良子（百田夏菜子）と君枝（土村芳）が抜けた中、睡眠時間を削って黙々とテーブルクロスを縫い続けるすみれ（芳根京子）と明美（谷村美月）。
一方、君枝は戦地から帰ってきた夫の昭一（平岡祐太）に、仕事のことを言い出せないままでいた。
テーブルクロスの完成が心配になった君枝と良子は、「少しだけなら手伝えるかも」と店に行くが、明美はそんな二人の覚悟を問い直し…
(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)
連続テレビ小説「べっぴんさん」第6週「笑顔をもう一度」 第31話
※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
出かけるので簡単に。
今日は、見終って思わずニヤニヤした。
みんなの気持ちが解り過ぎて…
あ、すみれ以外？彼女は根本的に私とは性格も育ちも違うし、何だかんだでヒロイン補正もあるので。
けれども、すみれに関しても「こういう人いる」というのはよく解る。。
不平不満を口に出来ず(基本的にあまり「無い」のかも。そういう人って本当に羨ましい)、かといって口数が少ないので仲介人にも適さないタイプ。
それに引き替え…
他の3人の人間的なこと！
良子ちゃんは夫に嘘をつきメンバーに嘘を吐き、けれども自分が悪いとは思っていない。
一人で変な客にあたっちゃった運が悪かった、あの客が悪い、なのに私を責めるこの女(明美ちゃん)が嫌い、自分だって看護婦の片手間にやってるクセに何よ偉そうに。
めちゃめちゃ後ろめたいし気にはなるけれども、1人では様子見に行くのもいやだ。
ちょうど君枝ちゃんが離脱したから後ろめたい同士、ちょっと謝って来ようっと……
みたいな。。
不満だらけで責任転嫁、気は強そうだけれども実は他人頼り。
女の子にいるいるタイプ。
私の中にも、もちろん居るズルさ。
君枝ちゃんの場合は、根本的に良子ちゃんよりも遥かに「理由」がある。
接収された家に住んでいる外人のために仕事を受けていたなんてお義母さんとお義母さんが大事な夫の前では口が裂けても言えない。
なのに隠そうとすればするほどバれてしまう。
健ちゃんが貰ったワイン転がしちゃうシーンなんて最高に笑える。
いや、笑ってる場合やないんだけど。。
このドラマでは仕事の事もあるからか、割と敵国の人間GAーーーとか、あいつらのせいDEーーみたいに描かれていない他国人の皆さま。
この村田家が一手にそこを引き受けている。
お義母さまが、どう戦後を乗り越えるのかも注目したいところ。
明美ちゃんなんか最高ーーーーに人間臭いよね。
割と正義の人なのかな、と思っていたし、身の上には同情してきたけれども、
なあ、これほんまに週末までに完成するん？
あの2人に聞かせてやりたいわ。ほんまに勝手やわ。
不満と不安ばかり。。
まるで切羽詰まった私のようだ(爆)
自分のために中途半端な事すんのやめてや。
すごく他人の弱点を読めているし言う事は正論なんだけれども、
「みんなに心配をかけるから」ではなくて、恐らくはプライドのせいで言えなかった看護婦の解雇の話も
自分かて中途半端やないんですか？片手間なんでしょ。
と、責められれば自己弁護のためにすんなりと真実が口から出る。
いや～…面白いわ。
やはり、女の集団を描くのが上手いねぇ…渡辺千穂せんせー。
君枝ちゃんのダンナさんが平岡くんだけに、怒るとちょっと猟奇的恐さが出てくるんですけど。。
明日が楽しみ。
※キャスト
坂東すみれ … 芳根京子（子役期：渡邉このみ）
坂東ゆり … 蓮佛美沙子（子役期：内田彩花）
野上潔 … 高良健吾（子役期：大八木凱斗）
田中紀夫 … 永山絢斗（子役期：玉山詩）
小野明美 … 谷村美月（子役期：坪内花菜）
多田良子 … 百田夏菜子
田坂君枝 … 土村芳
高西悦子 … 滝裕可里
小澤勝二 … 田中要次
村田昭一 … 平岡祐太
村田琴子 … いしのようこ
岩佐栄輔 … 松下優也
井口忠一郎 … 曽我廼家文童
佐藤喜代 … 宮田圭子
坂東五十八 … 生瀬勝久
麻田茂男 … 市村正親
坂東はな … 菅野美穂
野上正蔵 … 名倉潤
坂東トク子 … 中村玉緒
坂東長太郎 … 本田博太郎
坂東節子 … 山村紅葉
坂東静子 … 三倉茉奈
田中五郎 … 堀内正美
ナレーション(語り) … 菅野美穂
※スタッフ
脚本 … 渡辺千穂
演出 … 梛川善郎、新田真三、安達もじり
プロデューサー … 堀之内礼二郎
制作統括 … 三鬼一希
音楽 … 世武裕子
主題歌 … Mr.Children「ヒカリノアトリエ」
【べっぴんさん】
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コメント
ゆうさん
＞だから無口に見えるけど何も考えていないわけではなくて実はいろいろ考えている人。
考えてはいると思いますし、成長もしていますね。
最初は「良子ちゃんがいないと困る」と言ったけれども、次は笑顔で見送りました。
今日は辞めると言った君ちゃんにまた笑顔。
相手の気持ちに配慮しています。
本当は「困る」とも言いたいでしょうが、運命を受け入れる。
よく考えて言葉を発するタイプで、こういう人がグループに1人いると癒しの存在になりますね。
柔らかそうに見える君ちゃんよりも、より人当たりが柔らかいです^^
＞人物の描きわけがうまいわ。
ですねぇ。
「名前をなくした女神」を思い出します。
あれは、みんなそれぞれにクズだったけれども(笑)幼い子どもたちのキャラ付けまで上手かったですもんね。
すみれはオタク気質ではないですか？
こういう言い方するとオタクのなにをわかってるのか？
と言われちゃうのかな？
私ちょっとすみれの気持ちがわかるんですが
自分がこれ！と思ったことは熱く語るし感情的になるけど
他のことはあまり…そのひとがそれでよかったら私はいいわ…的な感じ。
あと何かを思ってもその考えを口に出す前に
現実世界ではもう次の話題に移っているから結局言わずじまいだったり。
だから無口に見えるけど何も考えていないわけではなくて実はいろいろ考えている人。
で、こういうひとって自分を表現する手段として絵を描いたり文章を書いたりするんじゃないかと。
だから手芸を通して自己表現するすみれの気持ちがわかるように思うんです。
というように、良子ちゃん、君ちゃん、明美、それぞれの成分が少しずつ私の中にあります。
長女気質だからゆりの気持ちもわかる。
人物の描きわけがうまいわ。
みんな人間くさくて物語世界の中で生きてます。
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