圭太(山崎賢人)が紺谷弥太郎の5代目を引き継ぐことが決まり、親方になるための厳しい修業が始まった。一方の希(土屋太鳳)は、塗師屋を支えるため、圭太の母・直美(藤吉久美子)の厳しい指導を受けている。そのころ桶作家では、元治(田中泯)が塩の袋づめ作業をしながら、考えを巡らせている。そしてその夜、元治は弥太郎(中村敦夫)を呼び出し、酒を酌み交わしながら…。(109話)
ことし限りで塩づくりを引退すると宣言した元治(田中泯)は希(土屋太鳳)に、塩田の小屋を使ってケーキ店を開けと言い出す。希にケーキ店を開かせるために引退を決意したのかと問いかける周囲に対して元治は、去年と比べて塩の味が落ちているからだと説明する。ならばと、去年とことしの塩の味を比べるが、舌が敏感な希でさえも味が落ちているとは感じない。そんな元治の姿を一徹(葉山奨之)は、ある思いを持って見つめていて…(110話)
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「まれ」第19週「潮時じゃがいもガレット」 第109・110話
※このドラマを楽しくご覧になっている方はこの記事をスルーする事をお薦めします!
↑もはやテンプレっす。
五代目・紺谷弥太郎を継ぐことが本決まりになり、挨拶する圭太。
…んじゃなくて、代々受け継がれた伝統ある顧客帳も受け継ぐのだった。
これは塗師屋の生きた証しや。
お前もお前の歴史をちゃ刻んでいくげぞ。
はい。
いやぁ……
もっと納得のいく流れでここに辿りついていたらね……
きっと「伝統の重みを感じます…」とかウルウルしながら見れたはずなのにね…。
しかし、その妻の方は、
あのお義母さん…。
うちはパティシエにいつか絶対戻ります。
ほの気持ちは変わりません。
ほんでも塗師屋が落ち着くまで真剣に本気でやらしてもらいます。
ご指導のほどよろしくお願い致します!
と、腰かけ女将宣言!!
そして、腰かけ女将は許容範囲らしい…よく解らんです、そのシステム。
さて。
桶作家では元治ぃが塩を眺めて浮かない表情。
そして、その桶作家に間借りしながら相変わらずゴロゴロしている徹というオヤジ…。
家賃、払ってる!?
そして藍子の何やってるのかよく分らないバイトだけで生活できてる!?
食費はたぶん「桶作夫婦の分も作ってやってる」という名目の元、一切払わずに
過ごしてるんだろーな。
今日みたいに、
元治さん!
ジャガイモもろていいけ。今日の午後、希らちや来るさけ。
で、オールOKだもんな……。
そして、ついに津村家による食料や光熱費を搾取する以上の魔の手が桶作夫婦に
迫る時がやって来たのだった……。
引退や。
塩作りはもう引退するわ。
今年で最後にして塩田はやめる。
希。
お前、塩田の釜炊き小屋でケーキ屋するまし。
魔女姫力、なんて恐ろしい……。
ちょ…元治ぃ、土地を使ってカフェやりたいっつー実の息子が居ましたよねぇ…。
そこすっ飛ばしてこの人に土地をやるんかい。
たぶん…貸すのだろうが…
この家族は払わないので結果的には奪われてしまいます…
哲也さんーーー!
早く能登に戻って来るまし……。
…で、110話。
↑上に書いた家賃や光熱費の件が突然解決された。
一徹くんが払ったのである。
ってか、ここに住んでるのか?
確か以前どこかに帰って行ったよね?
