【 ゼロの真実～監察医・松本真央～ 】第8話(最終回)　感想

私は生まれてからすぐ母に捨てられて…。
８年前にもう一度捨てられました。

ひどい母親ですけど、それでも今まで死体のイメージしかなかった母が
生きてたんだって実感が初めて持てました。

Ｓ字裂創があったと先生が言ってくれた時、私は確信しました。
どんなに辛くても悲しくても…。

私はこれから先も真実が知りたいし知らせたいって。

 

ゼロの真実～監察医・松本真央～　第8話(最終回)

　　　　

 

アメリカで生きていくつもりやった松本真央が日本に帰ってきて法医学を志して、
中央監察医務院に就職したんはあんたの嘘を暴くためや。

 

と、印田に詰め寄る屋敷。

 

松本真央の母親はどないして屋上から落ちたんや？
突き落とされたんやろ？

 

わからない。
警察だって自殺か他殺か事故死かわからなかったくせに。
だから不詳の転落死なの！

 

まあ、あんたが嘘つくんはそれなりに訳があるんやろうけど。

 

しつこいわよ！
いつから私が嘘ついてる事になったのよ。
いっちゃんこそ、あの死刑囚と松本に洗脳されてんじゃないの？

 

８年前。
真央は生まれて初めて会う母親・夏子と待ち合わせしていた。
そこで、「小杉」という顔も知らない男から電話を受けたのだった。

 

「真央ちゃんかい？」
「お母さん、もう来ない。」

 

初めて会った母親は遺体だった。

ご遺体を確認してもらえますか？
港東総合病院の屋上から転落されて亡くなりました。
お母さんですね？

 

遺体安置所で刑事にそう言われて、真央は泣きながら首を振った。

 

わかりません…。
今…初めて会ったのでわかりません。

 

◆転落死

 

屋敷と印田が険悪になっていた店に真央が現れ、印田に母の記録を
挑戦状のように叩きつけてから、そのまま３人は検案へ。

３人が揃って異様に早く到着したことに首をかしげる富田くん。

 

内野ひかり。２５歳。女性。
午後７時４６分、このビルの屋上から転落。
目撃者も複数おり、屋上に残された本人のバッグには財布、保険証、携帯
などがあり、転落する１時間前に友人に送った「もう死にたい」…
…っていう携帯メールも確認されました。

どう見てもこれは飛び降り自殺なんですけど。

 

目撃者の話では、女性は足から落ちてきたという。

印田の所見も同じだった。

 

体表の状況からも足から落ちた事は間違いないです。
人は自分から飛び降りる場合は足からいく事が多いの。

 

……俺も足からいくわ。恐怖心あるよってな。

 

逆に突き落とされたりした場合は頭からいく事が多い。

 

遺書もありましたし、これやっぱり自殺ですわ。

 

うん。 解剖の必要はないでしょう。

 

さっさとこの検案を片づけたがっている雰囲気の印田に対し、真央は、
自殺かどうか解らないから遺体を中央監察医務院に搬送してくれと言う。

 

そんなにこだわるのは転落死だから？
仕事に私情を挟むの、よしなさい。

 

私情を挟もうと挟むまいと関係ありません。
正しい死因を解明するのが監察医の仕事です。

 

真央が気にしているのはご遺体の手のひらの表皮剥脱。

死因は高所からの転落による頭蓋底の輪状骨折。

 

足から真っすぐに地面に落ち、その衝撃で脊椎が突き上げられ、頭蓋骨の
底に当たって打ち抜かれてしまうのが頭蓋底輪状骨折。

 

つまり、下からの衝撃で脊髄が頭蓋骨を突き破って死んでしまうという…
恐ろしい話だ。・泣

 

頭を開けて確認します。

頭はＡｉで見たんでしょ！？
先に胸腹部臓器から確認しなさい！

 

…わかりました。

 

イライラした様子の印田センセー。
いつもよりもよりムスッとした真央。

 

隣、すごいバトってない？

あんなもんですけどね。いつも。

そう？

はい。

 

解剖しても特に死因に何も他の要因は出て来ず、

 

死因は頭蓋底輪状骨折による脳挫傷、それに多臓器損傷。
自殺という裏付けは取れたわ。
これであなたも文句ないでしょ？

 

自殺で片づけたがっているように見える印田。

しかし、真央が出した検査で、右手のひらの表皮剥脱部分に金属の成分が
付着していたことが解った。

 

だから何なの？

 

つまり、内野ひかりさんは最初は仰向けかあるいは頭から転落した。
そして落ちている間に何かにつかまろうとして手を伸ばした。
ビルの中ほどに金属製の何かがあり、そこに右手が触れて体が回転し、
足が下になった。

…という事は考えられないでしょうか？

 

最初に足から落ちてないなら、誰かが突き落としたって事？

 

