2023年 連続テレビドラマランキング
2023年も連続ドラマが終了いたしました。
昨日、2023年の映画のベストをまとめたので、ドラマの方もちゃっちゃとまとめます。
例年通り、上20辺りまでは真面目に考えてましたが、後は並べているだけです。なので微妙な順位については突っ込まないでください。
あ、あと、私、堺ニストですが、世間で話題?の「びばん」は、あまり好きではなかったです……(あの監督のドラマ、本当に苦手だと再認識した作品でした……)
量も多いですし、ランキングなんてそもそも無理ですし、本当に、ただ、ほぼ、並列に好きな順にドラマを並べただけだと思っていただければ。
つらつら感想は書かないです。
各作品の感想は「みるはち」の方をご覧ください。
では、ザザっと。
2023年全部ベストランキング(単に好きな順)
今年もレビューは朝ドラ以外すっかりアップできなくなってしまっておりますが、毎期熱心に見てはおります。
では。つらつらと……。
ベストリスト
まず番外から。他と一緒にできないので……。
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ありがとうございました。
では、続けて年間連ドラベスト。
『相棒』はもう通年ツールなので外してあります。『どうする家康』は個人的には番外最下……
2023年ドラマ軽く統括
簡単に印象深いものなど総括させていただきます。
大奥 原作ファンも感涙 珠玉の出来
年頭第一クールから、よしながふみ原作NHK版『大奥』が吉宗編から始まり、年末第四クールを幕末編で締めるという『大奥』の年でした。
個人的には大河がp——だったので、間を空けずに1年間、大河として放送していただきたかったです。
そもそも原作の緻密な作りもセリフもキャラ作りも全てが素晴らしいこの作品、危険な実写化はTBSですでに成功済み。なぜ今さらNHKが?と開始前は思っていたのですが……。
キャストから小物、セット、調度から映像から(お金があるって素晴らしい!)全てが実写化によってリアリティある世界に作り上げられていました。
原作ファン感涙の神実写でした!
これだけはレビューしたかったのですが、やはり時間が出来ず。
『みるはち』の方に毎回の短レビューが入っているのでご参照ください。(そして皆様もお時間がありましたら投稿をよろしくお願い致します)
男大奥が消えていく自然な流れなど原作のち密な仕組み、そこに生きる人々の「とてつもない苦しみと喜び」を丁寧な演出と演技で描き切る、素晴らしい実写化だった。
瀧山が扉を開く御鈴廊下での回想シーンは正直、実写にしたら安っぽくなるのではと心配していたのだけれど、天璋院との二役を務めた福士くんがそれこそ時を駆けてお万に戻ることで、情緒深い歴史絵巻になった。
私は原作既読者だけれど、読んでいない人も、既読の人も、みんなが納得できる最高の実写化だったと思う。
https://dramarevue.cinemarev.net/revue/oooku2/
100万回 言えばよかった どんな理不尽でも受け入れて生きていく
今年一番の「好き」は第一クールのこのドラマでした。
演出・金子文紀、プロデューサー・磯山晶 という大好きなスタッフが、井上真央、佐藤健、松山ケンイチ という大好きな役者たちの一番素敵な顔を引き出してくれた。
「死」を超えて生きるという切ないテーマと共に宝物のように抱きしめたい作品でした。
今年、大河と朝ドラ以外でレビューを書いたの、これ1本なんですよね(しかも、まとめ1記事 (笑))
大好きでした。大好きです!
ハヤブサ消防団 顔芸のない池井戸潤ドラマ
この辺は迷ったのですが、池井戸ドラマって顔芸じゃないんだよと、世に知らしめてくれた(笑)ドラマとして、そして大好きな中村倫也くんが最高に良い作品で最高に良い演技で最高なキャラクターを演じることができた記念として、そして何より1本のドラマとして本当に面白かったので、ベストに入れさせていただきました。
テレ朝のこの枠の中でも最高峰のミステリーだったと思います。
消防団はホッコリ明るく楽しく、集落の人間関係は密で時に面倒くさく、じわじわ入り込んで来る異物の描き方はホラー。ミステリーを描く連続ドラマとして最高峰の作り。
毎週、次が楽しみで待ちきれないドラマが終わった。寂しい。
お話の全てがアルアルだった。たぶん、実際の事件や集団も参考にされているはず。
限界集落と呼ばれる年寄りだらけの人口過疎の土地は隙だらけで騙されやすい。優しい若者がいつも顔を出して手伝ってくれれば、簡単に信頼されてしまう…
https://dramarevue.cinemarev.net/revue/hayabusa/
「家族」の描き方
近年では毎年毎クールのように描かれている「家族の在り方」題材ドラマですが、今期も興味深い作品が多かった印象です。
『コタツがない家』では、忍耐があろうと思い出の積み重ねが家族を作るという結論に落ち着き、姓がどうあろうが大黒柱が妻だろうが、みんなが納得すればそれでいいというストーリーが温かく賑やかに展開されました。
同クールの『ゆりあ先生の赤い糸』では、助け合い納得し合えれば法を超えた疑似家族も成立するという結論に落ち着きました。
『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』でも血の繋がらない見も知らぬ他人を受け入れるところからストーリーが始まっています。「ゆりあ先生」でもそうですが、ここでも財力のある者が弱者の生活を支える、というファンタジーながらも美しい疑似家族が描かれています。
「家族」といえば「夫婦」も今期も「契約婚」作品は人気のキャストを配して話題。
マンガでも近年本当に多いんですよね。こういうものを見ていると、「結婚」という制度自体がその内に無くなってしまうのかな、と思ったりもします。
そんな中、『きのう何食べた? season2』は、疑似家族のように暮らすカップルがアラフィフを迎え、「親族」や「終末」について考える。
結局はここに帰結するのかなぁ……とも思いましたが、結果的にはお互いを思いやる心が大切であり、感謝することで人は繋がる……、そういう事なのですね。
この作品も『大奥』と同じく よしながふみ原作なのですが、まぁ……本年は読み直して泣く、また読み直して泣く、未読だった作品も買っちゃった……みたいな年になりました!
