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大河ドラマ【べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~】感想 第1回 蔦重はツタヤの先祖じゃない

2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜』は、大河ドラマ第64作。主演は大河初出演の横浜流星

モデルの蔦屋重三郎とは、化政文化発展に尽くした江戸の商人であり版元である。

時代は十代・徳川家治 治世の江戸時代中後期。描かれるのは宝暦、明和、安永、天明、 寛政……。

明和の大火から一年半、蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)は、茶屋で働く傍ら貸本業を営んでいた。ある日、松葉屋を訪れると、幼なじみの花魁・花の井(小芝風花)から、朝顔(愛希れいか)に届けものを託される。しかし蔦重が、浄念河岸の二文字屋を訪れると、ひどく衰弱した朝顔の姿があった…。吉原の場末である河岸見世の女郎たちの酷い惨状をみて、思い悩む蔦重。そんな中、吉原で付け火の事件が起き、騒然となる………

(『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~』上記あらすじは「G guide番組表」より引用)
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大河ドラマ べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~ 第1話「ありがた山の寒がらす」 感想

2025年大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」感想

感想

2025年、今年もよろしくお願い致しんす。

(「も」っていうけれど、結局前年の大河感想も途中から更新できず、大河の感想をわざわざ当サイトに読みに来てくださった方々には本当に申し訳ないことでござります)

昨年は実況TweetをUPするのはやめて簡単でも記事の形にしようかな、と計画したのが失敗したような気がするので(どちらにせよ失敗だった)、本年は実況埋め込みを入れたり、思いつくことを書いたり、メモのような感想で簡単に上げて行こうと思っとります。

……と言いつつ、この記事に手を入れている現在は1月19日。すでに3話まで見終わりましてん……安定の遅刻記事。

てことで、初回記事なのに、より簡単にTwitter(X)ツイート(ポスト)を落とさせていただきとうござんす。

Xポスト(Twitterツイート)実況まとめ

「実況」とは、ドラマを見ながらオンタイムでその時の感想を瞬間的につぶやくことでござんす。なので基本的には文にはなっておりやせん。思い付きのたわごとだと思っておくんなまし。誤字もありんす。お許しを。

吉原炎上 #大河べらぼう

OPのフォントがちょっと大河らしくなくて面白い #大河べらぼう

語りはぬか床ではなくて、いなりです #大河べらぼう

@kukucoo その人、敵に囲まれると立ったまま気絶しちゃうサムライですよね

鬼平にもやんちゃな頃があったのね #大河べらぼう

風花ちゃん史上一番落ち着いた役かも #大河べらぼう

まぁ確かに、火点けに「悪気はねぇ」は通用しないよな #大河べらぼう

まあそうですよね……森下脚本でのほほんと明るい面だけ優しく優しく描くってことは無いですよ…… #べらぼう

ケンワタナベの説得力がハンパない #べらぼう

とりあえず、差し出された瓶に首が入ってない世界 #大河べらぼう

これな。「懸命に勤めていれば報われる」わけではないんだよ。「お前は何かしているのか?」はどの時代も全国民に問われるところ #大河べらぼう

アイデアに溢れた人だったんだねぃ……ということが、ちゃんと伝わる第一話 #大河べらぼう

女郎屋に至る時代背景

徳川が政権を取り、鎖国までしちゃって、大きな「戦」というものが国内外的に消えた江戸時代の真ん中ら辺。

しかし、「戦」と名の付くものが無くなったからといって世の中が現代のように平等で平和だったわけではない。

あ、令和だって平和じゃないし平等ではないとかいうツッコみは勘弁しておくんなまし。とりあえず道歩いてるだけで合法的に斬り捨てられたりするほど不平等ではないですよね令和

この度は商人界隈がテーマなので百姓の暮らしはこの先あまり描かれないかもしれないが、田沼意次の政治というのは商業重視。

ドラマ内でも「金の事ばかり」と言われていたけれど、まさにそういう政治ではあったんだね。

国民の80%を占めていた百姓は商業主義政治のあおりで重税に苦しみ、度重なる飢饉もあってやっとこ生きている状態だった。

そういう苦しさの中で娘を売る。その娘が安い女郎屋で身体を壊し、あの衝撃的な全裸遺体シーンとなる……という流れが初回で描かれたのは凄いこと。

この度は田沼意次さまも主人公サイドに居る方なので「良く」描かれるのだろうけれど、歴史ドラマとは主人公側に居るかどうかで正義の描かれ方が変わるものでありんす。世の中とは実はそういうもの。

