奥山朝利(でんでん)をもみ合いのすえ刺殺してしまった政次(高橋一生)が次郎法師(柴咲コウ)のもとを訪れる。
次郎法師は手負いの政次を寺でかくまうことにする。
父を討たれたしの(貫地谷しほり)は悲嘆にくれるが、小野家に嫁いでいた妹のなつ(山口紗弥加)の口から意外な事件の真相が語られていく。
一方、松平元康(阿部サダヲ)は今川家に反旗を翻すが、駿府に残された妻の瀬名(菜々緒)は窮地に立たされてしまう。
(あらすじは Yahoo!テレビより引用)
おんな城主 直虎 第10話「走れ竜宮小僧」
先週……
女性主人公大河として、戦を待つ地モティの人々の様子を素晴らしい緊張感で描いたなぁ……
と、感動したのにな。
今週になったら何だか朝ドラモードに戻ってしまったっぽい。
父上! 父上ーーー!
と、奥山の父を殺されて嘆き悲しむ しのぴー…を慰める亀。
妻の泣き声に自身が父を失った時の事を思い出したんだね。
父が何をしたと言うのです!
しのぴー。
父上は鶴のボディを透明にして唐揚げにしようとしたの。
だから仕方ないんだよ。
妻を慰めながらも、現場検証を密かに行う湯川センセー。
政次!
しばしここに隠れておれ。この件は我が何とかする。
これは竜宮小僧の務めじゃ。
奔走する内海。
結局、ここは騒動の元となった なつに頼んで真相を語らせ、納めるのだった。
亡き殿様は玄蕃様と私に井伊の者たちをつなぐ懸け橋になってほしいとおっしゃいました。
私は、そのお役目を玄蕃様亡きあと継いでいきたいとそう思うております。
何とぞ私にお役目を果たさせて頂けませんでしょうか。
お咎めなしは有りえぬと騒ぎ立てる井伊の衆に、推理の結果を披露する湯川せんせー。
政次は抜いておりませぬ。
舅殿が刺されておったのはご自身の脇差しでございました。
但馬が父から抜き取ったのでございましょう!
部屋の壁の低い所や床尋常の争いならば、ありえぬ所に刀傷が多く残っておりました。
これは何故と思われますか?
刀を振り回した者が転んだりよろめいておったという事か。
私もそう考えるのが自然かと存じます。
抜いたのは脚を悪くした奥山殿という事でござりまするか?
政次は身を守るためにしかたなく…
刺してしまったのだと思われます。
一件落着ヽ(・∀・)ノ
直親としのぴーの間に嫡男・虎松が誕生し、その祝いに没収した直満の所領を差し出す鶴。
天文13年のあの時以前の井伊に戻したく存じます。
戻したかったのは、あの頃の幼馴染み3人の姿だよねぇ…。
鶴の表情にちょっと持っていかれた。
今日のような日が日々であるように。
喜びに満ちた日々が続くように。
井伊を守ってほしい。
それが我の望みである。
では。
それがしは、さような井伊を おとわ様に。次郎法師様に。竜宮小僧様に…井伊の姫に捧げましょう。
ちょっとヅカっぽい……。
ここで終わったら、何じゃこのNHK少年ドラマ時間の探偵ドラマみたいなものは……
と言ってしまうところですが、物語はここから瀬名姫の悲劇へと続く。
もっとも、命乞いに行くのが我らが次郎さまだってところが何だかな…だけど…まぁ…そういう話なのだから仕方ないよね…。
寿桂尼がちょっと話を聞きそうになったところで鵜殿長照自害の知らせが来たのは、ちょっと見応えあるシーンだった。
少女時代以来、久々に再会する2人。
たとえ、そなたが死んでも構わぬと思うても、我はそなたを生き延びさせたいのじゃ。
たった一人の(メル)友であるのだから!
