NHK大河ドラマ【麒麟(きりん)がくる】第5回「伊平次を探せ」感想

医師望月東庵(堺正章)が京へ帰る日がきた。が、道三(本木雅弘)は望月が織田信秀(高橋克典)と内通しているとの情報を得ていて、東庵に、織田方の情報を美濃に流すよう指図する。しぶる東庵に道三は駒の命を人質にすることでようやく納得させ、情報を流す相手として光秀(長谷川博己)を指名する。…(第4回「尾張潜入指令」)

鉄砲の組み分けをするため、光秀(長谷川博己)は近江へ。そこで、組み分けができる伊平次という若者が京にいることを知った光秀は道三(本木雅弘)に依頼し再び京へ向かう。そこで光秀は、細川藤孝(眞島秀和)という若者と出会う。(第5回「伊平次を探せ」)
(Yahoo!テレビより引用)

2020年大河ドラマ「麒麟がくる」感想

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麒麟(きりん)がくる 第5回「伊平次を探せ」

登場人物のキャラクターが定着してきて、また、ドラマの方向性が定まって見えてくるほどに、少年漫画のような面白さを噛みしめる大河になってきたなと思っているのです。

とにかく。なにより。OPのズドーーンズドーーンと来る重厚な響きは、聞いているだけで泣きそう。大河のOPは名曲が多く、もちろん前作の『いだてん』も大好きだった。

けれども、今回のOP曲は歴代のOPベストの上位に入りそうなほど好き。(ちなみに自分的ベストは『八重の桜』『風林火山』『真田丸』『風と雲と虹と』『天地人』『龍馬伝』『花燃ゆ』)←順不同。作品ではなくてOPの話ですよ、OPの……。

第4話の感想おさらい

先週、レビューが書けませんで、すいません。

ということで、先週分の実況ツイートを拾いながら、ちょっとだけ。

京に戻るという東庵先生と一緒に十兵衛を呼びつけた道三は、本当は東庵は京ではなく尾張に行こうとしていると見抜き、織田へのスパイとして使わせる。

目付としてついていくことになった十兵衛と菊丸。

織田へ入ると、東庵先生は美濃からスパイとして使わされたことをアッサリ喋ってしまう。かと言って、織田の味方というわけでもなさそうで、織田信秀の傷を診た後、薬草売りに扮して潜入した十兵衛たちに「役立たずじゃ」と言うのだった。
大河ドラマ『麒麟がくる』第4回 感想 

 

この時、織田の人質になっていた6つの竹千代が可愛ゆす~~。
大河ドラマ『麒麟がくる』第4回 感想 竹千代


大河ドラマ『麒麟がくる』第4回 感想 伊賀越えする竹千代

 

帰り道、信秀の命を受けた織田の手の者に捉えられそうになる十兵衛たちをどこからか現れた山の民らが石つぶてで救ってくれる。

武家である道三や織田だけではなく、市井の民である東庵先生らも十分に裏があるいうのがいいよね。みんな本音が分からず。ニコニコしながら殺しそうなので、見ていてキリキリするわ。

鉄砲に興味アリアリな道三

見よ!当たった!ハハハハッ!

的に弾が当たってめっちゃはしゃいでいる道三が可愛い。
大河ドラマ『麒麟がくる』第5回 感想 道三

 

これを将軍家が手に入れておるのか……。

確かに恐ろしい威力があります。弓矢ではこれほどの力で相手を倒すことはできませぬ。

けれども、鉄砲は弾を込めて撃つのに時間がかかり実戦向きではない。戦のためにこれを集めているとは考えにくいと言う十兵衛。

では本能寺に命じてまで作らせようとしているのは何故じゃ?これは遊び道具とは思えぬ。何故、京の公方様がご執心なのか……それを知りたいものじゃ。

殿が「知りたいものじゃ」と言ったら、それは「調べろ」という意味である。

ということで、明智十兵衛光秀。再び京へ行ってしまうのだった。

以前、義龍は、自分に任せるなんて父は鉄砲に興味がないのだと言っていたけれども、全くそんなことはなさそう。少なくともこのドラマの道三は義龍を認めていないということはないんじゃないかなぁ……と鉄砲を通してそう思う。

光秀、本能寺へ行く

京へ来た目的は、腕利きの鉄砲鍛冶・伊平次という男を探すこと。早速、本能寺に居るという情報を聞いて本能寺へ。

ここで誰かを狙うのは、まだ、ちょっと早い……。
大河ドラマ『麒麟がくる』第5回 感想 本能寺

 

鉄砲を背負って公方様の近くをウロウロしていたら、そりゃ怪しまれるよね……ってことで、細川藤孝に斬られそうになる十兵衛。

眞島さん、キターーー!!
 大河ドラマ『麒麟がくる』第5回 感想 細川

 

ちなみに、この細川藤孝(幽斎)という人は、細川忠興の父。細川忠興といえば、細川ガラシャの夫。細川ガラシャといえば、明智光秀の娘。……ということで、後々は子ども同士が縁を結ぶ親戚筋。

OL本能寺……

2人がチャンバラを始めそうになるのを止めたのは、火曜ドラマの迂闊パパ(やめろーー)じゃなくて公方様。室町13代将軍・足利義輝である。

そこへやって来る三淵藤英。そして松永久秀……。

大河ドラマ『麒麟がくる』第5回 感想 OL

 

胸騒ぎすぎる本能寺。

鉄砲が、さほど大事でしょうか

鉄砲がどう役に立つか分からない十兵衛は久秀に尋ねる。

これをこのまま戦で使えるとは思いませぬし、何故、公方様が本能寺を通してまで鉄砲を集めようとしておられるのか腑に落ちませぬ。

そんな十兵衛に向けて鉄砲を構える久秀。

何を……!