ということで、この度の大河、戦がないからといって血が流れないわけでも人死にが無いわけでもござんせん。

梅毒の女郎の全裸遺体が転がるショッキング映像

かの映像がXのタイムラインに多数流れてしまったせいで、それが初回の批判に繋がってしまっているような意見を目にしましたが、上記のようなわけで、あれは時代に顧みられなかった悲しい庶民の成れの果てを描いた悲しいシーンなのですよ。

それがあるからこそ、主人公も視聴者も、こんなんじゃいけない。世を変えなくては!と思うようになるわけで、「現実を目にする」ことを避けていると人の思考は止まります。

当時、吉原の遊女は亡くなると弔われて墓など建ててもらえませんでした。供養もなくまとめて墓穴に投げ込まれるわけです。これを「投げ込み寺」と申します。

その投げ込む際に、着ていたものまで身ぐるみはがされる。ボロでも売られるわけです。

彼女たちのご遺体は、故にあの時真っ裸でした。

森下佳子脚本ですから、甘いばかりの物語展開は無いと覚悟していたわけですが、初回からここまで描くとは……と思いました。

もちろん、この先の物語への覚悟を持つためのシーンです。必要なシーンです。

浄閑寺 新吉原総霊塔
浄閑寺 新吉原総霊塔

NHK『大奥』のあの時代

大きな戦がないからといって血が流れない死人も出ないってわけじゃない、と上にも書きましたが、戦がなくても人は争うわけで、下々も理不尽な目に遭えば偉い方々も理不尽な死を遂げる時代です。

ここは徳川家治の治世。2023年版のNHK放送『大奥』では高田夏帆さんが家治を演じていた時代です。

つまり、これから毒饅頭や毒カステイラや毒なんとかが大活躍!!……(やめて)する時代だよ。江戸城恐い。

偉大過ぎた八代将軍吉宗の孫たちが治政や権力を争い、国のために奔走した青沼や黒木が犠牲に(泣)

2023年NHK『大奥』とのキャスト対比

キャスト対比はこんな感じ

歴史上人物『大奥』『べらぼう』
徳川家治高田夏帆眞島秀和
家治正室・五十宮趙珉和不在
家治側室・お知保の方/蓮光院不在高梨臨
松平定信安達祐実寺田心
一橋治済仲間由紀恵生田斗真
徳川家基奥智哉
徳川家斉中村蒼これから
家斉正室・広大院茂姫蓮佛美沙子これから?
家斉側室・お志賀の方/ 滝沢佐津川愛美これから?
平賀源内鈴木杏安田顕
田沼意次松下奈緒渡辺謙
田沼意知不在宮沢氷魚

よく考えたら、NHK版『大奥』、意知が出てなかったんだなぁ……まぁ……出ていても心が死ぬだけだけれど……。

聞いてなかった綾瀬はるかナレ

かなり早い段階で発表されていた?のですかね。私ゃ全然知りませんでした。

聞き始めは小芝風花ちゃんがナレも兼任しているのかと思っていた。

はるかちゃんは花魁姿も見てみたかったですねぇ。

大河館は東京都台東区に2月

盛り上がる化政文化描写は今から楽しみ。

ちゃんばらが好きな御人には今一つ興味わかないかもしれませんが、画や本やカルチャー好きにとってはたまらない大河になること請け合いでござんす。

この度は吉原が舞台ということで、当家から大河館はそう遠くない気がするので行ってみたいな。と思ったらどこにも開設されている様子がない??

調べたら2月に開館するのですって。

楽しみです。

簡単でも、なるべくレビュー上げて行こうと思っております。

今期もよろしくお願い致します!

このドラマへのレビューをどうぞ

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べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~ キャスト(相関図式)とスタッフ

べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~ キャスト (相関図式)

蔦屋重三郎 – 横浜流星(子役期:高木波瑠)【蔦重】

駿河屋と蔦屋

駿河屋市右衛門 – 高橋克実【養父】
ふじ – 飯島直子【養母】
次郎兵衛 – 中村蒼【義兄】
唐丸 – 渡邉斗翔【蔦重の育て子】
丁稚 – 石塚陸翔

吉原 茶屋・女郎

松葉屋

花の井 – 小芝風花(子役期:前田花)【五代目瀬川】
松葉屋半左衛門 – 正名僕蔵
いね – 水野美紀
うつせみ – 小野花梨
松の井 – 久保田紗友
とよしま – 珠城りょう
まさ – 山下容莉枝
さくら – 金子莉彩
あやめ – 吉田帆乃華
はなぞの – 平尾菜々花
はなさと – 齋藤さくら

