思い出した。
あいつの顔。
泣いてるの?
ううん。笑ってるよ。
笑ってる。
笑ってるよ…バカ者。
東野圭吾ミステリーズ 第6回「シャレードがいっぱい」
1話ずつ短編オムニバスを豪華俳優を主演に添えて毎週お届け…
と、いうコンセプトのフジ木10枠。の第6話目。
このドラマについては、ストーリーよりも役者さんの事を中心に書こうと決めているので、
何となく役者さん寄りのレビューで。
安藤政信の回。
もうねーーーオリンピックで1週空いたから、待ちに待った!!
だって、本当に本当にずっとずっと好きだから。
1998年「青の時代」に連ドラ出演、2000年に「学校の怪談」に単発出演
してから、13年ぶりのドラマ出演。
ここまでの間は、もうすっかり映画専俳優になってしまっている。
しかし、日本には「映画俳優」と言える人は本当に少ない。
だから私はこういうお仕事の仕方をしている安藤くんがとても好きだ。
(映画を見ない人は芸能界から消えたとか思ってる人も多いらしいので、
そういう発言を見るとちょっと悔しい・泣)
そんな、「映画俳優」安藤政信の事をドラマブログの方に
書く日が来るとは思わなかった。
私が安藤くんを「安藤政信」と意識して見たのは、1998年、野島伸司の「聖者の行進」だ。
知的障がい者への虐待をテーマにした重たい重たいドラマだった。
この中で、安藤くんは知的障がいを持つ妹・鈴のために、自分も障がいを装って
妹を守り続ける優しい兄・廉を好演。
…ううん…「好演」なんてものじゃなかったと思う。
死んでも妹を守り抜きたかった彼の繊細な優しさはドラマの重さと共に
ずっと私の心にのしかかった。
たぶん、このドラマの印象が、この後もずっと私の彼に対する思いを支え続けている。
その後は、映画で何作もお目にかかる事になる…というか、先ほども書いたように
映画でしかお目に掛かれなくなってしまったから。
これは、カワイイ役柄だった。でも、最後は悲しい子なんだけどね…。
「スペーストラベラーズ」(2000年)
人の心を悟る「サトリ」…じゃなくて逆。
人に心を悟られてしまう「サトラレ」(2001年)。
「スペトラ」と同じく本広克行監督の作品。この切なさにまた泣けた…。
一番最近見たのはこれ。「スマグラー」(2011年)。ひたすらカッコ良かった…。
あんまり男性ヌードに興味はないけど、美しいと思ったね。彫刻のようだったよ。
他にも、たくさん安藤くんが出ている映画は見てきた。
出演者目当てだけで映画に行く事は、あんまり…ほとんどないので…
つまり、私の見たい映画に安藤くんは出ているという事。
私も作品は選んで観に行く方だけど、彼も出演作は選んでいる人だ。
あまり、お仕事の本数は多くないからね。
初めて彼の存在を認識した「聖者の行進」から14年。
もう37歳らしい…時が過ぎるのは早い。
でもね、今でも全然変わらない透明感がいつもスクリーンの中にある。
この人は、ずっとずっとこうやって切なく美しいんだろうなぁ…
これからも、映画中心に良いお仕事をして行って欲しいです。
海外のお仕事も楽しみにしてる。
…って、安藤くんでいっぱいで、まさみちゃんの事書くスペースが無くなっちゃった。
色々と不評も多いですが、私は彼女が大好きだから。
(「都市伝説の女」全話レビューしたし、許して )
今回のドラマは、2人がすごく合っていて見ていて楽しかった。
このペアで、この役柄のままで、シリーズ化すればいいのに。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
さて……
ストーリーの方は
実は、今回、「スマグラー」の石井克人監督回だったのね。
おかげさまで安藤くんも久々にドラマ出演する気になってくれたんだと思う。
そして、元カレ役の妻夫木聡くんも、石井監督繋がりで乗り気で出てくれたという話。
いや、ブッキー出るって噂は聞いていたものの、声が我修院達也っぽかったので、
ラストで顔が出るまでは「噂で終わったな」と思ってた。
よくよく考えたら、のび太の声だわ。あれは…。
冒頭で、わりとグロぎりぎりの殺害現場を見せられたから重い話だと思っていたら、
