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NHK大河ドラマ【鎌倉殿の13人】第10回「根拠なき自信」感想

判官贔屓のない九郎義経の描きかたが凄い(笑)

でも、きっと、こんなキャラクターを愛しいと思う最期がくるのだろうなと予想する。

源九郎義経。

若さゆえの無鉄砲。傍若無人。計算高く、人を身分で測り、絵にかいたような無礼……。

でも、寂しかったのは、きっと本当。

平家の追討軍を退けた北条義時(小栗旬)ら源頼朝(大泉洋)軍。後白河法皇(西田敏行)はほくそ笑み、平家の総帥・清盛(松平健)は都を京へ戻すことを決断する。奥州の覇者・藤原秀衡(田中泯)は源義経(菅田将暉)からの助力を求める文を読むが、動きを見せない。そんな中、鎌倉では八重(新垣結衣)が侍女として頼朝のそばで働き始めるが、義時の八重への気づかいを見た亀(江口のりこ)という侍女が疑念を抱きはじめ……

(『鎌倉殿の13人』上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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大河ドラマ 鎌倉殿の13人 第10回「根拠なき自信」

大河ドラマ【鎌倉殿の13人】2022年 感想

感想

前、3話分くらいレビュー飛んでおりますが、後々上げていきますので。すいません。

(たぶん、短文で)

前回、告知させていただいたように Twitter実況を貼り付けて、後日追記するシステムでやっていこうと思っております。どうぞよろしくお願いします。

Twitter実況感想

山口さんの山内首藤経俊、誰だか分んないほどボロボロだったなぁ……。

鎌倉殿の13人 10話追記感想

どうしよう。義経、大好きな菅田将暉なのに膝枕を全く羨ましく思えないほど、とにかく、なんか、恐い。

タイトルは『根拠なき自信』。頼朝の女周り描写がちょっと過剰な気がしているけれども、完全な義経回ということだね。

覆す「判官」描写

大体、なぜ義経とは健気で可哀想な弟位置に入ったのだろう。

イケメン俳優が美しく演じることが多いけれども、そもそも『吾妻鏡』には九郎義経の容姿を語る描写はなく、『平家物語』で少し触れられているのみ。

九郎は 色白うちいさきが むかばのことにさしいでて

「色白で小さくて出っ歯」こんな感じである。

(ただし、平家物語から見た義経は敵なので、悪く書かれることは必須)

やはり、京で評判の美女である常盤御前の息子なのだから美人に決まっているという思い込みが、イケメン配役の元になっているのでしょうね。

世の中、太古から美人に弱い。そして大衆は昔から悲劇が好き。

美人である上に、兄のために戦ったのに鎌倉から追い出され、みんなに愛される身でありながら討伐の対象になってしまった可哀そうな弟……。

しかし、このドラマを見ていると、この少し残酷な性格のままでも悲劇伝承が出来上がるのは当然な気はしてくる。

「身分が低い」と決めつけた者に対する態度は酷いが、上の者に取り入るのもまたひどく上手い。

自分の身の上を可哀想っぽく可哀想っぽく甘えながら訴えて行けば、政子みたいな篭絡マダムたちが泣いてくれるよね……。

そういう意味でも、なんという義経像。

「異常性が自然に出ればいい」と言っておられる菅田さんだけれど。

すごく出ていると思います。

本当に、上手い。

源範頼=三十郎

『真田丸』で三十郎を演じていた迫田孝也さんが範頼になって三谷作品に帰ってきた。

えたいの知れない人がどんどん増えてく。

と、実衣さまに言われていたけれど、頼朝の父・源義朝の六男にあたる。

義朝には9人の息子がいる。鎌倉殿と8人である。

それぞれ母親は違うんだ。
私と全成殿と乙若は一緒だけど、佐殿の母上は別だし、そちらのは確か遊女でしたよね。

そうなんです。

佐殿の母は正室・由良御前。3兄弟の母・常盤御前は側室・愛妾。この時代なのでお家のために娘を差し出す親もいる。が、範頼の母は遊女だという。義朝さんは上から下まで色好みということ……。

常盤御前だって雑仕女の出だったらしいので高貴な方というわけではないのだけれど、「そちらの母上は遊女なんですよね」と言っちゃうあたり、父に愛されていた美女を母に持った誇りがあるということかしら。全定。

それに「そうなんですーー」とニコニコ答える範頼には人の好さを感じる。

まぁ……たぶん。これから起きる「いろんなこと?」も彼の場合はただタイミング悪くそうなっちゃうだけなんだろうなぁ……。

皆様、共に暮らしていた時はあるのですか。

と尋ねる小四郎。

母が違えどコロコロと共に同じ屋根の下で育つ坂東武者の家庭と、母の身分で住居を分けられる京のお屋敷の違いを目の当たりにしたシーン。

これからどんどん、「京」が坂東に侵食してくる。

それは良かったことなのか……。

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キャスト(相関図式)とスタッフ

キャスト (相関図式)

