もう7月期に入ってしまいましたが、毎度お馴染みのちょ~独断と偏見の4月期クールドラマ総評です。
まだ7月期のラインナップも書いてない~~。←最近定期になりつつある。
今期も作品ごとのレビューはサボりまくりましたが、各ドラマの短いレビューをこちらに入れています。(えっと、私だけのレビューサイトではないので書きたい方はガシガシ書き込んでやってください。よろしくです。)
https://dramarevue.cinemarev.net
ちなみに、皆さまが選ぶ4月期ドラマ投票結果はこちら。今期もたくさんのご協力をありがとうございました!
https://dramablog.cinemarev.net/bestdrama2019-4.html
って事で、時間もないのでごくごく簡単に。
(雑感のほとんどは、総括っぽいツイートを上げさせていただいております)
お断りしておきますが、あくまでも個人の雑感であり、世間の声とは何の関係もありません。
あくまでも好みで書いておりますので、意見の違う方は読み流して下さいませ。
(対象作品は、2019年4月から始まり7月までに終了した4話以上で構成される連続ドラマ、のみです。)
最優秀作品賞
主要キャラクターの3人の友情は微笑ましく、センス良いセリフの掛け合い、愛すべき人間性に毎週ワクワクしながら見た。演出も映像の引きも全て好み。
頑なな主人公の心を溶かしていく案件の数々に納得の行くエピソード作り。良いドラマでした。
菌や寄生虫を排除するばかりの神経質すぎる潔癖社会への警告も見て取れた。共存することで人間も強くなっていくのね。
「みるはち」引用
えっ!こっち??と思われる方もいらしたかも知れませんが、こっちにしちゃいました(笑)2位との差はほぼないです。(3位との差もほぼないです)
主要キャラ3人が大好きで。
掛け合いが普通に面白くて。(最近、「掛け合いが面白い脚本」と「掛け合いが上手い間の演技」というのは大変なものなのだな……としみじみ思うドラマが多くてね……ぃゃ何とは言わないけれどーー)
SE含む音・音楽演出のセンスの良さ。
磯山晶Pが編成に関わっていると知ってしまったのも、自分的にモチベーション上がる要因になっているのかも知れないけれども、いや、でも、さすがでしょ。
「泣かせようとしないけど泣ける」という演出の上手さも流石でしょ。
とにかく、こういうスタッフ、居るでしょTBSさん!!
続編もよろしくお願い致します~~。
優秀作品賞
結局、男女であろうがゲイであろうが、食事を共にし、料理を楽しみ、「美味しい」「ありがとう」と言えるカップルはずっと続くと思うのだ。食事って本当に大切なもの。
それを丁寧に丁寧に描くこの作品は、人の真理をついている。
ケンジとシロさんにずっと一緒にご飯を食べ続けてほしいと心から思える。
食の楽しみを分っている両親は、2人への理解も早い。きっと、ずっと仲良くつき合い続けられるよね。
原作の良さも当然ながら、役者さんの上手さで作品を引き上げた。本当にいいドラマだった。
ああ……なんか、脱力するほど終わって寂しい……。
志賀廣太郎さんのご回復を心から願いつつ。
またいつか、続きを見せていただきたいな。と心から思います。
「みるはち」引用
原作は実は完読してないんですよ(よく途中で止められたな、と今にして思う……はい、これから残りを買います)。
自分的には実は原作を読んでいた頃のシロさんイメージは坂口憲二さんだったのです。(お身体の具合はどうなのかなぁ。復帰できるといいなぁ。)で、えっ、ニシジ?と思っていた部分もあったのですが、開始された後はスンナリ納得しました。
なによりともかく、ケンジが……内野さんが凄いですよね。私は『ふたりっ子』の時から内野さんのファンなのですが、山本勘助から「臨場」倉石辺り以降、演技が一辺倒になってしまった気がしていて。
今回は目が覚めましたよ。ドカンと来ました。あーーこの人、やっぱり、本当に上手い!!と思いました。
西島さんと内野さんと2人で作り上げたドラマの世界観でした。
そして、このドラマの間、私自身、料理するのがちょっと楽しかったです。
これからもシロさんの教え通り、節約しながら、冷蔵庫と相談しながら、美味しいと思える物を作って行きたいです。
第2Seasonのお早いお帰りをお待ちしています。
3位
結局、ネットの世界と現実が乖離していると幸せにはなれず、隠し事のない関係性が信頼を生む、という、現実的には当たり前のことなのだけれども、隠れ家のように使いたいのがSNSであって、なかなか難しい。
ネットの向こうに人がいること。お前の正義が世界の正義ではないこと。ネットの中からでも人は救えること。
そういうことをきちんと描いているドラマだったと思います。
鍋島とあかりの過去など想定外の外し方もあったけれども(笑)
大好きなドラマでした。
誰にとっての「向かい」だったのか……というラストが一番怖かった(笑)
「みるはち」引用
近年、SNSやネットを描いたドラマって、とても多いじゃないですか。
演出する方がよく理解していないのか、ちょっと納得できない使われ方をされていたり、演出がダサかったり(笑)
このドラマは、そんな中、群を抜いてリアルなSNSが描かれていたと思います。
かといって、決してSNSを否定するわけではなく。時にファンタジックに、時に闇のように、時に優しく……コミュニケーションツールとしてのSNSをきちんと見せてもらえました。
今期、このドラマと『デジタル・タトゥー』にはたくさん考えさせられました。
また、子育てが終わって自分探しに入るお母さんの気持ちがとてもよく理解できてしまって(笑)家族の物語としても楽しめました。
個人的ランキング
好きなドラマが下の方で悪く書かれてるっっ!!
