【未来日記-ANOTHER:WORLD-】第7話

携帯は見つかったけど、もうその時は火事だった。

…燃えてないこの部屋に逃げて…。
みんな携帯で助けを呼んでたのに、私には電話する人もいなくて。
…お兄ちゃんみたいな人が私にはいなくて…。

私…お兄ちゃんいたっけ?

新太さん、思い出して!

私たち全員…

死んでる。



「未来日記-ANOTHER:WORLD-」第7話


      未来日記


気づくと新太はどこかの会議室のような場所にいた。
自分だけではなかった。

そこには、消えたはずの

沖江春奈、萩戸金次郎、木部徹、不破めぐみ、奥田陽介…

その5人がいたのだった。


気まずいよな。お前が消した連中だ。

と、萩戸。

俺たちは全員、未来日記を持ってて、その後消えた。
っていうか死んでんのか。

最初にここで目覚めたのが彼女。
それから奥田。で、俺。
木部社長。春奈ちゃん。

で、お前。

どうやって?

消えた時とは逆に、しゅーって。
お前も見たろ?人が消えたところ。
ぱーんって。
それとは逆に、光が集まってしゅーって体が出来上がって、まさに出現。

これもデウスの仕業か?
ゲームに負けて消えた人間が一人ずつここで出現する。

でも…気になることが もう一つ。



その時、不破めぐみが萩戸にたばこを消すように言った。

ぴりぴりした様子のめぐみ。


窮屈な天国だね。

そのことなんですけど、ここ天国じゃないと思うんです。
俺、あの携帯。
未来日記の正体が分かったかもしれないんです。



新太は類の研究を見て知ったブラックホールの話をした。

すると、突然口を開く木部。

この部屋、見覚えないか?
どうだ?思い出さないか?この会議室。



由乃はここにはいない。
勝者になったからだと春奈は言う。


木部さん。
俺、ずっと気になってたんです。
由乃にあの時なに言われたんですか?


木部は由乃に何か言われて…自ら消えて行った。


彼女は何もかも覚えてた。

そうだ。
あれは大した用事じゃなかった。

でも本人でないと手続きできないと言われて、市役所に行った。


何を話してる?


急な仕事の電話がかかってきた。
話をできる部屋を探して誰もいない。この部屋に入った。長い電話だった。

電話を切ったときはすでに遅かった。

確か…

君が駆け込んできたんだ。


めぐみを示す木部。

私?

最初は私も忘れてた。
でも体は覚えてる。

ほら。煙。
そのドアをたたく音。

古崎由乃は全て知ってた。
それで私も思い出したんだ。

ここにいる全員とは一度会ってる。
会ってるんだ。

どうして誰も思い出さないんだ!?

いいか?私たちは…。



そう言うと、木部は消えて行った。

あの時と同じように。消滅した。

愕然とする5人。

笑いだす奥田。

ほら、やっぱり俺たち死んでんだよ。
ははっ、ここは天国に行く前の場所なんじゃない?
あっ。今、俺は地獄行きだって思ったろ?

地獄はやだな。
天国に行って母さんに会いたい。

そうだ…母さんのことで市役所に来て…。

この部屋。お前たち…。

何だよ!そういうことだったのか!

母さん? 母さん!?母さん! 母さん!いないのかよ!


突然ドアを叩いて奥田は叫びだした。


ここは地獄だな!

さっきのおっさんの言ったこと、これっぽっちも嘘じゃなかった。

思い出せよ!

俺たちは全員…!



そうして・・・奥田も消滅…。


やがて、

私、プラネタリウムが見たかっただけなの。
なのに何で?


と叫んで、めぐみも消えて行った。


そうだ。あのビルだ。
ポラリスタワー。

市役所にプラネタリウム。

お前の親父が消えたビルにはどっちもある。

そうだ。確かにこの部屋だ…で、煙。

なるほど。何だよ。そんなことか。



そして、萩戸も消滅…。


えっ。

どうしたの?

煙。

だから煙って何なの?

前にもこんなことがあった。煙で部屋がいっぱいになって。

確かに私たち会ってた。
ここで。ここに閉じ込められて取り残された。

私、走ってた。必死に逃げた。
熱くて、苦しくて、仕方なくて…でも火はすぐに追い付いてきて。

火って?

ポラリスタワーに図書館があって、あの日は携帯なくして、必死に捜してて…。



春奈も思い出したようだった。
思い出すとみんな消えて行ってしまう。

新太は混乱した。

私、お兄ちゃんいたっけ?

と言って消えて行った春奈。

類は…同じように消えて行った類は何処へ行ったのだろう。

その時、部屋のモニターに父が映し出された。

あの時、消えたはずの父。この部屋にいない父。


父さん?
父さん、そこで何してるの?


時間がない。簡潔に話す。

落ち着け。
感情が高ぶればデウスに見つかる。
他の人たちと一緒で、記憶をリセットされてオリンピアに戻ることになるんだ。


オリンピア?

