【息もできない夏】第7話

でも、俺はそんなヤツでも自分の親なら見てみたい。
会いたいとか恋しいとか、そんな想いは無い。

クズみたいな親でも、そいつらから生まれた。
俺はれっきとした人間なんだって確認したい。
ゴミから湧いたわけじゃないって分かるだけでいい。

何にも無いよりマシだ。

 

「息もできない夏」第7話

　　　　

いきなり家に入り込んできた鮎川は玲に向かって叫ぶ。

 

玲ちゃん、キミはオレの子だ！オレが父親だ！

葉子は、それを止めたかった。
台所から刃物を取りだし、鮎川に向ける葉子。

そして、刃物は2人の間に入った夏目に刺さってしまったのだった。

 

鮎川は逃げ去り、

これは事故だ。
自分がつまづいて包丁が刺さった。鮎川はその前に帰った。

と、みんなに言い聞かせる夏目。

やがて、警察が来て、家族はバラバラに事情徴収された。

口裏合わせには時間が足らず、葉子は自供をしてしまったらしい。
母を待っていたものの一緒に帰れず、駆けつけてきた樹山とアパートに帰る玲。

玲が警察から帰る姿を、記者の中津が見ていて樹山に知らせたのだった。

 

中津は警察からも事情を聞きだし、ご近所にもインタビュー。

 

翌日、職場で玲はスイーツを落としてしまい、

集中してないんじゃないの？

と、店長に叱られる。

近所の主婦の口から店にも事件は伝えられ、

大変だったわね。
…でも、接客業だからね。

しばらくお店を休んでくれないかしら。

店長からそう言われる玲。

 

とぼとぼと家に帰ると中津が待っている。

この事件を取材させてくれない？

と、しつこく言ってくる中津を玲は振り切った。

 

近所の主婦たちは口々に事件の憶測を並べ、やがて1人で家にいる玲は
「人殺し」などといういたずら電話に悩まされることになる。

父の仏壇に向かってつぶやく。

私は…お父さんの子だよね。

 

血液型はO型で、父と母の間に生まれたとしても何の不思議もなかった。
ネットで検索すると「DNA鑑定」の文字。

もう、わかんない！
自分の事なのに、解んない！

 

訪ねてきてくれた樹山と一緒に、公園でバスケットをする。
樹山はボーリングにも連れて行ってくれた。

 

君がお父さんに愛されて、大切に育てられたことは事実だ。

今までの君がいるから今の君がいるんだ。

と言ってくれた樹山。

玲は、それでも本当の事を知りたかった。

 

翌日、葉子が勾留を解かれて家に帰ってきた。

玲は、葉子に本当の事が知りたいと言う。

どんなことでも受け止めるから、本当のことを話してよ！
私のために強くなりたいって言ってくれたお母さんのこと信じてる…

葉子は仏壇に向かいながら、その日の事を語った。

 

お父さんと結婚する事になって、本当に嬉しくて幸せで…。

でも、離婚届が出ていないことが分かったの。
それで、私は鮎川の所に行って…。

玲は衝撃を受けた。

 

そんな人の子どもだなんて、絶対に嫌だ！

私…DNA鑑定をする！

母と抱き合って泣く玲…。

 

その頃、中津は草野経由で、今回の谷崎家の一件についての仮説を繋げていた。

あの事件の時、逃げた男は谷崎葉子の前夫らしい。
樹山は、無戸籍の案件であの少女と接していた。
そして…草野が無戸籍児の集まるサイトで知り合った少女。
あの洋菓子店。

裏が取れなくても書いてやろう…。

中津は記事を書き始めた。

 

　　。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

何かも～昼ドラなみにイラッとする展開になってまいりました…。

ご近所のBBAのせいで、あっという間に広がっちゃった谷崎家の事件。
別に殺人でも何でもないし、家族内の事件なのに騒ぎ過ぎ。

無戸籍児に対する記者・中津の執念が執拗過ぎ。

何より…

母、自分のことばかりに入り込んで騒ぎ過ぎ。

包丁持ちだしたり、玲にちゃんと説明しなかったり、これって全部自分本位。

もちろん、トラウマがそれだけ激しいことは解るけれども、娘が被害を被っているんだから
ちゃんと病院に行って診てもらってよ、ほんと…。

 