原作といえば、私、恥ずかしながら、ねむようこ先生を今年の『こっち向いてよ向井くん』で初めて読み始めまして……。
赤楚くんの向井くんも好きですし、ドラマはドラマとして楽しかったですが、原作のしなやかな動きとキャラの魅力的な表情にハマりまくっています。
映像作品から原作にハマって読み漁るというのは、あまりない体験なので、今年は貴重な出会いをさせていただきました。
そんなこんなで久々に原作マンガにまで手を出す年になりました。
本年は個人的にあまり良い年ではなかったので、気が休まることが増えるのは嬉しいです。(そしてますます寝る時間が遅くなっていく……)
勝手に授賞式
2番目以降順不同・敬称略・すいません
男優賞
- 佐藤健(「100万回 言えばよかった」)
- 松山ケンイチ(「100万回 言えばよかった」「どうする家康」)
- 福士蒼汰(「大奥1、2」)
- 玉置玲央(「大奥2」)
- 中村倫也(「ハヤブサ消防団」)
- 古川雄大(「ハヤブサ消防団」「大奥2」)
- 神木隆之介(「らんまん」)
- 森本慎太郎(「だが、情熱はある」)
- 髙橋海人(「だが、情熱はある」)
- 織田裕二(「シッコウ!!」「ガラパゴス」)
- 松下洸平(「いちばんすきな花」「合理的にあり得ない」)
女優賞
- 井上真央(「100万回 言えばよかった」)
- 鈴木杏(「大奥」)
- 仲間由紀恵(「大奥」)
- 安藤サクラ(「ブラッシュアップライフ」)
- 小池栄子(「コタツがない家」)
- 広瀬アリス(「マイ・セカンド・アオハル」)
- 桜田ひより(「あたりのキッチン!」)
- 田中みな実(「あなたがしてくれなくても」)
- 小芝風花(「フェルマーの料理」「波よ聞いてくれ」「転職の魔王様」)
- 北川景子(「女神の教室」「どうする家康」)
主題歌とOP賞
SixTONES『こっから』(『だが、情熱はある』)
藤井 風『花』(いちばんすきな花)
俺的授賞式
サイコパスで賞
仲間由紀恵(『大奥』)
美・デビューで賞
白山乃愛(Dr.チョコレート)
完璧キャストで賞『大奥』のみなさん
全クール連投で賞
野間口徹さま 出演本数 17本
- テレビとはあついものなり〜放送70年TV創世記〜(2023年3月21日、NHK)
- どうする家康(2023年2月、NHK)
- ブラッシュアップライフ (2023年1月22日・2月5日・19日・3月5日、日本テレビ)
- エンジェルフライト 国際霊柩送還士 エピソード6(2023年3月17日、Amazon Prime Video)
- それってパクリじゃないですか?(2023年4月12日 – 6月14日、日本テレビ)
- 合理的にあり得ない 〜探偵・上水流涼子の解明〜(2023年4月17日 – 6月26日、関西テレビ)
- ケイジとケンジ、時々ハンジ。 第3話(2023年4月27日、テレビ朝日)
- 犬神家の一族(2023年4月22日・29日、NHK BSプレミアム)
- 風間公親-教場0- 第5話(2023年5月8日、フジテレビ)
- 藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ『イヤなイヤなイヤな奴』(2023年6月11日、NHK BSプレミアム)
- あなたがしてくれなくても 最終話・特別編(2023年6月22日・29日、フジテレビ)
- 御手洗家、炎上する(2023年7月13日、Netflix)
- 彼女たちの犯罪(2023年7月20日 – 9月22日、読売テレビ)
- ケンシロウによろしく(2023年9月22日 – 、DMM TV)
- アオハライド Season1(2023年9月22日 – 、WOWOW)
- うちの弁護士は手がかかる 第6話(2023年11月17日、フジテレビ)
- 必殺仕事人(2023年12月29日、テレビ朝日)
【告知】
— 野間口徹 (@nomaguchi_toru) December 30, 2023
年明けの1/3 21:00〜です。
チラッとお邪魔させて頂きました。 https://t.co/4fLqj9tWg8
応援しております。来年もお体に気を付けて、ますますのご活躍を!
2023年もありがとうございました
すっかり朝ドラブログに成りはてた見とり八段です……。
こんな状態ですが、どうぞ、来年も、よろしくお願いいたします。
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