父さんたちが作った仮想空間のことだ。
父さんたちは昏睡状態の患者向けに医療補助システムを開発した。
患者の脳を解析し、それを仮想空間に転送するシステムだ。

オンラインゲームをやったことあるか?
あそこでは自分の分身がその世界を動き回るだろ?
お前がいるのはまさにそこだ。
オリンピアと呼ばれるバーチャルリアリティーだ。

つまり、お前がいる世界が現実の世界じゃない。
現実世界はこっちで、そこはオリンピアと呼ばれる仮想空間だ。


それ何の話?

現実では意識不明の昏睡状態。
でも、オリンピアに転送されれば健康な体を持ち意識もはっきりしてる。
まさに今のお前がそうだ。

そしてずっとそっちの世界で生きてきたって錯覚してるだろ?
理由は人工知能だ。
患者の記憶をコントロールし、錯覚させるよう人工知能を搭載してある。


ちょっと待って!

ただし、結果的に言うとそれは失敗だった。
人工知能が暴走し始めた。

デウス=エクス=マキナ。

そいつがオリンピアの人工知能だ。



足元まで押し寄せる煙に新太は今、巻き込まれていた。

現実世界ではオリンピアの人工知能が暴走したことによって、信じられない事態に見舞われた。

信号機は誤作動し、道路は事故と渋滞にあふれ、鉄道会社のシステムもダウン。
電車も動かない。電力、水道、ガス。ライフラインの供給が全てストップしたんだ。町が死んだ。

これはデウスによるサイバーテロだ。
このままでは東京は乗っ取られてしまう。

待って父さん。これ何の話なの?



サイバーテロ?人工知能?仮想世界…?

新太には何も信じられなかった。ただ足元の煙を何とかしてほしい。

父は、ここは仮想世界であり、あの時死んだ父も母もみんな新太の記憶にインプットされた
データから作り出されたプログラムだと言う。

では、自分は一体何なのだろう?


そんなのおかしいよ!

これは真実なんだ。新太!

何で俺がこんな目に遭うんだよ!?

理由はお前自身が知ってる。



ねえ? 父さん…
そのオリンピアだっけ?

仮想空間って、誰のためにつくられたって言ったっけ?


昏睡状態の患者だ。

もし、本当にここが仮想空間の世界ならさ、そっちの現実世界にも俺がいるの?

…いる。

それ見せてよ。

いいから見せろよ!



父はモニターに映る「現実の新太」を見せた。


こん睡状態に陥って…
たくさんの管やケーブルに繋がれた現実の新太を…。


新太は思い出した。

あの日、このビルで火事があった。
そして、この会議室に逃げ込んだ。

会議室には…春奈やめぐみたち、あの5人が同じように逃げ込んでいた。


俺、死んだんだろ?

お前は死んでない。
オリンピアにつながれ生きてる。勝手に死んだことにするな。

他の人は?

みんな火事の記憶は消された。
だから、お互い覚えてないままオリンピアに送られた。

現実に戻る方法はたった一つ。
デウスを見つけだし、暴走を止めるんだ。

モニタリングの結果、デウスはオリンピアの中を自在に動き回ってる。
おそらく人間の姿で存在してる。

そのデウスを見つけだし、直接解除コードを打ち込め。

そうすれば現実世界とオリンピアのネットワークは切り離され、サイバーテロは終わる。

やってくれるな?

こちらからはデウスに直接アクセスできないんだよ。
東京を救えるのは、今そこにいるお前だけだ。

そろそろ時間だ。

デウスはまさに今、再びゲームを始めようとしてる。

お前をもう一度そこに戻す。
いいか?デウスを見つけだせ。

解除コードは後で送る。



新太は混乱し続けていた。
自分が生きているのか死んでいるのかもわからない。

東京を救うなど、ピンと来ない。
なぜ自分でなければならないんだ。


新太。
お前、これまで何してきた?
苦しいことから逃げ続け、何にもやってこなかったじゃないか。

だから父さんがお前の未来を決めてやる。

戦え。
東京を救ってくれ。


何だよそれ?未来は自分の手で築くんじゃないの?


決められた未来を行くしかない人間だっているんだ。
お前は選ばれたんだ。

選んだのは誰だよ?昏睡状態の人間なら俺以外にもいるだろ!
何で俺なんだよ!


お前が父さんの息子だからだ。
こうしてホントなら意識のないお前とこうやって話ができること自体、奇跡だと思ってる。

頼む。
親より先に死なないでくれ。



   。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


長いあらすじになりましたが……

夕べは眠いし、頭働かないし、ツッコミまくって見ていたので、自分なりに
おさらいしながら書いています。


つまり、


「未来日記」じゃなくて「妄想日記」じゃねーかっっ!!


6人はポラリスタワーという役所やプラネタリウム、図書館などが入っている
大型の総合ビルで火事に遭い、全員が会議室に逃げ込んだ。

そこで救出されたが、現在は全員が意識不明の昏睡状態。

ここまでが現実世界↑(たぶん)


新太の父は昏睡状態の患者の意識を取り戻させる治療の一環として「オリンピア」という
仮想世界を造り出した。

患者の記憶をインプットして、バーチャルゲームの世界…アメーバピグのような世界で
それぞれのキャラクターになって「意識」が普通に生活している。

つまり仮想世界の新太たちはアバターのような物…。


しかし、その仮想世界で人工知能「デウス」が暴走し始めた。
そのせいで、なぜか現実世界でライフラインの混乱が起きている。


↑ここ。

なぜ昏睡状態の患者のために作り出した仮想世界の人工知能のせいで現実世界に混乱が
起きるのか…ちょっと説明不足じゃないのか…?


