宇太郎（滝藤賢一）のひと言が菱本（井川遥）のげきりんに触れ、鈴愛（永野芽郁）の東京行きは破談に。どうしてもあこがれの秋風（豊川悦司）のもとで漫画家を目指したい鈴愛は、なんとか自分の夢をつなぎとめようと秋風の事務所に電話をかけ続ける。たまたま電話をとった秋風は、鈴愛の必死な思いに一肌脱ぐという。
数日後、楡野家に東京から菱本が訪ねてくる。歓迎ムード漂う楡野家の面々だったが、晴（松雪泰子）ひとりだけは…
(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)
連続テレビ小説「半分、青い。」第5週「東京、行きたい！」 第27話
※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
簡単感想で。
えっ……あれ、私、1話見逃したかなっ……。
菱本さんと秋風羽織との間にどういうやり取りがあって、こうなったのか(まぁ、それは、後出しで来るかも知れないから置いといて)、「みんな大嫌い！」から、どうして晴さんだけが40％敵みたいになったのか、そもそも敵なのか……スーツの事は幸子さんにちゃんと詫びたのか。(←これが一番気になる)
10分ごとに「ともしび」からオフィス・ティンカーベルに電話する鈴愛。
あっ、もう店閉めなかん？
と、一応気遣いながら、秋風先生が電話に出たら、
12時まではやろうと思ってました。
ぉぃぉぃ……
12時までここにいるつもりだったんかい(惑)
それに、都会の事務所だってテッペンまで電話になんか出てくれないし。
漫画家が真夜中まで事務所にいるということは……どういう状態なのか分からないかな。まぁ、分からないか。ギザギザ用紙に鉛筆で描くのが普通だと思っていたくらいだもんね。(そして「都会」への偏見(笑))
父の非礼を詫び、東京まで伺いたいと申し述べる鈴愛に「私に任せなさい」と頼もしく言う秋風羽織である。
そして、楡野家は、もうその日を迎える。
晴さん以外の家族は浮足立っている。
ここで発生する第一の
「あれ……私、1話見逃したかなっ……。」である。
父の非礼は先生に詫びたけれども、自分の非礼は父や祖父に詫びたかしら。
それもなくこうなっているのだとしたら、ものすごく甘い家だね。
オフィス・ティンカーベルからやって来たのは菱本さんと、なんと、散英社の小杉担当。
私、秋風に怒られましてね……。
私、小さな頃から親元を離れて全寮制の中学に入りましたもので、親御さんの気持ちというのに疎いところがありまして。
あっ、そう……。そんな小さい時から。
ええ。家の事情で。
だから親御さんがご不安になられるのはもっともなのに、配慮が足りないところがありました。
この前のお電話はすみませんでした。
もっとこうして早くに伺うべきでした。
どうして菱本さんがこんな小芝居しながら頭下げなきゃならないのか、ヒロインはそれほどの逸材なのか、サッパリ解らないけれども、私が見逃したらしい1話の間にそんな話があったみたい。
元々漫画好きな宇太郎は美人と編集者の言葉を聞いて陥落。
まぁ……それ以上に、親にとっては「娘をたぶらかす得体の知れない団体」だったものが実体化したわけだから安心するよね。
(けれども、オレオレ詐欺には現金の引き渡しを見守る警官役まで仕込んだ劇団班もあるらしいから、怪しい誘いには気を付けて～～)
これで家族の6割方が味方についた。
6割……誰？
いや、ムードとして。
宿敵ゴアを倒すのは今日や。
そうか……晴さん、倒すか。
うん。
頑張る前に律の声を聞いときたかった。
どうして「宿敵ゴア」になっちゃうのかなぁ……。
親の気持ち子知らず過ぎだよね。失礼だよ。ここの下り、全然面白くない。むしろ悲しいわ。
晴さんの気持ちを考えたら、ちょっとモヤモヤしたんですけどぉ～～。
それ以上のモヤモヤがこの後、待っていた。
あんたは農協に行けばいい。
東京に行く事は許さない。
お母ちゃんはあんたに才能があるかどうか分からん。
ほやけど、あんたが東京に向いてないという事はよう分かる。
あんたはこの町の農協が向いとる。
え、なに、この展開。
これじゃ、ただ過保護で娘の道を阻む親みたいになってるじゃん……。
人の、人の力で入ったようなとこ行きたくない！
裏から手ぇ回して入ったようなとこ、私は入りたくない！
まだ言ってる！！
どうやら、ヒロインが自分のために尽力してくれた祖父に詫びるという抜けた1話は存在しなかった模様。
分かっとる？
あんたが何でも本当のこと書くからや。
左の耳が聞こえないって、履歴書にわざわざ書くからや。
いや、それは言うのが当たり前だろ。なんだ、この言い分は……。
言わないで働いたら、どんな職場だって危険じゃないか。
お母ちゃん、鈴愛は知っとった。
就職、何で落ちるか分かっとった。
え？
でも鈴愛は、私は、嘘ついて入るのは絶対嫌やった！
本当のこと書いて入ってやるって思った！
私は東京へ行く。
なに、この、一気に「ただの過保護だった母」と、「ちゃんと正しいことを理解していた娘」みたいな流れ。
ここは晴さんには、
「あんたは世の中の厳しさを知らん。人の気持ちを理解せん。」
と言ってほしかったところ。
こうやってヒロインの正義みたいになるのが大部分の朝ドラのダメな所なんですけど……大丈夫かな、これ。
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※キャスト
楡野 鈴愛… 永野芽郁（子役期：矢崎由紗）
