→【2014年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

 

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※キャスト

サブロー / 織田信長 … 小栗旬
明智光秀 … 小栗旬(二役)

帰蝶 … 柴咲コウ
池田恒興 … 向井理
田原伝二郎 … 山田孝之
竹中半兵衛 … 藤木直人
前田犬千代 … 藤ヶ谷太輔
ゆき … 夏帆
市 … 水原希子
徳川家康 … 濱田岳
柴田勝家 … 高嶋政宏
織田信行 … 柳楽優弥
森可成 … 森下能幸
丹羽長秀 … 阪田マサノブ
佐々成政 … 阿部進之介
重平 … 澤部佑
沢彦 … でんでん
織田信秀 … 団時朗
織田信清 … 麿赤兒
斎藤義龍 … 新井浩文
斎藤道三 … 西田敏行
斉藤竜興 … 間宮祥太朗

段蔵 … 早乙女太一
今川義元 … 生瀬勝久
集落の村長 … 前田吟
浅井長政 … 高橋一生
浅井久政 … 村井國夫
松永久秀 … 古田新太
蜂須賀小六 … 勝矢

 

※スタッフ

脚本 … 西田征史
演出 … 松山博昭
プロデューサー … 村瀬健、羽鳥健一
音楽 … Taku Takahashi

原作 … 「信長協奏曲」石井あゆみ

主題歌 … Mr.Children「足音 ~Be Strong」
  
【 信長協奏曲 】第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 
第8話 第9話 第10話 第11話(最終回)

コメント

  1. くう より:

    SECRET: 0
    PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
    >さすがに明智光秀を知っていないとなると、
    ちょっと無理があるような気がしてきました(苦笑)

    よく高校に合格したよねって感じですよね(爆)

    >本物の信長はこのまま顔を隠して、織田家に仕えることになるのでしょうか?
    その方が撮影しやすいから?(苦笑)

    うーーん…顔を隠しているから光秀が殿にそっくりな事に気づかれない?
    でもみんなに不思議がられないためにはそれしかないですよね~。

  2. NelsonTouchBlog より:

    信長協奏曲五話&女はそれを許さない四話感想

    ■信長協奏曲五話
    良い主人公だね。結構嫌味なことやり通してるんだよね、この殺し合いの戦国の世で全然戦わないわけだからさ(笑)それでも、それが嫌味じゃなくて好感度があるんだから、小栗旬の出す雰囲気が良いんだろうね。
    結局、政略結婚になってしまうわけだけど、お市を送り出す演出が優しさに溢れててよかったです。あれならお市もさびしくないよね。。
    水原希子のお市も結構はまっていた。農民娘の前田敦…

  3. 近江の路は京の都に通ず(水原希子)

    なんでローマ推しなんだよ。 温泉の恋しいシーズンですからあ。 テルマエ・ロマエかっ。 早く、Ⅱをオンエアしてもらいたいよね。 ・・・お市の方が浅井長政に嫁いだ時期にも諸説あるわけである。 定説では永禄十年(1567年)で長政には永禄七年(1573年)生まれの長男・万福丸がいたことになる。 つまり、お

  4. 信長協奏曲 第5話

    「指輪に託す想い…戦国の定めと叶わぬ愛」

    内容
    突如、サブロー(小栗旬)の前に、信長(小栗旬=二役)が現れる。
    今は“明智光秀”と名乗っているらしく、
    サブローの上洛の手伝いをさせて欲しいと言う事だった。
    直後、利家(藤ヶ谷太輔)がやってきたため、茂みに隠れ…

