NHK朝ドラ【まれ】　第105回・106回　感想

横浜から能登に戻った希（土屋太鳳）は、塗師屋での食事の支度や雑用などの手伝いに追われ、さっそく大忙し。同時に、遠距離結婚を続けてきた圭太（山崎賢人）との生活がスタートするが、初めての夫婦そろっての生活はどことなくぎこちない。翌日、修理の器を届けに桶作家を訪れた希は、2度目の自己破産で落ち込む徹（大泉洋）を目にする。心配をしながらも塗師屋に戻った希を、圭太の母・直美（藤吉久美子）が待っていて…(105話)

弥太郎（中村敦夫）の引退宣言と直美（藤吉久美子）の登場により、いつの間にか希（土屋太鳳）が塗師屋の女将になることで話が進んでしまっている。そんな希に圭太（山崎賢人）は、周囲の意見は気にせずに、落ち着いたらパティシエに戻ればいいと声をかける。一方、弥太郎の引退宣言により塗師屋を背負っていくことになる圭太について、漆器組合のメンバーから弥太郎のもとに、ある意見が持ち込まれる。(106話)

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「まれ」第18週「親心ロールケーキ」　第105・106話

　　　

 

※このドラマを楽しくご覧になっている方はこの記事をスルーする事をお薦めします！

↑もはやテンプレっす。　

 

横浜から能登へ戻った希。
塗師屋での新しい生活が始まりました。
陶胎漆器に専念する圭太に代わって職人たちの世話や雑用、掃除、炊事の家事全般。
更に弥太郎の身の回りの世話などなど大忙し。
希のふるさと・能登で繰り広げられる新たな物語のスタートです。

 

ってことで、主題歌合唱も2番に代り、新章・能登Season2スタートである。
ﾜｰｰﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ……

で、初っ端からツッコむ。
そういう雑用って藍子がやってたんじゃなかったのかよ……。

今までの雑用に弥太郎さんの世話がプラスされて嫌になったんだな…
だから「こっちは大丈夫だから修行を続けろ」と一言も言わないんだな…。

せっかくやし、しばらくは２人で楽しめばいいわいね。新婚生活。
初めてやろ、一緒に暮らすが。

とかニヤニヤしてんじゃないよ……ああ、もうホントに気持ち悪い……。

桶作家に届け物に行けば父・徹はまだ縁側で落ち込んでる状態だし。
どうしよう、この両親、ホントに…
　　　

 

紺谷漆器に戻ると
視聴者にとっては初登場の圭太の母！！
が、まるで今までも出て来た事があるかのように登場…。

 

こんな時間まで独身気取りでフラフラと遊んで歩いて！
どういう事け！

いやいやいやいや…
あんたこそ、こんな回までフラフラと何処行っとったわいね…。姑の立場で。

 

この際やさけ言わせてもろうけど、大体あんた結婚ちゅうもんをちゃどう思とるけ。
うちの人がほっとけちゅうさけ黙っとりゃあ、まあ遠距離結婚たら何たら。

 

えっっっ…今さらそこ戻るぅぅぅ？
この人たちが結婚して一体どんだけ時が経ってるのよ……。

やはりこの姑、何かおかしい。
本当に今まで冷凍睡眠に入っていたとしか思えんげ…。

はっ……
そういえば、紺谷部長が以前「お母さん寝込んだ」って言っていたけれども、それなのか？
倒れて植物状態になって意識が回復したのか？それはめでたい……。ﾎﾞｰｰｰ

弥太郎さんが引退して圭太に跡を譲ると言い出し「圭太、一番下っ端だよね？」問題も
なおざり状態のまま、この姑が

「希さんは私が責任持ってきっちり仕込みますさけ。」

とか言い出し……

あんた女将でもないのに一体嫁に何を仕込むと…？

という新たな謎を追加したまま無理やり能登編は進むのだった…。

 

で、でも、これってアレでしょ？
姑を始めみんなで希さんに冷たく当たって横浜に戻し、パティシエ修行を続けさせて
やろうという壮大な茶番ですよね？よね？　

 

ってことで、第106話。

 

大丈夫や。あんたみてえなふつつか者でも私がなんとかしてやるさけ。
こう見えても私はもともと塗師屋の娘やさけ。

と、お掃除チェックのお母さん。
塗師屋の娘だったらしい。そして希はそれを知らなかったらしい。
結婚してから希とは1度しか会っていないらしい。

何だかんだで昨日ツイッターなどで視聴者から疑問を投げかけられていた事が
全部後付け後付けで解決されていく。

んなこと、知らんわ！視聴者も…ヒロインすらな！ってことばっかだわ。

 

あの…
うちは塗師屋の女将になるつもりで戻ってきたんじゃないんです。
弥太郎さんが入院して圭太も倒れてどうもならん状態になったさけ、お手伝いに来たんです。
落ち着いたらまたパティシエに戻るっちゅう約束なんです……。

 

ほこり玉や落ちとる。
ほんなら、あんた、もしそのパティシエっちゅうがに戻ったとしてこれからまた何か
あるたんびにこっち戻ってくるがけ。
ほんないい加減につとまる仕事なんけ、パティシエっちゃ。

