『木』匠と歩実の世話に希が奮闘する中、客からケーキの注文が入る。希は断ろうとするが、圭太が子どもたちの面倒を見ると申し出る。
『金』歩実が病院に搬送され、希は自己嫌悪に陥る。責任を感じた圭太は、塗師屋(ぬしや)の仲間と共に子どもたちを育てようと考え始める。
『土』出産から3カ月、希の店が再開する。客足は鈍いものの、次第に遠方からの客が増える。客に理由を尋ねた希は、意外な事実を知る。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「まれ」第22週「出産クッサンベイビー」 第130・131・132話
※このドラマを楽しくご覧になっている方はこの記事をスルーする事をお薦めします!
↑もはやテンプレっす。
3話分まとめてホントーに簡単感想で。
昨日、生まれたばかりなのに匠と歩実はすでに生後2ヶ月らしい。
双子の子育てに追われるヒロイン。
もはや保育所なのか塗師屋なのかよく解らない状態の紺谷漆器。
…の中で、もはや育休中なのか職人なのかよく解らない状態の圭太。
…そしてその屋根の下でよく解らない仕事しているのに育児には手を貸さない毒親・藍子。
希もねえ、店やめろとは言わんけど3か月はやっぱし早いんじゃないけ。
産んでみて分かったやろ。どんだけ大変か。
ほうやけど、せっかくお客さんついてきてくれとるがに長い事休みとないげんよ。
みいなに迷惑かけんようにして頑張るさけ。
けっして「私が手伝っちゃるさけ」とは言わない母…。
もうブレることのない薄情さである。
しかし主人公の店に関しては確かにどこにお客さんがついているのかよく解らない状態である。
私の記憶が確かなら~~顧客と言えるほどの人はあの親子くらいのはずだ。
それよりも、農協を辞めるらしいみのりの「融資の鬼」キャリアの方がよっぽどもったいない…。
で。
そのたった1人のプチソルのお得意が、なんと紺谷家にまでケーキの依頼にやってくる。
ケーキ作ってもらわれんけ。
実は来週、うちにちょっこし気の張るお客さんや来るげんよ。
プチソルさんのいぃつものあのケーキ出したら喜んでくれるわと思て。
ええ~~……
来るか、普通…。店閉めてるのに家まで来るか?
産後2ヶ月で、子どもは双子で、大変なのも見れば解るだろうに依頼するか、普通…。
ほんと、恐い村やげんね…。
圭太が「俺に任せれっちゃ。」と言った事でケーキを作ることになった希。
この夫、もう子どもが生まれて2ヶ月にもなったのにミルクの作り方も知らないらしいげん…。
双子の世話はな…サポートがなければ無理だと思うけど~。
そして定番の、ママがお留守の間に子どもが熱を出すって展開。
連絡を受けて病院に駆けつける希である…。
えっと…依頼のケーキはどうしたんだろ…。
あんたらちは何をしとるがいね!
子どもほったらかして何がケーキや!
今だけの事やないわいね!
なしてあんたは自分の事ばあかし!
母親やろ!なして子ども最優先にできんがいね!
半泣きでギャンギャン怒る義母である。
まぁね…ここでは「子どもを持ったら母親には自由は許されないのですか」とか「女の育児と仕事の両立とは!?」とか、そういう議論が展開され、この姑が槍玉にあげられるところなんだろうけど~~。
仕事の覚悟とかそういう以前の問題で、これ、仕事だったの?
何せ「楽しんでこいっちゃ」だからな。
生後2か月の子どもよりも自分の「楽しみ」優先となったら、やっぱり姑としては言いたいだろうな…と思っちゃったよ。
熱は確かに希がいようがいまいが出ただろうけれども、姑のあの叫びには嫁イビリなんかじゃなくて本気の怒りを感じたわ。
本当に彼女が世界一のパティシエで世の中に絶対的に必要とされていて、生後2か月の子どもを置いてでも仕事に行かなきゃならない…ってのとはかなり違うだろ。現に発熱の電話を受けて依頼されたケーキ放りだして駆けつけてるし。それは「仕事」ではないよね。
世の中には子どもが入院しようが親が危篤だろうが即駆けつけられない人は大勢いるわけで。
自分にしかできない「仕事」っていうのはそういうモンよね。
母親失格やね。
と言う希に、
ほんなふうに思うがなら、もう店やめるま。
お母さん、絶対反対や。
と言う藍子は、以前パティシエになりたいと言い出した希に「反対だ」と言った時と同じ…って事なのかも知れない。つまり、そこまでやりたいと思うならラストお母さんを倒して行けま…という事である……ぃぇね…「LIFE」見てる方にしか解らないネタですいません……。
でもま…この人に何言われても悲しいほど説得力がないけどね。
思いつめ、双子の側から離れなくなった希に文さんは言う。
ほりゃあまあ、世の中には生活のために泣く泣く子ども置いて働かなならん親もいっぺえおるさけな。ほやけど、あんたは働かんでもいいがにわざわざ借金までして店やって。
ほんでもな、生活のためなら許されてやりてえ事のためなら許されんとか、問題はほこじゃねえやろ?
