帯広から柴田牧場に帰ってきたなつ(粟野咲莉)は泰樹(草刈正雄)の許しを得て学校に通うことになった。登校初日の休み時間、転校生に興味津々の同級生たちに囲まれると、東京で浮浪児だったことをからかわれてしまう。
そのとき、教室でひとり絵を描いていた山田天陽(荒井雄斗)がなつをかばう。放課後、お礼を言おうと天陽に近づいたなつは、まるで生きているかのように躍動する、ノートに描かれた馬の絵に目を奪われる。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「なつぞら」第1週「なつよ、ここが十勝だ」 第5話
先日の記事に「よそ者」と書いたら、「赤の他人」だとご指摘を受けたのですが、このドラマにおいて、この「赤の他人」はとても大切な単語で名言であるのだなぁ……とつくづく感じるわけである。(ご指摘ありがとうございました)
私は夕見子ちゃんのお父さんに助けられました。
赤の他人なのに助けてくれたんです。
それで北海道に来たんです。
言葉としては「赤の他人」はとても嫌な言い方だ。
このセリフだって「子どもなのに何つぅイヤミを……」と取られかねない。
けれども、子どもだから無邪気に使える。
そして、イヤミのように吐き出すユーモアとも取れるよね。
つまり、裏はないのである。
このドラマの人たちは、とても素直で率直だ。
冒頭から、夕見子の
これ、あげる。
おやすみ。
に、ウルウルする朝である……。
夕見子、いい子だね……イライザとか言ってごめん(笑)
この時代としては、手伝いもロクにしないし甘い子育てだなぁ、と思ったけれども、そうやって育てたからこそ出て来る素直な子とも言えるよね。
この時、嬉しそうに妹たちを眺めている照男もいい。この子、善良で繊細そう。
それに引き換えると なつの率直さはちょっと方向が違う気がしている。
私も空襲で家が焼けたのは同じです。
それで親を亡くして孤児院にいました。
その前は浮浪児でした。
ふろうじ?
家がなくて外で暮らしてる子どもだべ。
東京にはそういう子どもが街にたくさんいるんだって。
野良犬みたいに暮らしてて、バイ菌とか怖~い病気いっぱい持ってるって。
これに対して夕見子が怒っているのに、ふふふ……と笑う なつである。
富士子さんが言っていた通り、子どもらしさがない(笑)
ねえ、何で怒らないの?
嫌なこと言われたら怒ればいいじゃない。
遠慮したって誰も あんたのこといい子なんて思わないよ。
素直であるだけではなく、正義感もきちんとある夕見子。
いいねぇ……。
あの両親が育てた子どもだということがよく分る。
本日は天陽くん登場。
病気だったらとっくにその子は死んでるよ。
東京から北海道までってどれぐらい離れてると思ってんだ。
頭が良くて絵の天才で顔も良くて優しくて正義……
これが今世紀の美人、吉沢亮に成長するのかと思うと……(感涙)
吉沢亮は待ち遠しいけれども、とりあえず、今は子役時代がとてもいい。
兄の手紙を待っているのに、切手代を遠慮してこっちから手紙を出せなかった なつ。
なっちゃんは今 、この家で暮らしてるけどなっちゃんはなっちゃんでしょ!
東京にいるお兄さんだって親戚の家にいる妹さんだってなっちゃんにとっては大事な家族でしょ。
そういう気持ちを隠す必要はないの。
そういうなっちゃんをおじさんもおばさんもここで育てたいの。
分かる?
なっちゃんは自分の思ってることを素直に言えばいいのよ。
素直さを育てる。
その方法を教えてくれているのね。今。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
※キャスト
奥原なつ – 広瀬すず(子役期:粟野咲莉)
奥原 咲太郎 – 岡田将生(子役期:渡邉蒼)
奥原千遥 – 田中乃愛
柴田泰樹 – 草刈正雄
柴田 富士子 – 松嶋菜々子
柴田剛男 – 藤木直人
柴田照男 – 清原翔(子役期:岡島遼太郎)
柴田 夕見子 – 福地桃子(子役期:荒川梨杏)
柴田明美 – 平尾菜々花(子役期:吉田萌果)
戸村悠吉 – 小林隆
戸村菊介 – 音尾琢真
小畑 雪之助 – 安田顕
小畑とよ – 高畑淳子
小畑妙子 – 仙道敦子
小畑 雪次郎 – 山田裕貴
山田正治 – 戸次重幸
山田タミ – 小林綾子
山田天陽 – 吉沢亮(子役期:荒井雄斗)
山田陽平 – 犬飼貴丈(子役期:市村涼風)
阿川 弥市郎 – 中原丈雄
阿川砂良 – 北乃きい
居村良子 – 富田望生
倉田隆一 – 柄本佑
岸川 亜矢美 – 山口智子
前島光子 – 比嘉愛未
野上健也 – 近藤芳正
茂木一貞 – リリー・フランキー
煙 カスミ – 戸田恵子
亀山蘭子 – 鈴木杏樹
三橋 佐知子 – 水谷果穂
佐々岡 信哉 – 工藤阿須加(子役期:三谷麟太郎)
仲 努 – 井浦新
大沢麻子 – 貫地谷しほり
坂場一久 – 中川大志
神地航也 – 染谷将太
三村 茜 – 渡辺麻友
森田桃代 – 伊原六花
下山克己 – 川島明
井戸原 昇 – 小手伸也
露木重彦 – 木下ほうか
大杉 満 – 角野卓造
語り… 内村光良
※スタッフ
脚本 – 大森寿美男
制作統括 – 磯智明、福岡利武
プロデューサー – 村山峻平
演出 – 木村隆文、田中正、渡辺哲也、田中健二
音楽 – 橋本由香利
アニメーション時代考証 – 小田部羊一
アニメーション監修 – 舘野仁美
アニメーション制作 – ササユリ、東映アニメーション
【なつぞら】
1(史実のモデルの話など前知識込み) 2 3 4 5
コメント
連続テレビ小説『なつぞら』第5回
内容帯広から戻った翌朝。いつものように、牧場に働きに来たなつ(粟野咲莉)は、泰樹(草刈正雄)から、学校に行くよう言われる。その様子に、剛男(藤木直人)らも笑顔に。その後、なつは、富士子(松嶋菜々子)に見送られ、剛男、照男(岡嶋遼太郎)夕見子(荒川梨杏)とともに学校へと向かう。そこで、なつは興味津々の同級生に囲まれるが、なつの素性を知ると。。。そんななつを、山田天陽(荒井雄斗)が庇ってくれる。…
なつぞら (第5回・2019/4/5) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』(公式サイト) 第1週『なつよ、ここが十勝だ』の 『第5回』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 帯広から柴田牧場に帰ってきたなつ(粟野咲莉)は泰樹(草刈正雄)の許しを得て学校に通うこ…
素直>『なつぞら』第4話
家族の絵が描かれた手紙を抱きしめる、なっちゃん単純ひじゅになので、ここは泣いたでしょ!?…と言われそうだけど折角の絵が擦れて消えちゃうんじゃないか…と、そ…
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家族の絵が描かれた手紙を抱きしめる、なっちゃん 単純ひじゅになので、ここは泣いたでしょ!? …と言われそうだけど 折角の絵が擦れて消えちゃうんじゃないか… と、そこばかりが気になっちゃって 泣くどころじゃなかったッス>ぇ …ひじゅにですが何か? 「素直に言えばいいのよ」by富士子 父親の話を聞いて素直になって 優しさを示…