コメディタッチ。
奇妙さとコメディと切なさのブレンド。
東野圭吾原作にして、石井監督の色はしっかり出ていたと思った。
シャレード!シャレード…
と、言えば、A・ヘップバーンの有名な映画だ。「謎かけ」の意味。
だから、「A」というわけじゃなく…
遺書の「全財産」は「仝(どう)財産」だった。「A」ではなく「仝」だったという話。
普通に「同」と書けって…。
「謎かけ」の連続…に元カレの顔がハッキリ思い出せない主人公。
別れた男だって、やっぱり死んでしまったショックは大きかった。
ラストの海辺のシーンは情緒があって好き。
ここに、安藤くんの甘くて優しい声の澱みないセリフと、まさみちゃんの
本当に全て謎が解けてホッとした女の子らしい声が入る。
うん…
やっぱり、役者さんの力を最大限に生かした監督の撮り方で良いドラマになったと思う。
賛否あったみたいだけれども、面白かったよ。
私にとっては保存版。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
(第6話『シャレードがいっぱい』あらすじ)
青山弥生(長澤まさみ)は、元カレのアパートに、残されていた荷物を返しに行く。
部屋のドアの前に荷物だけを置いてさっさと帰ろうと思っていたのだが、何だか
様子がおかしい。
鍵のかかっていなかったドアを開けて、部屋の中に入り元カレの名前を呼ぶが、返事もない。
それもそのはず、部屋の電気を点けると元カレが殺されていた。
元カレの手元には、血で“A”が書かれていた。
弥生の通報で警察官たちが駆けつけた。
第一発見者で犯人と疑われる弥生だが、本当に荷物を返しに来ただけ。
弥生にも元カレが殺される理由に思い当たる節はない。
警察の調べでは、部屋は荒らされていたが、金銭類が残されていた為、強盗の犯行でもなさそうだ。
後日、弥生は元カレの葬儀に出席。そこで、弥生は元カレの友人で、尾藤茂久(安藤政信)と
名乗る男に声をかけられる。
また、尾藤は葬儀場に出入りする中瀬家の面々についても詳しい。
弥生が中瀬興産社長の公次郎(志賀廣太郎)に書道を教えるために出入りしていたことや、
元カレも社長の世話になっていたことも尾藤は知っていた。
あまりの詳しさと胡散臭さに、弥生が職業を尋ねると尾藤は探偵だと答える。
そして、尾藤は弥生の元カレが殺されたのは、中瀬家の遺言状が消えてしまったことと
関係すると言い、弥生にも危険が迫る可能性があると指摘。
その言葉通り、弥生のマンションも何者かに荒らされていた。
(上記あらすじはYahoo!TVより引用)
よろしければ→【2012年7月期・夏クールドラマ何見ます?】ラインナップ一覧とキャスト表と展望
【第5話・キャスト】
青山 弥生(書道教室の先生) – 長澤まさみ
尾藤 茂久(北山の友人と名乗る男性) – 安藤政信
中瀬 弘恵(公次郎の娘) – 池脇千鶴
畠山 清美(公次郎の隠し子) – マイコ
中瀬 雅之(公次郎の息子) – テイ龍進
中瀬 公次郎(中瀬興産社長・弥生の生徒) – 志賀廣太郎
森本警部補 – 森下能幸
若宮刑事 – 森岡龍
北沢 孝典(弥生の元彼) – 妻夫木聡
ナビゲーター・倉敷 … 中井貴一
・スタッフ
脚本 – 鎌田哲朗、石井克人、山本健介
演出 – 石井克人
原作:「あの頃の誰か」
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コメント
『東野圭吾ミステリーズ』 第6話 〜私が原作者だったら激怒だな〜
今更という気もしますが……
「シャレードがいっぱい」……原作を読んだことのある方のご意見をお聞きしたいなあ
恋愛ミステリー風(赤川次郎風)のテイストは嫌いではなく、今
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新聞の番組表に、「最後に出てくる、顔が思い出せなかった青山弥生の元カレ役にビックリ」とあって、
声で「あの人だ!」って思ってたんだけど、顎のラインが違ってて、
じゃあ、誰?って思いながら、
最後に当人が出て来た時には、大爆笑しちゃいました。
安藤くん、眉細!
