【平清盛】第10回「義清散る」感想


うたげ以来、傷ついた待賢門院(檀れい)に接近した義清(藤木直人)であったが、
義清と男女関係にある堀河局(りょう)は、あまりにも身分違いの恋は身の破滅を
招くと義清に警告する。

そんな折、待賢門院は息子・雅仁親王(松田翔太)をめぐって得子(松雪泰子)と
つかみ合いのケンカをしてしまう。
待賢門院の身を案じた義清は、その夜忍んでいくが、待賢門院の心が実は鳥羽(三上博史)
にあることを知り…。

(「Yahoo!TV」より引用)

  

第十回「義清散る」

保延5年(1139年)、得子さまは、ご自分がお産みになった皇子・躰仁さまを
わずか生後3か月で皇太子、つまり東宮とする事に成功します。

得子さまのご出自が低いせいで、鳥羽院は立太子を渋っていたわけですが、

見苦しや!
躰仁を東宮に望まれぬはあなた様ではござりませぬか?

もう結構にござりまする!

と怒り狂った得子さまは藤原忠通に相談。

躰仁さまを藤原氏出の崇徳くんの中宮・聖子さまの養子に無理無理入れる事で
まんまと成功したのでした。

この当時は、女御さまの後ろ盾が非常に大きな力となっていた時代です。

これで、藤原氏を後ろ盾とした得子さまは、ぐんぐん出世街道を上っていくのです。

対して、現在の天皇の母、待賢門院璋子さまは白河院を亡くし、後ろ盾のない状態。
とても、心もとない立場でおわしたのでございます。

そんな璋子さまは、しかし、相変わらずふわふわしたお方。
義清に「恋」を教え込まれて

長からむ 心も知らず黒髪の
 みだれて今朝はものをこそ思へ~

などと歌っておいでなのでした。

待賢門院付きの堀河局は、元々、義清くんと出来てましたから、この事態を
面白く思うわけがありません。

おまけに、璋子さまの性格も熟知している堀河局。
これ以上溺れさせては璋子さまの身の危険と察知し、訪ねてきた義清くんを
すげなく追い返すのでございます。

そんなこんなの中、璋子さまの第四皇子・雅仁親王が元服の義を迎えます。

雅仁さまは、ちょっと大人っぽくなったように見せかけて、相変わらず白拍子なんぞ
呼び、遊びほうけておられます。

得子さまに向かって

諸大夫の娘が、先の院の寵愛を受けた我が母を蹴落とし、
国母になる日も近うござりまするな。

なんて言っちゃったもんだから、またまた得子さまから、

そのねじくれ曲がったご性分。
とても院のお子とは思えませぬ。

むしろ先の院に似ておいでじゃ。

もしや、そなた、先の院のお子なのではござりませぬか?

帝が院に疎まれしお子ならば、そなたは院にとって要らざるお子。
生まれて来ずとも何の障りもなかった皇子という事!

と、暴言攻撃に遭ってしまいます。

これを聞いていた璋子さまが、珍しく顔色を変えて得子さまに掴みかかります。

取り消して下さりませ!

雅仁は、まごう事なく院の子にござります。
要らざる子などでは断じてござりませぬ!

取り消して下さりませ。
取り消して下さりませ!取り消して下さりませ!

堀河局に止められてお部屋に戻るものの、

「待賢門院様のご権勢も終わり」

のニュースは、瞬く間に朝廷中に響き渡ってしまったのでした。

この事態を知った義清は、矢も楯もたまらず、璋子さまの元へ駆けつけます。

しかし、璋子さまからは、

それ以上近づいてはならぬ!
あの日の事は忘れよ!

という冷たいお言葉。

自分が璋子さまの恋心に火をつけたと自負していた義清くんは、
それでも璋子さまに近づこうとしますが、璋子さまは庭に一輪だけ
残っていた水仙を抱くように地面に伏して泣いているのでした。

まだ…咲いておったのじゃな。

ここに…ここに。

何と、恋心に目覚めた璋子さまが愛おしく思っているのは、
義清くんではなくて鳥羽院なのでした。

あなたをお救いできるのは私しかおらぬのに、何故、私ではなく
あのような惨いお方を愛おしく思われるのですか?!

恋に狂ったイケメン義清くんは、何とか璋子さまの心を自分に向けようとしますが、
お庭は「曲者現る!」の報に大騒ぎ。

璋子さまは連れて行かれてしまい、義清くんも逃げるしかありません。

何を考えておるのじゃ、義清。
相手は院のお后ぞ!

親友・清盛くんの声すら聞こえない様子の義清くん。

私は、ただ引き出したかった。
待賢門院様の心の奥に眠ってる、人を愛おしく思う気持ちを。

だが、それを引き出されたのは私の方だった。

人を愛おしく思う気持ちを知らぬは私だったのだ。

ただのプレイボーイ(死語!?)だったイケメンは、初恋に敗れたのでした。

この一件で内大臣頼長から呼び出しを受けた義清くんでしたが、院のお言葉はお咎めなし。

そなたが誰と何をしようと、もはや私の心にはさざ波一つ立たぬゆえ。

院は、璋子さまに冷たくそう言うのみなのでした。

すごすごと屋敷へ帰った義清くんに、可愛い娘が花びらをニコニコしながら見せます。

しかし、それを見た途端、美しい花びらに失恋を思い出したのか、
義清くんは、娘を縁側に叩きつけるのでした。

突然のDV化に驚く妻子を残して義清くんは家を出ます。

びっくりした清盛くんは、義清くんを追いますが、もはや彼は
手の付けられない状態。

矢は、的の中央に当たるが最も美しく、歌はそこにふさわしき言葉が選ばれ
見事に組み合わされた時こそ最も美しい。

いかなる世においても、美しく生きる事が私の志だ。

私には醜さにまみれて生きる覚悟などない!

