尾張の海辺にやって来た光秀(長谷川博己)は、漁師達から慕われている信長(染谷将太)の姿を目撃する。奇妙ないでたちの信長に、帰蝶(川口春奈)を嫁がせていいものかと光秀は葛藤する。光秀は明智荘に戻った後、その思いを母・牧(石川さゆり)に告白。牧は美濃の行く末を一番に考えることが大事だと告げる。一方、帰蝶は光秀に、「尾張に行って美濃にない海を見るべきだ」という言葉を光秀自身の口から聞きたいと願う…
(Yahoo!テレビより引用)
麒麟(きりん)がくる 第8回「同盟のゆくえ」
第6話と第7話のレビューが終わらぬまま(後ほど、恐らくザっと上げると思います…途中まで出来ているので)、第8話の週が来てしまったのである。
6話と7話は書いたつもりで、とりあえず進みます。
今回も簡単に行く、第8話。
時代は進んでいない。
面白いといえば面白いのだけれど、あまり恋愛に寄られると誰かがおにぎりを握りだす気がして不安になってくる……(めっちゃトラウマ)。
毎週誰かのお使いで旅に出ていた十兵衛くんも今週は美濃の人。
強き美濃の女・お牧の方
帰蝶のお使いで尾張へ行ってきた十兵衛は、漁師に扮した奇妙な尾張の若様が気に入らない。
仏なのにうけと思われる信長。
浜辺で獲ってきた魚を切って、ひと切れ1文で売っていました。あの男に嫁ぎなされとは……。
と、悩む十兵衛に母は言う。
そなたの父上が亡くなられた時、人はいくら良い人でいくらお慕いしても、一緒に消えてしまうことはできぬものじゃとつくづく思うた。
生き残り子を育て、家を守っていかねばならぬと。
人は消えてもあの山や畑は変わらずそこにある。
そのことが大事なことじゃと。
変わらずあるものを守っていくのが残された者の務めかもしれぬと。
十兵衛。
大事なのはこの国ぞ。
いいよね。この母上。
先々週は、駒に、身分違いをシッカリ釘刺した。
今は、息子にシッカリ国を守る本分を忘れぬよう釘を刺している。
まこと武士の家の女だ。
帰蝶が嫁ぐことが明智の荘の幸せだと説いているのだ。
石川さゆりさんの演技が、優しさと重さをきちんと併せ持っていて素晴らしい。
帰蝶の表情にはちょっと泣けた
先週も書いたけれども(書く予定だけれども)、私は帰蝶と光秀が恋仲みたいな説(小説ですけれどね)は好きではないので、この下りはさっさと終わらせてほしいと願っていた。
それでも、十兵衛の返事を聞きながら、静かに表情が変わっていく帰蝶には切なくなったわ。
一国の姫ならば政略に使われるのは当然のことで、その覚悟はもちろんあった。信長を見てこいと頼んだのは、断ってくれることを望んだから。
十兵衛はただの従者だったと確認する帰蝶。
お行きなされ。
の言葉に、短い間を置く。
がっかりし、少し微笑み、そして決意する。
十兵衛が申すのじゃ……是非もなかろう。
春奈ちゃん、いい演技。
この先、後継ぎも姫も産めず、側室だらけの信長との縁が幸せだったのかどうか、それは令和の私たちには分からないけれど。
大事にしてもらえるといいな。
海、獲ったどーー!
でかした、十兵衛!
そうか帰蝶が行くと申したか!
あの帰蝶が!
おお十兵衛上出来じゃ。ようやった!
ハッハッハッハッハ…!
血を一滴も流さず一歩も二歩も海に近づいた。
めっちゃハイテンション振付けみたいな動きする道三、笑える(爆)
今週は旅もせず、チャンバラもない回だったけれど、拉致はされる十兵衛である……。
義龍がどんどん脳筋息子になっちゃって、どうしようもないよね……。
連れていかれたのは土岐頼芸の館。
自分を蔑ろにして織田に娘を嫁がせることに怒る頼芸と、頼芸ヨイショ(自分のこと、実の息子だと思い込んでるし~~)の義龍@高政に責められる十兵衛である。面倒くさい。
熱田の港はご覧になりましたか?
