家族をもっと開いてもいいんじゃないでしょうか?
開かれたものにしても。
生きてることは辛い。
生きてるだけで、それだけでいいことがあるとは思えない。
だから、いいことは自分達の手でつくっていくしかない。
そして、それを家族や仲間とシェアしていく。
他の人にも広げていく。
悲しみや辛いことも一人で抱え込まないで人に助けを求める。
こちらからも手を差し伸べる。
そのための家族や仲間であるべきじゃないですか。
家族狩り 第10話
ごく簡単なあら筋と感想で…。
あなたはどうなの?
苦しみに耐える姿を亜衣ちゃんに見せてあげるの。
あなたの愛を彼女に伝える機会がやっと来たの。頑張って。
大野に刃物で額を切られてキリトリセンができちゃってる芳沢パパ。
今にも刺されそうな芳沢ママ。
やめろ~~!!
と叫ぶ亜衣…。
いやいやいや…子ども愛してないのに愛伝えられねーし…。
脅されて伝えられた愛なんて嬉しくもねーし…。
あ、もうママが刺されちゃうよ…
という所で手足を縛られた游子がすごい瞬発力でツチノコのように大野に
飛びかかりママ助かる…という、どうやってこんなに動けたんだよと
ツッコむしかない状況で始まった最終回。
殺すなら最初に私を殺しなさいよ!
と叫ぶ游子。
芳沢家の一員でもないのに殺しても意味ないし…。
この家はバランスを失ってた。
傾いてた壊れてた腐ってた。
愛情がいつの間にかウザい遠慮みたいなものに変わってて、家の中なのに
苦しくなって、生きてるとどんどん醜くなってく。
もう…
耐えられない。
だから、これでいいのかもしれない。
私が一人で自殺したら残された両親は私のこと美化して好き勝手
言うだろうし、死ぬなら二人を見送ってからにしたいよ。
二人を悲しんであげられるのも私だけだから。
子どもっぽい理屈で亜衣から殺人許可が下りた所で「それはちがう!」と、
泣き叫ぶ浚介。
生きている限り良い事はゼロではないとか、
君が死んだら俺、ホントに辛い。
苦しいよ!
とか言い出して、
それは君の問題だ。
この家族の問題ではない。
と犯人にツッコまれる始末…。
この家族はな、この場所にいるこの三人だけじゃなくて友達や仕事仲間や
色んな人と関わって生きてるんだよ!
この家だけの問題なんて、そんなもん、お前が決めんな!
という浚介の理屈もちょっと納得いかないし、
あなたのために泣いてくれる人、いるじゃない。
という游子の話もあまり響かないし、
あなたももっともっと家族達の憎しみや苦しみを受け止めれば分かってくる。
家族達の幸せを願えば、きっと私達と同じ道を歩むことになる。
という山賀&大野ペアはもう狂っているので仕方ないとしか思えないし。
で、いざ刺そうという段になって椎村くんと馬見原が銃を持って現れるし、
許可もたぶん出ていないのに無抵抗な大野ペアを撃っちゃうし、大野ペアは
普通にそのまま芳沢家を出て行っちゃうし……
何だかリアリティなさすぎて悪夢でも見ているようだ。
こんな刑事もの作ったら警察からクレーム来るよ。
TBSの刑事は撃ちすぎ。
その後、大野たちが逃走した車は樹海の入り口で見つかった。
本人たちは見つからず終い。
ホントの意味での地獄のような苦しさを君は知らない。
ホントの苦しみは家族で殺し合うことだ。
生き残った家族は死ぬより辛い苦しみを味わう。
自分が慈しみ育ててきた大切な存在をこの手で殺す絶望が君には分かるか?
