若気の至りというものか……。走ってしまったね。
そして、こうなった時、追い出されるのは女性だけなのだと知る珠。
島村(工藤阿須加)との逢瀬(おうせ)が学校側に知れ渡り、「ふしだらな行為」をしたとして謹慎処分となった珠(石橋静河)。学校から何も音沙汰がないまま一ヵ月が過ぎ、とうとう珠は終業式の日に学校へと足を運ぶ。そこでは既に、珠の代わりとなる新任教師が働いていて、珠は教頭から「クビ」だと告げられる…
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「ブラッサム」第3週「化粧と、初恋」第15話 感想

感想
簡単感想で。
この手紙が私たちの最後です。
うち、学校へ行ってみようかね。
休みに入る前にいつ復帰できるか確認せんと。
学校がハッキリとクビだと言わなかったのだから、謹慎だと思ってしまったのは仕方ないことだっただろう。
電話は無くても手紙は書けるのだから、知らせることもできるよね。
いくら臨時採用だとしても失礼な話。
珠は自分の身に何が起きるかも知らず、学校へ行き、自分の教室で他の女性教師が子供たちに教えているのを見た。
先生…はのたま先生じゃ!
はのたま先生!
子供たちが廊下に走り出て騒ぎ出したので、隣の教室から先生が現れた。
何を騒いどるんじゃ!
それは島村だった。
島村先生…。
もう出てこられちょったんですか。よかった。心配しよったんです。
珠は島村も同じように謹慎していると思っていたんだよね。
駆け付けた教頭に引き離され、珠はクビを申し付けられた。
ああ?何しに来た?
いつまでお休みしちょったらええんかと。
とっくにクビじゃ。
クビ?ほんなら…。
ほんなら島村先生は?
クビになるわけがなかろう。
あ、また化粧なんぞ…。あんたあ、何で自分がクビになったか分からんのか。んっ!?浮ついた格好で島村先生のことたぶらかして、そがあなふしだらな女誰が働かせるかあ!
早う帰りなさい!
夜ご飯ものどを通らない珠に守が厳しく言う。
食うちょいた方がええ。また貧乏になるんじゃけえ。
これ守!誰のおかげで食べてこられた思うちょるん?
とお母は言うけれど、珠の給料で食べられていたの?
義弟に助けてもらっていたのではなくて?
分かっちょるよ!
じゃが、わしゃあ…学校で笑い者じゃ。
ふしだらの弟じゃ言われて。
狭い村でさ……。これは可哀想だよ。
守だけではなく、お母も買い物先で言われていただろうな。
では、珠が何か悪いことをしたのかと言われれば、お互い独身なのだし問題ない気はする。
けれど、時代が違うのでどうしようもない。
以前も書いたけれど、明治時代から女性の地位は本当に低い。
明治30年までは公的に妾の存在は認められていたし、明治民法が廃止されるまで不倫で処罰されるのも女性だけだった。
そういうことが分かっていながら、それでも噂になるような土地で大胆な逢瀬を続けていたのだから、こうなるのは仕方ない。
どこで間違うたんじゃろ。
お見舞いの日、雑炊作ってさっさと帰りゃよかったんかね。
そもそもお見舞いに行かんかったらよかったんか。
それとも…島村先生を好きになったんが間違いじゃったいうことなんかね。
うち、人を好きになっただけじゃ。
珠さまは何も間違ってない……とお母に言われた珠は島村に手紙を送ってしまう。
返ってきた手紙に書かれていたのは、冷たい言葉の羅列だった。
ごめんなさい。あなたとの関係は間違いでした。また同じ過ちを犯せば学校にいられなくなります。私を助けると思って手紙はよこさないでください。私の前に姿を現さないでください。もう二度と手紙を出すこともありません。この手紙が私たちの最後です。
「この手紙が私たちの最後です。」
って……なかなか言わないよね。
なのに珠は島村の家まで走ってしまい、ますます傷つくことになる。
手紙、読んじょらんのか。
読みました。
けど…。
全部間違いじゃった。
僕らのことはなかったことにしてください。
どうしたんです。
何があったんですか?
校長先生や教頭先生に何か言われたんですか?
先生、本当のことを言うてください!
しつこいのう。何べんも言うちょるじゃろう。
じゃけどうちは先生のことが好き…。
あんた!あんたのことは…はあ何とも思うちょらん!
これ持って帰ってくれ。
帰れ。
ちょっと待ってください!
帰れ。
帰れ!帰れ!
この一連のやり取りが「珠のために断ってあげている」とか「わざと冷たくしている」とかそういうことではなく、本当に、ほんっっとぅーーに、心の底から迷惑そうなのに、なのに縋り付いて行く珠。
痛々しいよ……。
でもね、痛いほど人を好きになっちゃって、どうしようもないほど走っちゃう女って案外嫌いじゃないのよ。
感情をコントロールするのは難しいよね。
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ブラッサム キャストとスタッフ
キャスト
葉野珠 – 石橋静河(子役時代:村上蘭、晩年:加賀まりこ)
葉野清治 – 渡部篤郎
葉野リョウ – 国仲涼子
葉野清重 – 三浦誠己
葉野守 – 日向亘
葉野俊子 – 伊東蒼
葉野英男 – 藤原大祐
岩田梅 – 松本穂香
岩田幸三 – 八嶋智人
岩田カツ – 楠見薫
角田忍 – 木竜麻生
森岡稲子 – 華優希
橋本タエ – 中井千聖
島村辰彦 – 工藤阿須加
木村照子 – 山田真歩
木村保 – 金子大地
熊田 – 斎藤司
松子 – 瀬戸さおり
スギ – 愛
ヨネ – 誠
三好マキ – 中村優子
三好辰五郎 – 赤堀雅秋
左良太 – 北野秀気
本田 – 川島潤哉
黒崎大三郎 – 遠藤憲一
山中勇三 – 井浦新
横田 – 大窪人衛
木村浪江 – 杉田かおる
木村正吾 – 三宅弘城
西尾一路 – 染谷将太
秋山格之介 – 高良健吾
梶矢基一郎 – 佐藤緋美
小山牛丸 – イッセー尾形
土橋風子 – 尾野真千子
夏井銀児 – 錦戸亮
藤川優子 – 松たか子
ブラッサム スタッフ
◆放送期間 : 2026年9月28日 ~ 2026年3月26日(全130回予定)
◆制作 : NHK(BK)
◆初回視聴率 : 15.5%
◆平均視聴率 : %
◆制作統括 : 村山峻平、櫻井壮一
◆プロデューサー : 大野陽平
◆演出 : 盆子原誠、中泉慧、佐藤玲衣、田中陽児、小林直毅、野田雄介
◆原案 :
◆脚本 : 櫻井剛,小松與志子
◆音楽 : fox capture plan
◆主題歌 : YOASOBI「咲き誇れ」
『ブラッサム』各回リンク
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