大事ながは子どもに自分が親の犠牲になっとると思わせん生き方をちゃする事なんじゃねえけ。
ほれをちゃ、これから子どもにどう伝えていくがか。
お前が悩まなならんがはほこだけやわいね。
あ~…今日はこれに共感する輝く女性がいっぱいいるんだろうなって思いながら見てた。
これと似たようなイイ話、すごくよく聞くけど。
でも、この論理も親の自己満足だと私は思うわけ…。
子どもが「親、もしかしたら私の犠牲になってる?」と思って育つかどうかはやるかやらないかじゃなくて言うか言わないかである気がするんだな。
「私はあんたのためにケーキ作るのあきらめたんだ」と言えば子どもは自分のせいだと感じるだろうし、何も言わなければ自分のせいだとは思わないだろう。
子どもが大きくなってから親の生き方をどう感じるかは育ってみてからの結果論で。「私が私らしく幸せに生きていれば子どももきっと幸せ」というのは思い込みだよね……。
…と、常々思ってる。冷めた話ですいません…。
それよりも…
井田さんと亜美さんまで子育てサークルの中に組み込む圭太…マヂか。
紺谷弥太郎の後継の時は名前も出て来ず、こういう時はファミリーのように使われる井田兄弟子…お気の毒だよ…。
店もお前の子どもやろ。
できる中で出来る事やって育てていかんか。
俺ち2人で。
子どもらちも店も。
2人じゃないし…。
さて、そうしてついに店を再開する日。
お母さんはお前らちと離れとうておらんがになるがじゃないさけね。
匠。まんでまんでまんで愛しとるけど、ケーキ作るために出かけるげんよ。
ケーキや売れな借金も返されんさけ。
と、しつこいくらいに子どもたちに言い聞かせるヒロイン…。
た…確かにこれなら子どもの犠牲になっているようには聞こえないがケーキのために子どもを犠牲にしているようには聞こえるわけで、いいのかこれで。
2人を抱える圭太を見て、
歩実。ばあばやよ~。
と、歩実を抱き上げる藍子である。
これを見る希の顔がとっても感動的であるから……ま、この母子の間にはあまり表に出ない柔らかな確執があるってのは間違いないわけね。「絶対反対」言われてたわけだし、これで許されたことになるんだろうか。
姑の怒りの理由付けをしたり、全視聴者の予想通り通りがかりの本上まなみがブログに書いてくれたおかげで遠方の客が増えたり色々と後付けしまくってまとめた週末……。
そして、ついに時代は2015年に追いついたのだった。
双子は7歳………マヂか……←いや、実は先を読んじゃってたんで知ってました。
結局、子育てと仕事の両立とか働く女の何とかとか、深い事は何も期待する必要のないドラマなのだった。
そして、このドラマが1994年から始まった意味とは一体何だったのだろうか。
えっと……
始まった頃には2007年の能登地震を描くためだろうとか、一徹のデイトレに絡めて2008年辺りのリーマン・ショックを描きたいんだろうとか色々といわれてきましたが……。
オールスルー!!!!!!!