と言っていた大野。
大野と山賀は夫婦だったんだね。
游子たちが山賀の家で見た写真は2人の間にできた息子だった。
当時大野は香川県の教育相談所の相談課長で、葉子は保育士をしていた。
教育問題に熱心に取り組む二人は個人的に家族の問題を相談されることも
多く、周囲からの人望は厚かったようだ。
と、夫婦について語る馬見原。
しかし夫妻が家にまで相談者を呼んで自分の家族のように接する一方、
肝心の自分の息子は寂しさからグレて行ったんだね。
やがて大野の相談者が燐家の子どもを殺害するという事件が発生。
これが原因で息子・香一郎は学校でイジメに遭い、引きこもりになり、
家庭内暴力に走ったのだった。
刃物を持って襲ってくる息子を大野はついに刺した。
自分も後を追おうとする妻を止める大野。
今死ねば卑怯な人間になってしまう。
香一郎のような…香一郎のような子供達を増やさないためにも
俺が自首をする。
その上で…
その上で死んで償えばいいんだ。
しかし、裁判の判決はDV息子の被害に遭っていた親ということで、
情状酌量の減刑。
大野は死刑判決を受けられなかった苦しみから、刑務所内で
何度も自殺を図り、そして…
二人は離婚し、名前を変え、一見他人のふりをしながら問題のある
家族を見つけては狩っていったんだ。
自らの手で、最愛の息子を殺してしまった二人だからこそ辿り着いた
結論だったんだろう。
游子は2人の気持ちが解ると言うのだった。
この夫婦は子供を失って自分達の手で殺して自分の体の一部を失ったのよ。
肉体的ハンディには少しずつだけど社会の理解が進んでる。
だけど、ホントに大切なものを失った人のことは他人からは理解されにくい。
例えば家族をなくしていたり、裏切られていたり、そもそも家族というシステムに
なじめない性格だったり。
ここにいた二人もそう。
誰かがその傷の痛みやダメージに気づいてあげて声をかけてあげられたら、
あの二人の人生も変わっていたかもしれない。
だって、私はあなたに出会って変われたから。
浚介を見つめる游子。
そして、自分の家族の事は自分でなんとかするしかないと言う馬見原に
游子は訴えるのだった。
そうやって家族を閉じてしまうことが多くの悲劇の始まりなんじゃないですか?
家族をもっと開いてもいいんじゃないでしょうか?
開かれたものにしても。
生きてることは辛い。
生きてるだけで、それだけでいいことがあるとは思えない。
だから、いいことは自分達の手でつくっていくしかない。
そして、それを家族や仲間とシェアしていく。
他の人にも広げていく。
悲しみや辛いことも一人で抱え込まないで人に助けを求める。
こちらからも手を差し伸べる。
そのための家族や仲間であるべきじゃないですか。
ここから先、端折ります……。
・ 浚介は疎遠だった家族に連絡を取り、游子との恋愛に向かう。
・ 一体どこ行ったんだよ…の美歩は久々に出て来たと思ったら筋肉馬鹿体育教師と
婚約していたのだった…この2人の存在意味がイマイチ解らない。
・ 障害が残るかも…だったケンジはすでに走り回るほどの元気さ…。
馬見原と綾女はやっと別れを決意…あれ…先週もお終いだって言ってなかったっけ?
・ 芳沢家は仲良く北海道の妻の実家にお引っ越し。
・ 馬見原は妻とやり直すために病院に行き、娘の夫に父の形見のライターを…。
あ、あの殺人現場にあったのと同じゲンの悪いヤツね……。
とりあえず…佐野和真くんにセリフ付きの出番があって良かったよ。・泣
・ 氷崎家では民子さんが手術を終えて退院~。
一連の事件の衝撃からか、お父さんの痴呆は回復したっぽい…まぢか…。
・ 渓徳の出番が民子さんの荷物持ちで終了~~。
……こ…こんな感じで、つまりは大団円だったお…。
う~ん…
いっぱい引っ張られてここまで来た割には、あまりコツンと来る結論ではなかったな。
そもそも、一番根本のネタであるはずの「心中殺人事件」が引っ張られ続けて
