「マ・シェリ・シュ・シュ」を辞める条件として、大悟(小日向文世)を納得させるロールケーキを作ることを言い渡された希(土屋太鳳)。今まで大悟から学んだ全てを込めたロールケーキを作るが、大悟は納得してくれない。一方、能登にいる圭太(山崎賢人)は、フランスの有名メーカーとの共同開発で磁器に漆を塗る陶胎漆器(とうたいしっき)作りをしているものの、納得できるデザインができずに苦しんでいて…(103話)
希(土屋太鳳)の「マ・シェリ・シュ・シュ」最終日がやってきた。ちゅう房を掃除し、ショーケースのガラスを磨く希は、ここで過ごした日々を思い出す。天中殺では、かつての店の先輩・陶子(柊子)も訪れ、思い思いに希の旅立ちを祝福する。夜になり、天中殺2階、希が過ごした部屋に大輔(柳楽優弥)が訪れ、大悟(小日向文世)について話し出す。そして、大輔の言葉を聞いた希は、部屋を飛び出してしまう。(104話)
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「まれ」第18週「親心ロールケーキ」 第103・104話
※このドラマを楽しくご覧になっている方はこの記事をスルーする事をお薦めします!
↑もはやテンプレっす。
シェフに教えてもらった事を全て入れて作った私の横浜ロールケーキです。
オリジナルロールケーキを課題に出されたヒロインだったが、次々と作ってもシェフの評価は
「まずい」「まずい」「まずい」……。
ちょ…はなむけじゃなかったんですか、この卒業試験は!
はなむけ?
昔作ったロールケーキと比べて私の成長を見届けて送り出してくれるのかと…。
そんな面倒くさいこと考えるか。
自分で勝手にシェフとの脳内思い出にしていただけじゃん…。
でもまぁ…当りなんでしょうけどね。このドラマ的に。
もういいから辞めちゃいなよ。圭太さん、大変なんだし。
と美南ちゃん。
そして大輔は父に言うのだった。
気持ちよく辞めさせてやればいいじゃん。
人生の優先順位は人それぞれでしょ。
誰もがあんたみたいに仕事第一って訳じゃないんだからさ。
そんなに許せない?
自分の期待に応えない人間が。
何言ったって無駄か。
あんたにとっては、どうせ俺なんか透明人間だもんね。
優先順位が違いすぎてさ。
そう~…大輔とシェフは確執がありそうなのにスルーかよ…と思っていたんだよね。
そこは一応、ヒロインの立場に絡めて描くつもりらしい。
まぁ…どっちも感動BGMに乗って美しく解決するんでしょうけど~。
しかしまぁ…
電話先の藍子さんの毒っぷりには今日も背筋が凍ったわ。
たぶん能登側はみんな希の夢の背中を押してやろうとしている…から帰ってくる必要ないと
言ってやっているわけだが、この母親だけは「圭太も弱ってる」とか「親方も大変だ」とか言って、
娘に横浜で夢を追えとは一切言わないのだった。
藍子、もう悪魔のようにすら見えてくるよ藍子…。
そして、突然、洋一郎の干物とやらを下げて持ってきた一子の言う事が一番
常識的なのだった。
ほりゃあまあ、頭には来るわいね。シェフにしてみりゃ。
「弟子にして下さい」ちゅうていきなり押しかけてきて、やっとものになりそうになったら
「旦那の世話で休みます」やろ?誰かって怒るわいね。
それだよ。うん。
前の記事にも書いたけれども、この人を育てるために店は時間もお金もかけているわけだよ。
そしてこの人が居るから平気だと思って陶子パイセンも外に出しちゃったワケだよ。
でもって、この人のせいで鬼不器用な新人も入れちゃったわけだよ。
その責任をどうとも考えていないのは、ちょっとどうかと思う。
で、さらに卒業ケーキを作ると申し出、ついにクビ宣告を受けるのだった。
もういい!
