組合長の三宅(有薗芳記)に目をつけられた常子(高畑充希)は金属供出を理由に、家の中を物色される。
壁に掛けられた家訓を見つけ、不謹慎だと畳に投げる。
怒りを隠せない常子の言葉を遮り、鞠子(相楽樹)が理路整然と反論する。
君子(木村多江)の提案で、誕生日のお祝いに夜通しで小豆を煮込み、おはぎを作り始める。
しかし、深夜突然の空襲警報が鳴る。
慌てて避難する常子たちはしちりんに僅かな火を残したままにしてしまい…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「とと姉ちゃん」第13週「常子、防空演習にいそしむ」 第76話
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
簡単に…本当に本当に簡単に。
おや早じまいかい?今日は何かあるの?
と、貸本屋のお客さんに言われて誕生会をやるのだと答える常子。
それはそれは、おめでとう。
ありがとうございます。
楽しい席になるといいね。
こんな非常時だが非常時だからこそ、そういう事も密やかに楽しむ…いいね、この心がけ。
……と言いたかったよ、今までの話が無ければな!!
この一家の頭お花畑っぷりを振りかえると、またか、またこういうのを「ささやか」だと思っているのか?と、ついつい文句言いたくなってしまう。
だって、連続ドラマとは日々の積み重ね。
それこそ「丁寧な積み重ね」が名作を作るのだもの。
家に帰ると組長さんが無理やり踏み込んで、金属供出しろと鍋を集めているのだった。
このドラマ、お得意の理不尽な虐めシーンです。
こういう所は丁寧に積み重ねてくれたよね(笑)
しかし、そこを積み重ねると「またか」と思われるだけなので気を付けて。
ミシンを供出しろと言われて顔が曇る一家。
いやいやいや……出しなさいよ。仕事してるわけじゃないんだから。
これは必需品か?
こんなもんがあるからもんぺに細工なんかするんだ。
組長さんの言う事がもっともだと思ってしまう…つい。
「月に一度は家族皆でお出かけ」の家訓を怒られる。
そりゃそーだ。
掲げるなら「ぜいたくは敵だ」にしろ!
非国民が!
ここで、黙り込む常子に変わって鞠ちゃんが発言。
いい加減にして下さい。
私たちだって戦いを忘れてはいません。
非常時だからこそ、身だしなみを正す事で心を正すのではありませんか?
組長さんの国民服はぴしりとしてらっしゃいます。
それは国民服にきちんとアイロンをあてて心を正していらっしゃるからではないですか?
何だと?私たちは このミシンで身だしなみを整えているつもりです。
私たちも一緒に戦っているつもりなんです!
アイロンかけてなくて、寝押しだったらどうする?(笑)
家訓はしばらく押し入れに入れときましょうか。
かかが珍しくためになる発言した。
お祝いは明日にしよう、と、おはぎ計画を打ち明ける かか。
どうしたんですか?この小豆。
おはぎには米も必要だと思うが…それもあるんだよね……。
しかし、その夜は3月10日。
あの東京大空襲の日であった。
「東京にはB29爆撃機およそ300機が飛来し、爆撃は下町を中心に2時間余り続きました」
七輪に火が残っていたために焦げてしまった小豆。
せっかくのお誕生日だったのに。
これ……
生きていることが充分にお祝いだと美子が自分で気づく話だったら良かったのに。
本気でおはぎの消失を嘆いていたとは、びっくりぽん…。
こういう時のこういう流れは憐みと同時に可笑しみでもあるわけなんだけどさ…
下手なndm………
いい?みんな。
今日から泣くのは禁止します。
次に泣くのは嬉しい時。
うれしくて泣ける時まで涙は我慢しましょう。
おっ…
かかが自分勝手命令で青柳を出た時以来久々に家訓出した。
翌朝、配給を貰いに行った常子たちは、夕べの空襲で東京のあちこちが大打撃を受け、自分たちが住んでいた深川が壊滅状態だと知るのだった。
「ほんの僅かな差で自分たちは生きているだけ。
簡単に人は死に、自分たちも例外でない事を否応なしに気付かされたのです。」
良かったわ。
気づいてくれたみたいで。
よろしければ→【2016年7月期・夏クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
小橋 常子 … 高畑充希(子役期:内田未来)
小橋 君子 … 木村多江
小橋 鞠子 … 相楽樹(子役期:須田琥珀)
小橋 美子 … 杉咲花(子役期:川上凛子、根岸姫奈)
小橋 鉄郎 … 向井理
小橋 竹蔵 … 西島秀俊
青柳 滝子 … 大地真央
隈井 栄太郎 … 片岡鶴太郎
青柳 清 … 大野拓朗
花山 伊佐次 … 唐沢寿明
五反田 一郎 … 及川光博
谷 誠治 … 山口智充
水田 正平 … 伊藤淳史
花山三枝子 … 奥貫薫
村野(中田) 綾 … 阿部純子
田所 竜子 … 志田未来