他の「家族問題」にばかり話が飛び、あまりにもイラっとしたからつい犯人と事件の
発端をネタバレで見てしまい…もう興味がなくなっちゃったんですもの…。
誰が殺したかなどを探るミステリーのような見方ではなくて家族の在り方を
見せたい…というような事をスタッフの方は語られてましたが、その結末は、
やっぱり綺麗ごとだよな…と思ってしまったのだった。
家族を開けば救われる…と言うけれども、家族を開いてきた大野夫妻が
そのせいで自分の息子を孤独にさせていた描写もあるし…。
家族を開いたらそれはもう家族じゃない気がするんだよな。
まぁ人間みな家族って言ったら聞こえはいいし、理想だとは思うよ。
それが実現したら戦争すらなくなるもんね。
けれども、様々な方向に近代化が進むにつれ、人間はプライバシーを
欲するようになってきた。
家族どころか個人が閉じていくのが今の世の中。
難しいよね。
開かれた世界はさぞかし素晴らしいだろうけれども、私自身プライベートが
大事な方なので、開かれた事に対してストレスが溜まりそう。
ドラマの話に戻ると…
そんなこんなで主人公のやっていることにも言っていることにも説得力が
感じられず、浚介に至ってはもう本当に綺麗ごとの塊りにしか思えず、
馬見原家に至っては必要なかった……
ぁ、あくまでも個人的な感想です。すいませんすいません…。
原作でも(筋肉バカ以外の)全ての登場人物は居るわけで、長編だから
それぞれの家族の事が深く描かれているのだろう。
でも、何だかこのドラマを見た後で、もう原作行こうって気がしない。
先週も書いたけれども、ただ「映像化不可能」と言われる猟奇的なシーンを
描きたいだけで作っちゃったんじゃないのかなぁ、って感じだし…
本当は「映像化不可能」は猟奇的シーンだけではなくて長い家族のストーリーに
関してもそうだったんだろうって思うんだ。
そして、「本当に映像化不可能でしたね」としか言いようがない。
山賀が生きてる?的なホラー演出ラストも、もういい。
長くてゴチャゴチャさせた割には浅かったなぁ…というのが総括。
こんな感想で申し訳ない。
だって…
家族の問題ってもっともっと根深いものなんだよ……。
軽はずみに語ってほしくないなぁ…と思ってしまったのでした。うん…。
視聴者の中には藁にもすがる思いで自分の子どもや親に対する悩みを
解決しようと見ている人もいるかも知れないわけだよ。
そういう人に対する答えは何一つ得られないドラマだったね。
では、ごきげんよう、さようなら。
(ついでに言っちゃうとこの枠の次作にももうあまり期待してない )
連絡が取れない游子(松雪泰子)は、亜衣(中村ゆりか)の家にいた。
渓徳(北山宏光)と共に游子を捜す浚介(伊藤淳史)は、ある家に残された
写真などから、次の一家皆殺し事件のターゲットが亜衣の家族だと気付く。
そこで浚介は亜衣の家に急ぐが、犯人たちは一連の事件を‘殺人’ではなく、
家族が幸せになるための最期の‘儀式’だと言い切り、游子や浚介の
説得に応じようとしない。
そこに銃を手にした馬見原(遠藤憲一)らが現れる。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
よろしければ→【2014年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
氷崎游子 … 松雪泰子
巣藤浚介 … 伊藤淳史
氷崎民子 … 浅田美代子
氷崎 清太郎 … 井上真樹夫
清岡美歩 … 山口紗弥加
鈴木渓徳 … 北山宏光
冬島綾女 … 水野美紀
石倉真弓 … 篠田麻里子
山賀葉子 … 財前直見
椎村栄作 … 平岡祐太
馬見原佐和子 … 秋山菜津子
馬見原 光毅 … 遠藤憲一
駒田幸一 … 岡田浩暉
駒田玲子 – 信太真妃
大熊 … 宮地雅子
大野 甲太郎 … 藤本隆宏
岡村 仁 … 市川知宏
芳沢亜衣 … 中村ゆりか
芳沢孝郎 … 二階堂智