その可能性も あると思います。

 

ねえ、昨夜の検案の時から右手が何かをつかみ体が回転した可能性に
あなた気づいてたの？

 

いいえ。解剖して検査して気づきました。

 

嘘！なぜ ゆうべ言わなかったのよ？

 

私は嘘はつきません。
昨夜は検案だけで終わっては大切な事を見落とす危険があると思っただけです。

 

うん…真央の検案も推測もいつもの通りだと思う。
印田センセーの方が異常に「何か」に拘っているように見える。

 

◆事件の真相

 

内野ひかりが掴みかけて掴めなかった「金属」は、転落したビルのベランダの
手すりだった事が判明。

エレベーターの監視カメラ映像から、ひかりは女の連れがいた事も解った。

 

内野ひかりさんはビルの屋上から何かの外圧を受け、仰向け、あるいは
頭から転落し、必死で助かろうとして４階にある鉄製の手すりに右手を
伸ばしてつかまろうとしました。

内野さんの手のひらには金属の成分が付着しており、手すりからも
血液反応が出ましたので内野さんがこの手すりをつかんだ事は
間違いありません。

手すりにつかまった事で内野さんの体は回転し、頭が上、足が下になりました。
そして足から地面へ落下しました。
立位で垂直に落下すると脊椎が突き上げられて頭蓋底が輪状に骨折する
頭蓋底輪状骨折を起こします。
死因はこの頭蓋底輪状骨折と多臓器損傷でした。

 

と、報告する真央。

 

松本くんは、またもや警察の考えを覆し、この遺体に事件性があるという事も
証明してみせたわけだね。

 

と、いつものように恐い顔をする部長。

 

正しい死因を解明するために必要だったからです。

 

やりすぎだ！！

…しかし… あっぱれだ！
解散！

 

あれ…誉められた？　

 

この頃、部長喋り方も変わりましたよね。

 

イメージしてるんだよ。東大教授を。

 

泉澤部長は東大法医学部教授選を控えているのだった。
岩田センセー、東大についていくことになってるし…。
もう、教授になった気満々…。

 

屋敷と富田は監視カメラの映像から一緒にいた女を調べ上げる。

それは、ひかりの姉の良美だった。

 

彼氏を寝取られて、ビルの屋上で話しあい…。
そんな所でそんな話をするから～……。

 

こんな事になるはずなかったんです…。
妹を殺すつもりなんか…ありませんでした…。

 

ひかりの遺体を引き取りに来た両親が泣いている。

 

こんなつらい現実を見るために娘たちを育ててきたなんて…。
何も知りたくなかったです！
何も知りたくなかった…！

 

娘を１人失い、もう１人は殺人犯。

こんな現実なら確かに知りたくなかったかも。

 

真央は８年前の事を思い出していた。

母の遺体は印田が検死した。

なぜ、お母さんは死んだんですか？

 

松本夏子さんは港東総合病院の屋上から転落され、首の骨を折って
亡くなりました。

 

なんでそんなところで首の骨を折ったんですか？

 

それは警察に聞いて頂かないと…解剖ではわかりません。

 

今日…生まれて初めてお母さんに会う日だったのに…。
…約束してたのに…。

 

崩れるように印田を見ながら泣き続ける少女だった真央。

 

◆写真

 

真央は屋敷に頼んで母の遺体写真を見せてもらった。

中央監察医務院にあるはずの記録は印田によって削除されていた。

 

お母ちゃん亡くして気の毒やけど、もう８年も前の事やろ。
いつまでこだわっとんねん。
ええ加減８年前やのうて前見て生きたら どや？

 

忘れるために真実が知りたいんです。

 

屋敷は写真は見せられない、と拒んだが、真央は交換条件として小杉がなぜ
３人の男を殺したのか教えると言った。

 

そら取引か？

 

最後の賭けです。

 

ギャンブルか…。

 

そうです。

 

真央が母の死の真実を知りたいように、屋敷は小杉の犯罪の真実を知りたい。
知らなければ前へ進めないのは屋敷も同じなのだった。

 

◆小杉の真実

 

母は慶明大学の小杉教授のゼミでした。
理工学を学んでいたそうです。

 

君のお母さん 松本夏子は私が教えた学生の中で最も頭脳明晰で最も美しい
生徒だった。

 

小杉は真央にそう語った。

 

私は夏子の頭脳を愛した。
ああ、もちろん彼女の美貌もね。
彼女の学者としての華やかな将来を夢に描いた。
私はね、夏子に私の全てをかけていたんだ。

 

しかし、松本夏子は小杉の期待を大きく裏切り翻弄させた。
夏子は何よりも男が大切な女だった。

男の腕の中にいる時だけ生きていると思えると夏子は私に言ってた。
不謹慎で淫乱でとんでもないところが実に魅力的だった。
臆面もなく私に男の話をしている時が一番輝いていたよ。
夏子はね、私には隠し事は一切しなかった。