…って方もいるかも知れませんが……
ただの個人的感想なのでスルーしましょう(笑)
しかし、完走したドラマは、どれも見たくて見ていた物なので。
そしてたびたび申し上げますが、感想も順位もあくまでも私感です(爆))
4位 デジタル・タトゥー
誰を責めることもなく、みんなに責任があるという結末。事情を何も知らない人が外から好き勝手評価してタトゥを残していくのがネット社会。自覚と責任はそれぞれの手の中に。
「自業自得」はいつかそう書いている人にも回って来るかも知れない。
ネットの向こうに人がいることをみんなが理解できれば「こんなことは書かないはず」というつぶやきが多いですよね、Twitter。(「みるはち」引用)
いやーー……克実さん、カッコ良かった!
これはネット社会の闇にズバリ焦点を当てたもの。案件はドラマで描かれがちな物なれど、演出の不気味さと、並行したタイガのバックボーンが面白くて、さすがNHK土曜ドラマ枠の手堅いミステリー。
5位 わたし、定時で帰ります。
最終的には、仕事をすること自体を否定するわけでは無く、頑張る人を否定するわけでもなく、仕事は頑張り、休みは休もうというメリハリを訴える良いドラマになったと思います。「明日からも仕事しよう」と思わせてもらえるドラマはありがたい。
恋愛面は個人的には別に要らないのですが、種田くんとハッキリくっついて終わったわけでもなし、幸せを予感したラストで、これも良かった。(「みるはち」引用)
個人的には「巧に不満」ではなく、「種田とくっつけるためにこんなキャラに変わらされた巧の設定に不満」だったのですが、どうも原作ではもっと酷いキャラらしいので、まぁいいです……。じゃ、仕方ないよね、って感じ(笑)
6位 腐女子、うっかりゲイに告る。
人との出会いや関わりの大切さを描く話だったと思います。「腐女子」は二次元を愛していたけれども、三次元にはネタにできないほど苦しんでいる生身の人間がいた。
みんなが市民権を得ることができるように。はみだし者の居ない世を訴えるために。精いっぱいの演説。『未成年』のクライマックスを思い出しました。自分が強くならなければ人にも強さを与えられない。
純くんと三浦さんは付き合ったままの形で終わる事もできたけれども、そういうラストは作らない。今は恋人よりも同志の方がずっと近いから。
これからも、純くんに辛い環境は訪れるかもしれないけれども、前を向く。そういうラストでした。良かった。
明るく前向きな純くんの表情を金子大地くんの中に見ました。いい役者です。いいドラマでした。「みるはち」引用
7位 『緊急取調室』THIRD SEASON
管理官ーーー!!の続きから、事件の正体まで何本建てもの前後編。見応えありました。
吉田鋼太郎さんも吉川愛ちゃんも素晴らし過ぎる。独演会のようにならないのはキントリメンバーが当然演技で受けるだけの実力者揃いだから。
レギュラーとゲストの演技で魅せるという、このシリーズの一番特徴的で素晴らしい所が凝縮されたような最終回でした。
ラストは、まだ続けそうな終わりで視聴者的にもスッキリ。お疲れ様でした。また会える日が楽しみです!(「みるはち」引用)
8位 スパイラル~町工場の奇跡~
夢物語かも知れないけれども、善行に善の心が寄ってきて解決するラストにはウルッと来ました。
演出と役者さんたちの演技の力も大きかったと思います。
この枠は割と勧善懲悪的な流れで見ている感覚はありますが、それにしても村尾は憎らしかった(笑)眞島さん、ブラボーです。眞島さんが居てこその「スパイラル」でした。(「みるはち」引用)
9位 家政夫のミタゾノ
マンネリするのは仕方ないけれども、家政婦キャスティング3人にはいくら何でも大人の事情を感じてしまいました(笑)毒も少々減ったようで。ドラマ自体をミタゾノさんに精査してもらう必要がありそう。
レビューページ→みるはち『家政夫のミタゾノ』感想投稿ページ
10位 俺のスカート、どこ行った?