  5. 信長協奏曲 第5話

    サブロー(小栗旬)は、帰蝶(柴咲コウ)と斎藤道三のお墓参りに行った時、一人になった帰り道で本物の信長(小栗旬)と再会します。

    恨み言を言うサブローに、信長は今は明智光秀と名乗っていることや罪滅ぼしとして、今後はサブローの天下取りに利用してほしいと言い出します。

    そこへ利家(藤ヶ谷太輔)がサブローを捜しに来て、本物の信長を城へ連れ帰ってしまいます。

    そこで、信長は軍議などに参…

  6. 信長協奏曲 第5話

    第5話「指輪に託す想い…戦国の定めと叶わぬ愛」11.10 ONAIR サブロー(小栗旬)は帰蝶(柴咲コウ)と斎藤道三(西田敏行)の墓参り。その帰り、ひとりきりになったサブローの前に、本物の織田信長(小栗旬・二役)が現れた。恨み言をぶつけるサブローに、信長は明智光秀…

  7. 信長協奏曲 (第5話・11/10) 感想

    フジテレビ系『信長協奏曲』(公式)
    第5話『指輪に託す想い…戦国の定めと叶わぬ愛』の感想。
    なお、原作:石井あゆみ『信長協奏曲 (小学館)』は未読。

    本物の信長(小栗旬)がサブロー(小栗=2役)と間違えられ、居城に連れて行かれた。そのまま軍議が開かれ、半兵衛(藤木直人)は上洛(じょうらく)に邪魔な浅井家と同盟を結ぶため、長政(高橋一生)への市(水原希子)の輿(こし)入れ…

  8. 信長協奏曲(コンツェルト)第5話★市(水原希子)の輿入れと結婚指輪

    信長協奏曲(コンツェルト)第5話

    浅井長政(高橋一生)への市(水原希子)の輿入れをせずに、なんとか浅井家と同盟を結びたいサブロー(小栗旬)。

    捨て身の砦つぶしで一旦は同盟成立。
    長政(高橋一生)とサブロー(小栗旬)の笑顔が爽やか!!

    ところが浅井久政(村井國夫)がサブローを信用せず、同盟不成立。

    もはや市(水原希子)の輿入れしかないと判断した恒興(向井理)が、自ら…

  9. Happy☆Lucky より:

    信長協奏曲 第5話

    第5話

    JUGEMテーマ:エンターテイメント

  10. ドラマ「信長協奏曲」第5話あらすじ感想「指…

    夫婦になるという事----------!!サブロー学習するの回。本物の信長と再会したサブロー。もっと早く来いと彼を責めるサブロー。だが、今はサブローこそが『織田信長』なのだ。今の織…

  11. 信長協奏曲「

    冒頭、いきなり、キチンとした姿で句会、の図に「…誰?」家臣達の勘違い。本物、信長とサブロー(小栗旬、二役)が入れ替わって連れて来られたのでしたって、これって、思いっきり、突っ込みどころ? (^^;)本物・信長 久々のお城を味わい、その雰囲気の変化や、特に妻・帰蝶(柴咲コウ)の様子に、嫉妬覚えたみたいですね。ラスト、輿入れを見て感慨。改めて、帰蝶にでぇとを申し込み、お馬さんで、一緒にパカパカ、…

  12. 信長協奏曲 #05

    『指輪に託す想い…戦国の定めと叶わぬ愛』

  13. 「信長協奏曲」歴史に疎い高校生5サブローは最後まで市を嫁がせる事に反対したが市の決意と恒興の説得で嫁がせる決断をした

    「信長協奏曲」第5話はサブローの前に本物の信長が現れ、明智光秀と名乗っている事を知らされた。しかしその場で利家に見つかり、利家は本物の信長を連れて行った。そこで信長は …

  14. BROOK より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >「明智光秀」と聞いても全くピンときていないらしいサブロー

    さすがに明智光秀を知っていないとなると、
    ちょっと無理があるような気がしてきました(苦笑)
    誰もが一度は聞いたことがあるとは思うのですが。

    >それ嫉妬なの

    明らかに嫉妬しているようでしたね…。
    本物の信長はこのまま顔を隠して、織田家に仕えることになるのでしょうか?
    その方が撮影しやすいから?(苦笑)

  15. 「信長協奏曲」第5話

    市の門出…

    詳細レビューはφ(.. )
    http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201411110000/

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