つまりこれは親の分を払ってやってるってことなのね…。
一徹、イケメンやん。
ありゃ?ちょっこり多いがでねえけ。
お父さんの分も増えたさけ。
食費もかかっとるやろ。
一人ぐれえ変わらんわいね。
いいげんて。
ここの家賃、相場よりもだいぶ安いしデイトレードも上手い事いっとるさけ。
デイトレードは上手くいっているらしい。
そんな安定しない職業の人だけが一家の主な収入源とはな……。
と、思うけれども「希の味覚」と同じくらい「一徹のデイトレ能力」も特殊スペックなのね。
「子どもがいっぱい欲しいっちゅーて早く結婚したのに全然子ども出てこないやん」疑惑も、みのりの
異常な食欲を見せて妊娠を暗示…。
ゴロゴロする徹を眺める軽蔑を通り越した一徹の目。
ってことで、今週は一徹のモヤモヤを回収し希が店を手に入れる週らしい。
元治ぃ引退の下りは、このドラマでかつてないくらい魅入った。
やっぱり役者力ってヤツかしらね……。
(でも、3人が塩を味見する下りは長くてしつこい…オチ見えてるからね、それ)
別に今、味が落ちたわけではなく。
「潮時」っちゅうがはものの終わりっちゅう意味じゃねえげぞ。
「何かをちゃするがにちょうどいい時や」っちゅう前向きな言葉ねん。
前向きな…。
うまいと思てもろとる間にやめるがや物づくりや。
気付かれてしもうてからでは遅えげ。
駄目にせんうちに引くがも職人の仕事や。
それは、たぶん弥太郎さんにも理解できるところなのだ。
落ちていく自分の腕に絶望したりするのは恐い…。
「老い」ってなかなかね…自分じゃ思い通りにならない事だろう。
でも落ちるまで醜くてもしがみつくって人もいると思うんだ。
それはそれでまた良い人生なんじゃないのかなぁ…
落ちるところまでやらない事が後悔になるってことはないのかしら。
やりとねえさけ引退するがじゃねえやろ。
まあ、分からんやろうけどね。
お父さんみたいな人には。
永遠に。
若くして自分の頭で考え家族の暮らしを支えている一徹…。
「食っていくこと」はどうでもいいらしい徹の「仕事」概念。
そりゃ、怒るわいね……。
ってか、藍子さんってホント……
離婚届け、出すならこういう時こそだろ……。
よろしければ→【2015年7月期・夏クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
紺谷(津村)希(まれ) … 土屋太鳳(子役期・松本来夢)
津村徹 … 大泉洋
津村藍子 … 常盤貴子
津村一徹 … 葉山奨之(子役期・木村聖哉)
桶作元治 … 田中泯
桶作文 … 田中裕子
紺谷圭太 … 山崎賢人
蔵本一子 … 清水富美加
津村(寺岡)みのり … 門脇麦
二木高志 … 渡辺大知
角洋一郎 … 高畑裕太
蔵本浩一 … 篠井英介
寺岡真人 … 塚地武雅
角慎一郎 … ガッツ石松
蔵本はる … 鈴木砂羽
寺岡久美 … ふせえり
小原マキ … 中川翔子
紺谷弥太郎 … 中村敦夫
紺谷博之 … 板尾創路
紺谷直美 … 藤吉久美子
若林キミ子 … 根岸季衣
輪島市長 … 酒向芳
新谷浩介 … 山本圭祐
マスター … 諏訪太朗
岡野亜美 … 梶原ひかり
池畑大悟 … 小日向文世
池畑輪子 … りょう
池畑大輔 … 柳楽優弥
池畑美南 … 中村ゆりか
浅井和也 … 鈴木拓
矢野陶子 … 柊子
植田弥生 … 福田彩乃
珍文棋 … 孫成順
西園寺一真 … 黄川田将也
桶作哲也 … 池内博之
桶作しおり … 中村優子
桶作友美 … 恒松祐里
桶作麻美 … 浜辺美波
ローベル幸枝 … 草笛光子
ナレーション … 戸田恵子
※スタッフ
脚本 … 篠﨑絵里子
演出 … 渡辺一貴、一木正恵、西村武五郎、他
プロデューサー … 長谷知記
制作統括 … 高橋練
音楽 … 澤野弘之
製菓指導 … 辻口博啓
主題歌 … 「希空~まれぞら~」/作詞:土屋太鳳 作曲:澤野弘之
【まれ】
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コメント
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善ちゃんも不器用な人ですが糸子も不器用で理解され辛い人なんですよ。
カーネーションではヒロインは決して解りやすいイイ子には描かれていません。見る方が感じる。そこに価値があったわけです。
糸子が年を重ねるにつれて親の気持ちに立っていくのは事実です。けれどもそこまでも全く親の気持ちがわかっていないわけではないのです。
ま、現朝ドラには皆無な部分です^^;
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倅と孫の双方の言い分をちゃんと理解しているけど
糸子はそうじゃなかったんです。
父親は稼いでいないと言っても反物全てを売り払ってミシンを購入した事が小原呉服店にとって致命傷になったから。糸子はミシンを感謝はしても、その事を(優子が北村詐欺事件を切欠に洋装店の歴史に想いを馳せたのとは対照的に)気に病んで親の顔を立てる言動をとったりしていません。洋物嫌いなのにコーヒーを気に入る等、明らかに苦党な善作に対し、妹達へのクリスマスケーキで「稼ぎ頭」をアピールしていました。
無論、「世代交代」は歴然たる事実です。しかし娘が生まれる前から懸命に看板を背負ったきた善作側の想いを加味しない。「7:3」の言い分を「10:0」で捉えてしまう。このツケが30年後に廻ってきた。
「家業を継ぐ前言を撤回」という一点を除けば独立を宣言する優子の主張の方が筋が通っていて「1:9」になってしまった。ここで北村を睨み付けた時と善作をぶった切った時の糸子に共通しているのは自分の正当性を一つ一つ強調して並べてている事。第7週では御指摘のように怖いお父ちゃんに立ち向かう「信念」と言えましたが第21週では母親のはずの自分の方が狭量な事を認められない「自己中」な部分が顕在化した。
この(優子が優しいお爺ちゃんの面影を見ている)北村を睨み付けたカット、
第22週で千代さんが人生の最後に夫と再会して微笑んだカット、
第26週で遺影の父をその先に見ながら40代となった譲に語り掛ける糸子のカットを並べると
ハルさんの境地に千代さんが次いで糸子が辿り着いた事が理解できるんですよ。
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崖から叫ぶ際にはぜひ船越英一郎を呼び戻しましょう。
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第7週で引退の切っ掛けとなったクリスマスケーキの部分でハルさんは自分の息子がもう引退するべきなのに店にしがみついている痛さに泣いています。
父親はもう稼いでいないし和装の店にもう需要はない。
糸子は自分の事ばかり考えていたわけではなく、世代交代の時期を読んでいてやっと切り出した…
ああいう親に物申すのはうんと覚悟して目いっぱい虚勢はらなきゃ難しいです^^;
潮時>『まれ』第110話
昨日
元治&弥太郎のシーンは良かったよ
と、書いたばかりなのに
今日
その2人に希が挟まってる(^^;)
雰囲気、台無しじゃん
…って
ヒロインが加わるとダメダメになるドラマって
そもそも何なんだ?