初めは古田新太の主演ということでテレ東金曜24系のようなオシャレ斬新系ドラマをちょっと想像していたのだけど、始まってみれば内容はやはり日テレ系学園ものという感じでした(笑)
ベタもキャストの魅力とセリフの面白さで見やすくなり、楽しい1クールでした。先生方ももちろん、生徒たち、特にジャニーズの3人は、それぞれとても魅力的でした。
物事をナーバスな方向でしか見ることが出来ずにイジメなどで闇を作る。それを「子どもたちがあきらめた大人の力」で解決したノブオ。こういう大人の存在が若者を前向きにし、未来を救う。それは真実だと思います。
ノブオの運命がリセットされた(?)と思えたラストまで清々しい、いい最終回でした。(「みるはち」引用)
11位 集団左遷!!
最終回には綺麗に片付く流れは読めていたわけですが、そんな演説一つで ほだされるなら、もっと早くどうにかなったのでは……と思えてしまうのはどうかと……(笑)
新プロジェクトで集められた人たちの中には全く事情を知らない人もたぶんいるわけで、まるで目の前で突然劇団が繰り広げられたかのよう。ポカーーンですわ。
でも、スッキリ解決したのは良かったですね……「正しく働きたい」この初心を大切に、若い方々には会社生活を積み重ねていただきたいです(よく考えたら4月から始まったんですよね、これ)。(「みるはち」引用)
12位 ストロベリーナイト・サーガ
Yahoo!テレビのあらすじには「姫川と菊田、2人の関係の行方は」とか書いてあったけれども、結婚してるんだからどうにもならないし(しないでほしい)、どうにもならなくて良かったです(笑)←原作でも別にどうにもなってない。
最終回らしい最終回ではなかったけれども、これで終わりでいいのではないでしょうか。「インビジブルレイン」のその先まで放映したことですし、これで姫川シリーズは実写化終わりということで。
開始前の印象通り、同じエピソードは見れば見るほどかつての名作を振り返りたくなりました……。あと、もう、この設定はなくなったのかなと思うくらい、菊田はW主人公ではありませんでした(元々、主人公じゃないんだから当たり前だ…)。主題歌を役者の登場音楽に使うのはどうかと思います。ミュージカルみたいだから止めた方がいいですよ……。
13位 パーフェクトワールド
初めの頃は割と、障がいのある人と真剣に付き合おうと思ったら、こんなこともあるし、こんなこともやらなきゃならないし、こんなに大変なのだ、それを乗り越えるのだとリアルに描き出す良い題材だと思っていたのですが、回が進むほどそれを材料にしただけのただのベタな恋愛ドラマになっていってしまった気がします。
お父さん自身が車椅子を体験して大変さが分ったら2人を認めちゃう流れも何だかな……と思ったし、一時期、ちょっと油断すると重症になって入院しちゃったり、世話が大変で つぐみがヘロヘロになってた件とか、あれはどうなったんだろう……
まぁ、そんな感じの感想です。お疲れ様でした。
もっと車椅子バスケを見たかった。(「みるはち」引用)
14位 ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~
知り合いに放射線技師の方がいましてね、「ないない」言ってました。「ない」ですね(笑)あの、ほぼ90%くらい総集編のSPも無いですね。
窪田くんは本当に、らしく演じていたと思います。(これで下手な役者だったらきっと目も当てられなかったと思うの……)
現実のラジエーションハウスにあんなに人は居ないように、ドラマ上でもキャストが渋滞してました。もったいなか。
15位 白衣の戦士!
2話で脱落しているのですが、最終回だけ見ようかなとチャンネルを合わせて15分で再び脱落しました(笑)いやあ……うるさい(笑)
水川あさみさんは様々な名作でナースを演じて来たのに、本当に気の毒で……。
今期も色々と立て込んでいて、まだHDDに溜まったまま見れていない物もあります。『おしい刑事』と『長閑の庭』は早く見たい!
