【ぼくの夏休み】フジテレビ昼ドラ 第22話 感想

いよいよ戦局は悪化し、ついに上条旅館の予科練生たちも出撃する日が
やってきた。

前日、出来る限りの食材を集めて、みんなを見送る上条家の人々と和也…。

 

「ぼくの夏休み」第22話

      『ぼくの夏休み』感想

1年経ち、昭和20年。
戦局はますます厳しくなり、配給も減り、食糧事情も悪くなっている。

和也は、はる菜の墓を作ってお参りするようになっていた。

真実を知る佐代は、ただ見守る事しかできない。
はる菜は生きていると言ってやってくれ、と言う佐代に、

だったらそう言え。
女郎屋から、はる菜が逃げだすとこを見たと言え。

言えねえのか。お前だって相当に罪作りな女なんだ。
俺ばっかり責めるな。

それに、よ~く考えてみろ。
逃げだしたっちゅうはる菜、な~んしてここに現れねえんだ。

たぶんどっかで死んでんだ。
今さら和也にホントのこと言ったところで、余計に悲しむだけだべや。

と冷たく言う大五郎。

 

そんな中、予科練生たちは、ついに分隊長の

われこそは予科練の一番機だと早期出撃を熱望する者があったら、
この後俺の部屋まで来てくれ。

という言葉を聞くことになる。

そして、省吾は真っ先に志願し、みんなが後に続いた。

省吾との別れを受け入れられなくて泣くちえ子。

 

予科練生たちと過ごす最期の日、大五郎は近所の農家を回ってありったけの食材を集めてきた。
みんなが食事を作りたがり、予科練生も上条旅館の人たちも一緒に料理した。

食事時には、今や予科練生になっている栄次郎も帰ってきた。

借りたハンカチを返そうとする省吾に

一緒に連れて行ってください。

と告げるちえ子。

 

夜、和也は省吾と小屋で話した。

 

はる菜の敵とってやるからな。

そんなのいらないよ。
いらないです。

行かないで。行かないでよ。1人にしないでよ。
はる菜がいなくなって省吾さんがいなくなったら、俺1人になっちゃうじゃん。
そんなのやだよ。怖いよ。行かないでよ。

和也はまだまだ昭和の子じゃないんだな。

当たり前じゃん。

これが戦争なんだ。
俺はこの時代しか知らない。
偉い人たちが勝手に始めたこと。
偉い人たちは、俺たちの命を使って土地の奪い合いをさせる。
俺たちの意見や感情は関係ない。

でも、俺はこの国が嫌いになれない。
俺はこの国の人たちが大好きだ。

その人たちを守るために俺は生きている。

 

翌朝、「マルハチマルマル」に出発すると言っていた省吾は、和也が部屋に行くと
すでにいなかった。

机の上にハーモニカと和也宛ての置手紙。

「和也殿。
 
 出撃時間に変更が出ましたので手紙での別れとなってしまいました。
 短い間でしたが、和也や上条旅館の人々との時間は楽しく、思い出深い時間でした。

 和也と出会った時、和也ははる菜のために戦っていました。
 次に出会ったときは、和也とはる菜は病気に伏したおばあちゃんのために
 薬草を探していました。あなたたちは優しい兄妹です。
 
 考えれば、あの日から私たちの秘密は始まっていました。
 
 和也。和也との秘密は永遠です。

 和也。無駄な1日などはありません。

 和也。私が出撃する今日という日は、意味のある1日なのです。
 
 私の分まで生きてください。」

 

和也は手紙を握り締めて走った。
省吾を見送りたくて走った。

 

頭の上の青い空に、戦闘機が4機 飛んで消えて行った。

 

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何か、いっぱい泣いた。

昼ドラマで泣かされるとはね…ビックリだ。

はる菜が死んでる事になって墓まで出来てるのもビックリだけど…。
冒頭、はる菜のことについては、本当にまるで戦死した人の事みたいに
ちょっとだけ触れられて…

後は、予科練、特攻隊の青年たちの物語に終わった。

 

私は戦争や軍人さんが美化されるのは好きじゃない。

でも、この人たちの心根は、本当に美しかったね。

それが愚かな事だったのか美しい事なのかは、その立場に立たなければ解らない。

飛んだ本人が美しい事だと信じて飛んだなら、そうすれば魂が救われるなら、
それでいいのかもしれない、と思える話だった。

 

省吾さんの戦闘服姿、かっこよかったね…
どうか…何かの間違いがあって、省吾さんが無事にちえ子の元に戻ってきますように。

 

さて…

美しい予科練生たちの物語が終わってしまうと、明日からまたドロドロ昼ドラ展開に
戻るみたい。 

何やってるんだ、勇作……。

 

※すっごく気になる2つの記事
・北条隆博さんのブログ  http://ameblo.jp/takahirohojyo/entry-11315566208.html
「これからの省吾の活躍に期待してください」出番がまだある?

・崎本大海さんのブログ http://ameblo.jp/sakimoto-hiromi/entry-11303282941.html
7月15日にクランクアップしてる……

 

※8/6からは第2部に入り、青年期を迎えるらしいです。
役者さんは、「仮面ライダーディケイド」井上正大さんと有村架純さん。

 

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(第22話あらすじ)

はる菜(二宮星)は菊江(伊藤麻実子)とともに女郎屋から無事逃げ出すが、迎えに来た佐代
(高岡早紀)と入れ違いになってしまう。
一方の和也(綾部守人)は、はる菜の入院している病院が空襲を受け、ほとんどの患者が死んだ
というウソの話を聞かされる。
「はる菜ー!」和也は愕然として泣き叫ぶ。

1年後の昭和20年夏。はる菜の命日に、墓参りをする和也。
佐代は、はる菜が女郎屋から逃げたことを知っていながら、和也に真実を言えないままでいた。

戦況は悪化し、予科練で特攻隊の志願者を募り始める。
軍からの情報とは違い、実際の特攻隊の戦果が芳しくないと知る予科練生たち。
恐怖で震えが止まらない。そんな中、省吾(北条隆博)が覚悟を決め、立ち上がる。
彼の出撃を知った和也は…。

(上記あらすじは Yahoo!TVより)

 

よろしければ→【2012年7月期・夏クールドラマ何見ます?】ラインナップ一覧とキャスト表と展望

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【キャスト】

青山和也(12) – 綾部守人
青山はる菜(9) – 二宮星

上条佐代・青山詩緒里 – 高岡早紀
青山浩二 – 中原裕也

上条マツ – うつみ宮土理
上条大五郎 – 升毅
上条耕作 – 崎本大海

上条勇作 – 森永悠希
上条栄次郎 – 西山潤
文子 -土谷春陽

小野寺省吾 – 北条隆博
鹿野 – 松田賢二

五十嵐先生 – 山崎銀之丞
五十嵐ちえ子 – 水野絵梨菜

※詳しい出演者情報はシャブリさんのブログへ

 

  

 
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