大文字屋

大文字屋市兵衛 – 伊藤淳史

二文字屋

きく – かたせ梨乃
朝顔 – 愛希れいか
ちどり – 中島瑠菜
春風 – 青山美郷
音羽 – 大田路
歌浦 – 馬渡綾

大黒屋

りつ – 安達祐実

扇屋

扇屋宇右衛門 – 山路和弘

半次郎 – 六平直政

島英臣(丁子屋)
千葉清次郎(長崎屋)
キンタカオ(桐屋
会田泰弘(伊勢屋)
岡山和之(玉屋)
岡けんじ(万字屋)
車邦秀(泉屋)
佐藤政之(井筒屋)
真木仁(山口巴屋)
吉高寧々
藤かんな
与田りん

江戸 絵師・文人・学者など

朱楽菅江 – 浜中文一
礒田湖龍斎 – 鉄拳
鱗形屋長兵衛 – 三浦獠太
鱗形屋孫兵衛 – 片岡愛之助
大崎 – 映美くらら
大田南畝 / 四方赤良 – 桐谷健太
勝川春章 – 前野朋哉
かをり – 稲垣来泉
北尾重政 – 橋本淳
北尾政演/ 山東京伝 – 古川雄大
喜多川歌麿 – 染谷将太
倉橋格/ 恋川春町 – 岡山天音
小泉忠五郎 – 芹澤興人
しげ – 山村紅葉
志津山 – 東野絢香

杉田玄白 – 山中聡
須原屋市兵衛 – 里見浩太朗
誰袖 – 福原遥

鶴屋喜右衛門 – 風間俊介
てい – 橋本愛
藤八 – 徳井優
唐来三和 – 山口森広
富本午之助 – 寛一郎
留四郎 – 水沢林太郎
鳥山検校 – 市原隼人
鳥山石燕 – 片岡鶴太郎
西村屋与八 – 西村まさ彦
平沢常富/ 朋誠堂喜三二 – 尾美としのり
平秩東作 – 木村了
和泉屋三郎兵衛 – 田山涼成
八五郎 – 阿部亮平
吉原の客 – 山根和馬
小田新之助 – 井之脇海

平賀源内 – 安田顕

長谷川平蔵宣以 – 中村隼人
磯八 – 山口祥行
仙太 – 岩男海史

江戸幕府

徳川家治 – 眞島秀和【第十代将軍】
知保の方 – 高梨臨【家治の側室】
徳川家基 – 奥智哉【家治の子 聖母はお知保の方】
徳川家斉 – 【第十一代将軍】
徳川宗武 –  【八代将軍・吉宗の子】
宝蓮院 – 花總まり【徳川宗武の側室】

一橋治済 – 生田斗真【第十一代将軍家斉の実父 八代将軍・吉宗の孫】

田安賢丸(松平定信) – 寺田心【八代将軍・吉宗の孫】
清水重好(徳川重好) – 落合モトキ【家治の弟。八代将軍・吉宗の孫】

高岳 – 冨永愛【老女】

田沼意次 – 渡辺謙

田沼意知 – 宮沢氷魚【意次の嫡男】
田沼意致 – 宮尾俊太郎

松平武元 – 石坂浩二
松平康福 – 相島一之
松平輝高 – 松下哲

佐野政言 – 矢本悠馬

松本秀持 – 吉沢悠
三浦庄司 – 原田泰造


土山宗次郎 – 栁俊太郎


下女 – 景井ひな


語り:綾瀬はるか(九郎助稲荷)

べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~ スタッフ

  • 放送期間 : 2025年1月5日~12月 日(全 回)
  • 制作 : NHK
  • 平均視聴率 :  %
  • 制作統括 : 藤並英樹
  • プロデューサー : 石村将太,松田恭典
  • 演出 : 大原拓,深川貴志,小谷高義,新田真三
  • 脚本 : 森下佳子
  • 原作 :
  • 音楽 : ジョン・グラム
  • 衣装デザイン:伊藤佐智子
  • インティマシーコーディネーター:浅田智穂
  • 語り :綾瀬はるか

大河ドラマ館は2025年2月1日 ~ 2026年1月12日  台東区民会館9階ホール

『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~』各回リンク

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