…ひじゅにですが何か?
「ちゃんとどっちもしょっぱいから」by徹
↑この台詞はちょいウケましたぜ>そうか?
去年の…
潮時>『まれ』第110話
昨日元治&弥太郎のシーンは良かったよと、書いたばかりなのに今日その2人に希が挟まってる(^^;)雰囲気、台無しじゃん…ってヒロインが加わるとダメダメになるドラマって…
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東尋坊(隣県ですが)で海に向かって叫ぶのではないかと
心配、いや期待しています。
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>引退させる糸子の心中も複雑なものはあったと思います。
糸子は自分が洋裁屋を立ち上げる事で
頭が一杯のため、そんなものはありません。
善作をぶった切った第7週では、これまで孫よりのスタンスを
取ってきたハルさんが糸子を睨み付けていますが、
第21週の回想では糸子自身のアップに差し替えられています。
そして第8週のハルさん、
「分かっちゃりて。お父ちゃんかてな、しんどかったんや」
これまた当時を回想した第21週の糸子、
「ええなぁ、お父ちゃんは。あんなカッコええ事ができて」
信念の人といえば聞こえは良いですが視野が狭く自己中心。
自分の関心事にばかりエネルギーをつぎ込んでいるので
他人の言葉や想いを意識下に容れる余地が極端に少ない。
糸子が善作の心境を理解していくのは善作の秘蔵っ子である優子に
力量差を逆転された屈辱に耐えた経験が成熟し、
父の事を殆ど語らなくなった晩年になってから。晩年編に批判が出た一因は
「イイ子ちゃんでは無い主人公が面白い」等と言って若い頃の糸子の欠点を
真剣に捉えず、その延長でしか「老い」を考えない人が多かったためです。
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カーネとこのドラマは比較できないと思います…
善ちゃんは「男が一家を支えるべし」という信念の時代を不器用に生きた昭和の男ですもの。立派でしたよねぇ…
それを引退させる糸子の心中も複雑なものはあったと思います。
泣きましたよーーあの回は。
一徹くんには同情を禁じ得ません( ̄∇ ̄;)
あのオヤジじゃね…
そしてあの母親もまた毒だし~^^;
まれ (第110回・8/4) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第19週『潮時じゃがいもガレット』『第110回』の感想。
なお、当記事は、受信料を支払ってるだけでモノ言わぬのもしゃくなので、本作への僅かな期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。楽しくご覧になっている方や愚痴や重隅突きはウザいと思う方は、読まない方が良いです。また、ネタバレサイトで先のあらすじを読んだ方、こちら…
まれ 第110回
内容
元治(田中泯)が、突然、塩づくりの引退を宣言。
希(土屋太鳳)がケーキ屋でもやれば良いと言い始める。
敬称略
もう。。。OP前の。。。いわゆる“アバン”から、
頭が痛くなる今作。
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善作は売るモノが無くなるまで呉服屋の意地に固執しました。
これを「若くして自分の頭で考え家族の暮らしを支えている」
糸子がぶった切りましたが自分の頭だけでしか考えないアホは
父が固執した呉服屋家業への愛着なんぞてんで理解せず「潮時」
とぬかして「お父ちゃんみたいなカッコええ引退」を画策、
美大受験の時には呼びつけて覚悟を問いただした優子本人を
完全スルーする一方で知人達には「カッコよう引退するウチ」を
アピールして回って豪快に自爆と…。
結局、20年後にカッコ悪い引退を迫られて
「ウチを殺す気か!」と怒鳴り返す時になって
ようやく糸子自身が自分の本音に気づいたという話。
「マッサン」では「カーネ」女優が多数出演してましたが
「まれ」は男優が多いですね。