以上。
勝手に授賞式
独断と偏見の授賞式です。
主演男優賞
高橋克実「デジタル・タトゥー」
山下智久「インハンド」
西島秀俊「きのう何食べた?」
古田新太「俺のスカート、どこ行った?」
金子大地「腐女子、うっかりゲイに告る。」
助演男優賞
内野聖陽「きのう何食べた?」
眞島秀和「スパイラル~町工場の奇跡~」
向井理「わたし、定時で帰ります。」
濱田岳「インハンド」
三上博史「集団左遷!!」
主演女優賞
内田理央「向かいのバズる家族」
吉高由里子「わたし、定時で帰ります。」
天海祐希「緊急取調室 THIRD SEASON」
二階堂ふみ「ストロベリーナイト・サーガ」
助演女優賞
高岡早紀「向かいのバズる家族」
中村ゆり「パーフェクトワールド」
稲森いずみ「大富豪同心」
菜々緒「インハンド」
藤野涼子「腐女子、うっかりゲイに告る。」
新人賞
宝辺花帆美「スパイラル~町工場の奇跡~」(希実ちゃん)
団体賞
内閣情報調査室健康危機管理部のみなさま「インハンド」
?インハンド?無事にオールアップしました‼️
山下さん、濱田さん、菜々緒さん、
本当にお疲れ様でした?
コメントはこちら→ https://t.co/ATQ35tP5nN最終回は明日よる10時から放送です?#インハンド#山下智久 #濱田岳 #菜々緒#最終回は6月21日金曜よる10時 pic.twitter.com/Znpc45oiC5
— 金曜ドラマ「インハンド」?6.21最終回? (@inhand_tbs) 2019年6月20日
団体賞2
キントリのみなさんウェーーイ「緊急取調室 THIRD SEASON」
天海祐希、“キントリ”との別れを惜しむ「離れるのはちょっと寂しい」 https://t.co/CnpOOkbqqX #緊急取調室 #キントリ #天海祐希 #小日向文世 #速水もこみち #塚地武雅 #鈴木浩介 #テレビ朝日 #女優 #俳優 #お笑い #ザテレビジョン @kintori_tvasahi
— ザテレビジョン (@thetvjp) 2019年6月19日
家庭料理を楽にしてくれてありがたいで賞
シロさん「きのう何食べた?」
きのう何食べた?もう11話。
始まって間もなくこのシーンの撮影。西島さんと、いや史朗さんと、定食屋のカウンターに二人並んでランチを。史朗さんは蕎麦定食、わたし上町美江はカツ丼定食。緊張しました、だってまだ会ったばかりの西島秀俊、あ、いや史朗さんとカツ丼食べるなんて、#きのう何食べた pic.twitter.com/EflQAO5sRU— Atsuko Takaizumi (@takaizumix) 2019年6月21日
癒されるで賞
サモン「インハンド」
?インハンド?
今夜10時ついに最終回?‼️サモンとの別れが近づいたある日、「もう少しでお別れだね」と寂しそうに話しかけていた博士?
アップ時は「お疲れ様〜」とたくさん撫でて、サモンを労っていた博士でした??
サモン、よく頑張りました☺️?#インハンド#最終回は今夜10時#山下智久 pic.twitter.com/4WBEXi8kQR
— 金曜ドラマ「インハンド」?6.21最終回? (@inhand_tbs) 2019年6月21日
脚本賞
「向かいのバズる家族」マギー
音楽賞
主題歌賞
「インハンド」山下智久「CHANGE」
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次点
「向かいのバズる家族」きゃりーぱみゅぱみゅ「きみがいいねくれたら」
オープニング・エンディング映像賞
「インハンド」
2019年 春期ドラマ 視聴率ベスト
平均視聴率ベストランキング10位までです。
1位 「緊急取調室」13.23 %
2位 「特捜9 season2」13.00 %
3位 「ラジエーションハウス」12.15 %
4位 「集団左遷!!」10.48 %
5位 「わたし、定時で帰ります。」9.72 %
6位 「インハンド」9.22 %
7位 「白衣の戦士!」8.71 %
8位 「俺のスカート、どこ行った?」8.69 %
9位 「ストロベリーナイト・サーガ」6.71 %
10位 「家政夫のミタゾノ」6.65 %
※今期で終了していないドラマは入っていません。
視聴率=ドラマの評価ではないし、私は全く気にならない方ですが、世間的にはみんな気にしているらしいので一応UP。
毎度申し上げておりますように、そもそももうこの視聴率測定の方法が古いので意味を成さない気がしますが、それでも、録画率が何たらとか地域視聴率が何たらとかいう条件は全ドラマ同じなので。
注目度の目安としては、こんなものなのでしょう。と、思います。
7月期のラインナップは後日(始まる前には書く予定……)
では、今期もつたないレビューにお付き合い下さり、ありがとうございました。
ツイッターやFacebookも含めコメント下さった方々もロムだけの方々も感謝しております。
今期もレビューは遅れがち&完成しなかったりしておりますが、どうぞ見捨てずお付き合いくださいませ。
では、夏期もよろしくお願いいたします~。