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NHK朝ドラ【ひよっこ】第19回(第4週月曜日) 感想

年の瀬が迫り、冬支度に精を出すみね子(有村架純)の家族たち。
そこに君子(羽田美智子)が訪ねて来て、美代子(木村佳乃)にお金を渡そうとする。
実(沢村一樹)からの送金が止まって苦しい家計を思ってくれたのだ。
受け取れないと言う美代子だが、君子はめげずにもう一度やって来て…。
そして大みそか。正月に帰ると言っていた実の言葉を信じ、みね子はちよ子(宮原和)・進(高橋來)とバス停で今年最後のバスを待つ。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

連続テレビ小説「ひよっこ」第4週「旅立ちのとき」 第19話

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※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。

…テンプレだす…。

1964年12月になった。

実さんからは連絡ないまま。

お父さん。
年の瀬が近づいていますが、いかがお過ごしでしょうか?

東京の冬は奥茨城より少し暖かいと聞いていますが本当ですか?
今年の冬は何だか少し、いつもより寒く感じます。
みんなお正月をお父さんと過ごせることを楽しみにしていますよ。

帰ってきて下さいね。
みね子は信じてお待ちしています。

 

みね子のモノローグはいつもお父ちゃんに宛てた手紙。
今は宛先がないのだから心の中で消化しているんだね。
それって、とても辛い事。

お母ちゃんに初めはお金を渡そうとし、断られたら物を持ってきてくれる時子の母さん・君子さん。

これは我が家がらのお歳暮です。
気持ちの品ですので、お金ではなく品ですから。
受け取って頂ぎますので。

これお肉!ね?
シャケ。

何か文句あんの?ないよね!

 

優しいなぁ。

正月準備ってお金かかるもんね。
日本人だったら、ついつい正月だけは裕福に迎えたいと思うよね。
正月が良ければ一年が良くなるようなそんな気がするから。

 

そんな正月。
実さんはついに帰ってこなかった。

ちよ子の家出騒動があったもんだから、どうしても遠くの灯りがネコバスに見えての……。
 

 

年の最後のバスに待ち人が乗っていなかったさびしさを。
みね子は泣かないんだな、と思ったけれども、泣けないんだな。

この子、こんなに我慢していて大丈夫なのかと思ったけれども、
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お母ちゃん、あんたに謝んないと。

何で?

あんたに決めさせてしまった。
あんたに言わせてしまった。

それはお母ちゃん、ずるいよね。
お母ちゃんから言うべきだった。

お母ちゃんからみね子にお願いすべきだった。
お母ちゃン、頭ん中で思ったよ。
お父ちゃんがいなぐなってこのうち守っていくためには、みね子に…。

やめて。

やだよ…。
お母ちゃんに言わせたくねえよ。
だから自分から言ったんだよ。

だから言わないで。
言わないでお願い。
言わないで…。

 

こんなに泣いてるの見たの初めてかも。
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特に何か大きな事があったわけではないけれども、笑いどころのない、ちょっと切ない回だった。

みね子にとっては運命の1日だったんだものね。
父が帰ってきて、変わらない生活を送れるか。
父が帰らず、否応なく大海へ漕ぎ出ださせられるか。

お金のこと、きちんと描いてくれているのはこの朝ドラの物すごく丁寧な所。

これに翻弄されない人生を送りたいよねぇ。
送ってほしいよね。

このドラマの根底には「おしん」と似たものがあるのかも知れない。

けれども、「人が住んでいるところは良い所」なのだから、鬼畜な試練はないと思うんだ。
みね子の世界が広がっていく、そんな上京ストーリーになってほしいな。

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※キャスト

谷田部 みね子 – 有村架純

谷田部 実 – 沢村一樹
谷田部 美代子 – 木村佳乃
谷田部 ちよ子 – 宮原和
谷田部 進 – 高橋來
小祝宗男 – 峯田和伸
小祝滋子 – 山崎静代

谷田部 茂 – 古谷一行

助川時子 – 佐久間由衣
角谷三男 – 泉澤祐希
助川君子 – 羽田美智子
助川正二 – 遠山俊也
角谷きよ – 柴田理恵
角谷征雄 – 朝倉伸二
角谷太郎 – 尾上寛之
益子次郎 – 松尾諭

田神 学 – 津田寛治

牧野鈴子 – 宮本信子
牧野省吾 – 佐々木蔵之介

井川元治 – やついいちろう
朝倉高子 – 佐藤仁美
前田秀俊 – 磯村勇斗

綿引正義 – 竜星涼
永井愛子 – 和久井映見
青天目 澄子 – 松本穂香
兼平豊子 – 藤野涼子
秋葉幸子 – 小島藤子
夏井優子 – 八木優希

語り – 増田明美

※スタッフ

脚本 – 岡田惠和
演出 – 黒崎博、田中正、福岡利武、渡辺哲也
プロデューサー – 山本晃久
制作統括 – 菓子浩
音楽 – 宮川彬良

主題歌 – 桑田佳祐「若い広場」

公式サイト http://www.nhk.or.jp/hiyokko/index.html

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コメント

  1. くう より:

    巨炎さん
    >本作では谷田部家の問題がそれとなく知られながら
    周囲の人達が適切な距離感をもって気遣っていく様が描かれていますね。

    そうなんですよね!
    決して「あの家、ダンナが蒸発したんですってさ」みたいな噂にはなってないんですよね。
    とと姉みたいに学校で嫌なことをする生徒もいないし、なんというか温かですよね。
    東京篇で鬼畜な人たちが出てこないといいなぁ。

  2. 巨炎 より:

    「あまちゃん」や「まれ」では田舎は家族のプライバシーが
    周囲にダダ漏れな展開をブラックジョークで描いていましたが
    (その割に帰郷した春子だけは気を使われているみたいだったが)
    本作では谷田部家の問題がそれとなく知られながら
    周囲の人達が適切な距離感をもって気遣っていく様が描かれていますね。
    さすが日本最南端朝ドラ(関係ナシ?)を手掛けていた岡田脚本。
    君子さんの、こういう性格も時子に受け継がれたかな?

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