栃木の一ノ瀬家の話はアバンで終わり、本編は東京の直美の話へシフトする。
先週いっぱい栃木を見てきたので、まだ馴染めない……。
栃木ではりん(見上愛)が美津(水野美紀)に嫁ぐ決意を伝えていた。一方、東京では直美(上坂樹里)が英語の勉強をしながら、給金の安いマッチ工場で働く日々。ある日、直美は盗難事件に巻き込まれてしまう……
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「風、薫る」第2週「灯の道」第6話 感想

感想
簡単感想で。
嫁入りは女の戦
あれから嫁入りの話が進んだらしく、りんはすでに2日後に婚礼を控えている。
気乗りしないのは母の美津ばかり。
私と安のために一ノ瀬家の娘…私の娘がこんな望まぬ話…。
望むところです。
私は一ノ瀬家の娘として望んで嫁ぐんです。
母は娘に精いっぱいの祝いの言葉を贈った。
私は旦那様と添うことができてそれは幸せでした。
どうせなら母に負けぬほど幸せになりなさい。
嫁入りはおなごの戦ですよ。
戦国時代はほぼ人質のように敵国へ嫁いだ女子は実家のスパイのような役割もしていたわけだが、明治になってそれはない。
なので、りんの戦は「母上に負けぬ」ことになるわけらしい。
はい。
「奥様」になってとびっきりの上がりにしてみせます。
まぁ……モデルの人、大関和の生涯を調べてしまった方は、この先も何となくお察しだけれど、ひとまず幸せになってほしいな。
アメリカに行きたい
ここから話は東京の教会で育った大家直美の話へ。
直美の住む長屋では、親戚でもないのに全員が「大家」を名乗っているらしい。
名前、勝手に付けていいっていうからね。みんな「大家」にしたの。
名前くらいは店子じゃなくて大家がいいってね。
と笑う長屋のおばさん。
そう。明治の初期に政令で、平民も全員苗字を付けなくてはならなくなった。
もちろん「国民のため」よりも、円滑に徴兵したり徴税したりするための制度である。
この一時期、役所が土地や田畑の特徴や地名などを見て命名したりしている地域もあったが、自分で勝手に付けてもいいという地域もあったよう。
(もちろん、一度届けたら勝手に改名は許されない)
そうして、この長屋の人たちはみんな「大家」になったわけ。
直美の場合は教会に捨てられた孤児だったということで、元々 苗字を持てる身分だったかどうかも分からない。
変わった髪型や身なりは……ちょっと『虎に翼』の よねさんを思い起こす。
孤児なので泥棒だと疑われて工場をクビになり、孤児なのでどこにも雇ってもらえず、教会育ちで学んだ英語すら仕事に生かせない。
英語ができるのは分かったよ。
だけど、どこ行ったってあんた無理だ。
分かるだろ?あんたが英語を話せるのは教会に捨てられたからだ。
英語が話せることがむしろ孤児の証になってしまうとはね……。
幸い器量は悪くない。誰かのおめかけさんに収まるかあとは女郎に…。
孤児がここまで蔑まれるならば、当然、妾も無理じゃない?
当時は孤児も多かっただろうし、体を売る方に行ってしまう女性も多いことはうなずける……。
教会へ戻ると、吉江宣教師と、メアリー先生に訴える直美である。
アメリカに行きたいです。
だって仕事はない。いい結婚話なんかあるわけない。
だけど結婚しなきゃ女はまともに生きちゃあいけない。
う~ん……。仮にアメリカへ行ったって後ろ盾のない有色人種の女性に生きる道があったかどうか……。
もっとも、直美は別に今の環境から抜け出せればどこででも良かったのだろうけれど。
ちなみに、直美のモデルとされている鈴木まさ は士族の娘であり、親を戊辰戦争で亡くして貧しくともここまでジゴクな環境ではなかったと思われる。
朝ドラはフィクションなので別にモデルの人生に沿う必要はないけれど、ここまで貧民層のように描いてしまうと、看護学校へ進んだりできる未来が見えなくて、少し戸惑う。
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風、薫る キャストとスタッフ
キャスト
一ノ瀬りん – 見上愛
大家直美 – 上坂樹里
一ノ瀬美津 – 水野美紀
一ノ瀬信右衛門 – 北村一輝
一ノ瀬安 – 早坂美海
中村義正 – 小林隆
竹内虎太郎 – 小林虎之介
竹内之宣 – つぶやきシロー
竹内栄 – 岩瀬顕子
奥田亀吉 – 三浦貴大
奥田貞 – 根岸季衣
うなぎ屋の女将 – 大島美幸
和菓子屋の女将 – 義達祐未
柴田屋・松永屋 – たくや・かずや(ザ・たっち)
吉江善作 – 原田泰造
島田健次郎 – 佐野晶哉
小日向栄介 – 藤原季節
槇村太一 – 林裕太
清水卯三郎 – 坂東彌十郎
柳川文 – 内田慈
松原喜介 – 小倉史也
勝海舟 – 片岡鶴太郎
大家トヨ – 松金よね子
大家キク- 広岡由里子
大家嘉平 – 春海四方
大山捨松 ‐ 多部未華子
大山巌 ‐ 高嶋政宏
松山ふさ ‐ 二田絢乃
河合志摩 ‐ 中田青渚
木村佐保 ‐ 井上向日葵
中山マツ ‐ 丸山礼
真風 ‐ 研ナオコ
玉田多江- 生田絵梨花
泉喜代 – 菊池亜希子
東雲ゆき – 中井友望
柳田しのぶ – 木越明
工藤トメ – 原嶋凛
松井エイ – 玄理
梶原敏子 – 伊勢志摩
今井益男 – 古川雄大
藤田邦夫 – 坂口涼太郎
黒川勝治 – 平埜生成
渡辺行成 – 森田甘路
永田フユ – 猫背椿
永田康介 – じろう
柴田万作 – 飯尾和樹
丸山忠蔵 – 若林時英
夕凪 – 村上穂乃佳
三浦ツヤ – 東野絢香
園部弥一郎 – 野添義弘
多田重太郎 – 筒井道隆
和泉千佳子 – 仲間由紀恵
風、薫る スタッフ
◆放送期間 : 2026年3月30日 ~ 2026年3月 日(全130回)
◆制作 : NHK(AK)
◆初回視聴率 : %
◆平均視聴率 : %
◆制作統括 : 松園武大,宮本えり子
◆プロデューサー : 葛西勇也,松田恭典
◆演出 : 佐々木善春,橋本万葉,新田真三,松本仁志
◆原案 : 田中ひかる『明治のナイチンゲール 大関和物語』
◆脚本 : 吉澤智子
◆音楽 : 野見祐二
◆主題歌 : Mrs. GREEN APPLE「風と町」
『風、薫る』各回リンク



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