いやほういう事じゃ…。

ほんな中途半端な了見では結局何もならんわいね。
いっぺん戻ったがやったら、ほんでもう腹くくって塗師屋の女将になるましま。

 

全く、その通りや。
そもそも誰も帰ってきてくれとも言うてないがに勝手に手伝いたいと帰ってきて、
落ち着いたらまたあっちに戻るとかどういう了見やがいね。
あっちにもこっちにも迷惑やろ……

ってことで、お義母さんの言う事はもっともだけれども、

ずっとドラマの中に居なくて女将ですらないのにあんたにだけは言われたくねーー！！

感がぬぐえないのね……ほんとに……。

 

気にせんと、お前は落ち着いたらパティシエに戻ればいいげさけ。

と平気で言う毒夫。

「気にせんと」と言うならば気にせんと済むようにしろまし。

そうこうしている内に、圭太みたいな若造に「紺谷弥太郎」を継がせるなという
漆器組合とやらが現れる。

ぇっ………もしかしたら視聴者代表！？？

 

そして、

五代目「紺谷弥太郎」は俺が継がしてもらいます。

と、紺谷部長が現れたのだった……。

ぉぃぉぃぉぃ……漆アレルギーは治ったらしい。
なに、その都合のいい身体。

いや、それより何より、

 

俺は中継ぎやわいえ。
あと何年かしてお前が塗師屋にふさわしいがになったら身をっちゃ引く。
ほれが輪島塗のためや。

俺は漆の技術はねえけど、市役所っちゅう立場から輪島塗のあり方について
勉強してきたつもりや。

ほうや。　
博之さんならみいな納得するわいね。

本気なんけ？

 

お前をちゃ助けるがじゃねえぞ。
この間にしっかり修業して誰にも文句言わさんようにせえや。
輪島塗のためや。

五代目・紺谷弥太郎を継がして下さい。

 

分かった。
五代目・紺谷弥太郎は博之や。

 

て、ずいぶん簡単だな、「紺谷弥太郎」って。
市長候補ならみんな納得なの？
え、全然修行してないようなおっさんでいいの？

ずっと修行してきた兄弟子の立場は………。

 

どうしてこんなに設定がてきとーーなんだろーーー。　

お義母さんのことを全く知らないのも変じゃないのか。
だって、圭太と希は一応幼馴染みじゃん。
子どもの頃からの友達のお母さんじゃん。
確かこの村は隣のご飯のメニューさえ知ってるほど「みんな家族」の幼馴染みなんだよね……。

なのに、圭太の母と高志の父母だけが完全スルーだったわけだよ、今まで。
そしてここへ来て、本当にその実態を登場人物たちすら知らない事が分ったわけだよ。

もう、闇だよね、これは。闇。

過疎化地域における異常な人間関係の密着度と、そこに入れない人々の村八分問題を
リアルに描き出したワケですよね…………

その復讐を今、義母が外から入ってきて最初からいるような顔した主人公家族にしていると…

何ときめ細かい素晴らしい脚ho…………

さあ、今こそ！
　　

 

　　　　　　　

 

　　
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よろしければ→【2015年7月期・夏クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

 

　　
※キャスト

紺谷(津村)希（まれ) … 土屋太鳳（子役期・松本来夢）

津村徹 … 大泉洋
津村藍子 … 常盤貴子
津村一徹 … 葉山奨之(子役期・木村聖哉)
桶作元治 … 田中泯
桶作文 … 田中裕子

紺谷圭太 … 山崎賢人
蔵本一子 … 清水富美加
津村(寺岡)みのり … 門脇麦
二木高志 … 渡辺大知
角洋一郎 … 高畑裕太

蔵本浩一 … 篠井英介
寺岡真人 … 塚地武雅
角慎一郎 … ガッツ石松
蔵本はる … 鈴木砂羽
寺岡久美 … ふせえり
小原マキ … 中川翔子
紺谷弥太郎 … 中村敦夫
紺谷博之 … 板尾創路
紺谷直美 … 藤吉久美子
若林キミ子 … 根岸季衣
輪島市長 … 酒向芳
新谷浩介 … 山本圭祐
マスター … 諏訪太朗
岡野亜美 … 梶原ひかり

池畑大悟 … 小日向文世
池畑輪子 … りょう
池畑大輔 … 柳楽優弥
池畑美南 … 中村ゆりか
浅井和也 … 鈴木拓
矢野陶子 … 柊子
植田弥生 … 福田彩乃
珍文棋 … 孫成順
西園寺一真 … 黄川田将也

桶作哲也 … 池内博之
桶作しおり … 中村優子
桶作友美 … 恒松祐里
桶作麻美 … 浜辺美波

ローベル幸枝 … 草笛光子

ナレーション … 戸田恵子

 

※スタッフ

脚本 … 篠﨑絵里子
演出 … 渡辺一貴、一木正恵、西村武五郎、他
プロデューサー … 長谷知記
制作統括 … 高橋練
音楽 … 澤野弘之

製菓指導 … 辻口博啓

主題歌 … 「希空～まれぞら～」/作詞:土屋太鳳　作曲:澤野弘之

 

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