徳川家康の正室であった築山殿と長子・信康の運命を私が初めにボンヤリ知ったのはたぶん小学校高学年か中学くらいの時。
徳川家康って鬼畜だなーーと思っていた。
しかし、築山殿が男と遊んだり密通したり…という話が出て来ると、じゃあ仕方ないよね…と思うようになった。
しかし、家康が桶狭間の後に妻子を放り捨てて自分だけ岡崎に帰り、築山殿は今川から殺されそうになったり、岡崎で姑とも上手く行かずに放置されたと聞くと、徳川家康ってやっぱり鬼畜だなーーとom……。←エンドレス。
歴史は描く方向が違うと見方が変わるものである。
織田を正当化するもの徳川を正当化するもの豊臣を正当化するもの……。
真実何があったのか。
は、誰にも解らない。
この大河は徳川に世話になった井伊家から描くので、本来は築山殿は悪妻に描かれても良い気がする……けれども、同時に築山殿は井伊家の血縁ということにもなっている。
ゆえにヒロインのお友達である。悪く描けない。
さしあたって、今…
妻の事なんて微塵も考えて無さそうな家康…もとい元康が、ちょっとサイコパス的に見えるんだけど~…。
仕えるのがちょっと不安(笑)ぃゃ、将来。
そして、将来訪れるその時にも、次郎さまは瀬名様助けに行っちゃうのかなぁ…。。
※キャスト
井伊直虎(おとわ)… 柴咲コウ(子役期:新井美羽)
井伊直盛 … 杉本哲太
千賀 … 財前直見
井伊直平 … 前田吟
井伊直満 … 宇梶剛士
井伊直親(亀之丞) … 三浦春馬(子役期:藤本哉汰)
しの … 貫地谷しほり
井伊直政(虎松) … 菅田将暉(子役期:寺田心)
佐名 … 花總まり
中野直由 … 筧利夫
中野直之 … 矢本悠馬
今村藤七郎 … 芹澤興人
弥吉 … 藤本康文
たけ … 梅沢昌代
小野政直 … 吹越満
小野政次(鶴丸) … 高橋一生(子役期:小林颯)
小野玄蕃 … 井上芳雄
なつ … 山口紗弥加
奥山朝利 … でんでん
奥山孫一郎 … 平山祐介
奥山六左衛門 … 田中美央
南渓和尚 … 小林薫
傑山 … 市原隼人
昊天 … 小松和重
甚兵衛 … 山本學
八助 … 山中崇
角太郎 … 前原滉
富助 … 木本武宏
福蔵 … 木下隆行
今川義元 … 春風亭昇太
今川氏真(龍王丸) … 尾上松也(子役期:中川翼)
寿桂尼 … 浅丘ルリ子
太原雪斎 … 佐野史郎
新野左馬助 … 苅谷俊介
関口氏経 … 矢島健一
あやめ … 光浦靖子
岩松 … 木村祐一
徳川家康 … 阿部サダヲ
瀬名(築山殿) … 菜々緒(子役期:丹羽せいら)
龍雲丸 … 柳楽優弥
瀬戸方久 … ムロツヨシ
高瀬 … 髙橋ひかる
松下常慶 … 和田正人
語り … 中村梅雀
※スタッフ
脚本 … 森下佳子
音楽 … 菅野よう子
テーマ音楽 ピアノソロ … ラン・ラン
題字 … Maaya Wakasugi
制作統括 … 岡本幸江
プロデューサー … 松川博敬
演出 … 渡辺一貴、福井充広、藤並英樹
時代考証 … 小和田哲男
コメント
saboさん
>しかしどうでしょう!今回はちゃんと演出家が直虎たちを愛していると感じる愛のある演出になってるではないですか!?
返信が一週回って申しわけありません。
今週は先週よりもなお井伊の人たちへ愛を感じましたよ。
うるさい単細胞だと思っていた直平じいまで可哀想でしたもん~^^
>これまでの直親のサイコパス改変は検地回でサスペンススリラー的にはすごく面白かったんですけど
私、個人的には直親サイコパスでも構わなかったんですよね。
しかし、やはり最期までその気はある気がします。
(あ、最期って言っちゃった!!)
これまでこのドラマスタッフは政次以外の井伊の人のことが嫌いなんだろうな、そもそも直虎企画自体にやる気ないのかもな、と感じていてノベライズとの差異も広がり色々心配だったのですが
しかしどうでしょう!今回はちゃんと演出家が直虎たちを愛していると感じる愛のある演出になってるではないですか!?今回初めてノベライズより良い回だったと感心しました
これまでの直親のサイコパス改変は検地回でサスペンススリラー的にはすごく面白かったんですけど、去年の段階で20話以上書きあがっているという脚本の展開との整合性が合わなくなってしまうし演出家の暴走だと思いましたしね
この回の演出家さんなら信頼できると思いましたよ。
ノベライズで違和感感じるシーンをことごとく良改変していて直虎も直親も政次も猫和尚も皆魅力的になってました
次回にも期待します
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時系列は割とシビアに描かれているのだが・・・時の流れの緩急がなんとなくルーズなのでお茶の間に戸惑いが生じているのではないかと思う。 前回の桶狭間の合戦が永禄三年(1560年)五月である。 松平元康が直後に岡崎城を入手し・・・今川勢として防衛体勢を装う。 しかし・・・今川氏真は謀反を疑い・・・元康の室
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