私は「さくらん」の時の彼が印象的。
凄いカッコ良かった。
東野圭吾ミステリーズ 第6話
第六話「シャレードがいっぱい」2012年8月9日 ラテ欄「謎の血文字Aの秘密!殺された元カレと消えた遺言状の謎」 青山弥生(長澤まさみ)は、元カレのアパートに残されていた荷物
疾風伝&東野圭吾ミステリーズ
8月17日 疾風伝&東野圭吾ミステリーズ
アメブロが5月15日よりTB廃止する事が発表されましたので
5月15日以降に更新した記事では当ブログでTBを受付ます
当ブロ
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私も、安藤政信さんを久しぶりにドラマで見られて、
すごい嬉しかったです!
でも、まさか10数年ぶりのドラマ出演なんて、思わなかった・・・。
私はあんまり映画を見る方ではないので、
あんまり安藤さんにお目にかかってないはずだけれど、
それでもかなりの存在感で、私の中に存在し続けていたからかな。。
東野圭吾シリーズ、初回からなんとなく暗めが多いのが
ちょっと不満だったんだけれど、
今回は長澤まさみちゃんの明るさと、
安藤さんの透明感(やっぱりかっこいいし、ステキすぎる~)とで
満足でしたわ~。
更にあの我修院さんの声の人、
「この役者さん、顔を出してもらえなくてかわいそうだね」、
なんて話してたんですが、まさか妻夫木くんとは・・・。
ほんと、豪華なキャストでしたわん。。
東野圭吾ミステリーズ 第6話
『シャレードがいっぱい』
内容
元カレ・北沢孝典のもとへ、荷物を返しにやって来た青山弥生(長澤まさみ)
部屋の鍵が開いている事に気づき、中に入ると、元カレは死んでいた。
警…
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>いや~もっと安藤君を見ていたかったわ~
だよねーーだよねーー(;_:)
安藤くんは映画俳優でいいんだ…露出が少ないからこそ良いんだ…
と解ってはいる物の、こうやってテレビで見せられちゃうともっと見たいと思っちゃうよ。
>「キッズ・リターン」で最初に見たときから、ピュアさは変わらないわ。
キッズ・リターンを見てない私……極道苦手で避けてたけど、評判はいいよね…
今度勇気を出して見てみるーー。
長澤まさみちゃんは、今回、前クールの「都市伝説の女」のキャラに似てた。
こーー振り切った感じがいいなぁ…と。今のまさみちゃんはホント好きだな私(#^.^#)
「東野圭吾ミステリーズ」 第6話 シャレードがいっぱい
貴一さんの殺人事件ですが・・・・また容疑者が増えただけのようです。
ミステリー作家の円城寺種彦(小島康志)登場。
倉敷(中井貴一)は事件解決に期待を込めたのですが …
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いや~もっと安藤君を見ていたかったわ~
アクションシーンもっと欲しかったよね~
37歳でこの透明感は奇跡だよ~
「キッズ・リターン」で最初に見たときから、ピュアさは変わらないわ。
わたしゃ、やっぱり長澤さんが好きではないけど、使われ方がすごくおもしろかったし、
残る作品になっていたと思う。
来週も楽しみだよね~♪
東野圭吾ミステリーズ#06 葬儀でも長澤まさみはミニスカ喪服!!
東野圭吾ミステリーズ #06
「シャレードがいっぱい」
前回の反町隆史(第五話)と同様の理由で、シリーズ中で最も懸念された”長澤まさみ”のエピソード。
ところが、思ってた
木曜劇場「東野圭吾ミステリーズ」第6話
第6話「シャレードがいっぱい」 視聴率8.9%
東野圭吾ミステリーズ
第6話「シャレードがいっぱい」
東野圭吾ミステリーズ (第6話・8/16) 感想
フジ系ドラマ『東野圭吾ミステリーズ』(公式)の第6話『シャレードがいっぱい』『(ラテ欄)謎の血文字Aの秘密!殺された元カレと消えた遺言状の謎』の感想。なお、原作の東野圭
東野圭吾ミステリーズ #06
『シャレードがいっぱい~謎』
ミニスカ黒衣でシャレードがいっぱいのVISION(長澤まさみ)
各地でお盆の送り火が焚かれる日である。 都会では一瞬の静寂があり・・・明日からは夏の終りの日々が始まる。 それにしても・・・このあたりに終戦記念日があるというのは・・・も