お前はクビだ!あんなまずいもんしか作れないパティシエはウチの店には要らん。
さっさと出ていけ。
シェフ…。
今まで本当に…。
くだらん挨拶はいらん。
おおおぉぉぉぉ………。
この主人公には好感持てないし、むしろシェフの偏屈さと孤独が浮き立つシーンだったよ。
けれどもさ……
ちょっとウチの身内を思い出してしまった。グサグサきたよ。
ドラマの中の人だから、意地になっていて天邪鬼で、ホントは孤独なおじさんだ、愛おしい…って
なるけれども、これが家に居て何年もああいう事続けられたら本音が解っていても愛おしいとは
思えないのね……。
ウチの親の場合は輪子さんのように母が仲裁しようとしても聞く耳なんか持たず、余計に
モラハラ発言を繰り返すばかりだから…今日の主人公のように黙って去るしかないのだった。
でも、たぶん結局シェフは折れるんでしょ。
ドラマの中の人は簡単に改心するし和解するからいいよね…
と思いながら見ていた。人間関係は親子だって難しい。
もっとも、ドラマで長ったらしくイヤな人間関係を見続けさせられても気持ち悪いだけなので、
まぁ簡単でもいいや、どうせ朝ドラだし。簡単に片づけないと某JとIみたいになるし……。
…ってことで、104話。
クビだと言われてそのまんまを受け止めた主人公のマ・シェリ・シュ・シュ最後の日が
やってきます。
訪れた常連さんにも挨拶する希。
一生懸命育ててたもんね、あなたの事。
そのレ・キャトル・サン・クー、あなたのオリジナルケーキだったでしょ。
はい。
心配でしょうがなかったのよね。
最初の頃はそれ買ってくると必ず電話がかかってきて。
そうそう!
「うまかったか。どっか気になるとこはあるか」ってもう~しつこくしつこく…!
ええぇぇぇぇ……
たぶん、予約などのために取っているのだろうお客の個人情報をそんな風に
使うなんて気持悪い……。
ちょっと~シェフだけはそんな変な設定にするのやめてくれないかなぁ…。
お別れ会に来てくれた陶子パイセンのひと言が、今日一番のナイスな発言…。
ごめん。何なの、この人。
ほんと、何なのこの新人。
モノマネとかいらないから……ケーキの修行しろ。
家族を変えてくれてありがとう、と主人公さまに礼を言う大輔。
感謝してると思うよ。おふくろも美南もおやじも。
シェフは…最後、裏切っちゃったから。
あんなふうにしか気持ち表せないんだよね。
あの人が一番、希ちゃんのこと思ってるよ。
怒ってるんじゃなくて、泣きたいんだよ。あの人は。
たまらずマ・シェリ・シュ・シュに飛び込んでいくと、シェフは膝を抱えて……
隠れていた。
思えば…
コヒさんのぶっきら棒キャラだけに惹かれて見ていた横浜編であった…。
最後に弟子が作った横浜ロールケーキを食べて、ちょっと嬉しそうに
「まずい」
と言うシェフ。
主人公にはホント言いたい……。
あんた、散々迷惑かけたあげく、魔女姫力でたらしこんだこの可愛いおっさんを
置いていくとは…… 許せん……。
餞別に自分のペティナイフを弟子に渡すシェフであった。
お前が持ってろ。
これでいつか世界一のケーキを作れ。
俺が食いに行ってやる。
まぁ…たぶん能登でケーキ屋やるんだろうから、いつかシェフもまた来るんだろ…。
これで出番が終りって事はないと思うけれども、一旦終了だよね。
しかし予告の雰囲気から見て、能登では主人公に夢を叶えさせてやるために
みんなで女将になるのを邪魔するのかと思っていた。
で、結局は横浜に残るのかと思っていた。
そうじゃないんだ……
もう、ここからはケーキを作るにしても自学自勉なんだ…。
ってことは、もうあのセンスが成長することはないんだ。
能登編は毒親とか強制仲間とか野次馬根性とか自分の事しか考えてない夫とか…
色んな意味で毒だらけだからね……
ちょっと辛い。
よろしければ→【2015年7月期・夏クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