動くな~!
動けば撃つ。
どうだ?動けるか?
動けまい。

弓矢や槍ならかわせる。だが鉄砲の玉はかわせない。銃口を向けるだけで相手の動きを封じることができる。玉が当たるかどうかではない。

鉄砲をたくさん持っているだけで、そこは脅威の国と変わる。

どの時代でも同じこと。核、薬品、兵器、軍、兵隊……武器を持っている国はまず武器を持っているだけで抑止になる。それでも、小さな国がテロのような形で挑んでいくから戦いは終わらないのだけれど。

全ての国が戦いを望まなければ……初めてそこに平和が訪れる。

三淵も久秀も戦いは望まないという。

美濃も戦に明け暮れています。負けるわけにはいかないから私も戦います。 

しかし終わったあと数日、口の中に苦さが残るのです。人を斬るといつも苦さが……。

十兵衛がこの時、思い出していたのは、叔父の首を取ろうとした、あの瞬間かな。

伊平次

伊平次が遊女宿にいることは久永があらかじめ突き止めており(この辺、久永さんって便利に使われてるキャラよね(笑))、伊平次は元から十兵衛が救ったことがある男だった、という設定で話がサクサクサクサク進む(笑)
大河ドラマ『麒麟がくる』第5回 感想 伊平次

 

これをそなたに組み分けしてもらいたいのじゃ。

これをバラバラにしてどうなさるんです?

鉄砲の仕組みを一から学びたいのだ。
ものをよく知れば 、その用い方改めるべきところが見えてくるだろう。

ああ、そりゃそうだ。
やってみますか?すぐにできますよ。

 

ってこととで……やってみてくれた。

久秀いわく、

お主たちにそういう縁があったとはな。
これは天が与えた僥倖じゃ。

まぁ。
今のところ、話が飛び過ぎているとも思わず。

各キャラの裏表を楽しんでいる。

次回は、戦じゃ。

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キャストとスタッフ

キャスト

明智光秀 – 長谷川博己

牧 – 石川さゆり
明智光安 – 西村まさ彦
藤田伝吾 – 徳重聡

煕子 – 木村文乃

斎藤道三/利政 – 本木雅弘
斎藤義龍/高政 – 伊藤英明
帰蝶(濃姫) – 川口春奈
深芳野 – 南果歩
土岐頼芸 – 尾美としのり
土岐頼純 – 矢野聖人
稲葉良通/一鉄 – 村田雄浩

菊丸 – 岡村隆史

織田信長 – 染谷将太
織田信秀 – 高橋克典
土田御前 – 檀れい
織田信勝 – 木村了
平手政秀 – 上杉祥三
藤吉郎 – 佐々木蔵之介

足利義輝 – 向井理
足利義昭 – 滝藤賢一
三淵藤英 – 谷原章介
細川藤孝/幽斎 – 眞島秀和
細川晴元 – 国広富之
三好長慶 – 山路和弘

駒 – 門脇麦
望月東庵 – 堺正章

松永久秀 – 吉田鋼太郎

伊呂波太夫 – 尾野真千子

今川義元 – 片岡愛之助
太原雪斎 – 伊吹吾郎

徳川家康 – 風間俊介(子役期:岩田琉聖)
松平広忠 – 浅利陽介

語り – 市川海老蔵

スタッフ

脚本 – 池端俊策、前川洋一、岩本真耶
原作 –
音楽 – ジョン・グラム
題字 – 中塚翠涛
時代考証 – 小和田哲男
制作統括 – 落合将、藤並英樹
プロデューサー – 中野亮平、佐々木享
演出 – 大原拓、一色隆司、佐々木善春、深川貴志

麒麟がくる紀行語り – 桑子真帆
 

【麒麟(きりん)がくる】
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コメント

  1. Sosuke Washiya より:

    こんにちは。
    トラックバックさせていただきました。

    楽しいレビューをありがとうございます。

    BL本能寺という視点はウケました笑
    確かに。

    これだけの分量のブログを毎回書くのは大変だとは思いますが、楽しみにしていますので頑張ってください!

  2. 大河ドラマを楽しむ方法(3)(『麒麟がくる』第5~6回)

    皆さんこんばんは。今回は今年の大河ドラマ『麒麟がくる』第5~6回)に関しての楽しみ方を解説したいと思います。大河ドラマを見てみたけれど、歴史もよくわからないし、どう楽しんでいいのかわからない。歴史には興味あるけど、自分では積極的に勉強する気になれない、とい

  3. たんしお より:

    イヘージ!!!\(ᵔᗜᵔ*)/

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