草野くんがいつも言ってる

親なんか勝手で自分の事しか考えてない。

という言葉が一番説得力あるのでした。

草野くんは、本当に親に見捨てられて必死に生きているから玲が羨ましかった。
でも、そんな玲でも色々あるんだ、と同情してる。

これって、すごく心が広い…と思う。

ざまあみろ。
と、思ってしまう人だってきっといるはず。

玲には相談に乗ってくれる人もいるし、何より暮らして行けるだけの基盤はある。
家族と呼べる人とも一緒に暮らしている。

戸籍もあって普通に生きている私が言うのはナンですが…
玲だって騒がなければ戸籍は手に入ったはずなんだし…

大げさだと思ってしまうの。ごめんなさい。

 

しかし、裁判だの血液型だの(今さらか！)DNA鑑定だの…
玲が騒ぎすぎな感じは、隠そう隠そうと必死になりすぎの葉子の様子にそっくりだ。

この母子だけは、間違いなく親子だわ。　

 

裁判騒動から起きた「自分は誰の子」騒ぎ。

何かもう…戸籍を取る事がお余所に行ってしまった。
ってか、それどころじゃなくなった。

 

今さら何か重病らしいことが分かっても、全く同情できない鮎川とか…。

どういう方向に進むのか解らなくなってきた。

 

このままじゃ
「戸籍もできない夏」になってしまうよーー！！

 

そして、もうひと言、言わせてください。

 

葉子があんなに父を憎んでいた理由は
結局何だったのですかーーー！？

 

　。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

谷崎家に、玲(武井咲)、葉子(木村佳乃)、麻央(小芝風花)、香緒里(浅田美代子)、夏目周作
(北大路欣也)、そして鮎川(要潤)が集う。
鮎川は、葉子の制止を振り切り、玲に「君は俺の娘だ」と告げる。
否定する葉子は、理性を失い、台所にあった包丁を手にして、鮎川に突進する。
それを止めようと間に入った周作に包丁が突き刺さる。
ぼう然となる一同。
周作は玲たちを守るため、自分がケガをしたのはあくまで事故だと皆に言い聞かせる。

周作は救急車で病院へ運ばれ、玲たちは警察で事情を聞かれることに。
警察署に入っていく玲に気付く中津(RIKIYA)。中津は、以前、樹山(江口洋介)から玲を
紹介されたことを思い出す。
それぞれに事情を聞かれる玲たち。
葉子の戻りを署内で待つ玲だったが、刑事から葉子が拘留されることになったことを聞かされる。
取調室から刑事たちに挟まれ、別室へと移動する葉子の姿を見て玲は泣きじゃくる。

ぼう然と警察署を出てくる玲。そこに、中津から連絡を受けた樹山がやってくる。
心配して、玲を家まで送る樹山。樹山に事情を話すなかで、玲は鮎川が本当の父親なのでは
ないかと疑心暗鬼になる。
「何も分からないうちから思いこむな」と樹山から諭される玲だったが、1人になると
パソコンでDNA鑑定について調べ始めてしまう・・・。

(上記あらすじはYahoo！TVより引用)

 

よろしければ→【2012年7月期・夏クールドラマ何見ます？】ラインナップ一覧とキャスト表と展望

　　
にほんブログ村

　　
　　　

 

【キャスト】

谷崎玲 – 武井咲
樹山龍一郎 – 江口洋介
谷崎葉子 – 木村佳乃
草野広太 – 中村蒼

井川さつき – 原幹恵
亜沙美 – 霧島れいか
谷崎麻央 – 小芝風花
田所光子 – 濱田マリ

鮎川宏基 – 要潤
中津大輔 – RIKIYA
安倍川衣里 – 橋本麗香
西川純 – 清水一希
筒井宗太郎 – 勝 信

(谷崎啓介 – 神尾佑)

谷崎香緒里 – 浅田美代子

夏目周作 – 北大路欣也

 

　　

 
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
※FC2にトラックバックが飛ばないブログ＆サイトさま記事リンク(お申し出下さい)
・
・

【息もできない夏】第1話　第2話　第3話　第4話　第5話　第6話　第7話