芳沢希久子 … 相築あきこ
鈴木佳苗 … 松浦雅
石倉鉄哉 … 佐野和真
油井善博 … 谷田歩
長峰 … 菅原卓磨
藤崎 … 飯田基祐
馬見原 勲男 … 岡山智樹
冬島研司 … 須田瑛斗
石倉碧子 …
※スタッフ
脚本 … 大石静 、泉澤陽子
演出 … 坪井敏雄、山本剛義、伊藤雄介
プロデューサー … 植田博樹、長谷川晴彦
音楽 … 林ゆうき、橘麻美
主題歌 … androp「Shout」
原作 … 天童荒太「家族狩り 第一部~第五部」
公式サイト http://www.tbs.co.jp/kazokugari/
幻世の祈り 家族狩り 第1部 新潮文庫 / 天童荒太 【文庫】 |
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コメント
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みなさま、コメントありがとうございました。
えらい遅くてしかも、まとめで申し訳ありません。
>桜井8号さん
いつもコメありがとうございました^^
>そうですよ!!なんかそういう人に対してちょっと浅かったかなという感じは否めませんね…それと美歩と体育教師も必要?みたいな。2人とも存在見事に忘れ去られていたし^^
何も答えをくれないドラマだったなと思っています。
家族を開くって…理想的過ぎますよね。解らなくもないですが。ご近所皆が子育てに関わっていた昔の日本。
美歩は原作にも居るんですよね。あまり必要な感じはしませんでしたが^^;
原作に居ない体育教師に到っては…もう本当に不必要過ぎて市川くんが気の毒でした^^;
>きこりさん
>そうかなぁ~????としか・・・(笑
とにかく全体的に散漫になっちゃったというか~
柱がないような感じだったな~
次週へ引っ張って視聴率繋いでやるぅぅみたいな空気ばかりが感じられたわ^^;
もう、私はあの薔薇の入浴剤の段階でほぼ見切りつけていたよ…(早っw
それでも事件の真相に引っ張られて見続けていたんだから、結果的にはハメられたってこと?(爆
>梨子さん
>游子のお父さんの認知症に関しては治ってないと思います。
そうですね。でも、随分とシッカリした感じは見えましたね。
お父さんが楽しそうだったことだけが私的には救いの最終回でした。
>まこしゃん
>それぞれの心理状態を知りたいとは思うけど、何故ドラマで
それを描いてくれなかったのとイライラしそう(笑)。
ほんとだよ!(爆
ドラマ化するなら肝心な所はちゃんとして!←スリッパで殴る?
次もどうだろうね~「夜行観覧車」スタッフって時点でもうかなり引くわ…。
でも、同じく窪田くんは見たい!
オールスター感謝祭のおかげで余計見たくなったよ~。
家族狩り #10 最終回
公式サイト 犯人は、なぜ家族を狩ったのか?そこには11年前の悲劇が深く影を落とし
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予想通り、納得いかないまま終わった最終回・・・
各自、もっともらしい事を言ってたけど、
イマイチ心に響いてこないというか、理解不能なお言葉ばかりで
脳みそフル回転させても意味わからんかった・・・
かと言って、あたしももう原作読む気は無いわぁ~。
それぞれの心理状態を知りたいとは思うけど、何故ドラマで
それを描いてくれなかったのとイライラしそう(笑)。
さっ、とっとと忘れて次行くべ!と思いつつ、次作品も
もやっとさせられそうだねー。
窪田くんは見たいんだけどなぁ・・・
家族狩り 最終話:約束を
不死身っ!ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!!!
最後、山賀と大野はまだ生きてて、懲りずに狩りをしてるような
描写でしたよねー
この二人といい、椎村といい、このドラマの登場人物どんだけ不死身なんだっ!