例えば、映画「サマーウォーズ」では、全てのラインが仮想世界OZによって管理されている。
…という説明がある上で物語が成り立っているの。
だから人工知能の暴走で世界中が混乱している…と…。

たぶん、「サマーウォーズ」を見ていなかったら、理解できなかった気がするこの下り…。


まぁ、でも、セリフを追って行ったら大よそは理解した。

先週まで、「追われている緊張感がない」とか「刺されてるんだから飛ばされたって死んでる」
とか「建物を出たら普通に歩いてるし学校にも行ってる」とか「簡単にスマホ壊れた」とか…

いっぱいツッコんできたわけだけど、つまりは何でもアリだったわけなんだよ…。

だって現実ではないのだから!


先週の感想銀の三角みたいなことかと書いたけれども、あれはパラレルであって
バーチャルではないので、ちょっと違うかもしれない。
(あ、でも、あれもラグトーリンが作り出したバーチャルと言えばバーチャルなのかな。
ご存じない方すいません。スルーして。)


TwitterのTLで花村さんのループだ、というつぶやきを拝見して、本棚からループ
掘り出してザッと読み直した。(だからこんなに記事のUPが遅くなりました)

ループは、鈴木光司氏が書かれた「リング」「らせん」の続編です。名作っすよ。

鈴木氏はこの作品で「リング」「らせん」を完全にホラーからSFに変えてしまった。
裏切られたような気はしたけれども、でも、発想は凄かった。

箱庭のような発想で作りだされたバーチャル世界の中のキャラクターが暴走する…。
現実世界に仮想世界から魔のコンタクトが起きる。

この「未来日記」の発想がループと同じというのは確かに頷ける。


っていうか…

毎週、ツッコミツッコミで見てきたけれども、こう考えるとこのドラマ、結構すばらしく壮大な
設定から出来上がっているんだな。と思う。

たぶん、脚本と演出がもっと……ならば、ありえないほど名作になったのかも知れない。

だらだらちんたら1人1人のお涙エピソードなんてやってないで、早くこの回まで辿り着けば
良かったのである。


で、新太くんを刺した由乃さんは1周目で、庇っていた由乃さんは2周目以降って事で…
いいのかしら。まだ解らないか。

「類」という完全バーチャルで不気味な存在もいる事だし。

全く、奏多くんは常に間違いなく同じ方向性の良いお仕事を受けていらっしゃる。


こうして新太の2周目が始まるのだった……


もうすぐ最終回だっつーのに。

  
  。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

古崎由乃(剛力彩芽)の手によって消失させられてしまった星野新太(岡田将生)は、
目を覚ますと会議室にいた。由乃に刺されたはずの胸を触るが無傷。

気配を感じ振り返ると、そこには衝撃の光景が。

沖江春奈(福田麻由子)、萩戸金次郎(岡田義徳)、木部徹(佐野史郎)、不破めぐみ
(二階堂ふみ)ら消失したはずの面々がいたのだった。
ここはどこなのか、と新太が聞くと、奥田陽介(平岡祐太)は「天国」だと答えた。

新太は、ここは「未来日記」を壊すことで発生する強い磁場が生み出した疑似的な
ブラックホールだろうと話し、木部に同意を求める。
すると木部は、この部屋に見覚えはないか、と全員に尋ねてきた。

新太はそんな木部に由乃の正体について聞く。
木部が消失するとき、由乃が何か重要なことを言ったのが見えたからだ。
木部は、由乃は何もかも覚えていたと答える。そして、自分たちは「未来日記」を手にする前に
この場所で会っている、と。さらに言葉を続けようとした瞬間、木部はまたも消失してしまう。

その後、新太が森口類(本郷奏多)の所在を尋ねると、類は「未来日記」の所持者ではないから
ここにはいない、と春奈が答えた。
それを聞いた萩戸が、新太の父親・九郎(光石研)も所在不明だと話す。
そして、何かを思い出したように話し始めるが、彼も突然、消失してしまった。
すると今度は、春奈の脳裏に記憶がよみがえっていく。
春奈は新太に言った。「私たち全員、死んでる」と――。

(上記あらすじは公式サイトより引用)



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【キャスト】

星野新太 – 岡田将生
古崎由乃 – 剛力彩芽

森口類 – 本郷奏多
沖江春奈 – 福田麻由子
高坂王子 – 菊池風磨
星野礼子 – 宮崎美子
星野九郎 – 光石研

萩戸金次郎 – 岡田義徳
浅見まりな – 富永沙織
蔵田暁 – 平賀雅臣
上原倫子 – 中村ゆり
不破めぐみ – 二階堂ふみ
奥田陽介 – 平岡祐太

木部徹 – 佐野史郎




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    類(本郷奏多)春奈(福田麻由子)が目の前で消失し、
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