たくさんの船が来て諸国の産物を降ろし、市でさばき、また尾張で仕入れた品々を他国へ運んでいく。
日々それを繰り返すことで尾張は豊かになる。そういう国と我らは戦をしてきたのかと……。
いっそあの国と手を結び、あの港に自由に出入りをし、美濃の産物である織物や紙や焼き物を他国に運びそれで豊かになれるのであれば…一滴の血も流さずそれができるのであれば……それはそれでよいのではと。
言ってやったぜ。
……でも、義龍くんに絶交されちゃった。
まぁ、脳筋と付き合っていても良いコトないしね……。
刑部どのと小早川の逢瀬
刑部どのと小早川の逢瀬……じゃなくて、今川義元と松平広忠の逢瀬にちょっと上がった(笑)
『麒麟がくる』是非とも御覧ください‼️https://t.co/JyeG25FMMS #浅利陽介 #麒麟がくる #NHK #大河ドラマ #3月8日 #松平広忠
— 浅利陽介マネージャー (@asari_yousukeMG) March 7, 2020
天文18年2月……浅利くん、今回は出番が短いな……。
今川も、織田を巡って動いております。
やっと出てくる煕子さま
駒ちゃんは今回は割愛で。
門脇麦さんは好きだけれど、私ゃもうラブラブ話は要らないよ。
けれども、いずれはこの若き日のモテモテ十兵衛が、帰蝶の殿を殺し、もしかしたら帰蝶も……。
そう考えるとここが懐かしくなる日も来るのかな。
その時、駒ちゃんはどうなっているのだろう……。
ともかく。
来週はやっと、煕子さまが出てくるぅぅ。
文乃ちゃんの煕子さま、楽しみ。
そして、十兵衛くんモテ期が落ち着いてくれるのを待ってる……。
キャストとスタッフ
キャスト
明智光秀 – 長谷川博己
牧 – 石川さゆり
明智光安 – 西村まさ彦
藤田伝吾 – 徳重聡
煕子 – 木村文乃
斎藤道三/利政 – 本木雅弘
斎藤義龍/高政 – 伊藤英明
帰蝶(濃姫) – 川口春奈
深芳野 – 南果歩
土岐頼芸 – 尾美としのり
土岐頼純 – 矢野聖人
稲葉良通/一鉄 – 村田雄浩
菊丸 – 岡村隆史
織田信長 – 染谷将太
織田信秀 – 高橋克典
土田御前 – 檀れい
織田信勝 – 木村了
平手政秀 – 上杉祥三
藤吉郎 – 佐々木蔵之介
足利義輝 – 向井理
足利義昭 – 滝藤賢一
三淵藤英 – 谷原章介
細川藤孝/幽斎 – 眞島秀和
細川晴元 – 国広富之
三好長慶 – 山路和弘
駒 – 門脇麦
望月東庵 – 堺正章
松永久秀 – 吉田鋼太郎
伊呂波太夫 – 尾野真千子
今川義元 – 片岡愛之助
太原雪斎 – 伊吹吾郎
徳川家康 – 風間俊介(子役期:岩田琉聖)
松平広忠 – 浅利陽介
語り – 市川海老蔵
スタッフ
脚本 – 池端俊策、前川洋一、岩本真耶
原作 –
音楽 – ジョン・グラム
題字 – 中塚翠涛
時代考証 – 小和田哲男
制作統括 – 落合将、藤並英樹
プロデューサー – 中野亮平、佐々木享
演出 – 大原拓、一色隆司、佐々木善春、深川貴志
麒麟がくる紀行語り – 桑子真帆
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