 

夏子が真央を身ごもったのは大学院を卒業して博士課程に進んだころ。
相手は美大の学生で２０歳だった。

小杉が初めに殺した間宮学。
それが真央の父親だった。

臨月の夏子を醜いと言って捨てた男だ。
夏子は男が帰ってくることを願って、生まれた娘を交番の前に捨てた。

２番目に殺害した男は夏子に暴力をふるっていたらしい。

そして、３番目の男、浅尾竜太は港東総合病院の優秀な医師だった。

真央をアメリカから呼び寄せたのは、この男と３人で暮らそうと思ったからだろう、と
小杉は推測した。

 

そんな身勝手な…。

 

そうだ。勝手だ。でもそれが君の母親なんだよ。
身勝手だから可愛いんだ。
身勝手だから…。

しかし、夏子の性急さや激しさに疲れ果てていた浅尾はあの日
別れたいと夏子に電話をかけてきた。

 

私と１６年ぶりに会う日にですか。

 

君と会う事よりもお母さんは浅尾に会う事の方を選んだんだ。
君の携帯番号と待ち合わせ場所を告げて「じゃあね」と言って
夏子は去っていった。

 

死は…あなたにとって解放なんですね。

 

と、真央は言った。

 

屋敷の計らいで警察のデータから母の遺体写真を確認する真央。

小杉の話をここまで聞いてもまだ母が自殺だったのか事故だったのか
殺されたのか…真央は確認したいらしい。

そこには、自殺であってほしくないという一縷の望みに縋る思いが
あったのかもしれない。

 

しかし、真央は写真から発見したのだった。

脇の下のＳ字状の裂創。

 

◆印田の真実

 

母の遺体写真を見ました。

 

と、印田に報告する真央。

 

母の遺体の右脇下には明らかなＳ字状の裂創がありました。
Ｓ字状の裂創は足から飛び降りたときに皮膚が上下に引っ張られて出来る
裂創です。

この病院には各階にベランダがありますが、２階だけコンクリートが
張り出しています。
母は足から落ち、Ｓ字状に裂創が出来たあと、あの２階部分のコンクリートに
足を ぶつけて回転し頭から地面に落下したんです。

 

つまり、頭から落ちて手すりにぶつかり回転して足から落ちることになった内野ひかりと
逆の現象…ということだ。

真央の母は足から落ちた。
自殺だったのだ。

 

先生は何もかもわかっていたはずなのに…。
なぜ、８年前本当の事を隠したんです？

 

印田は初めて真実を応える。

 

あなたを生かすためよ。

 

ただただ印田を見つめる真央。

 

１６歳の時のあなたは今みたいに強くなかった。
傷ついて途方に暮れておびえてた。
初めてお母さんに会うために一人で日本にやってきた１６歳のあなたに
お母さんは約束を破り死を選んだなんて絶対に言えないと思った。

それで自殺か他殺か事故死かも判定出来ない「不詳の転落死」と
死体検案書に書いたの。

 

真央の母は勝手な女だった。
自分の事しか考えていなかった。

「自殺」は真央を愛していなかった証拠。
初めて娘に会うよりも、男への当てつけ自殺を選ぶような女だったのだ。

印田は真央の母を知らず真央とも初めて会ったのに、その真実を
推測したのだった。

中央監察医務院に監察医として真央が現れ、真相に迫ろうとしているのを見て、
印田は自分がやった事は間違っていたのかもしれないと思ったらしい。

 

だけど改めて思った。
やっぱり私は間違ってなかった。

なぜお母さんがここから飛び降りたのかは永遠に解らない。
だけど、それよりも私はあなたの未来を取ったんだって。

 

未来？

 

そう。未来。

 

もしも、あの時、真実を告げていたら…

真央は監察医にはならなかっただろう。
真実を知りたい一心でここまで来たのだから。

愛されなかったことに絶望して死んでしまっていたかも知れない。

けれども、真央は誰よりも真実を追い求めるために勉強して、こんなに
優秀な監察医になって印田の前に現れた。

確かに。
印田は真央に未来を与えたのだ。

真央は泣きそうになりながら少し笑った。

 

なぜ母がここから飛び降りたかは大体わかっています。
母は娘の私より男の人を選んだんです。

私は生まれてからすぐ母に捨てられて…。
８年前にもう一度 捨てられました。

ひどい母親ですけど、それでも今まで死体のイメージしかなかった母が
生きてたんだって実感が初めて持てました。
Ｓ字裂創があったと先生が言ってくれた時…。
私は確信しました。

どんなに つらくても悲しくても…。
私はこれから先も真実が知りたいし、知らせたいって。

 

頑固ね。

 