紺谷(津村)希(まれ) … 土屋太鳳(子役期・松本来夢)
津村徹 … 大泉洋
津村藍子 … 常盤貴子
津村一徹 … 葉山奨之(子役期・木村聖哉)
桶作元治 … 田中泯
桶作文 … 田中裕子
紺谷圭太 … 山崎賢人
蔵本一子 … 清水富美加
津村(寺岡)みのり … 門脇麦
二木高志 … 渡辺大知
角洋一郎 … 高畑裕太
蔵本浩一 … 篠井英介
寺岡真人 … 塚地武雅
角慎一郎 … ガッツ石松
蔵本はる … 鈴木砂羽
寺岡久美 … ふせえり
小原マキ … 中川翔子
紺谷弥太郎 … 中村敦夫
紺谷博之 … 板尾創路
紺谷直美 … 藤吉久美子
若林キミ子 … 根岸季衣
輪島市長 … 酒向芳
新谷浩介 … 山本圭祐
マスター … 諏訪太朗
岡野亜美 … 梶原ひかり
池畑大悟 … 小日向文世
池畑輪子 … りょう
池畑大輔 … 柳楽優弥
池畑美南 … 中村ゆりか
浅井和也 … 鈴木拓
矢野陶子 … 柊子
植田弥生 … 福田彩乃
珍文棋 … 孫成順
西園寺一真 … 黄川田将也
桶作哲也 … 池内博之
桶作しおり … 中村優子
桶作友美 … 恒松祐里
桶作麻美 … 浜辺美波
ローベル幸枝 … 草笛光子
ナレーション … 戸田恵子
※スタッフ
脚本 … 篠﨑絵里子
演出 … 渡辺一貴、一木正恵、西村武五郎、他
プロデューサー … 長谷知記
制作統括 … 高橋練
音楽 … 澤野弘之
製菓指導 … 辻口博啓
主題歌 … 「希空~まれぞら~」/作詞:土屋太鳳 作曲:澤野弘之
【まれ】
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61 62・63 64 65 66
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コメント
まれ 第104回
内容
店を辞めることになった希(土屋太鳳)
そんななか、常連さんから。。。。。。
敬称略
ほんと、酷いよね。
“一生懸命育てていた”らしく。。。“腕も上達していた”らしい。
どうせ、そんなコトだろうとは思っていたけど。
せめて、修行だけでも、シッカリ魅せ…
まれ (第104回・7/28) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第18週『親心ロールケーキ』『第104回』の感想。
なお、当記事は、受信料を支払ってるだけでモノ言わぬのもしゃくなので、本作への僅かな期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。楽しくご覧になっている方や愚痴や重隅突きはウザいと思う方は、読まない方が良いです。また、ネタバレサイトで先のあらすじを読んだ方、こちらに書き…
送別会>『まれ』第104話
希をスーシェフにするために
“シュシュ”を辞めさせられ
今度は希が辞めやすい様に
スーシェフを紹介させられ
…どんだけ哀れなんだっ陶子さん>ぇ
…ひじゅにですが何か?
「絶対にもう一度パティシエになります」by希
↑希が今、能登に戻らなければならない理由が希薄だから
「相変わらず勝手だなー」としか思えないんだが…
*珍しく希が…
送別会>『まれ』第104話
希をスーシェフにするために“シュシュ”を辞めさせられ今度は希が辞めやすい様にスーシェフを紹介させられ…どんだけ哀れなんだっ陶子さん>ぇ…ひじゅにですが何か?…
連続テレビ小説「まれ」第104回★泣きたいんだよ あの人は
連続テレビ小説「まれ」
第104回(7月28日)
希(土屋太鳳)の「マ・シェリ・シュ・シュ」最終日がやってきた。ちゅう房を掃除し、ショーケースのガラスを磨く希は、ここで過ごした日々を思い出す。天中殺では、かつての店の先輩・陶子(柊子)も訪れ、思い思いに希の旅立ちを祝福する。夜になり、天中殺2階、希が過ごした部屋に大輔(柳楽優弥)が訪れ、大悟(小日向文世)について話し出す。そして、大輔…