【北条家】

北条義時:小栗旬 13人 – 主人公

北条時政:坂東彌十郎 13人 – 義時の実父
りく:宮沢りえ – 義時の継母 – 時政の妻

北条宗時:片岡愛之助 – 義時の兄
実衣(阿波局):宮澤エマ – 義時の妹
北条泰時:坂口健太郎 – 義時の息子
北条時房 : 瀬戸康史 – 義時の弟

比奈 : 堀田真由 – 義時の妻

牧宗親:山崎一 – 牧の方(りく)の兄

北条政子:小池栄子 – 義時の姉 – 源頼朝の妻

  │

【源頼朝 一家】

源頼朝:大泉洋 鎌倉殿 – 義時の義兄 – 北条政子の夫

源頼家:金子大地 – 頼朝の長男
大姫:南沙良(難波ありさ←落井実結子) – 頼朝の長女
三幡 – 頼朝の次女
源実朝:柿澤勇人 – 頼朝の三男
貞暁  – 頼朝の次男(異腹)

亀:江口のりこ – 頼朝の妾

【源頼朝 兄弟・親族・関係者】

阿野全成:新納慎也 – 頼朝の異母弟 – 常盤御前の長男
義円:成河 – 頼朝の異母弟 – 常盤御前の次男
源義経:菅田将暉 – 頼朝の異母弟 – 常盤御前の三男

里(郷御前) : 三浦透子 – 義経の正室
静御前 : 石橋静河 – 義経の妾

源範頼:迫田孝也 – 頼朝の異母弟 – 三兄弟とは異腹

源行家:杉本哲太 – 頼朝兄弟の叔父
安達盛長:野添義弘 13人 – 頼朝の側近
武蔵坊弁慶:佳久創 – 義経の郎党

木曽義仲:青木崇高 – 頼朝兄弟の従兄弟
巴御前:秋元才加 – 木曽義仲の妾
木曽義高:市川染五郎 – 木曽義仲の息子
今井兼平:町田悠宇 – 木曽義仲の乳母子

武田信義:八嶋智人 – 甲斐源氏4代目

伊東祐親:浅野和之 – 北条兄妹の母方の祖父
河津祐泰:山口祥行 – 伊東祐親の長男 – 北条兄妹の叔父
伊東祐清:竹財輝之助 – 伊東祐親の次男 – 北条兄妹の叔父

八重:新垣結衣 – 源頼朝の妻- 義時の側室 – 伊東祐親の娘
千鶴丸:太田恵晴 – 八重の子(夭折)

善児:梶原善 – 伊東家の下人
江間次郎:芹澤興人 – 伊東家の家人

工藤祐経:坪倉由幸 – 伊東祐親の元娘婿
工藤茂光:米本学仁
仁田忠常:高岸宏行
堤信遠:吉見一豊

比企能員:佐藤二朗 13人 – 源頼家の乳母父 -比企尼の甥
道:堀内敬子 – 源頼家の乳母
若狭局 : – 比企能員の娘
一幡 : – 若狭局の長子
比企尼:草笛光子 – 源頼朝の乳母

善哉(公暁) :寛一郎 – 頼家の男子 –


畠山重忠:中川大志
足立遠元:大野泰広 13人
梶原景時:中村獅童 13人
和田義盛:横田栄司 13人
三浦義澄:佐藤B作 13人 – 伊東祐親の娘婿 – 北条兄弟の叔父
三浦義村:山本耕史 – 伊東祐親の孫 – 義時の従兄弟
岡崎義実:たかお鷹
土肥実平:阿南健治
山内首藤経俊:山口馬木也
大庭景親:國村隼
上総広常:佐藤浩市
千葉常胤:岡本信人
三善康信:小林隆 13人
大江広元:栗原英雄 13人

中原親能 : 13人
二階堂行政 : 13人
八田知家 :市川隼人 13人

【朝廷・公家・平家】

後白河法皇:西田敏行
以仁王:木村昴
後鳥羽上皇 : 尾上松也
丹後局:鈴木京香
平知康:矢柴俊博
源頼政:品川徹
平清盛:松平健
平宗盛:小泉孝太郎
平維盛:濱正悟
藤原秀衡:田中泯

文覚:市川猿之助

スタッフ

◆制作統括 : 清水拓哉、尾崎裕和
◆プロデューサー : 長谷知記、大越大士、吉岡和彦、川口俊介、結城崇史
◆演出 : 吉田照幸、末永創 、保坂慶太、安藤大佑
◆脚本 : 三谷幸喜
◆音楽 : エバン・コール
◆語り:長澤まさみ

『鎌倉殿の13人』各回リンク

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