【未来日記-ANOTHER:WORLD-】第3話

彼女の親も死んだんだろ？
親に従う生き方しか知らないのに外へ放り出されたんだな。

それで俺たちがどうなるか分かるか？

空っぽになるんだ。

 

「未来日記-ANOTHER:WORLD-」第3話

 

　　　　　　

新太は由乃の家で目覚めた。
親は居ない。1人暮らしの豪邸。

テレビではクロノスシード社限定スマートフォンを持った通り魔のニュース。

早くこの通り魔見つけなきゃね。
あっくんのお父さんの敵だもん。

分かってるよ、そんなこと。

あっくんは何にもしなくていい。
今度こそ私がやるよ。

そこへ、未来日記の着信が来る。

「古崎由乃の家で通り魔を殺す」

あっくんすごい！
やっぱり通り魔殺すんだね！

俺が？ここで？

私も手伝うからね。

あと3時間。

 

類からパソコンに動画ファイルが送られてくる。
内容は父からの最後のメッセージだった。

新太の父は、クロノスシードの限定スマホ開発に関わっていたのだった。

ある日、急に未来日記が現れるようになり、そして日記は新太の母の死を予言していた。

そこで考えたんだ。
母さんと離婚して俺の妻では なくしてしまう。
そうすることで守ることができた。未来は変わったんだよ！
母さんを救うことができたんだ。

でもその代わりに、何も知らない母さんや新太を傷つけてしまった。ごめんな。

動画ファイルの中の父はそう言っていた。

未来は変わった…。
しかし、その後で未来はたぶん今度は息子である新太の死を予告し…
そして、あの日父は自分の身代わりになってくれた…。

涙が止まらない新太。

新太。
未来を変えることはおこがましいと思うか？
父さんはそうは思わない。

だって、そんなこと毎日やってるじゃないか。
俺たちは毎日、いろんな決断や選択をして生きてる。

未来は、誰かに与えられるもんじゃない。
そうやって自分の手で築き上げていくもんなんだ。

しかし、父は死んだ。
そして、今、ここに自分を殺しにスマホ所有者が来る。
しかし新太は誰も殺したくは無かった。

 

「通り魔」は新太に狙いを定めて計画を立てており、家から出られないように外を細工した上で
アイスピックで攻撃をしてきた。

足を負傷した由乃を守るために、新太は狭い押入れに由乃を閉じ込め、隠れた。

 

あっくん。あっくん！
あっくん 出して！
あっくん。 お願い出して！ねえ。

ここはやだ！お願い。
あっくん、出して！

気絶から回復した由乃が押入れのドアを泣きながら叩く音が聞こえた。

 

いいのか？あんなことして。

お前、彼女のことよく知らないんだな。
さっきあの物置の中を見たよ。俺には分かる。
彼女が幼いころのこと。

由乃は子供の頃、親から何度もその押入れに閉じ込められていたのだった。

あの狭い場所でずっと考えてるんだ。
何て言えば許してもらえるんだろうって。
腹が減っても喉が渇いても何時間もそればっかり。

あんな部屋にいたらおかしくなるぞ。

ごめんなさい。ごめんなさい。
お願い。許して！

由乃はすでに錯乱状態になっているようだった。

新太は「サウスポーの通り魔」の攻撃をかわして、由乃を押入れから出す。

 

彼女の親も死んだんだろ？
親に従う生き方しか 知らないのに外へ放り出されたんだな。

それで俺たちがどうなるか分かるか？
空っぽになるんだ。

何をすればいいのかどう生きればいいのか分からなくなる。

あんたも同じなのか？

違う。俺はあの人に未来をもらった。

俺はゲームに勝つ。
あの人のために理想の未来を実現するんだ！

しかし、由乃は彼に向かって言い放つ。

私とあんたを一緒にしないで！
あんたは親の代わりが欲しいだけでしょ？
すがる相手が欲しいだけでしょ？

あんたはただ悲しむことから逃げてるだけだよ！

私はちゃんと乗り越えたもん。
大好きな人に巡り合ったもん。

私は空っぽなんかじゃない！

 