と、言ったかと思うと、

降りしきる桜の花びらの中に寝転がり、

おまいさんは…私のたった一人の友だ。

それゆえ、お前さんに見届けてほしい。

と、いきなり「お江戸の人っすか?」と尋ねたくなるような呪文を吐いて、
清盛くんの目の前で出家してしまうのでした……。

  。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

「身を捨つる 人はまことに捨つるかは 捨てぬ人をぞ 捨つるとはいふ」by 西行

・・・うん!
・・・で、どういう意味じゃ!?
by 清盛

義清が世を捨つる決意し、美しい声で美しい歌を詠み、美しく桜舞い散る光景の中で……

最も似つかわしくない人が付き添ってた気がした、ちぐはぐな出家シーン。笑.gif

何だ、この失恋したから出家しちゃおう的な…
ストーカーに失敗したから出家しちゃおう的な…
子どもを縁側から突然突き落す的な…

と、目ん玉真ん丸な方も多い事でしょうが、これ、まんま「西行物語」再現なので。笑.gif

平安時代の物語っつーたら、こんな感じに大げさでございます。
まぁ、鬼も徘徊するファンタジックな時代だから。

ちなみに、西行が待賢門院璋子さまに振られて出家したという話も
逸話として残っております。
もちろん、史実なんてどうだか解りません。

しかし、出家シーンに清盛が付き添っていたかと言われれば、それはないと思う。笑.gif

こうして、いにしえの物語をちょくちょく織り交ぜつつ進む所は、この大河の
ちょっと面白い特徴だと言えましょう。

まぁ、今回は義清(の髪)が散ったストーリーという事で、またまた王家中心でした。

今日の璋子(たまこ)さま

得子さんのお産みになった体仁さまは、生後わずか三月で次の帝に就くことが
お決まりになりました。

そうなったら得子さんは国母になるわけで、ご権勢はますます強大です。

そんな折、たまちゃんの第四子・雅仁くんが元服。

得子さんは、

雅仁親王もどうせ院の子かどうか解ったもんじゃない。
帝は「疎まれ子」そして雅仁は「要らざる子」

と、言い放つのでした。

すると、たまちゃんが目をうるうるさせて得子さまに掴みかかり…

平清盛 断じて院の子でございます!
要らざる子などでは断じてございませぬ!

取り消してくださりませ!取り消してくださりませ!

取り消してくださりませ~!

急に母性に目覚めたか、たまちゃん・・・。

って言うか、昔は何とも思っていなかった水仙…すなわち鳥羽院を今となっては
愛おしく思って泣いちゃうたまちゃんにとっては、確実に院の子である雅仁くんは
大切なお子なんだよね・・・。

なのに、たまちゃんは義清の事で院から

咎めねばならぬことなど、何一つ起きてはおらぬ。

そなたが誰と何をしようと、もはや私の心には漣ひとつ立たぬゆえな。

とか、言われちゃうんだよね。(泣)

これは、例によって心とは裏腹な院のどSМ発言なんだけど…
お花畑なたまちゃんには院の複雑な心は読めず。

行き場がない思いに複雑なたまちゃんであった…。

しかも得子さんの攻撃は、こんな事では済まなくてよ!

負けるな、たまちゃん!

※マニアな情報ですが、「マメシバ一郎」のイチローが、第16話に出演するそうです~♥
二朗さん@二郎と共演…絡みはないと思うけど~笑.gif

※今期の日曜日、「清盛」見て記事書いてご飯食べて「運命の人」にすぐ突入するという
過密スケジュールなので、トラバのお返しなどかなり遅れてます。申し訳ありません~。

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※キャスト

平清盛(平太) … 松山ケンイチ(幼少期:前田旺志郎)

平忠正 … 豊原功補
平家盛 … 大東駿介
平頼盛 … 西島隆弘
平時忠 … 森田剛
平盛国(鱸丸) … 上川隆也(幼少期:小林廉)

伊藤忠清 … 藤本隆宏
平盛康 … 佐戸井けん太
平維綱 … 尾美としのり

時子 … 深田恭子
明子 … 加藤あい
滋子(建春門院) … 成海璃子
秀子 … 海老瀬はな
須磨 … 駒塚由衣

宗子 … 和久井映見
平家貞 … 中村梅雀
平忠盛 … 中井貴一
平正盛 … 中村敦夫

源義朝 … 玉木宏
源為義 … 小日向文世
由良御前 … 田中麗奈
常盤御前 … 武井咲

鎌田通清 … 金田明夫
鎌田正清 … 趙和

源頼朝(語り) … 岡田将生

政子 … 杏

白河法皇 … 伊東四朗
舞子 … 吹石一恵
祇園女御 / 乙前 … 松田聖子

鳥羽上皇 … 三上博史
後白河天皇(雅仁親王) … 松田翔太
崇徳天皇 … 井浦新(幼少期:桑代貴明)
璋子(待賢門院) … 檀れい
堀河局 … りょう
得子( 美福門院) … 松雪泰子
御影 … 横山めぐみ

藤原忠実 … 國村隼
藤原忠通 … 堀部圭亮
藤原頼長 … 山本耕史

信西(高階通憲) … 阿部サダヲ
藤原家保 … 渡辺哲
藤原家成 … 国広富之
高階基章 … 平田満
藤原季範 … 山口良一

西行(佐藤義清) … 藤木直人
兎丸 … 加藤浩次(幼少期:前田航基)
朧月 … 隆大介
滝次 … 河原崎建三
国松 … 白倉裕二
時松 … 内野謙太
蝉松 … 原勇弥
荒丹波 … 八田浩司
麒麟太夫 … 須加尾由二
資遠 … 真島公平

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