銀太 … 中島広稀
三宅 … 有薗芳記
森田 まつ … 秋野暢子
森田 宗吉 … ピエール瀧
森田 照代 … 平岩紙
森田 富江 … 川栄李奈
長谷川哲典 … 浜野謙太
星野 武蔵 … 坂口健太郎
田畑 … 谷田部俊
根本 … 杉山裕之
下宿のおばさん … 大島蓉子
木戸 稔 … 白洲迅
早乙女 朱実 … 真野恵里菜
多田 かをる … 我妻三輪子
諸橋 道子 … 野村麻純
島田 早紀 … 菅野莉央
山岸 隆一 … 田口浩正
坂田 徳之助 … 斉藤暁
佃 博文 … 斉藤洋介
東堂 チヨ … 片桐はいり
玉置茂雄 … 大内田悠平
玉置正雄 … 加藤諒
玉置幹雄 … 藤野大輝
山田 … 田中幸太朗
杉野栄治 … 田山涼成
大迫博文 … ラサール石井
ナレーション(語り) … 檀ふみ
※スタッフ
脚本 … 西田征史
演出 … 大原拓、岡田健、藤並英樹、松園武大
プロデューサー … 盆子原誠
制作統括 … 落合将
音楽 … 遠藤浩二
衣装監修 … 黒澤和子
主題歌 … 宇多田ヒカル「花束を君に」
公式サイト http://www.nhk.or.jp/totone-chan/
とと姉ちゃん(part1) [ NHK出版 ] |
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コメント
小豆、焦げる>『とと姉ちゃん』第76話
小豆が登場した時もしかしてお手玉の中から取り出した?…とどっかで聞いたエピソードが頭に浮かんだけど常子達がお手玉で遊ぶシーンってあったっけ?子供時代ならあったかもし…
小豆、焦げる>『とと姉ちゃん』第76話
小豆が登場した時
もしかして
お手玉の中から取り出した?
…と
どっかで聞いたエピソードが頭に浮かんだけど
常子達がお手玉で遊ぶシーンってあったっけ?
子供時代ならあったかもしれないけど
今はサッパリなかったよね
だから、そういうエピは有り得ないか(笑)
…でも
かかが周囲に小豆を分けてもらいに行く図ぅ
というのも想像し難い
農家への物々交換の…
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>くうさんのブログを楽しむために視聴している状態です。
あはは!!ありがとうございます!!
>「厭戦」「ささやかな日常」を言い訳に実際は「わがまま」を言っているようにしか感じられない残念な内容です。
平成頭から見れば、自由がなくて可哀想、どうして押さえつけられて統制されなくてはならないんだって話でしょうが、非常時ですから秩序は大切ですよね~。
「右へ倣え」と言えば悪い事ばかりに聞こえますが、ルールのない世界は乱れまくるのもまた事実ですもの。
>いっそのこと、戦争を省略して「○○年後。一家は~」とナレで済ませたらよかったのに(苦笑)
では。
いや、そうすれば良かったと思います。
長年あそこに住んでいたのに深川が壊滅状態と聞いて心配する人は居ないんでしょうかね。大家さんとか…。人と人の繋がりが薄いドラマですね。
とと姉ちゃん 第76回
内容ある日、組長があらわれ、金属の供出のため、常子(高畑充希)たちの家は、家捜しにやってくる。そんななか、“家訓”がみつかり。。。。。。
その後、君子(木村多江)の提案で。。。。。。
敬称略
もう、ほんと。。。。火事で。。。。。良かったんじゃ?
本当の意味で、主人公たちの…
【とと姉ちゃん】第76回(6/30木)感想「東京大空襲と小豆」
昭和20年(1945年)3月10日午前0時8分、米軍による大規模な焼夷弾攻撃が開
とと姉ちゃん (第76回・6/30) 感想
只今、「2016年4月/春の連ドラ・満足度」を投票受付中!(2016/7/3まで)
読者の皆さんが投票する「2016年4月/春の連ドラ・満足度」で投票受付中。
NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(公式)
第13週『常子、防空演習にいそしむ』『第76回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
組合長の…
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見るたびに呆れるドラマですが、、、
くうさんのブログを楽しむために視聴している状態です。
私も戦後生まれで戦争当時のことはわかりませんが、かるく考えても主人公一家の行動のほうがおかしく感じるような。
「厭戦」「ささやかな日常」を言い訳に実際は「わがまま」を言っているようにしか感じられない残念な内容です。
小豆についても「せっかく貰ってきたのに」と言っていたような?(買ったか交換したんじゃないの、という疑問)
いっそのこと、戦争を省略して「○○年後。一家は~」とナレで済ませたらよかったのに(苦笑)
では。