「通り魔」は、「デウス」の使いに会ったのだと言う。
それを頼りに生きてきたのだと。

それって…。利用されてるんじゃないのか？
あんたが動き回ることでゲームが始まった。

俺たちを本気にさせるために、そいつがあんたを使ったんだ。

違う！
あの人は俺と一緒に理想の未来を造ろうと 言ってくれた。

じゃあ何でサバイバルゲームなんて面倒なことするんだ？
最初っからあんたとその理想の未来っていうのを作ればいいのに。

違う！！

 

その時、「通り魔」の未来日記が動き出した。

「騙されている事に気づく」
「自分がデウスに利用されていた事を知る」
「失望して殺される」

「通り魔」は、自らスマホにアイスピックを突き立てて消えて行った。

 

いいなぁ、お前ら。

知ってるか？
昏睡状態になっても人はな夢を見るんだ。

母さん。
母さんどんな夢見てたんだろ？

一度でいい。一度でいいから聞いてみたかっただけなんだ。

 

「通り魔」が消えた事を知らせる新太の未来日記。

彼が「奥田」という名である事を、新太と由乃は初めて知ったのだった。

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親に反抗できないように厳しく押さえつけられて育てられ、支配されてきた子供は空っぽになる。
1人になるとどう生きていいか解らない。

母親を病気で失った「通り魔」…奥田は、ずっと母の遺体と共に暮らしていた。
恐らく、「未来日記」の言うとおり生き残った場合、彼が叶えてほしい願望は
母親の復活…だったんだろうな。

精神が一人前の人間として成長できない子供たち。
現実にもとても多い話だから心が痛い。

・・・そういう部分のストーリーは良いのだけど・・・。

 

う～ん・・・演出がチープにしてるんじゃないかと…。

クライマックスも奥田の痛みに涙できるはずの内容なのに…
なんか学芸会を見てるみたいなガッカリ感に襲われる。

いや、役者さんのせいだとは思わないんですよ。むしろせっかくの熱演が空回り。
だから演出がひどいかも、と。

 

あとはまぁ、設定的に…

何で新太だけを真っ直ぐ狙って来るんだろ。
だって、最終的には生き残りは1人じゃなければならないはずなんだから、
消すのは由乃だっていいはずだし。
いや、むしろ、2人一緒に片づけなければならないはずだし。

「あっくんは私が守るから、守るから」って、毎回足でまといにしかなってないんですが。
いや、もう計画的に足引っ張ってるように見えるくらいに。

「あっくん、あっくん」って、もーうざーーーい……！！

 

ってか、最終的に由乃がゼウスなんじゃねーの・・・？
わざと足引っ張ってるんだよね？

由乃が実はとんでもなく黒い、という結末を希望。
そうでなきゃ、あのわざとらしいウザさに説明がつかない。

 

しかし、剛力彩芽ちゃんって、こー・・・魅力あるボディの子だな、って毎回思う。
スリムだし締まってそうなんだけど柔らかそうっていうか…
抱いてみたい……(私は断じてそっち方面の人ではありません！)

このドラマって、転んだり縛られたり閉じ込められたりする剛力彩芽を楽しむドラマでしょ。
だんだん、そう思うようになってきた。　

 

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新太（岡田将生）の「未来日記」が更新される。
それは、3時間後に新太が由乃（剛力彩芽）の家で通り魔を殺すというものだった。

一方、刑事の萩戸（岡田義徳）は、「未来日記」のスマートフォンを開発した
「クロノスシード社」で、社長・木部（佐野史郎）の姿を見掛ける。
さらに、そのスマートフォンの開発責任者だった新太の父・九郎（光石研）が、新太への
メッセージを動画で残していることを知り、そのことを類（本郷奏多）に伝える。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

 

よろしければ→【2012年4月期・春クールドラマ何見ます？】ラインナップ一覧とキャスト表と展望

 

　　
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【キャスト】

星野新太 – 岡田将生
古崎由乃 – 剛力彩芽

森口類 – 本郷奏多
沖江春奈 – 福田麻由子
高坂王子 – 菊池風磨
星野礼子 – 宮崎美子
星野九郎 – 光石研

萩戸金次郎 – 岡田義徳
浅見まりな – 富永沙織
蔵田暁 – 平賀雅臣
上原倫子 – 中村ゆり
不破めぐみ – 二階堂ふみ
奥田陽介 – 平岡祐太

木部徹 – 佐野史郎

 
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