はい。

 

　　※※※

 

１時間ではとても足らないような気がしていたけれども、綺麗に納まった。

真央の母の死の真相。
自殺なのか他殺なのか。
なぜ死んだのか。
印田は何を隠していたのか。なぜ隠したのか。

これだけの真相を今回の転落死検案と絡めて解明する。

上手い運びだと思った。

それぞれの人間模様も見えた。

 

ただの怪しい死刑囚だった小杉には、１人の女に執着し続けた哀れな
人間の顔が見えた。

真央の母親は視聴者にとっても顔のない遺体だった。
けれども、身勝手で自由奔放で、ただ愛に生きる愚かな女の顔が見えた。

 

そして、何をしているのかよく解らなかった印田先生の慈悲深い顔が見えた。

 

真央はこの日、永遠に母を失い、代わりに印田恭子という母以上の存在に
出会ったのだと思う。

生かしてくれたのは母親では無くてこの監察医だったのだ。

 

真実は暴かなくてはいけないと思うの。
それが仕事ならなおさら。

けれども、隠すことによって生かされるものもある…。

複雑だね、人間は。

優しい嘘ならばついてもいいのか、という大きな問題。
これには答えは出ない。

私も解らなくなった。

たぶん、真央もこれから時間を経て、直面していく問題なのだろうと思う。

 

キャストがみんな生き生きとしていて楽しくて。
けれども事件は凄惨で切なくて。
１クール引っ張った主人公の身の上の謎がこんなにも興味深くて。

良いドラマだったなぁ…。

何よりも無愛想でロボットのようで、なのに人間的な不器用さを思わせる
武井咲ちゃんの演技が良かった。
真央のキャラが本当に愛おしかった。

 

この枠お得意のスーパー主人公物ではないので、恐らく続編はないだろうけれども、
このメンバー、ここでお別れになるのはとても寂しい。・泣

 

教授選の行方はSPで……

ってことにはならないかなぁ…。　

 

個人的にはスーパー主人公ものよりも、ずっと惹かれる作品だった。

屋敷さんにも富田くんにも、中央監察医務院のゆとりオヤジたちにも
また会いたいな。

そう思えるラスト。

真実は決して甘くはなかったけれども、それでも温かかったよ。
久しぶりにこの枠で見ごたえのあるドラマを見た。

 

高層ビルから転落死した女性。
自殺と推測されることから印田(真矢みき)は「解剖の必要なし」と判断。
しかし、真央(武井咲)は判断を押し切り、遺体を中央監察医務院に搬送する。
真央には、解明しなければならない転落死がもう一つあった…。
8年前の母の死。

中央監察医務院の記録から印田の仕業なのか、真央の母の解剖写真はすべて
削除されていた。
そこで真央は、屋敷(佐々木蔵之介)にある取り引きを持ちかける…。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

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※キャスト

松本真央 … 武井咲

泉澤郁夫 … 生瀬勝久
印田恭子 … 真矢みき
岩松正彦 … 六角精児
中山光則 … 尾美としのり
児玉 吉人 … 青柳翔
保坂 博 … でんでん

佃 健太郎 … 小松和重
秋山晴子 … 水沢エレナ
久米 みどり … 宮﨑香蓮

屋敷一郎 … 佐々木蔵之介
富田 肇 … 和田正人
小林 保 … モロ師岡

小杉貞夫 … 橋爪功

 

※ゲスト
第1話

長瀬 悟 … 小市慢太郎
三神珠江 … あめくみちこ
三神忠勝 … 斎藤歩
前野 … 水野直

 

第2話

狭川典子 … 手塚理美
狭川明 … 柄本時生

 

第3話

蒲生弓子 … 床嶋佳子
鐘本祐一 … 少路勇介
須藤まり子 … 梅舟惟永
三田順治 … 中平良夫

第4話

菅井学人 … 野間口 徹
菅井友子 … 中村真知子
竹下こずえ … 大路恵美
竹下 彩 … 入来茉里

第5話

中里ふみ … 堀内敬子
友部 葵 … 木野花
友部理一郎 … 浜田晃

第6話

寺川辰則 … 堀部圭亮
石田桃子 … 梅宮万紗子
保坂スサーナ … サリー・コシナカ

第7話

渋谷久美 … 高橋かおり
渋谷正樹 … 浜田学
鈴本健太郎 … 東根作寿英

第8話

松本夏子 … 霧島れいか
内野良美 … 黒川芽以
内野ひかり … 小島藤子

 

※スタッフ

脚本 … 大石静
演出 … 星野和成
プロデューサー … 内山聖子、中川慎子、浅井千瑞
音楽 … 井筒昭雄

主題歌 … 湘南乃風『パズル』
　　
公式サイト　http://www.tv-asahi.co.jp/zeroshin/

 

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