奥さん、それでも僕は大阪が好きなんです。
確かに奥さんが言うように大阪の人間は金にがめつうてせかせかしててずうずうしくて暑苦しい。
けどね、それって必死に生きてるっちゅうことやないですか。
暑苦しいほど助け合うて、がめつい自分さらけ出して、カッコも付けんと
せかせかしながら必死に生きてる。
ご主人もそうやったんと違いますか？
東野圭吾ミステリーズ 第3回「エンドレス・ナイト」
1話ずつ短編オムニバスを豪華俳優を主演に添えて毎週お届け…
と、いうコンセプトのフジ木10枠。の第3話目。
このドラマについては、ストーリーよりも役者さんの事を中心に書こうと決めているので、
何となく役者さん寄りのレビューで。
松下奈緒さんと大杉漣さんと言えばNHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」の父娘である。
主役はあくまでも松下奈緒さんなんですが…
私にとっては大杉漣さんの回なのです。(それと田中幸太朗さんの回ね
)
主演女優さんのファンの方はごめんなさいね。
大杉漣さんは、昔は犯人とかヤーさんとか悪役が多い俳優さんだったと記憶しています。
サスペンスに大杉漣さんが出ていれば、もう「犯人はこの人だろ」という役者さんだった。
出演作が多すぎる方なのでどの作品ではどうとかもう語りきれないですが、
昔の作品で印象深いのは、映画では「13階段」、ドラマでは…何なのかよく覚えて
ないのだけど主要人物に執拗に絡んで暴力振るうような役があったんですよね～。
何だろう。「ひとつ屋根の下」かも知れない。
大杉さんの印象を変えたのは、私の中では2001年の「カバチタレ!」かな、と。
ストーリー自体にはほぼ無関係なんだけど、毎回チラッと出てきて名言を放って行く浮浪者の役。
ここから、この山口雅俊P、大森美香脚本コンビの作品で、大杉さんは多くの
「優しい変人」役として定番出演。
他のドラマでも優しいお父さん役や堅い職業の役が増えてきた気がします。
今では、ヤーさんから変人から頑固な父親から優しい父さんから犯人から刑事から
サラリーマンから学者から政治家まで……
何の役でもこなす、いくつもの顔を持つ素晴らしい俳優さんになった。
連ドラで主演をする事はありませんが、いわゆる「主演を食う役者」。
大好きです！！
今回も、犯人の心の中の闇に早くから気づき、事件解決まで優しく見守る刑事。
人情味があって素敵だった。
60歳だということだけど…若くて渋い。
素敵な年の重ね方。
これからも、多くの役柄でドラマに映画に出演されるのを楽しみにしています。
ドラマ自体の感想としては…。
もう、このシリーズは犯人は主演って事で……。
今回は、大阪にトラウマのある女が、ダンナが大阪に拘ったせいで事件起こしちゃったという…。
あの取り立て屋が妄想だったとは、ハッキリしすぎてホラー落ちかと思っちゃった。
いや、むしろ、ホラー落ちでも良かったのでは～。夏だし。違うか。
事件の鍵を解くヒントは香水。
香水にはご用心。…という話では別にない。
けど、ちょっとメロドラマ仕立てだった。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
(第3話『犯人のいない殺人の夜』あらすじ)
東野圭吾の傑作短篇小説を11話厳選した1話完結型ミステリー。
第3話は、松下奈緒主演の「エンドレス・ナイト」
東京のマンションで寝ていた田村厚子(松下奈緒)は、電話の鳴る音で起こされる。
受話器をとった厚子の耳に飛び込んで来たのは、夫の洋一(田中幸太朗)が殺害されたという
警察からの連絡だった。
洋一はアパレルチェーン社長の御曹司。
新しく大阪に立ち上げるブランドの経営を任されたため、単身で現地に行っていた。
もちろん、当初は厚子も誘われていた。しかし、厚子は洋裁学校の講師を東京で続けたいこと、
また、大阪が肌に合わないとの理由で断ってしまう。
大阪に着いた厚子を番場十三(大杉漣)たち刑事が出迎えた。
洋一の遺体確認を終えた厚子は、自ら殺害現場に連れて行って欲しいと頼む。
洋一は自分の店で刺殺されていた。検死報告などを話した番場は、厚子に洋一との最後の接触を尋ねる。
厚子は一昨日、洋一から電話があり、大阪に遊びに来ないかと言われたが、断ったと話した。
番場は洋一が殺された原因に心当たりはないかと聞くが、厚子はないと答える。
厚子は手がかりを調べさせて欲しいと言う番場と、洋一が暮らしていたマンションへ。
そこで初めて洋一が亡くなったことを実感し、涙を流す。
その夜、洋一のマンションで寝ようとする厚子。
と、玄関で物音が…。恐怖する厚子の前に、刃物を手にした男が現れた。
(上記あらすじはYahoo！TVより引用)
よろしければ→【2012年7月期・夏クールドラマ何見ます？】ラインナップ一覧とキャスト表と展望
【第2話・キャスト】
田村厚子 – 松下奈緒
田村洋一 – 田中幸太朗
番場十三 – 大杉漣
ナビゲーター・倉敷 … 中井貴一
・スタッフ
脚本 – 田辺満
演出 – 河野圭太
プロデュース – 小池秀樹
原作:「犯人のいない殺人の夜」
光文社文庫犯人のいない殺人の夜／東野圭吾 |
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コメント
東野圭吾ミステリーズ 第３話「エンドレス・ナイト(哀)」
結構更新が遅れてますが書いていきます。
今週は普通に松下さんが犯人って検討つくでしょ。
個人的に予想を裏切って欲しかったような^^;
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･･･そっちのが心配になったお話でしたわ。
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東野圭吾ミステリーズ 第３話
『エンドレス・ナイト〜哀しみのラスト…夫の死の謎に迫る女』
内容
ある日、警察からの電話を受ける田村厚子（松下奈緒）
相手の平林によると、夫の洋一（田中幸太朗）が殺された