・・・にしちゃぁ油井があっさり亡くなったのは納得いかねーぞ
それにしても今…
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いろいろと「?」のつくところも多かった今作ですが、游子のお父さんの認知症に関しては治ってないと思います。症状には波があるけれど、感情はなくなりません。せっせとテーブルを拭く描写が、テーブル上で水気を絞ってそれをテーブルになすりつける動作を繰り返していることから、気持ちは頑張っているけど、治ってはいないよ、という意味が含まれているんじゃないでしょうか。
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>いっぱい引っ張られてここまで来た割には、あまりコツンと来る結論ではなかったな
そうなんだよね~そうそう!と思える時間がまったくなかったよ。そうかなぁ~????としか・・・(笑
とにかく全体的に散漫になっちゃったというか~
柱がないような感じだったな~
>でも、何だかこのドラマを見た後で、もう原作行こうって気がしない。
私も~。最初は読みたいって思っていたんだけど、
ドラマ見てたら、なんかそがれたっていうか・・もういいやって思っちゃったよ~(-。-;)
>そういう人に対する答えは何一つ得られないドラマだったね。
そうだね。それもあえてって感じじゃなく。
終って見たらそうだったという・・何だかな~(ーΩー )ウゥーン
「家族狩り」 第10話(最終話) 約束を
いや〜思っていた以上にスカスカの最終回でした・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
もう、こりゃトンデモドラマ部門にノミネート決定だね。
今までにもよくわからない展開があったけれ …
SECRET: 0
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くう様、お疲れ様です~。最後までレビュー、ありがとうございます!毎回の突っ込みどころ、共感するところが多くて、楽しませていただきました~^^ほんと家族関連の問題は気軽には語ってほしくないですよね。
>先週も書いたけれども、ただ「映像化不可能」と言われる猟奇的なシーンを描きたいだけで作っちゃったんじゃないのかなぁ、って感じだし…
これだったら、ほんと(まじで)最悪ですね。くうさまもおっしゃっている通り、
>視聴者の中には藁にもすがる思いで自分の子どもや親に対する悩みを解決しようと見ている人もいるかも知れないわけだよ。
そうですよ!!なんかそういう人に対してちょっと浅かったかなという感じは否めませんね…それと美歩と体育教師も必要?みたいな。2人とも存在見事に忘れ去られていたし^^
>誰が殺したかなどを探るミステリーのような見方ではなくて家族の在り方を見せたい…
もう、ミステリーならミステリ―一直線で行った方が逆に良かったかもですね。
>開かれた世界はさぞかし素晴らしいだろうけれども、私自身プライベートが大事な方なので、開かれた事に対してストレスが溜まりそう。
同感です。所詮、家族の問題は、本人たちでしか解決できないのでは…と思うこともあります。
家族狩り最終回感想
やっぱり・・銃じゃ死なないのね(苦笑)シロアリ夫婦は結局生きていて、まだ送りを続けているのかよ!?というラスト。。でも、そこはメインじゃなくて、疎遠だった登場人物もちゃんと出てきて、それぞれのラストをきちんとやっていました。途中からまったく出てこなくなった、山口紗弥加や篠田万里子も最後でてきて安心したよ(笑)
内容的に厳しく重いテーマだったこのドラマですが、希望を見出せるラストでホッとした…
家族狩り 第10話(最終回)
「約束を」
内容
行方不明の游子(松雪泰子)が、亜衣(中村ゆりか)の家にいると気づいた巣藤(伊藤淳史)は、馬見原(遠藤憲一)たちに事情を伝え、急いで向かう。
しかし大野(藤本隆宏)により殴られてしまい。。。。
巣藤が目覚めると、游子。。。そして亜衣と両…
家族狩り 最終回「約束を」
噂では、かなりハードな作風と聞いていたので、これまでハードルが高く、敬遠気味だったのですが、思い切って、天童荒太作品を、初経験なるほど、現代の社会問題にがっぷり四つで、スパイシーな問題提起。みんなが問題を抱えた設定。ひりひりとした雰囲気といい、ハードなバイオレンス描写といい、ドキドキしっぱなし、でしたが、「…なるほどなぁ」と納得でした。サスペンスとしては、2週前に真犯人が分かってしまったので…
個人が家族が社会が責任をおしつけあう世界でろくでなしの父帰る(篠田麻里子)
幻想と現実が混在するフィクションは常に前衛的になってしまう。 つまり・・・フィクションというお約束の中で・・・主観と客観を分離するというお約束を破壊するチャレンジだからである。 たとえば「シャイニング」では現実の呪いと主人公の狂気のどちらが非現実なのか混沌としてくるところが面白いわけである。 しかし
家族狩り #10 最終回
『約束を』
家族狩り 第10話(最終回)
本当の苦しみは 家族で殺し合う事-----
『今まで 慈しんできた命を、大切な存在を この手で殺した
その「絶望」が わかるか・・・?」
「あなたももっともっと–その苦しみを 憎しみを 受け止めればわかってくる
家族たちの幸せを願えばきっと 私たちと同じ道を歩むことになる-----。」
家族に代わって家族を狩っていた、いや送っていた2人。
それは正義か・・・。大罪なのか…