楡野 晴… 松雪泰子
楡野 宇太郎… 滝藤賢一
楡野草太… 上村海成（子役期：志水透哉）
楡野仙吉… 中村雅俊
楡野廉子… 風吹ジュン
萩尾 律… 佐藤健（子役期：高村佳偉人）
萩尾和子… 原田知世
萩尾弥一… 谷原章介
西園寺 龍之介… 矢本悠馬
西園寺 満… 六角精児
西園寺 富子… 広岡由里子
木田原 菜生… 奈緒（子役期：西澤愛菜）
木田原 五郎… 高木渉
木田原 幸子… 池谷のぶえ
まさこ… ふせえり
秋風 羽織… 豊川悦司
菱本 若菜… 井川遥
小宮裕子… 清野菜名
藤堂 誠… 志尊淳
朝井正人… 中村倫也
森山涼次… 間宮祥太朗
田辺一郎… 嶋田久作
元住吉祥平… 斎藤工
藤村光江… キムラ緑子
藤村 麦… 麻生祐未
藤村めあり… 須藤理彩
小杉… 大野泰広
真鍋… 安井順平
北野編集長… 近藤芳正
豊島… 佐藤夕美子
伊藤 清… 古畑星夏
友永 … スマイリーキクチ
小林 … 森優作
神崎トオル… 鈴木伸之
青山セントラルリゾート開発部長… 斎藤歩
小倉 瞳… 佐藤江梨子
山田先生 … 尾関伸次
クラゲ先生 … 春海四方
医師… 眞島秀和
岡田 貴美香… 余貴美子
語り… 風吹ジュン
※スタッフ
脚本 … 北川悦吏子
演出 … 田中健二、土井祥平、橋爪紳一朗
プロデューサー … 松園武大
制作統括 … 勝田夏子
岐阜ことば指導 … 尾関伸次
音楽 … 菅野祐悟
主題歌 – 星野源「アイデア」
公式サイト https://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
【半分、青い。】
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コメント
-d-さん
＞このドラマは漫画や発明？を飾りに目指すゴールが恋のハッピーエンドなのかな？
それですよね。
どちらかというと、漫画家の方に力を入れていただきたいのですが、恋の比重は高そうだ^^;
さりげなく両立してくれるといいですよね～。
＞秋風先生が五平餅しか印象にない高校生になぜ親切なのか さっぱり解らない。
きっと東京へ出てから明らかになるのでしょう(……と信じたい(爆))
巨炎さん
＞主人公は何やら分らないが才能がある事になっていて、とにかく真っすぐなのだから
周囲はそれを認めてあげようという流れ
恐らく、「まれ」よりは壁が高そうですよね。
一応、幼いころから絵の才能があることだけは描いてきていますし、東京に出てからもきっと苦労はするのでしょう(と信じたい……)
＞そもそも漫画家を志す展開と聴覚障害の設定に結びつきが感じられない。
この設定がねぇ……私も、ちょっと必要性が解らないんですよね。
脚本家さんご本人も片耳失聴で書く仕事をしていらっしゃるので、それが生かされるエピソードが今後たくさん出て……来るのかな^^;
連続テレビ小説『半分、青い。』第２７回
内容宇太郎（滝藤賢一）が、菱本（井川遥）を怒らせてしまい、鈴愛（永野芽郁）の東京行きはダメになってしまう。諦めきれない鈴愛は、秋風（豊川悦司）の事務所に何度も電話。ようやく、電話が繋がったが、とったのは秋風本人だった。鈴愛は思いを打ち明けたところ。。。。「私に任せなさい」と秋風。敬称略夜。私服で家を飛び出したのに、いきなり制服姿で始まるアバン。直後には主人公が“普通”に家に居ることから、仲直…
半分、青い。 （第27回・5/2） 感想
NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』（公式） 第5週『東京、行きたい！』 『第27回』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 宇太郎（滝藤賢一）のひと言が菱本（井川遥）のげきりんに触れ、鈴愛（永野芽郁）の東京行きは破談…
今度の朝ドラはどうかなと思って観始めましたが、へん～です(苦笑)
このドラマは漫画や発明？を飾りに目指すゴールが恋のハッピーエンドなのかな？
だから漫画は宝物という非凡な情熱や努力が主人公にないので 騒動にしらけます。
秋風先生が五平餅しか印象にない高校生になぜ親切なのか さっぱり解らない。
気まぐれなら、プロとして大人として無責任すぎるわ
あやしいオヤジにしかみえません(笑)
ラスボス＞『半分、青い。』第27話
ううううう～ん… ひじゅに自身、この感想の中で 皆に守られて“世間”を知らずに育ってきた鈴愛が “世間”に出て行こうとしている話 …と、今の展開を受け取っていると書いたし そのために、今迄は“守り”であったものが壁となり それを打ち破って行かなければならないし 打ち破った先には“世間”が色んな形で立ち塞がって来るのだろう …と、予測してもいるのだけれど …
いよいよ「まれ」化ですね。
主人公は何やら分らないが才能がある事になっていて、とにかく真っすぐなのだから
周囲はそれを認めてあげようという流れ。
中途半端な色恋沙汰やってる尺があるのなら少なくとも新人賞に応募して
惜しくも選考漏れしたけど、秋風の目に留まったぐらいの流れはないと。
そもそも漫画家を志す展開と聴覚障害の設定に結びつきが感じられない。
脚本がしっかりしていたら農協に務めた後に写真館に嫁入りする展開に
聴覚障害が発端となった人間ドラマを織り込む事が出来そうです。
父の影響で漫画好きの設定の方が枝葉でよかったぐらい。