ここまで来ると…いっそイサギヨイよね……ハハハハハ………あと1ヶ月。
よろしければ→【2015年7月期・夏クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
紺谷(津村)希(まれ) … 土屋太鳳(子役期・松本来夢)
紺谷圭太(5代目紺谷弥太郎) … 山崎賢人(子役期・山崎祐馬)
紺谷匠 … 小山春朋
紺谷歩実 … 横山芽生
津村一徹 … 葉山奨之(子役期・木村聖哉)
津村(寺岡)みのり … 門脇麦(子役期・水野あやめ)
津村徹志 …髙橋來
蔵本一子 … 清水富美加(子役期・愛川あおい)
二木高志 … 渡辺大知(子役期・土屋楓)
角洋一郎 … 高畑裕太(子役期・大嶋康太)
津村徹 … 大泉洋
津村藍子 … 常盤貴子
桶作元治 … 田中泯
桶作文 … 田中裕子
蔵本浩一 … 篠井英介
寺岡真人 … 塚地武雅
角慎一郎 … ガッツ石松
蔵本はる … 鈴木砂羽
寺岡久美 … ふせえり
小原マキ … 中川翔子
紺谷かおる(4代目紺谷弥太郎) … 中村敦夫
紺谷博之 … 板尾創路
紺谷直美 … 藤吉久美子
若林キミ子 … 根岸季衣
輪島市長 … 酒向芳
新谷浩介 … 山本圭祐
マスター … 諏訪太朗
岡野亜美 … 梶原ひかり
井田和彦 … 塩山誠司
池畑大悟 … 小日向文世
池畑輪子 … りょう
池畑大輔 … 柳楽優弥
池畑美南 … 中村ゆりか
浅井和也 … 鈴木拓
矢野陶子 … 柊子
植田弥生 … 福田彩乃
珍文棋 … 孫成順
西園寺一真 … 黄川田将也
桶作哲也 … 池内博之
桶作しおり … 中村優子
桶作友美 … 恒松祐里
桶作麻美 … 浜辺美波
ローベル幸枝 … 草笛光子
ナレーション … 戸田恵子
※スタッフ
脚本 … 篠﨑絵里子
演出 … 渡辺一貴、一木正恵、西村武五郎、他
プロデューサー … 長谷知記
制作統括 … 高橋練
音楽 … 澤野弘之
製菓指導 … 辻口博啓
主題歌 … 「希空~まれぞら~」/作詞:土屋太鳳 作曲:澤野弘之
【まれ】
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コメント
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>90年代の良作「ふたりっ子」(1996年)や
「あすか」(1999年)にあやかろうとしたので?
以前も書いたかもしれませんが「ふたりっ子」の影響はすごく感じますよね~。
子どももわざわざ双子だし。
お父ちゃんも出て行っちゃうし。
でも、お互いプロフェッショナルを追求したいから別れようみたいな真剣さは皆無で虚しいです^^;
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>このドラマが1994年から始まった意味
90年代の良作「ふたりっ子」(1996年)や
「あすか」(1999年)にあやかろうとしたので?
内容としては準現代モノ。
「ふたりっ子」はマナカナ人気で21世紀にまで突入し、
麗子が夢に対する未練を娘に穿り返される。
「あすか」は結婚前に店を潰した挫折から
我が子にも現実を見て生きるように教えるが
考古学者でもある(幼馴染の)夫に背中を押され再び夢を追い
最終回は放映時リアルタイムの時系列。
そういえばカッコ悪い父親とかカッコよすぎる父親とかの
ドラマも並行してやっていましたね。
2015>『まれ』第132話
ななな何と2015年にワープ!
ある程度、予想はしてたけど
来週になってからだと思ってたよ
だって来週から最終月に入るからさ
そう、来月で『まれ』も
遂に遂にオシマイ
やったー!
…と言いたいけど
まだ一ヶ月もあるってことですぜ(^^;)
…ひじゅにですが何か?
「ママさんパティシエの第一歩のスタート」by魔女姫
↑この言い回…
2015>『まれ』第132話
ななな何と2015年にワープ!ある程度、予想はしてたけど来週になってからだと思ってたよだって来週から最終月に入るからさそう、来月で『まれ』も遂に遂にオシマイやったー!…と…
連続テレビ小説「まれ」第132回★7年経過!?
連続テレビ小説「まれ」
第132回(8月29日)
出産から3か月。希(土屋太鳳)の店「プチ・ソシエール」が再開の日を迎えた。開店に向けてケーキの仕込みをする希だが、子どもたちの様子が気になって仕方がない。開店後相変わらず客足は鈍く、文(田中裕子)には店を閉じていても開けても変わらないのではと言われる始末。だが日がたつにつれて富山や名古屋など遠方からの客が目立つようになる。客に店を訪れ…
まれ 第132回
内容
塗師屋の面々の協力で、再び、店を始めた希(土屋太鳳)
敬称略
「周りに助けてもろとりますさけ」
これ、大失敗してるね。
まれ (第132回・8/29) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『まれ』(公式)
第22週『出産クッサンベイビー』『第132回』の感想。
なお、当記事は、受信料を支払ってるだけでモノ言わぬのもしゃくな上に、8/20にクランクアップしてしまったため、本作へのほんの僅かな編集への期待と愚痴と重箱の隅突きなっております。
楽しくご覧になっている方や愚痴や重隅突きはウザいと思う方は、読まない方が良い…
【まれ】第132回(8/29土)感想と視聴率「店再開&2015年4月に」
結局、一番、最悪の形で、希の店は再開(汗) 子供達の世話は、圭太と漆職人仲間の岡